そら豆とは
そら豆はマメ科ソラマメ属の植物で中央アジアや地中海沿岸が原産地です。自分で育てても秋蒔きなら春から収穫でき、春蒔きなら秋口まで自宅で取れたそら豆を食べられるので時期をずらして栽培することで長い間楽しむことができるのも魅力です。 塩ゆでしてビールのおつまみなどすれば最高においしいのですが、いつも同じ食べ方でなくたまには別の食べ方もしてみませんか? 今日はそら豆の簡単美味しい調理方法やレシピをご紹介していきます。
そら豆の栄養
ビタミンB群:そら豆はビタミンBが含まれる野菜です。糖質を分解するので痩せるビタミンともいわれています。また、ビタミンBが不足すると口内炎ができることから、口内炎に悩む人はビタミンBを摂取するようにすると早く治癒するでしょう。 カリウム:そら豆にはカリウムも膨れています。カリウムは不要なナトリウムと結合して外に排出する効果があるのでむくみを解消してくれるでしょう。 ビタミンC:ビタミンCはお肌のターンオーバーには不可欠なビタミンです。免疫力を高めてくれるので風邪の季節には風邪予防の効果も期待できるでしょう。
そら豆の食べ方:茹で方
まずは基本的なそら豆の茹で方をご紹介します。この方法でそら豆を茹でている人も多いでしょう。そら豆の塩ゆでのメリットは短時間で茹で上がること、さやつきのものよりも食べる時の手間がかからないというところです。
そら豆の茹で方①
そら豆を簡単に手早くいただくには、塩ゆでが向いています。茹で時間も短くビールのおともに最適です。さやから外したそら豆は、黒い部分にナイフなどで切り込みをいれておきます。茹でた後に皮を剝きやすくするためです。
そら豆の茹で方②
大きめのお鍋にたっぷりとお湯を沸かしたら、塩ひとつまみとお酒少々を加えます。このお酒にはそら豆独特のニオイを消すための効果があります。あのニオイが好きという人は入れないで塩ゆでしましょう。
そら豆の茹で方③
沸騰したお湯にそら豆を入れたらそのまま強火で2分程度。そら豆がやわらかくなったらザルにあけて、自然解凍で冷まします。
そら豆の食べ方:さやつきの茹で方
最近はさやつきのままそら豆を茹でる人も増えています。皮ごと茹でるメリットは、茹で具合がシャキッと仕上がることとそら豆の栄養が逃げにくいこと。皮ごとでてくると食卓に並んだときのインパクトも大きいですし、剥いて食べるのがまたよいという人もいます。
さやつきの茹で方①
大きな鍋に、さやつきのそら豆がしっかり浸かるくらいのたっぷりのお湯を沸騰させます。
さやつきの茹で方②
塩ひとつまみとお酒少々を加えて、再度沸騰したら皮ごとそら豆を入れて2分茹でます。
さやつきの茹で方③
2分茹でたらお湯に入れたまま放置します。皮ごと茹でるため剥いてから茹でたそら豆のようにすぐに食べることはできません。そのまま最低でも5分程度は予熱で加熱します。5分たったら食べごろです。ザルにあげてそのまま食卓へ。さやからそら豆を取り出して食べるのもまたシンプルなおいしい食べ方です。 サラダなどのトッピングとしてもいいですね。
そら豆の食べ方:焼き方
そら豆は茹でる以外にも焼いて食べても美味しくいただくことができます。焼くことでまた違ったそら豆の味わいが楽しめます。焼きそら豆はさやから実を取り出さずさやごと焼くのがポイントです。スーパーでさやから取り出して売っているそら豆は、焼くことができないので注意が必要です。
そら豆の焼き方①
さやに入ったそら豆をそのままよく水洗いします。魚焼きグリルや焼き網を使って両面5分ずつじっくり焼きます。(真っ黒になりますが豆までは焦げません)
そら豆の焼き方②
両面5分ずつ焼いた火をとめてしばらく放置します。このままではまだ中まで火が通っていませんので、しばらく蒸し焼きにします。
そら豆の焼き方③
外側は真っ黒なのでさやから取り出して皿に盛り付け、塩などを振っていただきます。焼きそら豆は茹でたものよりも甘さが増して美味しくいただけます。そら豆のニオイも軽減されるという人もいますので、ぜひお試しください。
そら豆の食べ方:レンジ調理で
そら豆のニオイは気にならないという人は、レンジを使うことでもっと簡単に手軽に茹でそら豆をいただくことができます。
そら豆レンジ調理①
そら豆を電子レンジで調理するときはさやから取り出して黒い部分に切り込みを入れたものを使います。
そら豆レンジ調理②
耐熱皿によく洗って下ごしらえをしたらそら豆を並べ、上からラップをして700Wの電子レンジで2分を目安に加熱します。
そら豆レンジ調理③
レンジから取り出したそら豆に塩を振ります。塩を振って予熱で加熱することで、甘さが増しニオイが和らぐ効果もあります。粗熱が取れてから皮を剥いていただきます。
そら豆の食べ方:人気の簡単レシピ3選
茹で、焼きで食べるそら豆は手軽でおつまみにピッタリですが、時にはもう一手間加えてそら豆を食べてみてはいかがでしょうか。そら豆を使った簡単レシピを3つご紹介します。 このレシピはどれもそら豆のニオイを和らげてくれる効果が隠れています。お子さんやそら豆が嫌いという人でも、これなら食べられる場合もあるでしょう。 栄養豊富なそら豆を大切な人に食べて欲しいときにおすすめです
人気のそら豆の食べ方簡単レシピ①
そら豆のかき揚げ 材料 1.そら豆:適量 2.サクラエビ:適量 3.薄力粉:適量 4.塩:少々 5.水:適量 作り方 1.そら豆はよく洗って薄皮を剥いておきます。 2.薄力粉に塩少々を加え、冷たい水でさっと混ぜて揚げ衣を作ります。 3.2のあげ衣にそら豆とサクラエビを入れてひと混ぜして熱した油でかき揚げにします。 そら豆とサクラエビのかき揚げは風味が命。しゅうゆではなく塩で揚げたてをいただきましょう。
人気のそら豆の食べ方簡単レシピ②
山椒味噌レシピ
茹でたそら豆を山椒味噌と和えてピリ辛でいただきます。茹でそら豆を手間をかけずに変わった味で食べたいという人にピッタリの簡単なアレンジレシピです。ご飯のお供にもいいですね。山椒味噌のレシピをご紹介します。
材料 実山椒50g 三温糖 大さじ6 みりん 大さじ3 味噌(無添加)大さじ9(250g位) 酒大さじ3 作り方 1.枝から外した実山椒を軽く洗う 2.山椒を熱湯で1分くらい湯がき、ざるに上げて水分を切る。水を切った山椒をすり潰す。 3.すり鉢に三温糖・みりんを加えて、練る。なめらかになれば、少しずつ味噌を加えて軽く練り合わせていく。 4.混ざったら厚手の小鍋に移す。 5.弱火にかけて、底から絶えずかき混ぜながら艶やかにポッテリなるまで練りながら煮詰め15分程で完成。
人気のそら豆の食べ方簡単レシピ③
そら豆とゆで卵のクリームパスタ 材料 1.そら豆:塩ゆでしたものをお好きな分量 2.ゆで卵:1個分 3.牛乳:80cc 4.コンソメ:顆粒のもの小さじ1程度 5.にんにく:少々 6.オリーブオイル:適量 7.小麦粉:少々 作り方 1.パスタは塩を入れた熱湯で袋の茹で時間ジャストで茹でます。そら豆は固めに茹でたものを薄皮を剥いて用意しておきます。ゆで卵は粗みじんにしておきます。 2.フライパンにオリーブオイルとみじん切りにしたにんにくを入れ火にかけます。 3.2ににんにくの香りが立ってきたら小麦粉を炒め、そら豆と牛乳、コンソメを入れ混ぜながらトロミが出るまで煮詰めます。 4.3にパスタを加え、塩コショウで味を整え、火を止めた後あらみじんにしたゆで卵を入れひと混ぜします。 5.お皿にもりつけ、お好みで黒胡椒を振っていただきます。
そら豆のニオイを消す食べ方
そら豆は美味しいけれどあの独特のニオイが臭いという人も少なからずいます。先程ご紹介した3つのレシピは、揚げることや味噌の風味、牛乳の効果でニオイが和らぐレシピです。 その他、塩ゆでをする時にお酒を入れることがニオイが多少消えますが、それでも気になるという人はそれ以外の調味料でもニオイをやわらげることができます。 そら豆のニオイを和らげる調味料として簡単にできておすすめなのが「マヨネーズ」です。またスパイシーな「カレー粉」で炒めることでもそら豆のニオイが気にならなくなります。茹でたそら豆にはマヨネーズをつけて、炒めるならカレー風味にして召し上がってみてください。
まとめ
そら豆の茹で方3種類と焼き方、人気の簡単美味しいレシピを3つご紹介しました。いかがでしたでしょうか。そら豆は独特のニオイが苦手という人もいますが、茹でる時にお酒を入れることで臭み取りをおこなうことができます。 焼きそら豆には使えませんが、ニオイが苦手な人はお酒を入れたお湯で茹でて召し上がるとよいでしょう。 また冷凍保存しておけば、いつでも使うことができます。その他のレシピもぜひ作ってみてはいかがでしょうか。