グラジオラスの育て方!球根の植え付け〜開花まで元気に育てる秘訣とは?

グラジオラスの育て方!球根の植え付け〜開花まで元気に育てる秘訣とは?

立ち姿が美しく、折り重なる花が豪華でボリュームのあるグラジオラス。今回は、グラジオラスの球根の植え付けから開花(収穫)までの方法をご紹介いたします。植え付け時期や水やり、肥料の与え方、増やし方などを覚えて、元気なグラジオラスを育ててみましょう。

記事の目次

  1. 1.グラジオラスってどんな花?
  2. 2.豊富なグラジオラスの種類
  3. 3.グラジオラスの育て方について
  4. 4.グラジオラスの季節の手入れと球根の管理
  5. 5.グラジオラスがかかりやすい病気や害虫
  6. 6.球根を上手に管理して次の年も開花を楽しもう!

グラジオラスってどんな花?

グラジオラスの花

夏の花壇を彩るグラジオラス。花色が豊富で、花の形もフリンジ咲きや平弁咲き、反転弁咲き、受け咲きなどさまざまなタイプがあり、花の大きさも「巨大輪」といわれる大きな花をつけるものから、極小咲きまでバリエーションもさまざまです。 グラジオラスの原産地は、アジアから地中海沿岸にかけての地域と、熱帯アフリカから南アフリカにかけての地域にわかれています。その地域に約150種類もの原種があるといわれています。 グラジオラスの名前の由来ですが、ラテン語で剣を意味する「グラディウス」から来ています。 これはまっすぐに伸びて尖った葉が剣の形によく似ていることからも想像できます。 日本へは、江戸時代末期に一度渡来したものの、国内での栽培が思うようにいかず、明治になって再渡来しました。その後国内での栽培が普及し、現在では切り花として年間を通じて栽培がおこなわれています。

どんな花を咲かせるの?

一般的なグラジオラスの花の特徴としては、すらりとまっすぐに伸びている花茎にきっちりと整列して花が咲きます。

豊富なグラジオラスの種類

春咲きで有名な「トリスティス」

グラジオラスの種類は主に、「春咲きグラジオラス」と「夏咲きグラジオラス」の2種類に分類することができます。 春咲きで有名なのは「トリスティス」という品種ですが、クリーム色の花をつけ、花の中心部分には黄緑色の線が入っているのが特徴です。またトリスティスは強い香りを放つのも特徴です。

耐寒性の強い「ナナス」

この品種は、小ぶりな花を咲かせるタイプですが、他の品種と比べて耐寒性が強いというメリットがあります。 また特徴としては奇抜な色をしたものや「ブロッチ」(染みのような模様)が入っているものもあります。

茶色や黄色の花を咲かせる「リリアセウス」

茶色や黄色の花色が特徴の「リリアセウス」は、花びらが途中で裂けている珍しい品種です。 少しシックで可憐なイメージを与えてくれます。

黄色の花色が特徴の「トパーズ」

黄色の花を咲かせるグラジオラスの中でも特に発色がいいとされる「トパーズ」。 夏に元気なビタミンカラーで、畑や花壇を彩ります。

栽培品種のその数なんと5000種類!

この他にも、「コロラド」「トラベラ」など、ここにはご紹介しきれないほどたくさんの品種があります。グラジオラスにはなんと5000以上の品種があるそうですよ。 お好きな花色や花の大きさや形から、ご自身のお好きなグラジオラスの品種を見つけてみてくださいね。

グラジオラスの育て方について

日当たりや置き場所

グラジオラスの育て方ポイントとして、まずは日当たりのよい場所を選んで植え付けることです。日当たりが悪いと花付きが悪くなります。 球根性で背丈もあるため、強い風に当たると倒れてしまうことがあるので、風が当たりすぎる場所は避けましょう。 寒さには弱く、霜に当たると葉が傷んでしまうため、3月~4月頃植え付ける場合は、遅霜に当たってしまわないよう、寒冷紗や不織布などで簡単な霜よけを行います。 球根自体も寒さに弱いので、気温が0℃以下になると枯れてしまいます。 球根は花が咲き終わって葉が黄色くなってきた頃に掘りあげておきましょう。

土作りと鉢の大きさについて

グラジオラスは特に土質は選びませんが、できるだけ水はけのよい土で育てましょう。 プランターや植木鉢で育てる場合は、市販の培養土(球根の土)を使用しても構いません。 配合例としては小粒タイプの赤玉土7:腐葉土3などが適しています。 鉢で育てる場合は、直径18cm以上のもので3球植え付けるぐらいが目安です。 球根が大きい場合は、深さ10cmのもので15㎝間隔ぐらいが適当です。

球根の選び方と植え付け時期

球根を選ぶときは大きいものを選びたくなりますが、グラジオラスは小ぶりで丸っこいずんぐりとしたものを選ぶのをおすすめです。大きくても平べったい形の球根は質があまり良くないとされています。 グラジオラスの植え付け可能は時期は長く、春咲きなら3月~6月、植え付け時期をずらしたり、品種を変えたりすることによって9月終わり頃まで開花・収穫を楽しむことができます。 3月に植えるよりも気温が十分に上がった6月の方が多少生育が早く、植え付けてから花の咲くまでの期間も短くなります。

植え方について

グラジオラスの球根の植え方ですが、球根は直径の3~4倍の間隔を取って穴に植え付けます。 植え方のポイントとしては、深く植えること。これは新芽の基部から出るけん引根の働きをよくするためです。 けん引根は吸水、吸肥、地上部の安定、新球の引き下げなど大切な役目をもっています。 この根を十分に働かせるために深植えをするのです。

発芽後の管理

土に植え付けた球根は4月中旬頃になると発芽し始めます。 発芽した芽は2~3本立ちますが、大輪種はそのまま放っておくと、養分が分散して貧弱な株になってしまうので、太くて元気な株だけを残して早めにかき取ります。 葉が5~6枚出たら支柱を立てて誘引しておきます。

支柱の立て方について

葉が4枚くらい出てきた頃、倒れないように支柱を立てます。特に風が強い時期などは、風が当たって倒れるとそのままの形で曲がって育ってしまうことがありますので、きれいな直立姿勢で育てたい場合は忘れず支柱をしましょう。 1本ずつ支柱を立ててヒモなどで結んでもよいですし、たくさん植えた場合はまだ背が低いうちにネットなどを張って支柱代わりにしてもよいです。 花茎が伸びてきた頃倒れやすくなるので注意しましょう。

水やりおよび肥料の与え方について

グラジオラスは多湿を嫌うので、土の表面が乾いてから水を与えるようにし、水やりのし過ぎには十分注意しましょう。 またグラジオラスは肥料はあまりたくさん必要としません。肥料の与えすぎによって花付きが悪くなったり、根や葉先が枯れてくることがあります。 また植え付け前に土にあらかじめ肥料を混ぜ込んでおいて、成長途中に追肥して花が咲くまでに2~3回化成肥料を株元に少量バラまく程度でOKです。

グラジオラスの季節の手入れと球根の管理

球根の貯蔵や保管について

花が咲き終わったら、花穂の一番下で切り取ります。 また花が咲き終わり、葉が黄色く枯れてきたら、土から掘り出し1か月程度日陰で乾燥させるようにします。 その際に、消毒をしてから乾燥させると病気の発生を抑えることができます。 球根を乾燥させたあとは、球根ネットなどに入れて、風通しのよい冷暗場所で保管してください。 冬の寒い季節など、球根が凍らないよう注意しましょう。

増やし方(分球)について

グラジオラスの花の増やし方として、球根は、新球のまわりにできる「木子」を取って増やす方法があります。 球根を掘りあげた時、「木子」を採取し、3~4月に植え付けていきます。 「木子」が大きいほど育ちがいいので、たくさんついている場合は必要な分だけ取って植え付けるとよいです。 植え付けた年には花は咲きませんが、比較的大きな木子は生育環境や、球根の太り方がよければその年に花をつけられるような大きな球根に育ちます。

グラジオラスがかかりやすい病気や害虫

首腐れ病やハダニに注意

グラジオラスの生長が進む頃、5月頃に晴天が続くと、葉に赤ダニが発生し、病気を媒介される可能性もあります。 また蕾ができるころになると「アザミウマ」に加害されたりして、花が正常に咲かなくなったり、赤や青の花色でも白いかすり状の模様が残ったりするなど、花の見栄えにも影響します。 また「首腐れ病」といって、細菌による病気も見られます。この病気は土の中に菌が残ることがあるので、できれば同じ畑での連作は避ける、もしくは消毒をしっかりとおこなってから植え付けるようにします。 病気の症状としては、初期では内側部分の葉に赤黒い斑点が生じ、それがどんどん広がり株全体が腐敗してしまいます。 病気の予防としては、水のやり過ぎに注意し、風通しをよくし、高温多湿の状態を避けることです。 仮に一度この病気にかかった株はすぐに焼却処分するようにしてください。

球根を上手に管理して次の年も開花を楽しもう!

グラジオラスは一般的に栽培難易度は低めで、初心者の方でも育てやすい花の一種です。 多年生で、球根の保管などに注意して管理すれば、次年も花を咲かせてくれます。 育て方や植え方のポイントのほか、球根の増やし方など参考にしてみてください。

printemps117
ライター

printemps117


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