バーニャカウダに合う野菜の種類は
豊富な種類の野菜を食べよう
じゃがいも、玉ねぎ、にんじん。ベーシックな野菜はよくたべるけれど、「いつも同じような、野菜の種類ばかりになってしまう」「もっと野菜の種類を食べたい」という人に、おすすめなレシピが、バーニャカウダです。生で、茹でる・蒸すなどして、下ごしらえした野菜を、美味しいソースでいただくだけ。作り方もとっても簡単です。ソースの具材にも、ちょっとだけ野菜が入っていますので、野菜不足の人のお助け料理となってくれるでしょう。
バーニャカウダという料理
バーニャカウダとは
イタリア、ピエモンテ州の郷土料理のひとつ、それがバーニャカウダです。wikiを見ると、「熱いソース」という意味があるそうです。熱いソースに合う野菜なら、何でもバーニャカウダにすることが可能です。
ソースの作り方も簡単で、イタリア料理といえば!のオリーブオイルとニンニク、アンチョビの3種類の具材を作って作れる料理、それがバーニャカウダです。
中には生クリームを加えて作るソースのレシピもありますし、和風に味噌をプラスした珍しいバーニャカウダーソースも存在します。ソースがシンプルなので、いろいろアレンジできますね。
ピエモンテ州ってどこ?
イタリアの場所は知っていても、ピエモンテ州ってどこ?という人も多いでしょう。場所を調べたところ、イタリアのブーツの形の履き口の部分、西側にある州でした。州都はトリノ。
サッカーが盛んなことでも有名で、ピエモンテ州だけでサッカーのプロチームが7つもあります。ニンニク風味が効いたバーニャカウダなどを食べて、スタミナをつけているのでしょうか。
バーニャカウダソースのレシピ
まずはソースを作りから
バーニャカウダに合う野菜の種類を知る前に、まずは基本的なバーニャカウダソースのレシピをご紹介しましょう。作り方は至ってシンプル。一度作ればレシピはすぐに頭に入るでしょう。
使うものは、牛乳、ニンニク、アンチョビペースト、オリーブオイル。牛乳は茹で汁として使うので、具材としてはニンニクとアンチョビ、それをオリーブオイルで伸ばしたものがソースとなります。
バーニャカウダソースの作り方
ニンニクを半分に切って、芯を取り除いたものを用意します。3~4人で食べる分としてニンニクは4~5欠けあるとよいでしょう。水からニンニクを入れて、沸騰したらすぐにお湯は茹でこぼして、その後牛乳で柔らかく煮ます。
ニンニクを潰し、アンチョビペーストと混ぜたものが具材になります。あとはオリーブオイルと混ぜて濃度調整するだけ。バーニャカウダソースは具材のニンニクを茹でる作業だけで、とてもお手軽にできるイタリアンのソースの種類です。
バーニャカウダに合う野菜①
ソースができたら野菜を用意しよう
バーニャカウダソースはとっても簡単に作れるレシピでしたね。それでは、そのソースにつけていただく、野菜の種類紹介をはじめていきましょう。
具材の野菜の種類はバーニャカウダレシピを参考にさせていただいています。もっと詳しい具材や下ごしらえの方法を知りたい方は、リンクを加えておきますので、ぜひそちらのレシピも参考にしてください。
定番のおすすめ野菜:かぶ
まずは、冬の野菜といえばコレを思い出すという人が多い「かぶ」です。バーニャカウダの具材に使う場合は、かぶの処理方法は2種類あります。1つは皮付きのまま生で、もうひとつは皮をむいて生で。かぶは漬物にして食べることもある料理。バーニャカウダでも茹でることをせずに、生で食べるのがおすすめです。
バーニャカウダに合う野菜②
定番のおすすめ野菜:チコリ
バーニャカウダに合う野菜の種類2つめは「チコリ」です。チコリとは、ちっちゃなハクサイのような形をした、ほろにがい野菜。これも、ヨーロッパではポピュラーなサラダなど生で食べる野菜のひとつです。葉を1枚1枚バラバラにすると、ボートのような形をしているので、ソースをすくって食べることができます。
チコリの下ごしらえ・切り方
チコリはレタスのように葉を1枚ずつ剥がして使う野菜です。外側の大きめな葉は1枚ずつに剥がして、そのまま盛り付けます。葉が小さくなってきたら、4等分すると食べやすい大きさに切ることができます。
バーニャカウダに合う野菜③
定番のおすすめ野菜:パプリカ
パプリカは、ピーマンの仲間、ひとつの種類です。大きくて肉厚の野菜で、サラダなど生で食べられることも多い、最近ではポピュラーになってきた野菜で、通年スーパーで見かけますね。1個あたり100円程度と使いやすい価格で売られています。
緑のピーマンよりもやわらかく、甘みがあるのが特徴。バーニャカウダにも生でソースをつけていただく野菜です。赤や黄色など、食卓の色味としても活用できる、便利な使いやすい野菜です。
パプリカの下ごしらえ・切り方
パプリカは生で食べることができる野菜。サラダに使うときのように、ヘタをとって中の種をくり抜いて、食べやすい大きさに縦にカットします。目安としては1センチ程度の太さにすると、よいでしょう。
バーニャカウダに合う野菜④
定番のおすすめ野菜:グリーンアスパラ
バーニャカウダに使う野菜は、食べるために茹でる必要がある野菜もよく使われます。冬は、茹でる野菜の方が暖かい状態で食べられてよいということもありますね。グリーンアスパラは、生では食べることができませんので、茹でてからお皿に盛り付けて、ソースと一緒に提供しましょう。
グリーンアスパラの下ごしらえ・切り方
グリーンアスパラガスは、茎の下の方の硬い皮だけをピーラーでむいてから、茹でて使います。切り方は、短いものであればそのまま。長ければ斜めに半分にカットするくらいが、ソースを絡めやすくて食べやすいでしょう。
バーニャカウダに合う野菜⑤
定番のおすすめ野菜:マッシュルーム
マッシュルームは缶詰のものも売られていますが、バーニャカウダで使う場合は生のものを食べやすい大きさにカットして、お皿に盛り付けていただきます。イタリアなどヨーロッパの料理では、生のマッシュルームもよく使われます。きのこを生で食べるのに慣れていない方は、軽くフライパンで焼くなど火を通しても食べることができます。
マッシュルームの下ごしらえ・切り方
マッシュルームは、缶詰だと小さいですが、生のものは大きなものもあります。切り方は、縦にスライスします。他のきのこ類と同様にいしづきは硬いので、切り取ってしまいましょう。
ここまでの具材を使ったレシピ
ここまでの具材を使って作るバーニャカウダのレシピは下記のサイトを参考にさせていただいております。詳しい盛り付けや分量などは元レシピをご参照ください。
バーニャカウダに合う野菜⑥
定番のおすすめ野菜:オクラ
オクラは生でも食べられますが、茹でることで色が鮮やかになり、野菜独特の青臭さを軽減することができます。生のオクラを食べ慣れていない方は、茹でる・蒸すなどしてから盛り付けましょう。蒸し方は、後述の蒸し方の章をご参照ください。
オクラの下ごしらえ・切り方
オクラは生でも茹ででも、そのままでは少々大きいです。グリーンアスパラ同様、中央あたりから斜め切りにして2等分して盛り付けるとよいでしょう。小さなものなら、そのままでも。
バーニャカウダに合う野菜⑦
定番のおすすめ野菜:赤カブ
赤カブなど、鮮やかな色がついている野菜は、バーニャカウダのビジュアル的に盛り付けで活躍してくれます。赤カブといえば、ラディッシュ。生でそのまま食べられる野菜です。
赤カブの代わりに、赤ダイコンを使うのもよいでしょう。赤ダイコンはあまりスーパーなどでは見かけない野菜ですが、手に入ればぜひ使ってみてください。旬のダイコンは甘くて美味しいです。
赤カブの下ごしらえ・切り方
赤カブも赤ダイコンも生で食べることができる野菜です。赤い部分が綺麗に見えるような、薄切りスライスにするとよいでしょう。お味もですが、盛り付けの花的な彩り野菜は、切り方にも注意しておこなうことがポイントです。
バーニャカウダに合う野菜⑧
定番のおすすめ野菜:きゅうり
きゅうりはあまりバーニャカウダには使われない野菜ですが、生でも食べられる野菜として、時には盛り付けに加えてみるのもよいですね。きゅうりは、ほぼ水分で栄養はあまりない野菜と言われていますが、水分も人には必要なものです。きゅうりの旬の時期には、ぜひバーニャカウダソースを絡めたきゅうりも味わってみてはいかがでしょうか。
きゅうりの下ごしらえ・切り方
きゅうりの下ごしらえ、切り方は、野菜スティックのイメージでというとわかりやすいのではないでしょうか。縦に細く、スティック状にカットします。「きゅうりで、美味しいバーニャカウダソースをたくさんすくいたい」という人は、洗って斜め薄切りにしても良いですね。
バーニャカウダに合う野菜⑨
定番のおすすめ野菜:ルッコラ
ルッコラはサラダにもよく使われる、そのまま食べられる葉物野菜のひとつ。盛り付けのアクセントとしても便利に使えます。葉物野菜はあまりバーニャカウダに合わせたことがないという人もいるのではないでしょうか。小さくて食べやすいルッコラから、葉物野菜のバーニャカウダに挑戦してみましょう。
ルッコラの下ごしらえ・切り方
ルッコラは、根元部分に土や根などがついていたら、手でちぎって水洗いをして、そのまま盛り付けることができます。茎部分が硬いと思う場合は、ある程度下の方の硬い茎はカットしてしまっても良いでしょう。カットした茎はお味噌汁などに入れて無駄なく食べてしまいましょう。
ここまでの具材を使ったレシピ
ここまでの具材を使ったレシピは下記のサイトで詳しい情報を見ることができます。詳しい盛り付けや分量など、ぜひ元レシピも見ながら作ってくださいね。
バーニャカウダに合う野菜⑩
定番のおすすめ野菜:ヤングコーン
ヤングコーンは、とうもろこしの赤ちゃん。あまり生で出回ることはありませんが、旬で生である場合は、茹でる蒸すなど加熱してから盛り付けます。蒸し方は後述の蒸し方を参考にしてくださいね。
ヤングコーン下ごしらえ・切り方
ヤングコーンは下茹でされたものが缶詰で売られています。それを使うとよいでしょう。大きなものなら、斜めに半分に切って使います。細く短いものであれば、そのまま盛り付けてしまってかまいません。適度な歯ごたえと、甘い味が美味しいヤングコーン。バーニャカウダーのソースともよく合います。
バーニャカウダに合う野菜⑪
定番のおすすめ野菜:きゃべつ
実は本場イタリアのバーニャカウダーは、もともと山盛りキャベツを盛り付けて、キャベツにバーニャカウダーソースをつけて食べる料理だったとか…。きゃべつは、そんな意味ではバーニャカウダーに合う基本的な野菜ということができますね。具材が足りないというときは、たっぷりきゃべつを盛り付けて。
キャベツの下ごしらえ・切り方
きゃべつは2~3センチの長さに、包丁でカットしても良いですが、手で食べやすい大きさにちぎった方が、包丁の金臭さが付かず、キャベツ自体も甘さが増す食べ方です。面倒でない方は、手でちぎったキャベツを用意しましょう。
バーニャカウダに合う野菜⑫
定番のおすすめ野菜:ロメインレタス
ロメインレタスは、丸く結球しないリーフタイプのレタスのひとつ。葉脈が硬めでシャキシャキとした食べごたえが特徴的なレタスです。バーニャカウダーに合う野菜として使われるレシピもあります。
ロメインレタスの下ごしらえ・切り方
ロメインレタスも、ソースをたっぷりすくって食べられる、ソースの美味しさを味わいやすい野菜です。多少大きめでも丸めるようにして口に入れることができるので、洗って適当な大きさに手でカットしてから、よく水を切って盛り付けましょう。お好きな人は、キャベツの代わりにたくさん盛り付けていただきましょう。
ここまでの具材を使ったレシピ
この野菜を使ったバーニャカウダレシピは、動画を見ながら詳しい作り方を知ることができます。切り方、蒸し方、茹でる方法など詳しいことは動画をご参照くださいね。綺麗な盛り付け方のヒントにもなるでしょう。
バーニャカウダに合う野菜の蒸し方
蒸し野菜も使おう
かぼちゃ、じゃがいも、にんじんなどは蒸してからバーニャカウダソースでいただく食べ方ができます。蒸すことでホクホクとした食感や、冬にはうれしい暖かい野菜料理としていただくことができます。バーニャカウダに合う野菜の蒸し方をご紹介しましょう。
各野菜の蒸し方
カボチャの蒸し方は、種とワタをとって、水で濡らしラップして電子レンジに。これは、カボチャは固く切りにくいので電子レンジで柔らかくして切りやすくするコツです。その他じゃがいもやにんじんなどの蒸して美味しい野菜の蒸し方は、カットして蒸すのがポイント。時間短縮になる蒸し方です。
美味しく仕上げる蒸し方
蒸し方ひとつで、栄養素の失われ方や美味しさが変わってきます。バーニャカウダ用の野菜の美味しい蒸し方のコツは、タジン鍋を使った蒸し方レシピがあります。
少量の水で中までじっくり火が通るので、蒸し料理の加熱時間の目安は「中火で15分」です。どのような蒸し料理でも、この15分で蒸しあがるような形、火加減を意識するとよいでしょう。
まとめ
生・茹でる蒸すで野菜をたっぷり食べよう
バーニャカウダ用の野菜は、生の他、冬は茹でる野菜も暖かくいただけておすすめです。カラフルな野菜を使って、盛り付けにも一工夫。目と舌で楽しめる簡単で野菜が豊富に摂取できる、おすすめの料理です。
野菜料理が気になる人はこちらをチェック
バーニャカウダ以外にも、野菜の食べ方はたくさんあります。その他の野菜の食べ方が気になる人はこちらもぜひチェックしてくださいね。
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