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金魚に水草は必要?金魚アクアリウムに合う水草の種類&植え方を解説!

金魚に水草は必要なのか、気になりますよね!金魚の水槽には水草が入っているイメージがある方も多いと思いますが、実はちゃんと役割があります。今回は金魚に水草が必要な理由と、金魚アクアリウムに合う水草の種類、植え方と育て方を詳しく解説していきます!
2020年8月27日
T・S
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金魚アクアリウムに合う水草は?

見応えがある姿をした魚ですので、水槽に金魚だけ入れていてもサマになりますよね。しかし、多くの方が水草を水槽に入れています。それは、見栄えをよくするためだけではなく、役割があるからなのです。今回は水草を入れるべき理由と、金魚アクアリウムに合うおすすめの水草の種類、その植え方や育て方まで詳しく解説していきます!人口水草を入れる方もいますが、出来れば本物を入れてあげましょう!

金魚に水草が必要な理由①

金魚は水草を食べる

入れた方が良い理由で一番大きなものが、金魚のエサになるということです。エサも与えますので必要なさそうに感じる方も多いかもしれませんが、食欲旺盛な魚ですので、非常食としてあるに越したことはないのです。魚なのになぜ草を食べるのか不思議に思う方も多いようですが、フナの仲間ですので草食することもあるのです。また、栄養があって金魚にとって良い食べ物でもありますので、切らさないよう入れてあげたいところです。

金魚は水草があると落ち着く

次に大きな理由が、隠れ家になるということです。飼い始めてある程度経つと緊張もほぐれてくるのですが、金魚は警戒心の強い生き物であり、休むときは体を隠したいのですね。隠れる場所があれば落ち着いて休むことができ、ストレスが減ります。ストレスが多いと短命になりますので、ある程度の量を入れてあげましょう。人口物であるポットなどを入れても隠れてくれるのですが、やはり自然のものの方が落ち着くようですね。

水草が産卵場所となる

産卵・繫殖をさせる場合は必須となります。水草は金魚にとってエサであり、隠れる場所であり、子育てをする場所でもあるということですね。オスとメスを入れ、水草を入れておけば自然と産卵してくれることが多く、繫殖に興味がある方は必ず入れておきましょう。今回は産卵・繫殖について詳しくは触れないのですが、稚魚が生まれたら隔離しなければいけないことを覚えておきましょう。隔離しないと稚魚が食べられてしまいます。

金魚に水草が必要な理由②

水草が酸素を供給する

育てる際、水槽の中にブクブクしている酸素を供給する機械(エアレーション)を入れている方が多いですよね。しかし、必ずしも酸素を供給する機械が必要な訳ではなく、十分な量の酸素を供給する水草(マツモ・カボンバ・アナカリス)が入っていれば生きていられるのです。酸素は当然ながら生きるのに必須のものであり、その酸素を供給する役割があるのですから、水草はとても大切ですね。ただし、種類によっては夜間に酸素をとってしまうものもありますので、ご注意下さい。

水草が水槽内環境を良くする

最後の役割として、水質改善効果があげられます。二酸化炭素を吸収して光合成を行い酸素を出すのですが、同時に水の中から栄養をとっています。この栄養はエサの残りをバクテリアが分解したものなのですが、栄養をもし水草が吸わなかった場合、水質が悪くなっていくのです。自然環境でも、水草が生き生きと生えている場所は水が綺麗になり、周辺は魚が住みやすくなります。出来るだけ自然な環境に近づけるため、入れてあげましょう。

水草を入れる前の注意点

洗ってから水草を水槽に入れる

購入して水槽に入れる前に、少しだけ手間をかけましょう。多くの場合は問題ないのですが、害虫や雑菌などがついていて、水槽内の状況を悪化させてしまうことがあります。入れる前に一度、水道水で洗って綺麗にしておきましょう。害虫は水の中にいる時は見えても、外に出すと見えにくいことがありますので、なるべく丁寧に洗います。柔らかいものは優しく洗って、葉の固いものは少しこするようにして洗います。

農薬にも注意

目には見えない雑菌や、害虫がついていることと、農薬が使われている可能性もあります。病気になったり害虫被害に合うと商品価値がなくなってしまいますので、農薬が使われることがよくあり、その農薬をつけたまま水槽に入れると金魚に影響が出るかもしれません。農薬を洗い流してから水槽に入れましょう。無農薬と書かれているものであれば心配いりませんが、それでも害虫や雑菌がついている可能性がありますので洗っておきます。

金魚アクアリウムに合う水草①

初心者でも育てられる「マツモ」

金魚アクアリウム水槽に合うおすすめの種類1個目は「マツモ」です。こちらは金魚アクアリウムに最も使用されている水草であり、金魚藻と呼ばれることもあります。マツモは酸素供給源にもなりますので、スペースがあれば是非入れておきましょう。柔らかい葉をしているので食べられやすく、またある程度の量を入れておけば十分な隠れ家にもなります。放っておくと大きくなり、水槽の上部を覆うほどにまで成長していきます。

植え方・育て方・レイアウト

マツモは植え付ける必要のない植物ですので、水にただ浮かべておくだけで構いません。しかし、それでは見た目が悪いと感じる方、また美しい水槽を作っていきたい方は、根本に市販のおもりをつけて沈めましょう。育て方の注意点は特にありませんので、それなりに光をあてていればすくすくと成長していきます。伸びすぎて見栄えが悪くなったらハサミで剪定しましょう。水温の上下に弱い植物ですので、水換えの際は一気に水を入れないよう気をつけて下さい。


金魚アクアリウムに合う水草②

初心者でも育てられる「アヌビアス・ナナ」

金魚アクアリウム水槽に合うおすすめの種類2個目は「アヌビアスナナ」です。こちらは熱帯魚の水槽にもよく使われているもので、多くのお店で販売しています。大きさは大体10㎝程度で、価格は数百円ほどで販売されています。食べられない程度の固い葉をしており、ヒレがひっかかると傷つくことがあります。邪魔にならない位置にレイアウトしてあげると良いでしょう。苔がつきやすいのでエビ類を入れてお掃除させるのがおすすめです。

植え方・育て方・レイアウト

岩や流木に活着させることが出来ますので、画像のように、石を入れてしばらく縛り付け、活着させると見た目が良くなります。立派な見た目をしていますが、二酸化炭素を供給する必要もなく、また光を沢山欲する植物ではないので簡単ですね。花をつけることもありますので育て甲斐があります。注意点として、寒さに弱い性質を持っていますので、冬に枯れる可能性があります。出来ればオートサーモのヒーターを入れ、冬は加温してあげましょう。

金魚アクアリウムに合う水草③

初心者でも育てられる「ウィローモス」

金魚アクアリウム水槽に合うおすすめの種類3個目は「ウィローモス」です。こちらは見た目の通りコケ類で、這うよう飾ると水槽内がとても美しくなります。ウィローモスは日本にも自生している植物であり、微生物類が住みやすく、一緒にエビ類を入れれば微生物はエビのエサになります。茎が細いので金魚水槽の中ではエサとして食べられてしまいます。食べさせたくなくてもすぐにつついてしまいますので、割り切っていれるのがおすすめです。

植え方・育て方・レイアウト

コケ類ですので、画像のように岩や流木に活着します。飾りとして入れたい場合はしばらく縛り付けて活着させましょう。育て方は難しくなく、ある程度の光があれば育ちます。成長するに従ってモサモサとしてきますので見応えがある植物です。大きくなりすぎた場合はハサミで切って調整しましょう。日本でも自生している植物ですので、冬の水温にも耐えられます。個体によっては食べないこともありますので、その場合はおしゃれに飾って育てていきましょう。

金魚アクアリウムに合う水草④

初心者でも育てられる「ミクロソリウム」

金魚アクアリウム水槽に合うおすすめの種類4個目は「ミクロソリウム」です。ミクロソリウムはいろいろな種類がありますが、こちらは本種です。シダ科の植物らしい外見をしており、存在感がありますね。一見すると葉が柔らかそうに見えるかもしれませんが、実は葉は固く、金魚が食べない水草です。食べる草を入れたい場合には不向きですが、飾りとして水草を入れたい方にはおすすめですね。コケが生えやすいので、エビ類を入れるのがおすすめです。

植え方・育て方・レイアウト

ミクロソリウムはおしゃれなレイアウトを作るのによく使用されています。流木や岩などに活着させることが出来ますので、しばらくの間縛り付けておき活着させましょう。サイズもある程度ありますので、水槽の奥に配置して背景のように使うことが出来ます。あまりにも奥におくと、表面につくコケを金魚が食べにくくなりますので、エビ類を入れない場合はつつきやすい位置に配置して下さい。指でこすってとることも出来ます。

金魚アクアリウムに合う水草⑤

初心者でも育てられる「アマゾンソード」

金魚アクアリウム水槽に合うおすすめの種類5個目は「アマゾンソード」です。こちらは名前の通り剣のような雰囲気を持った種類で、サイズは15㎝ほどあります。根をしっかりと張りますので、つついても抜けることはあまりありません。葉は柔らかくないので、食べられないのもポイントですね。酸素供給の役割もでき、また水質を綺麗にする効果があり、レイアウトにも使用しやすく、おすすめの水草です。

植え方・育て方・レイアウト

画像のように、奥に配置して背景のようにすると迫力が出ます。しっかりと根付きますので、最初の配置はよく考えてから行いましょう。育て方は簡単で、光もあまり必要としません。ただし、多少肥料を必要としますので、市販の水草用肥料を適時与えましょう。肥料を水槽に入れると苔が発生しやすくなります。苔対策にエビを入れ、水槽のガラスについた苔はスポンジなどで定期的に落としましょう。また、冬の寒さに耐えられませんので、ヒーターを入れてあげて下さい。

金魚アクアリウムに合う水草⑥


初心者でも育てられる「ソードリーフ」

金魚アクアリウム水槽に合うおすすめの種類6個目は「ミクロソリウム・ソードリーフ」です。こちらは先述して紹介したミクロソリウムの仲間で、本種よりも葉が細いのが特徴です。大きさは大体25㎝程度まで育ちますので、見応えのある立派な水草ですね。大きな水草ではあるものの、成長速度は遅めですので、ゆっくりと育てていきましょう。

植え方・育て方・レイアウト

大きく育ちますので、画像のように背景として配置するのがおすすめです。前に持ってくる時は横にくっつけて植えましょう。こちらも活着する性質がありますので、岩や流木を配置して活着させるのも良いですね。光をあまり必要としませんが、水換えを一週間に一度ペースでしないと成長が悪くなることがあります。最適な水温は10度以上ですので、冬場に寒くなるようであればヒーターを入れます。苔が葉についた際はとってあげましょう。

金魚アクアリウムに合う水草⑦

初心者でも育てられる「サジタリア」

金魚アクアリウム水槽に合うおすすめの種類7個目は「ピグミーチェーンサジタリア」です。こちらはとても可愛らしい水草で、土に植えて増やしていきます。ランナーを伸ばして増えていきますので、上手くいくとモサモサとした地面になっていきます。こちらも葉に固さがあり、金魚は食べませんので飾りに向いていますね。サイズは大体5~10㎝ほどになります。大きくなっても水槽内を邪魔することはなく、良い雰囲気を保ってくれますよ。

植え方・育て方・レイアウト

レイアウトは難しくなく、水槽の前面とサイドの好きなところに植えていきましょう。少し穴を掘って植え付けます。すると次第にランナーを伸ばして増えていきます。光は少しでも育ちますが、光が少ないと背が高くなる傾向があります。あまり高くしたくない方はしっかりとライトをあてて下さい。水温は18度以上が推奨される植物ですので、寒い時期はヒーターを入れ暖めましょう。肥料を入れると色が濃くなりますが、無くても育ちます。

金魚アクアリウムに合う水草⑧

初心者でも育てられる「ホテイアオイ」

金魚アクアリウム水槽に合うおすすめの種類8個目は「ホテイアオイ」です。金魚と言えば、この水草をイメージされる方が多いかもしれませんね。浮き草ですので、植え付けをする必要もなく、管理も簡単です。サイズは10㎝程度まで育ちます。価格は数百円程度ですので買いやすいですね。ホテイアオイは根を通して水中の栄養を吸収します。水質改善の力になってくれますので、浮き草を入れても良い方は是非入れてみて下さい。

植え方・育て方・レイアウト

浮草は浮かべるだけですので、特にレイアウトはありません。上から見て楽しむ植物ですので、水槽を画像のような鉢に変えるとより楽しめます。また、光が沢山必要な植物ですので、出来れば屋外で育てましょう。光をしっかりあてれば、画像のような花も見られます。水中に根を出すのですが、この根は食べられてしまうこともあります。冬の寒さに弱いので、冬場は室内に取り込み、加温してあげると良いでしょう。

金魚アクアリウムに合う水草⑨

初心者でも育てられる「カボンバ」

金魚アクアリウム水槽に合うおすすめの種類9個目は「カボンバ」です。こちらは金魚水槽に入れる定番の水草の一つで、産卵・繫殖の場所にもなります。また酸素を供給する役割としても優秀ですので、レイアウトに問題が無ければ是非入れたいですね。あまり食べられなければ大きく育つのですが、柔らかい葉をしていますのでよく食べられます。価格は安価ですので、食料として入れておくイメージをしておくと良いでしょう。

植え方・育て方・レイアウト

こちらは植える必要の無い水草ですので、ただ浮かべておくだけで構いません。見た目が気になるようであれば、市販のおもりをまいて沈めましょう。育て方は簡単で、放っておくとどんどん伸びていきます。伸びすぎた場合はハサミでカットしましょう。カットした茎を植えておくと、また育っていきます。光をある程度必要としますので、ライトはしっかりあてて下さい。金魚がつついて葉がちぎれたら、水質が悪化しないよう取り除きましょう。

金魚アクアリウムに合う水草⑩


初心者でも育てられる「アナカリス」

金魚アクアリウム水槽に合うおすすめの種類10個目は「アナカリス」です。こちらもカボンバ同様、金魚水槽に入れる定番の水草ですね。大きさは20㎝程度にまで育ちます。価格は数百円程度と安価です。産卵・繫殖の場所にもなりますし、隠れ家としても活躍してくれる水草ですので、是非入れてみて下さい。水質を保ち、酸素を供給する役割としても優秀です。

植え方・育て方・レイアウト

こちらも、ただ浮かべておくだけで育つ水草です。ちゃんと飾りたい方は水槽の横、もしくは真ん中の奥に、おもりをまいて飾ると良いでしょう。画像のように、人工物の中に入れるのも良いですね。育て方は簡単で、成長が早く、光さえあたっていればすくすくと伸びます。伸びすぎたらハサミで剪定しましょう。花をつけることもありますので育て甲斐がありますね。

金魚と水草に関するTwitter

夏祭りの金魚から始まる

こちらは夏祭りの金魚とメダカから始まり、今では水草を入れるほどにまでハマった様子が書かれています。夏祭りの個体は弱っていることが多いので、元気に生きているのであればしっかりと育ててあげたいですね。金魚は大きくなりますので、ある程度大きな水槽を用意してあげるのがおすすめです。水草もたっぷり入れ、隠れる場所を作ってあげて下さいね。

全ての金魚が食べる訳では無い?

こちらは金魚が好む水草を入れたのに、全然食べそうにない様子が書かれています。多くの金魚がつついて食べる金魚藻ですが、個体差があり、興味の無い個体は見向きもしない程です。食べなかったら食べないで、酸素も供給されますし、水質も保ってくれますので嬉しいですよね。

まとめ:金魚アクアリウムに合う水草

今回の「金魚に水草は必要?金魚アクアリウムに合う水草の種類&植え方を解説!」はいかがでしたでしょうか?水草の役割から、おすすめの水草と育て方まで詳しく解説させて頂きましたが、気になる水草はありましたか?葉の柔らかいものは食べられてしまうことが多いのですが、必ず食べるという訳ではありませんので、積極的に入れてみましょう!冷たい水温に耐えられない水草も多いので、ヒーターを入れてあげると安心です。

水草が気になる方はこちらもチェック!

今回は金魚に合う、初心者でも育てられる水草をご紹介させて頂きましたが、他にも金魚・熱帯魚に関する記事が沢山あります。気になる方は是非チェックしてみて下さい。