有機JAS オーガニック・ハーブ リンデン 50g
リンデンブロッサム アロマエッセンシャルオイル(精油)5ml
リンデンフラワーティー
生活の木 ハーブティー 有機カモマイル・ジャーマン
プティパ オレンジピール 200g
リンデンの特徴
植物としてのリンデンの分類と特徴
リンデンとは、シナノキ属の植物の総称で、分類ではアオイ目の仲間になります。葉や茎に「星状毛(せいじょうもう」と呼ばれる毛が生えていて、虫メガネを使ってよく見てみるととてもかわいらしい模様にも見えますよ。
星状毛はシナノキ属以外の植物にも見られますが、植物が身を守るために生やしているものと考えられています。そのためシナノキ属の植物は、触るとすこしザラザラした感触です。
日本に分布するリンデン
日本に自生しているリンデンには、日本の固有種である「シナノキ」のほか、大分県の「ブンゴボダイジュ」、中国地方の「マンシュウボダイジュ」、紀伊半島以西に自生する「ヘラノキ」などが有名です。
ほかにもリンデン(シナノキ属)と呼ばれる品種は数多く存在し、北半球全体で30種程度自生していると言われています。
リンデンの花
リンデンは6月~7月ごろに白い花をたくさん咲かせます。枝から垂れるように咲くので、地上からもよく花の様子が観察できます。リンデンの花が満開になると辺り一面に甘い香りが漂うので、そこで初めてリンデンの存在に気付く人も多いようです。
リンデンの匂い
リンデンをハーブとして使用する場合、葉だけでなく花も使用することがあります。
リンデンは、深くて濃いフローラルな匂いがして、とても人気があります。フローラル系の匂いというと、男性は手を出しにくいかもしれませんが、男性が使っていいても違和感のない匂いなので、気になる方は男女問わずぜひ一度リンデンの匂いを嗅いでみてくださいね。
もしリンデンの木があれば、葉に触れるだけでもほんのりと匂いが楽しめますよ。
リンデンの効果・効能
リンデンの心への効果・効能
リンデンの効果・効能として最も有名なのは、心をリラックスさせる効果です。
通常時はもちろん、緊張や不安を感じているときなどに使うと、肩の荷が下りてふっと心が軽くなりますよ。
また、辛いことがあった日などにもおすすめです。心のもやもやが晴れて、ぱっと明るい気持ちになれます。
また、リンデンはフランスでは育児にも活用されています。落ち着きがない子供や、かんしゃくを起こしてしまう子供にリンデンのハーブティーを飲ませる習慣が残っており、子供にもリンデンのリラックス効果は有効だということがわかります。
リンデンの体への効果・効能
リンデンの匂いには鎮静効果があると言われており、頭痛などを和らげると言われています。また、咳など呼吸器の不調にも効果があります。リンデンの匂いを嗅ぐと、体がスッキリと軽くなるので、なんとなくだるい…と感じるような日にもおすすめですよ。
リンデンの肌への効果・効能
リンデンの効果・効能の中には、肌への効果・効能もあります。リンデンを含有した化粧品を使うと、美白効果やツヤ肌効果があると言われています。
また、保湿効果も高いので、気になる方はリンデンの精油を使って化粧品を手づくりしてもいいですし、リンデンが配合されたナチュラルな化粧品を探してみるのもいいですね。
美白効果やツヤ肌効果に関しては、ハーブティーとして飲むことでも効果が得られるそうなので、ぜひ試してみてください。
リンデンは就寝時におすすめ
リンデンは心を落ち着かせる効果が高いので、就寝時などに利用するのにおすすめのハーブです。仕事や勉強で忙しい時も、しっかりと眠ることは大事ですよね。
そんな時にリンデンの匂いを嗅げば、仕事や勉強によるストレスから解放され、心地よい眠りにつくことができます。
リンデンの楽しみ方1.ハーブティー
リンデンのハーブティーは飲みやすい
リンデンの楽しみ方として人気なのが、ハーブティーです。リンデンのハーブティーはほんのり甘い花の香りがして、一般的なハーブティーよりもくせがなく、ハーブティーを飲み慣れない人にもたいへん飲みやすいです。
リンデンのハーブティーは味自体はあまりしないので、アレンジも自在ですよ。ティータイムにリンデンのハーブティーを飲む場合は、砂糖やはちみつを少し加えるとさらに飲みやすくなります。
リンデンのハーブティーで健康管理
リンデンのハーブティーは日常的に飲む人も多いですが、ハーブティーは特別な時にしか飲まないという人の場合、体調不良の時に飲むのもおすすめです。リンデンは頭痛などの体調不良にも効果があります。そのため、風邪をひいたときなどに飲むと回復が早いという声も多いです。
ハーブティーのいれ方
リンデンの茶葉をティースプーン2杯ほどポットに入れ、お湯を300㏄注ぎます。その後ポットに蓋をし、3分ほど待ってから飲むと、香りも味もちょうどよくなりますよ。
有機JAS オーガニック・ハーブ リンデン 50g
リンデンの楽しみ方2.芳香浴
リンデンの芳香浴には精油がおすすめ
リンデンの芳香浴には、アロマオイルよりも純度100%の精油がおすすめです。リンデンの精油は花から中執されているので、深く濃い甘い香りがします。またリンデンの精油は香りが長く続くことでも知られているので、いろいろな楽しみ方ができますよ。
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芳香浴のやり方
芳香浴はアロマディフューザーを使うのが一般的ですが、リンデンのように香りが持続する精油を使う場合は、アロマストーンもおすすめです。アロマストーンは、ストーンに精油を数滴たらして置いておくだけですが、リンデンは香りも強いので1つ置くだけで部屋中に甘い香りが広がります。
また、アロマバスやハンドバス、フットバスにリンデンを利用するのもいいですね。リンデンの精油をお風呂に数滴たらすかドライハーブを加えれば、リラックス効果にだけでなく保湿効果や美肌効果など肌にうれしい効能も得られます。
リンデンの楽しみ方3.スキンケア用品
リンデンの保湿効果でお肌ツルツルに
リンデンには保湿効果があり、美白効果もあるとご紹介しました。そのうえ甘い香りもあるので、肌だけでなく心まで潤う化粧品がいろいろと販売されています。ただ市販の化粧品は添加物も気になりますよね。そんなときは、スキンケア用品を手づくりするのもおすすめです。
リンデンの手作り石鹸
リンデンの精油を手作り石鹸に使うという人もいますよ。リンデンの甘い香りの石鹸は、香りも楽しめて肌も潤うのでまさに一石二鳥ですよね。リンデンを使った手作り石けんの泡でボディマッサージをするのもおすすめです。
リンデンの石鹸で体を洗えば、ふんわりと甘い香りが体から漂うので、香水なども不要になります。
リンデンと相性のよいハーブ
リンデンはブレンドして使うのもおすすめ
リンデンは香りこそ強いですが、味はほのかなので他のハーブとブレンドして、ブレンドティーとして楽しむのもいいですよ。
カモミール
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リンデンの甘い香りと相性がいいのはカモミールです。カモミールは腹痛や生理痛をやわらげたり、ストレス性の胃潰瘍などの症状緩和にも効果があると言われています。そのため、疲れがたまったときにリンデンと一緒に摂ると、体のケアまでできるので疲れが取れるのも一段と早くなります。
オレンジピール
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オレンジピールには鎮静作用があり、不眠症の改善に効果があると言われています。そのため、リンデンを就寝前に楽しもうと思っている方にはうってつけのハーブです。リンデンの甘い香りと爽やかなオレンジピールの酸味が合わさると、自然と心がほぐれていきます。
リンデンの花言葉
花言葉
リンデンには「夫婦愛」という花言葉があります。その花言葉が由来となって、「相思相愛の木」とも呼ばれることがあります。
花言葉の由来
リンデンの花言葉は、ギリシャ神話に由来があります。ギリシャ神話に登場する神ゼウスが、旅先で出会った貧しい高齢の夫婦のおもてなしに感動し、願いを1つ叶えることにしました。
その夫婦の願いは、「死んでもずっと一緒にいたい」という願いで、ゼウスはその願いを叶え、夫を樫の木に変え妻をリンデンに変え、2本の木を寄り添わせたと伝わっています。そのため、この老夫婦の間に合った「夫婦愛」がリンデンの花言葉になったのです。
リンデンの育て方
リンデンは北半球に広く自生しているため、日本でも北海道以外なら育てることが可能です。また、育て方も簡単なので、興味がある方はぜひリンデンの栽培にもチャレンジしてみてくださいね。
育て方1.植え付け方
リンデンは種からも育てることができますが、苗木から育てた方が早く良く育ちます。
植え付けは2月~3月ごろに行いましょう。リンデンは30m以上の高木になることもあるので、植える場所はできるだけ広めの場所を選び、上空に障害物がない場所に植え付けましょう。
土壌にはこだわりませんが、やせ地の場合は腐葉土などを漉き込んでから植え付けると、育ちがよくなります。
リンデンフラワーティー
育て方2.管理方法
リンデンは根付くまではたっぷり水をあげる必要がありますが、一度根付くと放置しておいてもしっかりと育ちます。追肥も必要ありません。耐寒性もあるので、冬も特に手入れは必要ありません。
ただ夏、極端に乾燥すると葉が落ちることもあるので、夏に晴れの日が続く場合は水やりをしましょう。
育て方3.害虫と病気対策
リンデンの育て方は簡単だとご紹介しましたが、アブラムシが付つくと急激に枯れてしまうこともあるので注意が必要です。アブラムシは葉や幹の養分を吸い取るほか、アブラムシの排せつ物にカビが発生することで、すす病を招くこともあります。
リンデンにアブラムシが付いていることを確認したら、早めにオルトランなどで対処し、被害が拡大しないように対策をしましょう。
フレッシュハーブとして使用する場合
リンデンをはじめ、ハーブは育て方が簡単な植物が多いです。そのため、摘みたての花や葉を利用し、フレッシュハーブとして楽しむ方もいますよね。
リンデンもフレッシュハーブとして使うことができます。その場合、開花期(6月~7月)に開花直後の花と花の周りの細長い葉を摘み取ってから利用しましょう。
リンデンで心も体も元気になろう!
リンデンは、心や体の内面から、肌などの外面まで不調を整えてくれるとても優秀はハーブです。ラベンダーやローズマリーなどに比べると知名度は高くありませんが、ブレンドされたハーブにはよく使われているハーブでもあります。
リンデンは香りもとてもよいので、ぜひリンデンを生活の中に取り入れて、心も体も元気になってくださいね!
ハーブが気になる方はこちらもチェック
リンデン以外にもすてきな芳香をもち、家でも簡単に育てられるハーブがあります。リンデンは木なのでマンションなどでは栽培が難しいですが、ベランダなどでも気軽に育てられるハーブも多いので、ぜひあわせてチェックしてくださいね。
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