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オーニソガラムってどんな花?
オーニソガラムの由来
オーニソガラムの英語名は、「ベツレヘムの星」という意味で、その名の通り、小さな星形の花びらがかわいらしい植物です。もともとは、ヨーロッパ、及び、アフリカの原産で、日本へは明治時代に渡来しました。さわやかで可憐な見た目と、水持ちの良さから、ブーケや、アレンジメントの花材として大変人気があります。また、耐寒性があるため、ガーデニングの花としても人気があり、生花店やホームセンターでも、比較的ポピュラーな花として取り扱われています。オーニソガラムは球根植物なので、手入れさえすれば毎年花を咲かせてくれます。生命力が強く、育て方も簡単なので、ガーデニング初心者におすすめの植物といえます。
オーニソガラムの花言葉
オーニソガラムの花言葉は、「純粋さ・純潔・無垢・才能」です。かわらしく清らかな人柄を連想させる花言葉なので、プレゼントの花として喜ばれます。また、美しい花嫁さんのイメージにもぴったりなので、結婚式の花として非常に人気があります。オーニソガラムは、種類によって、白・黄色・オレンジなどの色がありますが、特に白い種類は、まさに純真無垢な女性を思わせる可憐な見た目で、ウェディングブーケの花として人気が高まってきています。
オーニソガラムの種類
ウンベラータム
ヨーロッパから西アジアにかけての原産ですが、古くから日本で栽培されている種類です。星形の白い花が特徴で、花びらの裏側は緑色をしています。丈はあまり高くありませんが、最大で30cm前後まで成長することもあります。耐寒性があるので、地植えにもおすすめです。開花時期は4月頃で、半日蔭~日なたを好みます。
アラビカム
ふんわりとしたクリーム色の花弁の中に、ぽつんと黒い芯が入った、おしゃれなイメージの種類です。和名では「クロボシオオアマナ」と呼ばれることもあります。丈がかなり長い品種で、最大50cm前後まで成長します。ヨーロッパ~西アジアの原産で、耐寒性があるので、地植えにも適しています。
シルソイデス
穂のような形で花をつける種類です。アフリカ原産で、日本へは、比較的近年になってから渡来しました。、水持ちがよく、ウエディング用の花として人気があります。すらりとした風貌で、丈は30cm~40cmくらいまで成長します。半耐寒性の種類なので、寒冷地での地植えには向きません。
ダビウム
アフリカ原産で、見ているだけで元気をもらえるようなビビットカラーが人気の種類です。丈はあまり高くなく、20cm~30cmくらいまで成長します。半耐寒性で、地植えには向かないので、鉢植えとして楽しむのがおすすめです。
オーニソガラムの時期
春咲き種の植え付け時期
オーニソガラムには、春に咲くタイプと、夏に咲くタイプがあります。一部の品種を除いて、多くの品種が春咲きとなっています。春咲きの場合は、9月から11月頃に球根を植え付けるため、越冬する必要があります。半耐寒性の種類は、寒さで葉が痛んでしまうので、地植えの場合は、ビニールで防寒トンネルを作ります。鉢植えの場合は、室内に退避させたほうが安心です。冬が終わり、4月頃になると、少しずつ花が咲き始めます。
夏咲き種の植え付け時期
夏咲きの品種は、4月から5月頃に球根を植え付け、7月から8月頃に花が咲きます。春咲き品種と異なり、越冬する必要はないため、地植えでも大丈夫です。水はけがよく、日当たりのよい場所を選んで植え付けましょう。
オーニソガラムの植え付け方
土選び
オーニソガラムは、水はけのよい土を好みます。地植えの場合は、日当たりと水はけがよい場所を選んで植えるようにしましょう。鉢植えの場合は、水はけのよい土に、腐葉土を3割ほど混ぜます。水はけのよい土は、市販の赤玉土に、園芸用の砂を少し混ぜることで作れます。
鉢植えの場合
鉢植えの場合は、3cmほどの深さに植えます。鉢のサイズは、5号か6号くらいが望ましいでしょう。プランターに植える場合は、10cmほど間隔をあけて植え付けます。鉢に土を入れる前に、底にゴロ土を敷くことで、水はけがよくなります。オーニソガラムの種類はとても多く、種類によって植え方が若干異なるので、購入した球根に植え付け方の説明書きがついていた場合は、そちらも参考にしてください。
地植えの場合
地植えの場合は、冬の寒さを避けるため、球根を少し深めに植え付けるのがポイントです。10cmほどの深さを目安に植え付けましょう。球根を植え付ける前に、植え付ける場所の土をよく耕して、その上から新しく園芸用の土を盛ります。そうすることで、水はけが改善され、病気のリスクを減らせます。肥料を入れる場合は、耕した土に、固形の肥料を少量混ぜ込みましょう。
オーニソガラムの育て方①
芽が出たらまずやること
半耐寒性品種の場合、霜がつくと芽が痛んでしまうので、夜間は室内に退避させましょう。地植えの場合は、ビニールで防寒トンネルを作るなど、しっかりと寒さ対策をする必要があります。オーニソガラムはどちらかというと乾燥を好みます。特に寒い間は、ほとんど水やりは必要ありませんが、あまりにも乾燥させすぎると、花が付きにくくなる場合もあります。月に1回程度、よく晴れた日の午前中に、たっぷりと水をあげましょう。
水やりと日当たり
球根を植えた直後は、水やりのしすぎにより根腐れしてしまう恐れがあるので、注意しましょう。厳寒期が終わり、温かくなってきたら、土が乾いてからたっぷりと水を与えましょう。花が終わり、葉っぱが枯れたら、水やりの必要はありません。次の時期まで、球根は休眠期間に入ります。また芽が出る季節になったら、根腐れに注意しながら水やりを再開しましょう。
オーニソガラムは、日当たりのよい場所を好む植物です。日当たりが悪いと、茎が徒長したり、花の付きが悪くなります。特に生育期は、日当たりのよい場所に鉢を置くようにしましょう。冬の間室内に退避させる際も、日当たりのよい場所に置いた方がよいでしょう。地植えの場合は移動できないので、あらかじめ日当たりのよい場所を選んで植え付ける必要があります。
オーニソガラムの育て方②
肥料
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オーニソガラムは、あまり肥料を必要としません。植え付けに市販の土を使う場合は、土そのものに栄養が含まれているので、肥料を与えなくてもきれいに育ちます。肥料を与えるならば、球根を植え付ける時に、緩効性の化成肥料を土の上に置く程度で十分です。地植えの場合は、土を耕す時に肥料を混ぜ込んでも大丈夫です。ただし、塩分を含む肥料は、根を傷める恐れがあるので、避けましょう。また、肥料のあげすぎにも注意が必要です。
病気
オーニソガラムは、ほとんど病気になりません。しかし、水はけが悪い場所で生育していると、「白絹病」という病気にかかる場合があります。白絹病とは、カビの一種によって、根の周りに白い糸のようなものが張り付いてしまう病気で、最終的には植物を枯らしてしまいます。植物の元気がなく、根元の方が白っぽくなっていたら、白絹病かもしれません。白絹病を予防するためには、水やりのしすぎに注意するとともに、根詰まりしないよう、十分な大きさのある鉢に植え付けるようにしましょう。また、一度この病気が発生した土は、その後植えた植物も、皆同じ病気になってしまいます。白絹病が発生したら、その土はもう使用しないか、しっかりと消毒してから使うようにしましょう。
花が終わったら
花が咲き終わったら、花がら摘みをしましょう。枯れた花をそのままにしておくと、栄養が無駄に消費されてしまい、球根に栄養がいかなくなります。花が終わったら、はさみを使って、花がついていた部分を茎ごと切り取ります。そうすることで、今年だけでなく、翌年も、きれいな花を楽しむことができます。摘む必要があるのは花の部分だけで、葉っぱの部分は、摘まなくても大丈夫です。
オーニソガラムの育て方③
防寒対策
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半耐寒性の種類は、寒さに弱く、地植えには向いていません。ただし、どうしても地植えしたい場合は、防寒トンネルを作って冬の寒さから芽を守る、という方法があります。ホームセンターや通販サイトで、防寒トンネル用のフィルムや支柱が売っているので、それらを活用して防寒トンネルを作りましょう。また、簡易的な防寒トンネルであれば、割りばしとビニール袋を使ってDIYをすることもできます。余裕があれば、身近なものを使って、DIYに挑戦してみるのも楽しいかもしれません。
防虫対策
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オーニソガラムを育てるときは、センチュウの発生に注意しましょう。植え付けの時に、古い土を使う時は、一度土を日なたで干すか、薬剤で洗浄してから使った方が安心です。また、マリーゴールドを一緒に植えると、センチュウ対策に効果があります。
また、成長後は、花の裏側にアブラムシがつく場合があります。アブラムシが気になる場合は、植え付けの直後と、春先に、粒状の殺虫剤を撒いておきましょう。
オーニソガラムの育て方④
植え替えの時期
オーニソガラムの植え替え時期は、夏から秋にかけてです。春咲きタイプの場合は、6月くらいで花は終わりますが、葉が黄色くなってくるまで、そのままにしておきます。葉全体が黄色っぽくなってきたら、子球を残さないよう注意しながら堀り上げましょう。球根植物は、子球を分球して株を増やす、という増やし方があります。堀り上げた球根は、風通しのよい場所で保管して、9月から11月頃の植え付け時期になったらまた植えます。
鉢植えの植え替え
鉢植えの場合は、毎年植え替えます。植え替えなくても、花は咲きますが、根詰まりを起こしやすくなったり、花穂が小さくなることがあります。球根を堀り上げたら、軽く水で洗ってから、風通しのよい日陰で乾かします。その後、涼しい日陰で保管しましょう。
どうしても植え替えをしない場合は、花が終わった後の水やりは避けて、風通しのよい場所に鉢を置いておきましょう。
地植えの植え替え
地植えの場合は、そのままでも毎年咲くので、3年に1度程度の植え替えで十分です。むしろ3年くらい植えたままの方が、1株の大きさが大きくなります。植えたままの場合、葉が黄色くなる7月から、芽が出る10月くらいまでの間、球根は休眠期間に入っています。この間の水やりは不要です。
植え替えの方法は、鉢植えと同じです。地植えの場合は、堀り上げの時に残した子球が、野生化しやすいので、子球を残さないよう丁寧に堀り上げましょう。3年ほど植えたままにしておくと、たくさん子球ができています。これらの子球を分球して新しく植え替える、という方法が、オーニソガラムの株の増やし方です。
オーニソガラムの育て方⑤
分球による増やし方
オーニソガラムの増やし方としては、分球により株を増やす方法が使われます。掘り上げた球根に、子球がついていたら、丁寧に手で割りとりましょう。そのまま風通しのよい場所で保存して、他の球根と同じように植え込めば、新しい株として芽を出します。割りとった子球が軽すぎる場合は、1年間寝かせてから植えると、株を増やしやすくなります。これらの増やし方は「自然分球」といって、自然にできた子球を使って株を増やす方法です。球根植物の増やし方には、他にも「切断分球」や「鱗片挿し」といった方法もありますが、オーニソガラムの場合は、自然分球が最もよく使われる増やし方です。
球根の貯蔵
分球により株を増やした球根は、風通しのよい日陰で保管しましょう。オーニソガラムの球根は、30度を越える場所で保存すると、芽が出なくなってしまいます。夏場の保管になるので、つい暑い場所で保管してしまいがちですが、玄関や日陰のベランダなど、できるだけ涼しい場所に保管しましょう。
また、カビや病気を防ぐためには、できるだけ風通しのよい場所を選ぶ必要があります。植え付けの時期になるまで、適切な場所で正しく保管することが、健康な株の増やし方のコツなのです。
オーニソガラムは切り花としても楽しめる!
おしゃれなブーケにアレンジ
オーニソガラムは、水持ちがよく、ブーケの花としても人気があります。可愛らしいながらも、どこかエキゾチックで凛とした雰囲気を持っており、いつものブーケにオーニソガラムを加えるだけで、ブーケ全体がぐっとおしゃれになります。オーニソガラムは生命力が強く、分球によりどんどん増やしていけるので、庭にたくさん育てて、オーニソガラムをふんだんに使ったブーケを作ってみる、というのもすてきですね。お友達へのお祝いや、大切な人のウエディングブーケとしてプレゼントしても、喜ばれるのではないでしょうか。
花びんに活けてインテリアに
オーニソガラムは、水持ちがよく、花も長持ちするので、花びんに活けて楽しむこともできます。つぼみの部分は、花びんに活けた状態で咲かせることができ、活けてから数週間は持ちます。いろいろなタイプの花びんと合うので、インテリアの一部として取り入れてみてはいかがでしょうか。
オーニソガラムの育て方 まとめ
かわいらしく洗練された出で立ちが人気のオーニソガラムは、ガーデニング用の花としても優秀です。丈夫で、育て方も比較的簡単なことから、初心者にも挑戦しやすい植物といえます。また、増やし方も比較的簡単なので、たくさん育ててお部屋に飾ったり、ブーケにしてお友達にプレゼントしても喜ばれます。「オーニソガラムって素敵だけど、育て方が難しそう、、」と思っていた方も、ぜひこの機会に、挑戦してみてはいかがでしょうか?
オーニソガラムが気になる方はこちらもチェック!
今回はオーニソガラムの育て方について紹介しましたが、当サイト「暮らし~の」には、ほかにもさまざまなガーデニングの記事があります。オーニソガラムについてもっと知りたい方や、ガーデニングに興味がわいた方は、ぜひこちらもチェックしてみてください。
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