コンビーフの美味しい食べ方が知りたい!
コンビーフの缶詰が自宅にあるけど、どうやって食べていいか分からない、美味しい食べ方を知りたいという方は意外と多いのではないでしょうか。
コンビーフはそのまま缶を開けて生で食べるのはもちろん、簡単にアレンジするだけで美味しいおつまみになったり、ご飯が進むおかずになったりととても便利な食材です。
今回はコンビーフの美味しい食べ方について詳しく解説します。
コンビーフとは
コンビーフは肉の缶詰
コンビーフとはそもそも何なのか知っていますか?コンビーフは、英語で表記すると「Corned Beef」となります。Cornedとは「塩漬けした」という意味なので、コンビーフは直訳すると塩漬けした牛肉という意味になります。
コンビーフは名前の通り、塩漬けした牛肉を缶詰にしたもので、牛肉から脂や筋などを取り除いたお肉を加熱後、お肉をほぐして缶詰に詰めたものになります。
コンビーフの種類
コンビーフはさまざまなメーカーから販売されていますが、いろいろな種類があります。本来はビーフ100%のものをコンビーフと呼びますが、中には牛肉に馬肉が混じっているものや、ほかの食材が混じっているものもあります。
コンビーフを牛肉100%で作るととてもコストが高くなるため、安価なコンビーフとして作られて人気があるものもあります。
コンビーフの魅力
缶詰の開け方が面白い
コンビーフが大好きという人も実は多くひそかに人気のある缶詰です。そんなコンビーフの魅力とはどんなものなのでしょうか。まず、コンビーフと言えば缶詰の開け方が面白いことでも知られています。
メーカーによって開け方は違いますが、昔ながらのコンビーフ缶は、鍵のような金具が付属していて、缶詰の缶の表面にそれを巻きつけてくるくると開けます。最後まできれいに缶を巻きとれた時の達成感は大きく、癖になってしまいそうです。
ちなみに最近はプラスチックカップに入ったタイプのコンビーフも売られています。
カロリー控えめ
お肉がしっかり食べたいけどダイエット中と言う方にもコンビーフは人気です。実はコンビーフはとても低カロリーな食べ物です。牛肉から脂を取り除いて赤身の部分のお肉作られているため、ヘルシーで脂っこくありません。
その上高タンパク質なので、栄養価は抜群!
コンビーフはダイエット中の強い味方です。
何にでも合う
後ほどもっと詳しくレシピなどをご紹介しますが、コンビーフは塩味で味付けされただけの牛肉なので、あまりくせがなく、何にでも合わせることのできる便利な食材です。
また、すでに加熱処理されているので、そのまま生でも食べることができ、非常食にもすることができます。災害用の持ち出し袋に一つ入れておくと有事に役立つかもしれません。
コンビーフの美味しい食べ方①
そのまま生で食べる
それではここからは、コンビーフのおすすめの美味しい食べ方をご紹介したいと思います。
まずは一番シンプルな食べ方である、そのまま生で食べる食べ方です。この食べ方なら加熱も不要で加工もしないので、とにかく一番簡単にコンビーフを食べることができます。
しっかりとコンビーフそのままの味を感じられるので、ちょっとお高めのコンビーフを食べるのにおすすめの食べ方です。
コンビーフの美味しい食べ方②
生+マヨネーズ
続いてご紹介するコンビーフの簡単で美味しい食べ方は、生のコンビーフにマヨネーズを付けて食べる食べ方です。コンビーフとマヨネーズはとてもよく合います!
コンビーフは塩漬けなのでやや味が濃く辛いのですが、マヨネーズをつけることでとてもまろやかな味わいになります。お皿に缶詰からそのまま出して、マヨネーズを添えてほぐしながら食べるだけで、立派な簡単おつまみになります。
コンビーフの美味しい食べ方③
生+醤油
続いては生のコンビーフに醤油を少しつけて食べる食べ方をご紹介します。
コンビーフの缶詰をお皿にそのまま開けて、上から醤油をひと回ししましょう。お肉と醤油の相性は抜群で、おつまみにも最適。さらにご飯ともよく合うので、ご飯に乗せてコンビーフ丼としてもおすすめです。
丼にするなら上から生卵を乗せるとさらに◎!簡単ランチにも人気です。
コンビーフを刺身のように薄くスライスして
わさび醤油を付けて食べるとまるでコンビーフのお刺身のようになりますよ。
コンビーフの美味しい食べ方④
電子レンジで加熱する
生でそのままでも十分美味しいコンビーフの缶詰ですが、温めてもより美味しくなります。コンビーフを温めるなら電子レンジで温めるのが簡単です。
コンビーフを温めると牛肉の脂がじわっと溶け出して、生とは違った風味を感じることができます。だいたい600Wで20秒くらいで良いでしょう。
温めるときは危険ですので、缶のまま温めないように気を付けてくださいね。
コンビーフの美味しい食べ方⑤
フライパンで焼く
コンビーフを加熱するならフライパンで焼く食べ方もあります。電子レンジで加熱するよりも、香ばしさを付けることができるので味わいが深くなります。
コンビーフを缶詰から出してスライスしてフライパンに軽く油を敷いてからソテーしましょう。
少し焦げるくらい焼くと、表面がカリカリとなって美味しいですよ。そのままでもOKですし、醤油で軽く味付けするのもおすすめです。
コンビーフの美味しい食べ方⑥
カレーに入れる
ここまで料理と言うほどでもない簡単なコンビーフのアレンジ方法をご紹介しましてきましたが、ここからはもうワンランク手を加えた美味しいコンビーフの食べ方のアレンジ方法や簡単レシピをご紹介します。
まずはコンビーフの美味しい食べ方として、カレーに入れる方法をご紹介します。子供から大人まで大人気のメニューカレーにコンビーフを使用すると、ビーフだけで作るカレーよりもぐっとうまみが増します。
それではさっそくレシピをご紹介しましょう。
コンビーフカレーのレシピ
コンビーフカレーは、いつものカレーの牛肉や豚肉といったお肉の代わりにコンビーフを使用してカレーを作るというものです。火が通りやすく、お肉が硬くなることもないので、さっとカレーを作って食べたいときにもおすすめです。
美味しく仕上げるコツは最初にコンビーフを炒め、同じフライパンで玉ねぎやニンジンなどを炒めて、コンビーフの脂や旨みを野菜に吸わせることです。
材料(4人分)
・コンビーフ 1缶
・カレーのルウ 4カケ
・玉ねぎ 1個
・にんじん 1/2本
・水 2カップ
・赤ワイン 大さじ2
・ご飯 適量
作り方
①フライパンにサラダ油をしき、コンビーフとみじん切りにした玉ねぎを炒める
②玉ねぎがしんなりしてきたらみじん切りしたにんじんを加えさらに炒める
③水を加え沸騰したら15分煮込む
④火を止めてカレールウと赤ワインを加え火をつける
⑤とろみがつくまで5分ほど煮て完成
コンビーフの美味しい食べ方⑦
ポテトサラダに入れる
続いてご紹介するのはおつまみにも人気のメニュー、ポテトサラダにコンビーフを入れたアレンジメニューです。ポテトサラダにコンビーフを混ぜることで、ポテトサラダがボリュームアップして食べごたえも出ます。
お酒のおつまみとしてはもちろん、ご飯のおかずにもよく合いますし、サンドイッチに挟んで食べても美味しいですよ。
コンビーフポテトサラダのレシピ
それでは、コンビーフ入りのポテトサラダのレシピをご紹介します。基本的に、いつもご自宅で作っているポテトサラダのレシピのままで、ハムや魚肉ソーセージの代わりとしてコンビーフを混ぜるだけでOKです。
今回は少し大人の味わいになるように、粒マスタードを加えて作ってみました。
材料(4人分)
・じゃがいも 3個
・コンビーフ 1缶
・マヨネーズ 大さじ3
・粒マスタード 大さじ1
・こしょう 少々
作り方
①じゃがいもは皮をむき水に浸してぴったりラップで包む
②じゃがいもを電子レンジで火が通るまで加熱する
③じゃがいもに火が通ったらフォークなどで粗くつぶし、マヨネーズ、粒マスタード、コンビーフを混ぜる
④こしょうで味を調える
コンビーフの美味しい食べ方⑧
野菜炒めに入れる
コンビーフはお肉の代わりに野菜炒めに入れてもよく合います。基本的にどんな野菜とでもよく合いますが、特にキャベツとの相性は◎!
使用するコンビーフは普通のものでも構いませんが、牛肉以外のお肉も混ざっているニューコンミートやじゃがいもが一緒になったコンビーフハッシュでもよく合います。
コンビーフ入り野菜炒めのレシピ
子供から大人まで大人気のおかず、コンビーフ入り野菜炒めのレシピをご紹介します。コンビーフはあまりほぐしすぎず、ごろっと塊になっている状態のほうが、食感も良く食べごたえがありますので、作り方のコツはコンビーフと野菜はざっくり混ぜるという点です。
生でも食べられるので、完全に火が通っていなくてもOKです。
材料(4人分)
・キャベツ 1/4玉
・コンビーフ 1缶
・しめじ 1/2パック
・塩コショウ 適量
・オイスターソース 小さじ2
作り方
①キャベツは一口大に切って、しめじは小分けに房を分ける
②フライパンにサラダ油を熱し、キャベツを炒める
③キャベツがしんなりしたら端に寄せ、コンビーフを軽くほぐしながら炒める
④しめじを加え、全体をざっくり混ぜる
⑤オイスターソースを入れ、塩コショウで味を調える
コンビーフの美味しい食べ方⑨
サンドイッチにはさむ
コンビーフはほぐしてサンドイッチの具としても使えます。加熱しなくてもそのまま食べられるので、ハムやシーチキン感覚でサンドイッチに使うことができます。たっぷりはさめば、インスタ映えするサンドイッチにもなりますよ。
コンビーフサンドのレシピ
それではコンビーフを挟んだサンドイッチのレシピを見てみましょう。コンビーフサンドは難しい手順はありません。コンビーフをほぐして、野菜と一緒にパンにはさむだけです。
材料(2人分)
・食パン(6枚きり) 4枚
・コンビーフ 1缶
・レタス 4枚
・バター 適量
・マヨネーズ 適量
レシピ
①コンビーフはあらかじめほぐしておく
②食パンをトーストする
③トーストした食パンにバターを塗り、レタスとコンビーフを挟む
④もう1枚のパンでサンドして、2等分する
コンビーフの美味しい食べ方⑩
オムレツに入れる
沖縄ではコンビーフを料理に使うことが多いそうですが、そんな沖縄の家庭料理で人気があるのがコンビーフ入りのオムレツです。卵だけのオムレツに、お肉が入るのため、とてもボリュームのある一品になります。
ご飯のおかずとしてはもちろん、お酒のおつまみにもピッタリの人気メニューです。
コンビーフオムレツのレシピ
コンビーフのオムレツは、コンビーフと卵だけでももちろん美味しいですが、じゃがいもを一緒に入れるとよりボリュームが出て美味しくなりますよ。
沖縄ではコンビーフとじゃがいもが一緒になったコンビーフハッシュと言う商品が売られているので、それを混ぜて使うと簡単です。
材料(4人分)
・卵 5個
・コンビーフ 1缶
・じゃがいも 1個
・バター 10g
・ケチャップ 適量
・塩コショウ 適量
作り方
①じゃがいもは皮をむき、賽の目上に切る
②じゃがいもとコンビーフをフライパンで炒め、塩コショウで味を調える
③卵をすべてときほぐし、②を混ぜる
④バターを溶かしたフライパンでオムレツを作る
コンビーフの美味しい食べ方⑪
揚げる
ちょっと手間がかかりますが、冷たいビールのおつまみにおすすめなのが、コンビーフをフライしたコンビーフかつです。コンビーフをカットしてそのまま衣をつけて揚げるコンビーフかつは、とんかつやビーフカツとはまた違ったお肉の美味しさを感じられる一品です。
コンビーフかつのレシピ
コンビーフかつは、普通のトンカツやビーフカツよりも柔らかい仕上がりになるので、子供さんやお年寄りも出食べやすく仕上がります。また、コンビーフの脂が加熱することでとけだし、ジューシーな仕上がりになります。
材料
・コンビーフ 1缶
・小麦粉 適量
・卵 1個
・パン粉 適量
・揚げ油 適量
作り方
①コンビーフを厚さ1cmくらいにスライスする
②コンビーフに小麦粉を軽くまぶし、卵にくぐらせる
③パン粉をしっかりつける
④フライパンに2cmくらいの油を入れ、きつね色になるまで揚げる
コンビーフの美味しい食べ方⑫
グラタンに入れる
コンビーフはチーズとも相性がとても良いので、チーズ料理に混ぜてもとても美味しく食べることができます。おすすめはコンビーフのグラタンです。
コンビーフと相性の良いじゃがいもと一緒にチーズを乗せてオーブンで加熱するだけで、ワインによく合うおつまみに変身します。
コンビーフグラタンのレシピ
ちょっとしたパーティやおもてなしにぴったりなコンビーフ料理のコンビーフグラタンのレシピをご紹介します。もともとお肉に味がしっかりとついているので、余計な味付けをしなくても美味しいグラタンが完成しますよ。
材料(4人分)
・コンビーフ 1缶
・じゃがいも 3個
・玉ねぎ 1個
・チーズ 適量
・バター 適量
レシピ
①じゃがいもは薄くスライスし、電子レンジで加熱して火を通しておく
②玉ねぎを薄くスライスする
③耐熱皿にバターを塗り、じゃがいもを敷く
④じゃがいもの上に玉ねぎを薄く敷く
⑤玉ねぎの上にほぐしたコンビーフを敷く
⑥じゃがいも→たまねぎ→コンビーフの順に再度重ねる
⑦チーズをたっぷりとかけて、オーブンで加熱する
⑧チーズが少し焦げて、全体が温まったら出来上がり
おすすめのコンビーフ
コンビーフは多種多様な種類がある
コンビーフと一言で言っても、いろいろなメーカーから発売されているので、使用している肉やそのほかの材料によってさまざまな種類があります。ここでは、そのコンビーフの中から特におすすめの商品をご紹介します。
千駄木腰塚の自家製コンビーフ
高級なコンビーフと言えば千駄木にある食肉専門店の千駄木腰塚が販売している「千駄木腰塚の自家製コンビーフ」です。一般的なコンビーフが1缶100g前後で400円程度で購入できるのに対して、千駄木腰塚製の自家製コンビーフは400g入っていて3,000円とかなり高価です。
しかしその分とにかく肉の旨みが強く、そのまま生で食べてもかなり美味しいです。おつまみにはもちろん、卵かけご飯に添えると贅沢な丼になります。
商品詳細
●商品名:千駄木腰塚の自家製コンビーフ
●メーカー:コシヅカハム
●容量:400g
●価格:3,000円
※価格は平成30年9月現在
コンビーフハッシュ
コンビーフハッシュは沖縄のメーカーオキハムが製造販売するコンビーフで、ほぐしたコンビーフとじゃがいもが入っています。そのままでももちろん、オムレツやサラダなど料理に混ぜて使いやすい商品です。
沖縄ではスパムと同様、食卓によく登場するもので、塩加減がほどよくほかに味付けをしなくても良いのも人気の秘密です。
商品詳細
●商品名:コンビーフハッシュ
●メーカー:オキハム
●容量:70g
●価格:197円
※価格は平成30年9月現在
ニューコンミート
ニューコンミートは一言でいうとコンビーフの廉価版です。コンビーフとの違いは、コンビーフが牛肉100%でできているのに対して、ほかのお肉が混ざっているのがニューコンミートです。居酒屋などでおつまみに出てくるのはほとんどこちらのニューコンミートのようです。
馬肉が混ざっていることが多いのですが、牛と馬の旨みがミックスされて、味わいが深くなっています。
商品詳細
●商品名:ニューコンミート
●メーカー:川商フーズ
●容量:100g
●価格:415円
※価格は平成30年9月現在
色々なアレンジでコンビーフを美味しく食べよう!
今回は、お肉の缶詰として根強い人気のあるコンビーフについて、美味しい食べ方をご紹介してきました。
お酒を飲みたいけどおつまみがないときや食卓にもう一品欲しいときなど、さっと使えてとても便利なコンビーフは、家に常備しておくととても使えます。
いろいろな食材とも相性が良いので、いつものメニューに加えるだけで、レパートリーの幅も広がります。
今回ご紹介したアレンジはどれも簡単なレシピですので、ぜひコンビーフにいろいろなアレンジを加えて、コンビーフを美味しくたくさん食べましょう!