はじめての庭木・花木の剪定と手入れ 基礎の基礎からよくわかる (ナツメ社のgarden books) [ 玉崎弘志 ]
平和 オリーブの培養土 25リットル
ビアフランカ 果樹挿し木苗 9cmポット 2個セット
常緑樹とは?
常に葉をつけている木
一年を通して葉を落とさずに緑を楽しめる木のことを指します。反対に寒さで冬には葉を完全に落としてしまうような木を落葉樹と呼んでいます。
常緑樹のメリット
落葉樹は葉を落としている時期には寒々しい印象になりますが、常緑樹は常に緑色の葉を生い茂らせているので冬にも自然の温もりを感じることができます。日差しを遮ってくれるメリットもあるので、夏は涼しく、冬は温かく感じさせてくれるでしょう。
シンボルツリーにもおすすめ
常緑樹の中高木はシンボルツリーに適しています。常緑樹ならではの性質により、冬場にも緑を楽しむことができるのがポイントです。
近年の家づくりでは外構にも力を入れているので、シンボルツリーや庭木をライトで照らしている家庭も多いのではないでしょうか?落葉樹を冬場に照らすと寂しい雰囲気になってしまうので、常緑樹を選ぶことをおすすめします。
窓の近くなら目隠しの役割も
日中カーテンやブラインドを開けておくと外からの視線が気になってしまうことがありますよね?窓の近くに常緑樹を植えることで、視線を遮り目隠しの役割も果たしてくれます。中からも常に緑が見えることで、自然を身近に感じることができますよ。
常緑樹の種類
高さで種類分け
●高木…高さが3m以上の木
●中木…高さが1.5m以上〜3m未満の木
●低木…高さが1.5m未満の木
常緑樹には幅広い種類があり、大まかに木の高さで分類分けされています。シンボルツリーはある程度の高さがあった方が家に奥行きができるので、中・高木の当たりの種類の高さを選ぶといいでしょう。
葉の形で種類分け
●広葉樹…葉が大きく広い形をしている木
●針葉樹…葉が針のように細い形をした木
葉の種類によっても呼び方は違います。広葉樹と針葉樹では大きく葉の形が異なるので、それぞれの印象も変化してきます。庭に植えるのであれば、デザインやイメージを膨らませてからそれに合った庭木を選びましょう。
庭木に人気!おすすめの常緑樹①
シマトリネコ
成長が早い高木のシマトリネコ。近年ではシンボルツリーとしてもよく見かけるようになりました。和風にも洋風な家にも合いやすく、庭に取り入れると青々とした葉を楽しむことができますよ。暑さには強いので夏場は育てやすいでしょう。寒さは若干苦手なので、葉が傷んでしまうことがあるかもしれません。
手入れ
病害虫にも強いので育てやすい木です。しかし成長が早いので、放置してしまうとグングン伸びてしまいます。強剪定にも耐えることができるので、冬の寒い時期にしっかり剪定を行いましょう。寒さが厳しい地域の場合には、冬越しの対策も必要になってきます。
剪定の知識をつけよう
はじめての庭木・花木の剪定と手入れ 基礎の基礎からよくわかる (ナツメ社のgarden books) [ 玉崎弘志 ]
剪定はそれぞれの木に合った仕方をしなければなりません。間違った剪定をしてしまうと、枯らしてしまう原因に繋がってしまいます。剪定についての情報をぜひ参考にして、素敵なガーデンを築きましょう!
庭木に人気!おすすめの常緑樹②
ソヨゴ
葉が波立っているのが特徴です。環境は日当たりが適していますが、ソヨゴは日陰でも育てることができます。秋には赤い実をつけるため、庭に植えることで鳥を呼ぶことも可能です。成長が遅めなので、管理がしやすく病気や害虫にも強い高木です。耐寒性があるので寒さにも強いのがメリットです。
手入れ
成長が遅いので剪定はそれほど必要はありません。ソヨゴの形が崩れるような枝が出てきた際に、剪定・切り戻しをしてください。寒肥を1〜2月の間に施すといいでしょう。
庭木に人気!おすすめの常緑樹③
クロガネモチ
秋から冬にかけて、小さな赤い実をたくさんつけているのが可愛らしいクロガネモチ。まるでクリスマスツリーのような雰囲気を楽しむことができます。植え付け場所は日向を好みますが、耐陰性もあります。庭のアクセントとして植えてもいいでしょう。
手入れ
萌芽力があるので強い剪定も大丈夫な高木です。形を整えれば和風な庭にもよく馴染みます。庭木を植え付けて1〜2年目の間はまだ根張りがよくないため、夏場には水切れを起こさないよう水やりをしましょう。葉全体にも水をかけてあげると、水の吸い上げがよくなります。
庭木に人気!おすすめの常緑樹④
シラカシ
庭木の代表的なシラカシはよく公園に植栽されていて、秋にはドングリを拾うことができる木になります。自生もしているので、庭に植えるにも特に手入れが必要なく育てやすいのがメリットです。株立ちのいい物を選ベば見事なシンボルツリーになるでしょう。
手入れ
冬の寒さにも強いので特に冬越しの対策も必要ありません。寒肥を冬の間にすき込むと成長がよくなります。しかしシラカシは放置しておくとかなり大きくなるので、高さを抑えたいようであればしっかり剪定することをおすすめします。強い剪定にも問題なく耐えてくれますよ。
庭木に人気!おすすめの常緑樹⑤
モッコク
庭木としての人気が非常に高い常緑樹のモッコクは、形も綺麗で丈夫で育てやすいのが魅力です。育てるうえでは半日陰から日向の環境に適していて、湿気にも強い種類です。厳しい寒さには弱いので、西日本や南よりの地域の庭に植えるのが適しています。日本ならではの庭園のシンボルツリーにモッコクはよく合うでしょう。
手入れ
成長はやや遅めなので、形を整え不要な枝を切り戻したりする剪定をしていきましょう。葉巻虫を見つけたらすぐに捕殺してください。大量発生してしまうと薬剤も効きにくいので取り返しのつかない事態になってしまうこともあります。寒さには弱いので冬には寒さ対策が必要です。
庭木に人気!おすすめの常緑樹⑥
ナナミノキ
赤い実が綺麗なナナミノキ。モダンな家のガーデンのシンボルツリーとして需要が高まっています。高さが10mにも達する高木の種類なので、庭に植える時には中木の段階から楽しむといいでしょう。ナナミノキは自然な枝ぶりが綺麗なので、剪定しないそのままの姿が魅力的ですよ。
手入れ
肥沃な土を好むので、有機肥料を土にすき込んで寒肥を施してください。根付けば水やりの必要は特に必要ないので、育てやすいでしょう。半日陰でも育てることができます。風通しが悪いと病害虫が発生する場合があるので、適宜薬を散布してください。
庭木に人気!おすすめの常緑樹⑦
オリーブ
洋風な庭には欠かせないオリーブも常緑樹の一つです。オリーブの実は食用として楽しむこともできます。実をつけるには違う種類のオリーブを近くに植えることがポイントです。乾燥や冬の寒さにも強いので、育てやすい常緑樹になります。
手入れ
強健で丈夫な種類なので育てやすい常緑樹です。剪定をしすぎると実がつかないといった影響を及ぼしてしまうので気をつけましょう。害虫を発見したらすぐに対処してください。風通しや日当たりが悪いと病気になってしまうこともあるので環境には注意が必要です。
オリーブにおすすめの土
平和 オリーブの培養土 25リットル
アルカリ性の土を好むので専用の培養土を使えば庭に植える時にも手間がかかりません。肥料も含まれているので、自分で調節することもないので初心者の方におすすめです。
庭木に人気!おすすめの常緑樹⑧
ツバキ
花木として人気の高いツバキも常緑樹です。特に和風な庭園にはよく合い、生垣としても利用されています。冬の寒さや暑さにも強いので育てやすいのがメリットです。花色も豊富でさまざまな種類のツバキがあります。
手入れ
枝が伸びて密集してしまうので、剪定が必要です。剪定時期は梅雨と秋、花後が適期になります。肥料をしっかり施すと、花付きもよくなります。寒肥を施し、花後にはお礼肥をあげるといいでしょう。庭に植える時には有機肥料を混ぜ込み、半日陰か日向に植え付けるといいですよ。日陰でも育てることができますが、病害虫に注意してください。
庭木に人気!おすすめの常緑樹⑨
レモン
レモンの木も冬に葉を落とすことなく常緑樹として活躍します。葉からもレモンのいい香りを楽しむことができますよ。レモンの木にはトゲがあることで知られていますが、品種改良によって刺がないタイプも販売されています。果実がなる木を一本庭に植えると用途も広がるのでおすすめです。
手入れ
レモンを味わいたい方はなるべく農薬を使いたくないのが本音でしょう。害虫を見つけたらなるべく早めに捕殺してください。肥沃な土を好むので、肥料はしっかりと与えます。日当たりのいい場所に植え付けましょう。
トゲなしレモンがおすすめ
ビアフランカ 果樹挿し木苗 9cmポット 2個セット
ビアフランカの苗は鉢植えでも簡単に育てることができます。こちらはトゲなしなので、小さなお子様にも水やりをお願いすることができ、収穫する時にも傷つく心配がありません。実がない時期は葉から香りを楽しみましょう。
庭木に人気!おすすめの常緑樹⑩
アカマツ
アカマツは日本の庭園には欠かせない針葉樹です。和風の庭のシンボルツリーにおすすめです。マツの中でも幹が曲がる種類なので緩やかな姿を見ることができます。土は特に選びませんが、日向の方が好みます。
手入れ
寒さと暑さには強いので育てやすいですが、樹形が乱れてくるので剪定といった管理が必要になってきます。しかし高所での作業、剪定にも技術が必要なため、プロにお願いするのが無難です。自分で剪定を行う際には十分に気をつけましょう。
庭木に人気!おすすめの常緑樹⑪
アベリア
常緑樹としては低木の種類アベリア。こちらも庭に植えるのにおすすめの木です。5〜10月と長い間可愛らしい花を咲かせ、形もコンパクトにまとまります。葉は明るい緑の斑が入っているものからピンク色になる種類もあり、庭のアクセントにもなります。壁と地面との間をナチュラルに飾ってくれますよ。
手入れ
耐寒性と耐暑性があり育てやすい常緑樹ですが、東北などの寒さが厳しい地域では落葉してしまうことがあるようです。剪定は芽吹き前におこなうのがコツです。花付きがいいので、肥料切れを起こさないように生育期に適度に与えるといいでしょう。
庭木に人気!おすすめの常緑樹⑫
ツツジ
花付きの良さが魅力のツツジ。一面にびっしりと花を咲かせた姿は圧巻の見応えです。公園の生垣としてもよく植えられていて、目隠しや視線を遮るような用途でも活躍しています。強い剪定にも耐えることができ、形を整えることも容易です。
手入れ
日向を好むので庭に植える時にはしっかり日が当たる場所を選びましょう。剪定は花が咲き終わってから早めに刈りこんでください。害虫の被害に合いやすいので、大量に発生してしまった場合には薬を撒きましょう。
庭木に人気!おすすめの常緑樹⑬
ナンテン
綺麗な葉を年中見ることができるナンテンも常緑樹の低木になります。秋には紅葉するので、庭に植えると四季を感じることができますよ。オタフクナンテンという赤い葉が特徴の種類もあり、そちらも人気があります。和風にも洋風の庭にも合いやすい低木です。
手入れ
夏場の強い日差しに葉焼けを起こしてしまうこともあるので、植え付け場所は半日陰が適しています。水やりは根が張れば降雨だけでも問題はありません。背が高くならないので、管理もしやすく育てやすいでしょう。肥料は冬の間に寒肥を施してください。
庭木に人気!おすすめの常緑樹⑭
ゴールドクレスト
ゴールドクレストという呼び名より、コニファーと言った方が分かる方が多いでしょう。コニファーとは、常緑樹の針葉樹の総称です。実際には幅広い種類の針葉樹のことを指します。ゴールドクレストは育てやすく、葉の色や形にも魅力があるので人気が高い木です。しかし、成長が早く大きくなるので植え付ける場所には気をつけましょう。
手入れ
多湿には比較的弱いですが、寒さにはかなり強いので冬越しの対策は必要ありません。成長速度が早いので、適度に剪定をしましょう。大きくしたくない場合には頂点を切り取ると高さを抑えることができます。
庭木に人気!おすすめの常緑樹⑮
アセビ
筒状の小さな花を吊り下げて咲く様子が可愛らしいアセビ。開花期は3〜4月の春ごろになります。シンボルツリーは高さがあるので、こういったサイズの中木や低木を近くに植えることで調和とバランスを保つことができます。景観がよりナチュラルに見える効果もありますよ。
手入れ
混み合った枝や樹形を乱すような枝は冬に切り落としましょう。風通しをよくすることで、病害虫の予防にも繋がります。よく沃えた土を好むので、植え付ける時にはしっかり堆肥や有機肥料をすき込んでください。夏場に雨が降らないような日が続く時には水やりをするといいでしょう。
庭木に人気!おすすめの常緑樹⑯
イヌツゲ
寒さにも非常に強く、強剪定にも耐えることができるので生垣に多く利用されています。刈り込んでさまざまな形のトピアリーを作ることも可能です。丸い形に仕上げれば、日本の庭園にもよくマッチします。
手入れ
枝がたくさん伸びてくるので、剪定の手入れが必要です。冬以外ならいつでも剪定して大丈夫です。カイガラムシが付くことがあるので、見つけたらこそげ落としましょう。好みの形に整えて、庭のアクセントにしてみてはいかがでしょうか?
庭木に常緑樹を植えよう
今回は庭木におすすめの常緑樹をご紹介してきました。シンボルツリーを庭に植えるのであれば、ぜひ一年を通して葉をつけている常緑樹を選んでくださいね。常緑樹のメリットを活かし、いろいろな種類の木を庭に植えてみてはいかがでしょうか?
ガーデニングについて気になる方はこちらの記事もチェック!
他にも気になるガーデニングにまつわる基本的な情報が満載です!下記の記事を参考に初心者の方もガーデニングを楽しみましょう!
ガーデニング初心者が気になる土作りのコツを解説!失敗しやすいポイントは?
ガーデニングを初めてみようと思った時に何をしますか?野菜や花を上手に育てるには土作りが大切です。初心者なら市販の土でもいいですが、庭が広いと...
ガーデニング初心者ガイド!簡単で育てやすい植物含めて基本のやり方をご紹介!
これからガーデニングを始めたいという初心者さんは、不安なこと、わからないこともたくさんあるでしょう。庭やプランターでのガーデニング基本的なや...
出典:amazon.co.jp