キルタンサスとは?花言葉と育て方を解説!植え付けや増やし方はどうやる?

キルタンサスとは?花言葉と育て方を解説!植え付けや増やし方はどうやる?

キルタンサスは南アフリカ原産の球根植物です。強くてある程度植えっぱなしでも毎年可愛い花を咲かせます。分球しながら増えていくのも魅力のひとつで、ガーデナーから引っ張りだこ。キルタンサスの花言葉や花名の由来、育て方、増やし方についてご紹介いたします。

記事の目次

  1. 1.キルタンサスってどんな植物?
  2. 2.キルタンサスの基本データ
  3. 3.キルタンサスの花言葉
  4. 4.キルタンサスの種類
  5. 5.キルタンサスの育て方1・土作り
  6. 6.キルタンサスの育て方2・肥料
  7. 7.キルタンサスの育て方3・水やり
  8. 8.キルタンサスの育て方4・場所
  9. 9.キルタンサスの育て方5・植え付け
  10. 10.キルタンサスの育て方6・植え替え
  11. 11.キルタンサスの育て方7・剪定
  12. 12.キルタンサスの育て方8・病気と害虫
  13. 13.キルタンサスの増やし方1・種まき
  14. 14.キルタンサスの増やし方2・株分け
  15. 15.可愛い球根植物キルタンサスを植えよう

キルタンサスってどんな植物?

キルタンサスはヒガンバナ科に属する球根植物で、南アフリカを原産とします。夏咲きと冬咲きの品種があります。あまり手がかからず球根を植えっぱなしにしておいても毎年素敵な花を咲かせてくれます。また、地植えと鉢植えどちらでも栽培できるので、ガーデナーから人気があります。ではキルタンサスの育て方や増やし方のコツを見ていきましょう。

キルタンサスの名前の由来

「キルタンサス」という名称は、学名の「Cyrtanthus 」を日本語で読んだものです。そして「Cyrtanthus 」というのはギリシャ語で「曲がった花」という意味を持っています。確かにキルタンサスは花茎に対してカクンと曲がったように花をつけます。

別名「ファイヤーリリー」の名前の由来

原産国の南アフリカでは、よく春に山火事や野火が起こるそう。火事が収まったあとには決まってキルタンサスが咲いていること、また花姿が百合の花に似ていることから2つの言葉を合わせて、「ファイヤー(炎・火)リリー(百合)」と呼ばれるようになったのだそうです。

キルタンサスの花の特徴

種類により、夏に咲くタイプと冬に咲くタイプがあります。夏に咲くタイプはだいたい5~8月ごろに花を咲かせます。また、冬に咲くタイプは12~2月の寒い時期に花を咲かせてくれ重宝されます。花の色は、オレンジや黄色、ピンク、赤、白などさまざまです。花の形もいろいろで、盃のようにぱっと花びらが開くタイプ、細い筒のようなタイプなどがあり、下に垂れる、上を向くなど花を咲かせる方向もいろいろです。

キルタンサスの葉の特徴

水仙などほかの球根植物ともよく似た細長くしゅっとした葉っぱです。葉っぱの色は少しくすんだような落ち着いたグリーン色です。

キルタンサスの基本データ

科名属名

ヒガンバナ科キルタンサス属

学名

Cyrtanthus

和名

キルタンサス

別名

ファイヤーリリー、笛吹水仙(ふえふきすいせん)

英名

Fire lily

原産国

南アフリカ

キルタンサスの花言葉

キルタンサスの花言葉は3つあります。いずれの花言葉も可愛らしい花姿に由来するものです。では花言葉ごとに詳しく見ていきましょう。

花言葉1・屈折した魅力

花が花茎に対して90度以上に折れ曲がったようにつきます。同じ球根植物で言うと、チューリップではなくたとえば百合の花のような雰囲気です。そのカクンと折れ曲がった様子から、「屈折した魅力」という花言葉がつけられました。

花言葉2・恥ずかしがりや

キルタンサスは上を向いて咲く品種もあるのですが、やや下向きに咲く品種が多いです。恥じらうようにうつむき加減に咲く花姿からイメージされ、「恥ずかしがりや」という可愛らしい花言葉が生まれました。

花言葉3・ロマンティック

ピンク色やクリーム色の可愛らしい花姿から、ロマンティックという花言葉もつけられています。キルタンサスは次々と花を咲かせる植物で、水持ちもよいので切り花にして楽しむのもおすすめ。ロマンティックという花言葉を添えてプレゼントにしてもいいですね。

キルタンサスの種類

自生地の南アフリカではキルタンサスが40種類以上生息しているそうです。ただし日本で出回っている種類はそれほど多くありません。種まきでも増やせる植物ではありますが種ではほとんど販売されておらず、まずは球根を購入して種を採取する必要があります。では、いくつかおすすめの種類を見ていきましょう。

種類1・ファルカタス

ファルカタスは、ピンクと薄い黄色のニュアンスカラーがなんとも美しい品種です。優しい色あいからとくに女性から人気があります。球根が大きめのタイプなので、強くて育てやすく初心者さんにもおすすめです。ただし球根の値段はちょっぴり高いです。

種類2・ブレヴィフロラス ‘オールシーズン ゴールド

キルタンサスります。明るいイエローの小花は、一本の花茎にだいたい8~9輪つきます。ガーデンや寄せ植えなどにしておくと、群生して花を咲かせるのでとても華やかになります。

種類3・マッケニーピンク

マッケニーは、日本で出回るキルタンサスのなかで最もポピュラーと言える種類です。そのためキルタンサスと言えばこのマッケニーを指すこともあるくらいです。なかでもピンク色の品種は人気があります。優しいピンク色の花がたくさん群生して咲く様子にはとても心癒されます。なお、マッケニーは冬咲き品種。ほかに咲く花の少ない時期に可愛らしい花を咲かせてくれます。

種類4・マッケニーホワイト

少し珍しい白色のキルタンサスです。根っこがぎゅっと固まっているほうが育ちやすい品種なので、地植えより鉢植えにする方がよく育ちます。冬の寒さのなかで咲く白いお花はとても魅力的です。

キルタンサスの育て方1・土作り

比較的強い球根植物で、あまり土質を選びません。気をつけるべきは水はけのよさのみ。鉢植えにするときは小粒の赤玉土に少し腐葉土を混ぜたものを準備するか市販の草花用培養土を利用しても便利です。地植えの場合は、球根を植え付けたい場所の土を少し掘り起こし、腐葉土や軽石を混ぜ込むと水はけがよくなります。

キルタンサスの育て方2・肥料

それほど肥料を必要としません。逆に過度に肥料を与えると、球根を傷めてしまいます。鉢植えの場合も地植えの場合も、成長具合を見ながら元気がないかな、と感じた場合のみ肥料を施しましょう。その場合は、だいたい一カ月から二カ月に一度の割合で穏効性の固形肥料を与えるとよいでしょう。もしくは一カ月に一度の割合で液体肥料をほどこしても構いません。

キルタンサスの育て方3・水やり

球根植物ですので、あまりに乾燥しすぎると球根がへしぼんでしまいます。とは言え、水を与えすぎて過湿になると球根が腐ってしまいます。地植えの場合はほとんど水やりの必要はなく、よほど日照りが続くなど自然の雨だけでは不安な場合のみ少し水やりをおこないます。鉢植えの場合は植えている土の表面が乾いたのを確認してから水やりしましょう。とくに鉢の下にお皿などを敷いている場合、お皿に水が溜まったままにしておくのは危険です。湿りっぱなしになり球根が腐ります。

キルタンサスの育て方4・場所

日当たりがよく風通しのよいところを好みます。耐寒性はあるほうですが、地植えにしている場合は、冬にマイナス気温になる地域では、冬が来る前に根元にバークチップや落ち葉を敷いて霜よけや寒さよけをすると安心です。あまり冬に寒くなりすぎる地域では地植えより鉢植えにするほうがベターでしょう。鉢植えの場合は、冬の寒い時期には霜の当たらない軒下や部屋のなかに移動させるとよいでしょう。

キルタンサスの育て方5・植え付け

球根の植え付けに適した時期は、春もしくは秋の気候のよい時期です。地植え、鉢植えどちらで育てる場合も、球根は地表ぎりぎりの浅植えにします。球根と球根のあいだは20~30センチくらいあけましょう。球根を植え付けたら軽く水やりします。球根から根が出て安定するまで、日当たりのよい風通しのよいところで管理しながら、水やりを続けましょう。

キルタンサスの育て方6・植え替え

地植えの場合、それほどこまめな植え替えは必要なく、3~4年そのままにしておいても毎年花を咲かせてくれます。ただし数年を過ぎたあとは、植え替えする方がよいでしょう。また鉢植えの場合は根づまりを防ぐため、1~2年に一度の割合で植え替えをしましょう。植え替えに適した時期はやはり春もしくは秋の気候のよい時期です。植え替えたい球根を、傷つけないように注意しながら堀りあげます。堀りあげた球根が乾かないうちに新しい場所に植え替えましょう。植え替えた球根がしっかり安定するまで、日当たりのよい風通しのよいところで管理しながら、水やりを続けてください。

キルタンサスの育て方7・剪定

夏咲きタイプは5~8月ごろ、冬咲きタイプは12~翌2月ごろと比較的長期間花が咲き続ける植物です。次々と花を咲かせますので、咲き終わった花はこまめに取り除くようにしましょう。また黄色く枯れているような葉っぱも取り除きます。花も葉っぱも茎の根元からきれいに切りとるようにします。こまめに剪定することで、花姿をきれいに保つだけではなく、蒸れによる根腐れなどから植物を守ることができます。

キルタンサスの育て方8・病気と害虫

それほど気になる病気はありませんが、まれにハダニが発生することがあります。ハダニはとてもちいさな害虫でおもに葉っぱの裏などの分かりにくいところにつきます。群生して発生することが多く、栄養成分を吸い取ります。ハダニを見つけたらそれ以上増えていかないためよう、すぐに駆除してください。市販の殺虫スプレーで駆除できます。またハダニは水を苦手とする虫なので、霧吹きなどでハダニめがけて水分を吹き付けると効果てきめんです。

キルタンサスの増やし方1・種まき

増やし方のひとつめは種まきです。種は市販に出回っておらず、栽培している株から採取します。花が咲いたあと種まき用として剪定せずにおいておくと種ができますので採取しましょう。採取した種は乾燥しないうちにすぐにまきます。種まき用の土を入れた鉢に種をばらまきして軽く土をかぶせます。日当たりのよい風通しのよいところで管理しながら、水やりを続けているとやがて芽が出てきます。幼苗のうちは冬のあいだ暖かい場所に避難して過保護に育てます。種まきによる増やし方のメリットは、たくさんの苗が安い費用でできること。ただし、種まきによる増やし方は、開花を楽しめるまでに5~6年の月日が必要です。

キルタンサスの増やし方2・株分け

ふたつめの増やし方は球根の株分けです。球根を植え付けて数年すると、土の下で球根が分球します。栽培しているキルサンタスが充実してきたら、球根を分球して株分けしましょう。株分けに適した時期は、春もしくは秋の気候のよい時期です。株分けしたい株を球根を傷つけないように注意しながら、土から掘り起こします。球根がいくつかに分球していますので、手でひとつずつの球根に株分けしましょう。株分けしたそれぞれの球根を新しい場所に植え替えます。株分けした球根から根や芽が出て安定するまで、日当たりのよい風通しのよいところで管理しながら水やりを続けましょう。

可愛い球根植物キルタンサスを植えよう

球根植物のなかでも毎年の掘り起こしを必要とせず育てやすいキルタンサス。チューリップや水仙ほどメジャーな植物ではありませんが、植えておいて損はありません。というのも植えっぱなしでも季節になると素敵な花を咲かせてくれるからです。また土のなかでは球根が分球しどんどん増えていきます。群生して風にゆらゆら揺れる花姿は少し野性的でもあり素朴な魅力があります。まだ植えていない方はぜひ、キルタンサスの球根をガーデンの仲間に入れてみてください。

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Yukari.S
ライター

Yukari.S

おもちゃではなくいつも花の苗をねだっていた子供時代。大人になってからも植物愛は冷めず、珍しい野菜や薔薇を育てています。広い畑も魅力的ですがマンションの一部屋で小さなミニバラの鉢を眺めるのも素敵。植物の楽しみ方はさまざま。土に触れることが始めての方にも分かりやすい情報をお届けいたします。


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