サイクルポートをおしゃれにDIY!
サイクルポートとは?
サイクルポートとは屋根のついた自転車置き場のことです。サイクルポートに屋根があることで自転車やバイクを雨風から守ることができて、長持ちさせることができます。お子さんのいる家庭では成長に従って自転車置き場は必ず必要になるのでサイクルポートは欲しいエクステリアではないでしょうか?サイクルポートへサイクルロックを掛けることで盗難防止にもなりますね。
DIYでおしゃれに仕上げる
サイクルポートをエクステリア業者にお願いすると家庭用のアルミのよくある形になってしまいます。そこでサイクルポートを自作する方がいます、自作することで自分の欲しいおしゃれなデザインで、ちょうどいいサイズの使い勝手のいいサイクルポートができますよ。外壁や他のエクステリアとカラーを揃えることで庭の雰囲気がおしゃれに仕上げることができますね。
難しい大型のDIY
サイクルポートや小屋などの大型サイズのDIYは難易度が上がります。サイクルポートや小屋は屋根をつけるので高所での作業もあるでしょうし、台風の強い風にも耐えないといけません。屋根が風で飛んでしまって近所で迷惑をかけてしまうと、せっかく自作したのに残念ですね。そうならないように慎重に作業を進めて、作業中にも怪我をしないように注意してください。
サイクルポートDIYのメリット
自作ならちょうどいいサイズが作れる
時間と労力のかかるDIYですが、サイクルポートを自作するメリットもあります。例えば家の周りの犬走りなどの空いたスペースにちょうどいいサイクルポートを作ることができます。もちろん家庭用の既成品でもある程度はサイズに融通がききますが、使い勝手のいいように複雑な形になるとできないことが多く費用がかかりますね。そこで自作することで欲しい位置に棚を付けたり物置小屋を併設したりできますね。
費用が安くできる
費用を安くしたいためにDIYしようと思っている方も多いのではないでしょうか?もちろん業者さんはプロなのできちんと作ってくれますが、少しのオプションで費用が上がってしまって棚などをつけるのを諦めることもありますね。自作すれば作業料はかかりませんので、費用としてはいいサイクルポートができます。材料代はこだわればこだわるほど高くなるので、費用と相談しながら設計の段階で決めておきましょう。
おしゃれなデザインも自由自在
家庭用の既成品サイクルポートは決まった中から選ぶしかありません、自作すればどんな形でもどんなカラーでも作ることができます。せっかく自作するのでおしゃれに仕上げたいですね!ただの家庭用の自転車置き場ではなく自分だけのおしゃれなサイクルポートを目指してDIYしましょう。
DIYしたものは愛着が湧く
自分で苦労して作ったものには愛着が湧きますね。サイクルポートも家庭用の自転車置場としてだけではなく、自分の趣味のものをおく小屋を併設したりするとより愛着が湧きますよ。自転車置き場としての機能も大事ですが、後から楽しめるような工夫があれば自作してよかったなと思えるサイクルポートになりますね。
後から改造できる
自作したサイクルポートは自分が構造もよく分かっています。もし壊れてもすぐに修理できますし、ちょっとここに棚が欲しいなというときもすぐに追加できますね。また木材で作ってあれば棚などを拡張するのは簡単ですし、壊れてしまった部材を交換するのも簡単です。子どもが小さいときは自転車置き場として大きくなって自転車を置かなくなったら趣味の小屋として改造して使っていくこともできますね。
サイクルポートをおしゃれにDIYするには?
おしゃれなサイクルポートって?
おしゃれなサイクルポートが欲しい!と言ってもどうやって作ればいいのでしょうか?どんなサイクルポートがおしゃれなんでしょうか?おしゃれに定義はありませんが、おしゃれに見せるポイントはあります。やみくもにDIYしてしまうといかにも自作したような雰囲気ななってしまいがちです、ポイントを押さえておしゃれなサイクルポートを作りましょう。
素材は木材がおすすめ
材料選びもDIYなら自分でしないといけませんが、サイクルポートをおしゃれに仕上げるには木材がおすすめです。木材は手に入りやすく加工しやすいので自作するのに向いていますし、好きなカラーに塗ることができます。他に考えられる素材はアルミなどの金属ですが金属の加工は難しいです、道具は金属加工用のものでないといけません。木材は2×4や柱材など使いやすいサイズで売っているので切る作業が少なくて済むのもいいところですね。
素材でほぼ雰囲気が決まる
サイクルポートへ使う素材は骨組みのほとんどに使いますので、どんな素材を使うかでサイクルポートの雰囲気がほぼ決まってしまいます。木材ならやわらかいナチュラルな雰囲気で金属ならシャープでかっこいい雰囲気になりますね。家との相性や好みの問題ですが、おしゃれに仕上げるには統一感があったほうがいいです。家や庭の雰囲気に合わせたデザインがおすすめですね。
おしゃれなカラーに揃える
DIYすれば好きなカラーに塗るのも自由自在です。好みのカラーに塗ってもいいですし、他のエクステリアや家のカラーに合わせると統一感があっておしゃれですね。木材は塗装することでカラー付けと腐りにくくする効果が得られます。サイクルポートは屋外で雨風にさらされるものですから、塗料は屋外用のものを選びましょう。ホームセンターに売っている塗料でもびっくりするぐらいカラーの種類があります、一度覗いてみてはいかがでしょうか?
無垢材にはクリア塗装
木材に塗装せずに無垢の木の味を残したい場合もありますね。無垢の木は温かみがあり落ち着きます、庭の植栽ともとてもよく合いますね。サイクルポートへ無垢材を使うにはそのまま使うと防腐処理がされていないのですぐに腐っていまいます。そこでクリアカラーの塗料を使いましょう、クリアカラーなら無垢材の雰囲気をなくすことなく防腐処理とコーティングができるのでサイクルポートが長持ちしますよ。
サイクルポートDIYに準備する材料
柱材
サイクルポートは自転車置き場として強度が必要です、そこでいちばん重要なのは柱の材料です。樹種はウエスタンレッドシダーや杉材が強度がありおすすめです、太さは4×4や90各角といってだいたい10cmまでの角材を使えば大丈夫です。これぐらいの角材なら小屋や家の柱としても使われていますよ。
梁材・その他木材
柱を立てたら次に梁(はり)を横にわたしますが、これは柱と同じ角材がいいでしょう。柱の上には垂木といって屋根を受ける材料を乗せます、垂木は角材を半分にしたぐらいの木材を使うので45×100ぐらいのものを選びます。さらに垂木の上に垂木に対して直角方向へ屋根を固定する下地材を乗せますがこれはさらに細い木材で十分です。最後に柱へ横に固定してぐらつきをおさえたり目隠しに使う板を用意していきます。
金具
角木材同士を固定するには金具を使うことがおすすめです、特にシンプソン金具がおすすめで家や小屋を作る上では足りない金具の種類はないぐらい豊富に種類があります。金具を使わずに固定する場合は木を削って組み立てる方法がありますが、これは技術が必要でDIY初心者がやると失敗しがちです。木材を削る切り欠き加工も覚えたいところです、いきなりサイクルポートで挑戦せずに小さいものから練習してからにしましょう。
ビス
金具を木材へ固定するのには必ずビスを使います、木材用の木ネジを選びましょう。サイクルポートでは75mmのコーススレッドがあれば大丈夫ですよ、大量に使うので箱買いをおすすめします。後で買いに行くのも面倒ですし、コーススレッドはDIYでいくらでも使うことになりますよ。
サイクルポートDIYに準備する道具
インパクトドライバー
サイクルポートと自作するにはインパクトドライバーは必須です、大量にビスを打つので手でやるには無理がありますよね。インパクトドライバーはほかのDIYにも使うので買っておくといいですよ。ホームセンターにあるような安い家庭用のものではなく工具メーカーのものがおすすめです。レンタルのサービスがあるホームセンターもあるのでまずはレンタルで済ませておいてもいいですね。
のこぎり、丸ノコ
木材を切るのに必要なのはのこぎりですね、これも丸ノコという電動工具を使えば作業が楽です。しかし丸ノコは危険もあり初心者には難しい道具です、そこでホームセンターのカットサービスを利用してあらかじめ切っておく手があります。それでも作業中に切りたいことは必ずあるのでのこぎりは用意しておきましょう。
メジャー・その他大工道具
メジャーがないとDIYは始まりませんね、家庭用にどこにでもあるものですが3mは測れるものがいいですね。直角をだせるさしがねやスコヤなどの大工道具はあればあるだけ便利です、必要なときに買い足していきましょう。
ヘルメット
サイクルポートや小屋は自分の身長よりも高いところで作業することがあります。ですのでヘルメットや命綱などの安全用品は必ず身に着けて作業しましょう。上から屋根材が落ちてくることもあります、十分注意したうえでヘルメットを着用しましょう。「1メートルは一命とる」とよく言われるように、自分では大丈夫だと思っている高さでも落ちると大ケガをする場合があります。安全には十分すぎるほど気を付けてください。
サイクルポートDIYの手順①
整地
最初に自転車置き場を作る場所を整地しておきましょう、雑草を抜き石を取り除いておきます。地面がぼこぼこになっていたら平らにして、このときにだいたい水平にしておくとあとの作業が楽になりますよ。
土台を作る
サイクルポートの土台には束石という部材を使います。束石とはコンクリート製のブロックで地面に埋めて固定できます。束石には金属の板が付いているので、ここに柱となる木材をビスで固定して屋根全体を固定します。サイクルポートは風であおられやすいので長い束石を地面に埋めて使いましょう。
束石の設置
束石は穴を掘って地面に埋めて設置します。まず穴を掘って砂利を敷き、その上に束石を置きます。ここで重要なのが束石の水平です、束石が水平になっていないと全体がゆがんでしまいますのでしっかり水平をだします。束石の上に水平器を置いて下の砂利を動かして調整します。束石は重くて大変な作業ですがここが一番重要なところなのでがんばりましょう!
サイクルポートDIYの手順②
木材の塗装
木材は必ず塗装してから使います、でないと劣化するのが早くなり腐ってしまうこともあります。サイクルポートはサイズが大きく重量も重いので、木材の強度が腐って落ちてしまうと倒れる危険があります。木材を塗装するにはキシラデコールという塗料がおすすめですよ。キシラデコールは屋外で使う木材用の塗料で雨に強く、防腐性があります。カラーの種類が豊富なのもうれしいところで好みのカラーを選ぶことができます。必ず2度塗か3度塗してムラがないようにしておくと見栄えもいいですね。
定期的な塗装で長持ち
キシラデコールを一度塗ったからといってずっと劣化しないわけではありません。雨風や日光にさらされてだんだんと劣化していき、防水性や防腐性が失われていきます。そこで年に1回定期的に塗り直してやると長持ちしますよ。最初の時と同じように2度塗がおすすめです。
サイクルポートDIYの手順③
柱を立てる
各部材を塗装して準備できたらいよいよ組み立てていきます。まずは柱から束石に固定していきます、束石には金属の板がでいるのでここへビス2本を使って固定します。土台の次に大事なのが柱です、柱も水平器を使って垂直に立っているかどうかを確認します。まずは1本ビスを打って仮止めし、水平がとれたらもう1本のビスで固定していきましょう。柱の高さを少し変えておくことで屋根に勾配がつけられます。
屋根材の組み立て
梁に対して直角に乗せるのが垂木です、垂木で屋根の重さを支えます。垂木は強度を出すために木材を縦に使いたいのですがそのままでは取り付けが大変です。プロの大工さんは切欠き加工をしてしまいますが、ここはシンプソン金具の力を借りるのがおすすめです。シンプソン金具は家庭用のDIYに作ってあるので、ビスで止めるだけで簡単に垂木が設置できますよ。さらに垂木に対して直角に下地材を取り付けておきます。
サイクルポートDIYの手順④
屋根板の取り付け
屋根材には波板かポリカ板がおすすめです。屋根の一番上につけた下地材に釘で取り付けます。普通の釘を使うと水が漏れてきてしまうので、傘つきの釘をつかいます。波板を何枚か使う場合は波の山3個分ぐらいは重ねて使いましょう、これで継ぎ目から雨漏りすることがありません。
目隠しの取り付け
柱と屋根だけの構造ではぐらぐらしてしまいますので、柱に対して直角に板を当てておきます。板を当てることで強度が増し、高い位置では目隠しに利用できます。また足元へ1本入れておくと、サイクルロックを引っかけれるので盗難防止にも役立ちますよ。
作り方まとめ
長くなりましたが以上のような手順でサイクルポートは自作することができます。基本的には柱をたてて上に屋根を乗せるだけです。自転車置き場を作りたい場所の広さやサイズに合わせていろいろ設計してみてください。
サイクルポートおしゃれDIYの例①
犬走りにおしゃれなサイクルポート
家の周囲の部分を犬走りといいますが、この自転車置き場は犬走りにぴったりなサイズで作ってありますね。横板で目隠しと外回りで使う道具かけとして使えますね。機能としてもよく考えてありますが、木材のカラーを揃えることでただの自転車置き場に見えないところがおしゃれですね。
ゆくゆくは小屋として使える
自転車をよく使ううちは自転車置き場として使って、子どもの自転車がなくなったら小屋として使うこともできますね。壁を増やして外の家庭用コンセントを利用すれば趣味の小屋として使うことができそうですね。
サイクルポートおしゃれDIYの例②
カラーを白で統一
木材で作ったサイクルポートは茶色系のイメージがありますが、これは白でカラーが統一されていますね。白で統一することで明るさや清潔感がでていておしゃれです、和風というより洋風なイメージですね。洋風のお家であればよくマッチしそうですね、芝生の緑ともよくあっています。
サイクルポートおしゃれDIY例③
小屋と連結させて自作
小屋も一緒に作ってしまってた例です、子どもが多い家庭用にもいいサイズですね。小屋のDIYというとかなり上級者のようなイメージですが、自転車置き場に壁を付けると考えればできそうですね。小屋が併設されていることで趣味の道具類をいれたり中で作業することもできますね。サイズが大きくなればなるほど作業の危険性や風にあおられやすさは上がるので気を付けてください。
サイクルポートおしゃれDIYの例④
シンプルな自転車置き場にコンクリート土間
サイクルポートは完全に雨を防ぐことはできないので、雨で地面の泥がはねることがあります。そこでこの例のようにコンクリート土間を作ることで泥はねをふせぐことができ、自転車を綺麗に保つことができますね。コンクリートを一度に打設するのは大変なので何回かに分けて打設します、隙間を持たせることでコンクリートが割れることを防ぐことができますよ。
サイクルポートおしゃれDIYの例⑤
既存のフェンスを活かす
小規模なサイクルポートの場合は既存のフェンスを活かす方法もあります。既存のフェンスやブロックに柱を固定するので比較的作業が楽にできますよ。あまり大きなサイズにはおすすめしませんが、自転車や家庭用のゴミ箱置き場にいいサイズで作ることができますね。
まとめ
家庭用のサイクルポートはもちろん既製品が市販されています。ですが自作することで目的に合ったちょうどいいサイズのサイクルポートにすることができますよ。自転車を置くためだけでなく、趣味の小屋をつなげたり、道具をしまえるようにしてもいいでしょう。自分に合ったサイクルポートを便利かつおしゃれにしあげてくださいね。
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