アサヒペン 油性用角缶 4L KKP-4
UNIFLAME ユニフレーム スモークフック 740071
エーモン ステンレスボルトセット 4セット S787
リョービ 電動ドライバードリル CDD-1020 AC100V
スモークチップス 4種セットさくら りんご ヒッコリー ウイスキーオーク
高儀 HOME MADE JISペンチ
SUN UP コンビネーションレンチ 6丁組
あこがれの燻製をはじめよう!
燻製が自作できる
バーなどのおつまみである燻製っておいしいですよね、スモークされた香りがお酒によく合います。なかなか作るのが難しそうな燻製も燻製器があれば自作することができます。自分で作った燻製をおつまみにお酒を飲むなんて素敵ですね。燻製は元から保存食ですが、自作すれば添加物など入っていない安心できる燻製が作れますよ。
燻製とは?
燻製は昔から作られてきた保存食です、素材の水分を抜くことで長期間保存できるようになっています。大まかな作り方は、まず素材を塩漬けにして水分を抜きます。
この時にハーブ類や酒とつけて香りをつけることができます。次に塩抜きで味を一定にし、乾燥させてから最後に燻して仕上げます。煙で燻すことでさらに水分が抜け色が付き、香りを付けることができます。
一斗缶で燻製ができる!
燻製を作る方法
では自宅ではどうやって燻製を作ったらいいんでしょうか?塩漬けや乾燥は台所で保存バッグや冷蔵庫を活用すれば簡単にできます。問題は燻す方法ですね、燻製のように煙を出して燻すには密閉された容器が必要です。
また燻す際に温度も高くなるので高温に耐えられることも重要ですね。市販の燻製器はこれらの条件を満たしていますが、費用がかかります。お試しで燻製を作ってみたいとか燻製器はぜひ自作したいという方は一斗缶で燻製器を作ることをおすすめします!
他の燻製器
燻製の燻す作業は密閉できる容器があればいいので、他の素材でも燻製は作ることができます。例えば木材を箱型に組んでもできますし、本格的にレンガで燻製小屋を作ってもいいですね。
一斗缶をおすすめするのは持ち運びがしやすく、作りやすいからです。DIY初心者の方でも簡単に作ることができますし、慣れてきていい燻製器が欲しくなったら捨てることもできます。燻製初心者の方がはじめやすいのが一斗缶燻製なんです。
燻製器に一斗缶を使うメリット
少し加工するだけで使える
一斗缶はすでに密閉できる形になっているので、燻製器にするには少し加工するだけで使えます。作業としては空気穴を開けるのと、食材を乗せる部分を作るだけです。加工も簡単なので誰でもできますよ。安くて手に入りやすいのもいいところです。ホームセンターでカラの缶が売っていますよ。
直接火にかけられる
燻製は熱燻といって100℃近い熱を加えて燻す方法もありあます。この熱燻のほうが初心者向きなのですが、燻製器は熱に耐えられないといけません。また煙を出すにはバーナーやコンロなどの熱源がいります。一斗缶であれば熱に強いのでぴったりです、また一斗缶をそのままカセットコンロへ乗せて使うこともできますよ。
汚れたら捨ててもいい
一斗缶は安くてに入り材料費は全部でも安く済ませられます。燻製を作っていると燻製器はすすや油で汚れてきます、あまりに汚れてきても一斗缶なら捨ててしまっても痛くありません。もし作る途中で失敗してしまってもやり直せばいいのです。一斗缶燻製器ははじめやすいこともおすすめする理由の一つです。
一斗缶燻製器の自作に必要な材料
一斗缶
アサヒペン 油性用角缶 4L KKP-4
まず一斗缶を手に入れましょう。ホームセンターの塗料コーナーやアマゾンでも売っています、上が空いていてフタ付きの物を選んでくださいね。上が空いている缶がなければ切るしかありませんが、上を缶切りで切って開けてあるものは手を切りやすいのでおすすめしません、もし使うのであればペンチなどで丁寧に潰してから使ってください。
塗料の空き缶は注意
わざわざ一斗缶を買わなくてもどこかのお店でもらうこともできるかもしれません。油などの食品が入っていた空き缶は問題ありませんが、塗料の空き缶は使うまえに注意が必要です。塗料のにおいが残っていいて燻製に移ってしまうことがあります。塗料の空き缶は使わないか、使う前によく洗っておきましょう。
金網やフック
UNIFLAME ユニフレーム スモークフック 740071
金網やフックは燻製にする食材を乗せたり吊るしたりするのに使います。まずは金網を用意しておけば燻製は作れますよ。
ボルト・ナット
エーモン ステンレスボルトセット 4セット S787
金網を乗せるのに使います。一斗缶に穴を開けてそこへボルトを通すことで金網が乗せられるようになります。ボルトを選ぶときは、穴を開けるドリルの大きさと合わせておきましょう。ボルトとナットのサイズも合わせておきます。
一斗缶燻製器の自作に準備する道具
ドリル
リョービ 電動ドライバードリル CDD-1020 AC100V
一斗缶に穴を開けるのに使います、ドリルの刃は金属用の物を用意しましょう。ドリル本体はホームセンターでレンタルのサービスがある場合があります、これなら数百円で借りられるので持っていなければ利用するといいですね。
作業時間は1日あれば十分なので朝借りにいっても夕方には返せます。レンタルはドリルの刃が付属しないのでこれは購入しないといけません。
もしドリルがなかったら?
一斗缶に穴を空けるのはボルトを通すためと空気穴のためです。ですので何とか穴さえあけばいいので、最悪ドリルを使わずに作こともできます。例えばマイナスドライバーをハンマーでたたいて穴をあけても、穴さえあけば燻製器は作れます。ですがケガの原因になったり道具が壊れる原因になりかねないのでおすすめはしません。
ペンチ
高儀 HOME MADE JISペンチ
ペンチは一斗缶の口で手を切りそうだったらつぶしたり、金網を曲げたりするのに使います。すでに家庭にあるかもしれませんが、ペンチはあると重宝するのでこの際に買っておいても損はありませんよ。ホームセンターに売っているもので十分です。
レンチ
SUN UP コンビネーションレンチ 6丁組
ボルトとナットを回すのに使います。手でしめるだけでと緩んでくるのでレンチを使ってしっかりしめましょう。ペンチで代用してはいけません、ネジ山を削ってしまいますよ。
一斗缶燻製器の作り方①
穴を空ける
まずはドリルで穴をあけましょう。穴を空ける位置は空気穴として、一斗缶の下の方に1面あたり4か所とフタにも忘れずに角に4か所空けます。あとはボルトを止める穴として4か所、一斗缶の両側に空けておきます。今回は金網を乗せるので穴の位置は高さがあっていたら大丈夫です、横の位置が多少ずれても金網なら乗せることができますよ。
燻製器のレイアウト
金網を乗せる穴は燻製器のレイアウトを考えてあけましょう。例えば金網を2段入れて一度にたくさんの燻製を作るようにしたり、上の方に設置してフックで魚のような長い食材を吊るすこともできます。
煙の出る元となるスモークチップやスモークウッドと食材との距離も燻製には影響するので、よく考えて穴の位置を決めましょう。もし失敗してもまた他の位置に空ければいいので、とにかくやってみて後で修正する方法でも大丈夫ですよ。
ボルトの固定
穴を空けたら両側からボルトとナットで挟んで固定します、このときワッシャを挟むと空気が逃げないようにできますよ。一斗缶に手を突っ込んで作業するので手を切らないように気を付けてください、缶の切り口は思ったより簡単に手が切れてしまいますよ。
一斗缶燻製器の作り方②
金網・フックの設置
金網は固定したボルトへ乗せるだけです。これで燻製に使うには不自由しませんし、汚れたら取り出して洗うこともできますよ。吊り下げようのフックは工夫が要りますが金網にひっかけるか、フタにひっかけを作ってもいいですね。これだけで一斗缶燻製器は完成です、非常に簡単に自作することができますね。
空気穴の調整
一斗缶燻製器が完成したら、一度スモークチップを燃やしてみましょう。もしよく燃えなければ空気の入りが悪いのかもしれません。空気は下の空気中から入って上の空気穴へ抜けていくので、下の空気穴を増やしてみましょう。逆にチップが燃えすぎて炎がでるようなら、空気穴をアルミテープでふさいでみて様子を見ます。
制作時間は?
一斗缶燻製器は一斗缶の時点でほぼ形ができていて、穴を開けてボルトを取り付ける加工をするだけなので制作時間はほとんどかかりません。実際に自作した僕の場合はホームセンターの開店と同時に材料を買って、午前中には燻製器が完成しました、午後からは試しに燻製が作れるほどでした。経験がない方でも制作時間はほとんどかかりませんよ。
一斗缶燻製に準備するもの
さていよいよ自作燻製器での燻製作業ですが、他にも準備するものがあるのでご紹介しますね。
スモークチップ・スモークウッド
スモークチップス 4種セットさくら りんご ヒッコリー ウイスキーオーク
煙を出すのに使います、最近は燻製を自作するひとが増えホームセンターで簡単に手に入るようになりました。スモークチップはコンロなどで熱を加え続けることで煙が出て、スモークウッドはお線香のように火をつけると燃え広がっていきます。
燻製する温度でこの2つを使い分けましょう。温度が高い熱燻はスモークチップで、温度が中ぐらいではスモークウッドです。
熱源
スモークチップを使う場合は熱源ががいります。これはカセットコンロやキャンプ用のバーナーでできますよ。煙の具合を見ながら火加減を調整できるものがいいですね。
一斗缶燻製器の使い方
熱源の準備
熱源を一斗缶の底へ準備しましょう。アルミホイルで皿を作るとそのまま捨てられるので便利ですよ。スモークチップをひとつかみ入れておきます。一斗缶をレンガなどで上げておけばキャンプ用のバーナーを使えますね、カセットコンロならそのまま乗せるだけです。
燻す
煙が出だしたらいよいよ燻します。燻す時間は食材によりけりですが、表面に色が付くぐらいまでです。燻している間は火加減で温度を調整しながら、あとはほおっておいて大丈夫です。表面が飴色になったら完成です!ですがすぐには煙臭さが残っているので、しばらく風に当てて煙臭さを抜いてから食べましょう。
まとめ
一斗缶燻製器の作り方と使い方をご紹介しました。燻製といえば家の庭にレンガや木材で作った大型の燻製器でやってるようなイメージですが、一斗缶燻製器なら簡単に作れるのでこれから燻製をはじめたい方にはぴったりです。一斗缶燻製器で燻製をはじめてみましょう!
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