本場アメリカのバーベキューソースを作ろう
本場の味の作り方を教えます
バーベキューソースはアウトドアレシピだけでなく、家庭で作る焼き肉やハンバーガーソース、ピザソースなどにも活用できる簡単で便利なソースです。市販のものもありますが、市販のウスターソースやケチャップに味付けをプラスして独自のバーベキューソースを作る人もたくさんいます。今回は、アメリカの定番バーベキューソースと、ちょっと独自のアレンジを効かせたレシピをご紹介します。
バーベキューソースとは
簡単につくれる
バーベキューソースのレシピの前に、少しバーベキューについて見ていきませんか。バーベキューソースの魅力といえば、とっても簡単に作れることがあげられます。今回ご紹介するレシピは、どれも市販のソースや調味料、スパイスなどを混ぜ合わせて煮詰めるだけという、子供でもできそうなレシピばかりです。(中には、加熱すらせず混ぜ合わせるだけというものも)
何からできている？
家庭で作るバーベキューソースは、ベースとなるソースが必要です。市販のソースをベースにするのですが、その主な市販のソースは「ケチャップ」と「ウスターソース」。これにスパイスで香り付けしたり、マスタードを入れてピリ辛にしたり、もっと甘みを加えたり、「ビネガー(お酢)」もよく使われますね。といってもこのお酢、日本の穀物酢ではなくアップル酢などの果実酢を使うことが多いです。
いろいろ使える
もちろん、バーベキューソースなのでバーベキューで活躍してくれるのですが、そのほか、家庭でのグリル料理の味付けとしても、便利に活躍してくれます。肉を下味をつけて焼き、そこに塗ってお皿に盛り付けたり、下味つけとしてバーベキューソースを塗ってグリルするという方法もあります。また、ハンバーガーソースとして使う人も少なくありません。
手製のソースの良さ
自家製のバーベキューソースの賞味期限は、どのレシピもほぼ作ってから1週間程度。これは、冷蔵保存での期限です。屋外に持ち歩くのであれば、できれば、キャンプやバーベキューの前日に作って、翌日には食べきってしまうのが良いですね。簡単に作れますので、バーベキューの前日の夜に仕込むことも可能です。バーベキューにピッタリな自家製ソース。お手製だと市販のものとは一味違います。ご自分の好みで甘くしたり辛くしたりお好みで作ってみましょう。
アメリカの定番バーベキューソースレシピ
おすすめ！定番の簡単BBQソース
アウトドア料理は母親よりも父親がイニシアチブを取ることが多いようです。バーベキューといえばパパの味という人も少なくありません。それだけ手軽でダイナミック。あまり細かいことは気にせず、誰でも美味しく作れるレシピである…ということのようですね。こちらのバーベキューソースのレシピも、男性が自分のご自慢のレシピを教えてくれました。アメリカのパパの味をぜひお試しください。
材料
ケチャップ 1カップ
お酢 1/4カップ
水 1/4カップ
ブラウンシュガー 1/4カップ
糖蜜 大さじ2
ウスターソース 大さじ1
チリパウダー 大さじ1
パブリカ 大さじ1
ターメリック 大さじ1/2
すりおろししょうが 大さじ1
作り方
1.ソースパンにすべての材料を混ぜ合わせて、鍋を火にかけます。
2.沸騰するまで強火で、沸騰したら焦げ付かないように火加減は中火からもっと弱い程度に調整します。
3.加熱時間は30分ほど。
4.できあがったら煮沸消毒したガラス瓶などに移し、粗熱をとってから冷蔵庫で保存します。
このソースのおすすめの食べ方
アメリカの定番的な家庭で作るバーベキューソースレシピから。何といっても定番のバーベキューソースには牛肉が合いますね。でも、あまから味は、ビーフだけでなく、チキンや豚肉にもマッチします。もちろん、野菜につけて食べても美味しいですよ。安心の定番の味を楽しみましょう。
糖蜜について
海外のバーベキューソースレシピには、必ずといってよいほど糖蜜が使われています。とろっとしたトロミとバーベキューソースの色を濃くするのに役立っているようです。糖蜜とは日本でも最近見かけることがある「モラセス」という茶色く粘度が高いシロップ。通販や輸入食料品ショップで手に入れることができます。
アレンジバーベキューソースレシピ①
マヨネーズベースの白いバーベキューソース
ちょっと変わったバーベキューソースが食べてみたい。自分のバーベキューは鶏肉メインなので、別のソースの方が合う気がする。そんな人におすすめなのが、あっさりサッパリ。とってもヘルシーなマヨネーズベースでマスタードとお酢の酸味が効いた「ホワイトバーベキューソース」レシピです。
材料
マヨネーズ 1/2カップ
りんご酢 大さじ2
レモン汁 1/2個
ホースラディッシュ 大さじ1
マスタード 大さじ1/2
カイエンペッパー 少々
作り方
1.材料をすべてボウルなどで混ぜ合わせます。
2.材料が全てなめらかに混ざるまで、ホイッパーなどを使って丁寧に泡立ててください。
*加熱調理は必要ありません。混ぜ合わせてできあがりの簡単ソースです。
このソースのおすすめの食べ方
白いバーベキューソースは、チキンによく合うさっぱり風味。豚肉にも合わせることができますよ。糖質が抑えられているので、ダイエット中の方でも安心して口にすることができるレシピです。海外では、バーベキューソースのダイエットレシピとして人気があります。
アレンジバーベキューソースレシピ②
フルーティなバーベキューソース
こちらは、桃の缶詰とメイプルシロップを使った、甘くてフルーティなお子さんが大好きそうなバーベキューソースレシピです。色も茶色や赤ではなく、桃のようなピンク色。見た目も違う、新しい味のするバーベキューソースです。桃好きな人、子供がたくさん集まるバーベキューなどに、普通のソースと一緒に用意して食べ比べてみてくださいね。
材料
アボカド油または有機カノーラ油 大さじ2杯
塩 小さじ1
チリパウダー 小さじ1
クミン 小さじ1/4
オールスパイス 少々
桃 生なら2個 缶詰なら半分
メープルシロップ 1/4カップ
りんご酢 小さじ4
玉ねぎ 1個
作り方
1.玉ねぎはみじん切りにし、茶色くなるまでいためておきます。
2.スパイスを1にふりかけブレンドしておきます。
3.桃とメープルシロップとお酢を1の鍋に入れ、中火で4～5分ほど加熱します。(缶詰の桃の場合。生の桃はやわらかくなるまで加熱時間は調整してください)
4.3でできたものを、ブレンダーで細かく粉砕してピューレ状にします。熱い煮汁が使えないブレンダーの場合は、粗熱をとってからこの作業をおこないましょう。
5.清潔な瓶に移し替えて、冷蔵庫で保管します。
このソースのおすすめの食べ方
桃とメイプルシロップの甘い味付けは、ビーフよりもポークのようなさっぱりとした肉に合います。味の好みは人それそれ。バーベキューソースの味付けもおなじです。みんなに喜んでもらうために、バーベキューソースもいくつかの種類を用意しておきたいですね。こんな個性あるソースも、ひとつくらい入れておきたいものです。フルーティーな香りがする、女性や子供に人気のソースですよ。
アレンジバーベキューソースレシピ③
人気のマスタードバーベキューソース
ほどよい酸味と、少しだけピリッとした辛味があるマスタードソース。日本人でもお好きな人が多い人気のソースの味付けです。バーベキューソースとしても、マスタードを使ったソースレシピがあります。こちらは、加熱不要の混ぜるだけ簡単レシピとなっています。
材料
イエローマスタード 1カップ
はちみつ 1/4カップ
ライトブラウンシュガー 1/4カップ
りんご酢 1/2カップ
ケチャップ 大さじ1
糖蜜 小さじ2
ガーリックパウダー 小さじ1
黒胡椒 少々
作り方
1.材料をすべてひとつのボウルなどに入れる。
2.よく混ぜ合わせるだけでできあがりです。
このソースのおすすめの食べ方
マスタードソースといえば、ナゲットソースとしてもお好きな人が多いのではないでしょうか。バーベキューだけでなく、自家製ナゲットソースとしても使ってみてくださいね。鶏肉や豚肉などをボイルした、サッパリとした肉料理に合わせると、マスタードの味が際立って美味しくいただくことができるでしょう。より美味しくいただくには、清潔な瓶につめて1晩冷蔵庫で熟成させてください。味付けの調節ができるから、市販のマスタードソースが口に合わないという人でも、食べられるレシピです。
アレンジバーベキューソースレシピ④
アジアン好きに人気のコリアンBBQソース
オリエンタルなしょうゆベースのバーベキューソースです。コリアンバーベキューソースという名前なのですが、どちらかというと日本で食べる中華の「甘酢だれ」といった、トロミのあるソースになります。コーンスターチがない場合は、小麦粉や片栗粉などで代用可能です。その場合は、お好みのトロミになるよう調節してください。
材料
しょうゆ 1/2カップ
ブラウンシュガー 1/3カップと1/4カップ杯
ニンニク 大さじ1杯
米酢 大さじ1杯
豆板醤 小さじ2杯
ごま油 小さじ1杯
生姜のすりおろし 小さじ1/2杯
こしょう 小さじ1/4杯
水 大さじ1杯
コーンスターチ 小さじ2杯
作り方
1.水とコーンスターチをのぞいた材料を、小さなソースパンに入れて中火で沸騰そせます。
2.コーンスターチと水は、小さなボウルで混ぜ合わせよく溶かしておきます。
3.最後に1に2を加え、5分から10分加熱してできあがりです。
このソースのおすすめの食べ方
一番しっくりくるおすすめの食べ方は、鶏肉のミンチで作ったミートボール。ボイルしたミートボールに、たっぷりバーベキューソースを絡めて、少しだけグリルしていただきます。その他、豚肉でもステーキでも、野菜にも合います。同じようなあまからのバーベキューのタレでも、しょうゆベースになるとまた雰囲気が変わってきますよ。ごま油の香りもよく、豆板醤でピリ辛味をつけているのも、アジアンぽい要素となっています。
アレンジバーベキューソースレシピ⑤
ビールで作るバーベキューソース
ビールを使った大人の味のバーベキューソースです。甘すぎず、少し苦味の強い味になりますので、特に男性人気のバーベキューソースに仕上がっています。ビールの量はお好みで加減してください。また、もともとのレシピはギネスビールを使っていましたが、これも家にあるので代用可能。お気に入りのビールや、余ったビールで作ることも可能です。
材料
ケチャップ 1カップ
リンゴ酢 1カップ
ビール 12オンスボトル1本(317g程度)
ブラウンシュガー 1と1/2カップ
塩 小さじ1/2杯
カイエンペッパー 小さじ1/2杯
ガーリックパウダー 小さじ1/2杯
オニオンパウダー 小さじ1/2杯
チリペッパー 小さじ1/2
作り方
1.すべての材料を小鍋に入れて火にかけます。
2.沸騰したら火を弱め、半量ほどになるまで30～40分かけて煮詰めていきます。
3.保存する場合は、煮沸消毒したガラス瓶に入れて冷蔵庫へ。1週間ほど日持ちします。
このソースのおすすめの食べ方
使い方は、一般的なバーベキューソースと同様です。スペアリブの味付けにすることもできます。ビールという液体が多めに入っているので、他のバーベキューソースよりもサラッとした濃度のソースとなっています。漬け込みタレや焼きタレの他、付けタレとしても使えるでしょう。ただし、つけダレとして使う場合は、ビールの苦味が苦手という人には、前もってお知らせした方がよいでしょう。
アレンジバーベキューソースレシピ⑥
甘さと酸味が人気のハニーバーベキューソース
甘いハニーの味が肉料理にベストマッチ。普通のバーベキューソースにプラスはちみつで、美味しいソースを作ってみましょう。
材料
ケチャップ 2カップ
はちみつ 1/4カップ
ライトブラウンシュガー 1/4カップ
リンゴ酢 1/2カップ
水 3/4カップ
こしょう 少々
オニオンパウダー 大さじ1/2杯
レモンジュース 大さじ1杯
ウースターソース 大さじ1杯
作り方
1.材料をすべて小鍋に入れて火にかけます。
2.中身をよく混ぜ合わせながら、沸騰したら火を弱め(中火程度。焦げ付かないように調整してください)ます。
3.好みの濃度になるまで、約30～40分煮詰めていきます。
4.できあがったら、粗熱をとって耐熱容器に保存。冷蔵庫で最大2週間日持ちしますが、なるべく早くたべきってください。
このソースのおすすめの食べ方
レモンジュースとはちみつを入れた、フルーティーで濃厚な甘みのあるバーベキューソースレシピです。ビーフ、ポーク、チキン。どのお肉にも合わせやすく、食べやすい味です。
まとめ
人気のバーベキューソースにトライ！
自家製バーベキューレシピの中から、定番のもの、人気のレシピなどバラエティのあふれる7種類をご紹介してきました。気になったレシピがあったら、ぜひ手作りソースにチャレンジしてみてくださいね。
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