初めての海外旅行で失敗しないための注意点
この記事では、初めての海外旅行で気をつけるべきことを、準備の段階で確認しておきたいポイントをピックアップしてお伝えしようと思います。
初めての海外旅行に旅立つ前に、一人で「何を」確認して「どう」手配すべきか、事前準備で気をつけること、旅行中の基本の考え方や心得について、それぞれのポイントを是非チェックして下さいね!
必要な持ち物チェックリストも準備して、荷物を詰めながら持ち歩いたり、旅先に持参したりするといいですよ!
初めての海外旅行チェックリスト①
スーツケースとバッグを選ぼう
海外旅行に行く際は、まず一人旅なのか大勢で行くのか、何を目的に旅に出るかを決めます。そして、スーツケースとバッグは、旅の目的に応じたボリュームのものを選びましょう。
お土産をたくさん購入する予定がある場合は、事前準備でぎっしり詰めてしまうと帰国時に荷物が入らなくなってしまうので、スーツケースには少しゆとりがある程度にして、お土産用のスペース確保も忘れないようにしましょう。
また、普段使い用に旅先で持ち歩くバッグは、斜めがけできて体にピッタリと持てるコンパクトなタイプなら、両手が使えるので便利でおすすめです。さらに、お土産を買い過ぎたときなどに必要なエコバッグがあると活躍してくれます。
初めての海外旅行チェックリスト②
パスポートを準備しよう
まず、海外旅行に絶対必要なのがパスポートです。旅行申込のときにパスポートが手元になくても予約ができる場合もありますが、パスポートがないと予約できない旅行会社がほとんどですので事前の注意が必要です。
いずれにしても、パスポートを取得しないと航空券を取っても、荷物の準備がいくら完璧でも、国内から外に出ることはできません。
パスポートは、自分が住民登録をしている都道府県のパスポート窓口で申請しましょう。申請してから取得までには1~2週間程度かかります。受け取り日がきたら、もう一度パスポート窓口へ行きます。後で慌てないように早めにチェックして、1カ月前には準備しましょう。
カラーコピーを取っておけば、紛失したときの証明に使えますし、普段はコピーを提示用に持ち歩けば、パスポート紛失のリスクが減ります。
初めての海外旅行チェックリスト③
海外旅行保険に入ろう
アクシデントに遭遇しないように気をつけることが一番ですが、海外では予想外のことが起こることもあります。海外旅行保険付きのクレジットカードを持っていない人は、一人で困らないように海外旅行保険に入りましょう。
海外旅行中にケガをしたり環境の変化で体調を崩したりしたときの治療費は、外国では当然日本の健康保険が効かないため、日本に比べると医療費や入院費がはるかに高額になってしまいます。救急車を利用するだけで料金が加算されることもあります。
また、海外旅行中に手荷物や大切なカメラが盗まれたり壊されたりした場合、現地の警察に被害届を出しても解決しないこともあります。
こうした事態に備えるために必要な海外旅行保険には、事前に加入しておくことが大切です。傷害死亡、治療費用など、セットになった保険プランがあるので安心です! 金銭的な補償以外にも、現地での日本語サービスも受けられて心強いので、旅行を予約したら、海外旅行保険も忘れずに加入しておきましょう。
初めての海外旅行チェックリスト④
レンタルWiFiを持参しよう
最近は海外のホテルでも、Wifi対応でネット接続できるところも増えていますが、ホテルによっては有料という場合もあります。また、海外にはフリーWifiのあるカフェなどもたくさんありますが、移動中にスマホの地図アプリを使いたいときなどにWifiがないと不便です。
渡航先でもインターネットネットしたい人に必要なのが、海外用のWifiレンタルです!通信費を気にせず使えるWifiがあれば、MAPや明日の天気・評判のレストランなど、現地のフリーWiFiスポットに行かなくてもできるので便利ですし、日本との連絡もSNSなどでとることができます。
初めての海外旅行チェックリスト⑤
薬を持参しよう
初めての海外旅行では、体調管理に気をつけるのはもちろんのことですが、環境の変化や疲労から風邪を引いたり、お腹をこわすことがあります。旅先で体調を崩すと、せっかくの旅行が台無しになってしまいます。海外でも薬局はありますが、海外の市販薬が体にあわないこともあります。
もし持病や治療中の病気などがある人は、服用している常備薬を、また念のため薬のほかに英文処方箋も準備しておくと安心です。持病を持っていない人でも、急に腹痛や頭痛が起こったときのために、常備薬があれば持参しましょう。風邪薬や頭痛薬、便秘薬、酔い止め、絆創膏なども持ち物の中にあるといざというときに便利です。
初めての海外旅行チェックリスト⑥
変圧器を持参しよう
海外旅行に絶対必要なのが、デジカメやスマホです。観光中はたくさん写真を撮りますから、電池の減りも早くなります。海外と日本のコンセントプラグは形状も電圧も違うので、外国に滞在中に日本の電気製品を使用する際は、変圧器が必要になります。
デジカメやスマホ、ドライヤーやヒゲソリなど、変圧器があれば海外でも使えます。だだし、使用可能電圧がAC100〜240AVの製品は海外でも変圧器なしで使用できます。
初めての海外旅行チェックリスト⑦
持参する洋服を選ぼう
海外旅行に行くと、普段より高級なレストラに行ったりやディナークルーズに参加しますが、そういうときに気をつけるのはドレスコードの心得です。
宗教施設などでは、デニム素材の洋服や短パン不可、女性のサンダル不可、ノースリーブ不可、スニーカー不可、などということもあるので注意が必要です。一人だけ参加できないなどということがないように、男性ならシャツを1枚、女性ならワンピースを、事前に準備しておくと何かと使えます!
また、海外の気候や湿度は日本と違うので、旅行先のイメージだけで服装を決めると、暑い国でも夕方からの気温が低かったりすることもあります。
欧米でも、夏期に室内の冷房が効きすぎているところもありますから、温度調整のきく洋服を持ち物の中に準備しましょう。靴も予定や服装に合わせたフォーマルなものが1足あるといいでしょう。
初めての海外旅行チェックリスト⑧
チップ用の現金とトラベラーズチェックを準備しよう
現金を使うメリットは、少額の買い物ならすぐに使うことができて、支払いがスムーズなことです。支払いは、現地通貨より米ドルや日本円が便利な場合もあります。
両替は日本でするか、現地でするか、どちらが得かは両替する場所や通貨によっても異なりますが、現地で両替する場合、国によっては結構な手数料などを取られます。
日本ではコンビニやスーパーで少額の買い物をしたときに1万円札を出してもお釣りをくずしてもらえます。しかし海外では、お店で両替してもらうこともできませんし、大きな紙幣を出すと嫌な顔をされる場合があるので、外貨に両替をするときは、事前に小額紙幣を用意しておきましょう。
現地で通貨が残り少なくなったときに、千円札での支払いが可能な場合があります。
また、海外では、ホテルやレストランなどで日本にはないチップを渡す習慣があるので、現金が必要なこともあります。国によって 料金の何%とチップの相場は違いますが、大きなお札しか持っていないとチップを渡せないので、小銭を多めに持ち歩くといいでしょう。
初めての海外旅行チェックリスト⑨
クレジットカードは2枚以上持参しよう
海外旅行に現金を持ち歩くのが怖い人は、クレジットカードで支払いましょう。しかし、クレジットカードの種類によっては、海外では使える店舗が少ない場合もあります。
せっかく欲しいとお土産があっても、クレジットカードが使えなくて買えないのはもったいないので、そんなときのために、2種類のグローバルな別のクレジットカードを持って行くと便利です。
でもクレジットカードを持つのは不安という人には、プリペイドカーもおすすめです。
海外専用のプリペイドカードとは、出発前にコンビニATMなどで自分で指定した口座に円を事前入金することで、その残高の範囲内でデビットカードのようにショッピングの支払いをしたり、また渡航先の現地ATMで現地通貨を引き出すこともできる安心・安全なカードのことです。
多額の現金を持ち歩く必要がないので使い過ぎの心配がなく安全性も高いですし、、カードの残高が足りなくなった場合には再チャージも可能なので、予算管理にも便利です。
初めての海外旅行チェックリスト⑩
お土産情報を集めよう
海外旅行に行ったときに忘れてはいけないのがお土産です。仲の良い友達になら、旅行の記念として喜んでもらえるものを選ぶのは楽しいですが、会社の同僚に配るお土産などの義理のお土産選びは困りものです。多くの人との関わりがあるほど、お土産選びは大変です。
海外旅行のお土産は、日本では手に入りにくいものがベストです。デパートや専門店にしか売っていないものなどはお土産に最適です。また、もらった人が邪魔だと思わないようなコンパクトなものを選びましょう。
また、海外旅行のお土産は、パッケージを見ただけでどこに旅行に行ったのか分かることが必要です。滞在中のホテルの近所のスーパーやABCストアなどでもお菓子やグッズがいろいろ売っているので困ることもないですが、添乗員さんがつくクルーズツアーだと、お土産を探す時間がなかったりします。
現地で人気のお土産や自分用にも絶対買いたいグッズなどの必要な情報を事前に調べておくと、お土産探しに苦労して時間を無駄に使うことはないでしょう。
必要数が決まっているような義理のお土産は、ネットショップを使って日本で調達するのもおすすめです。旅行の前に選んでおけば、帰国後に自宅に配送してもらうことができます。写真も大きめなので選びやすいし、利用した人の口コミもあるので安心感もあります。
初めての海外旅行でせっかくの楽しい時間を無駄にしないように、こういうお土産サイトも上手に使って調達して下さいね。
初めての海外旅行チェックリスト⑪
機内で快適に過ごしたい
体調万全で初めての海外旅行をスタートするために必要なのは、機内で快適に過ごすことです。まず、エコノミー症候群を予防するためにも、締め付けの少ないゆったりした服を選びます。
飛行機の中は非常に乾燥しているので、ハンドクリームやリップクリーム、ミストなどの保湿グッズは必須です。せっかくの旅行で風邪を引かないように、予防のためのマスクもあると便利です。持病の薬や頭痛薬、胃薬、目薬、コンタクト使用者は洗浄液や保存液の準備も必要です。
本当はノーメイクで機内に入るのが一番ですが、そうも言っていられないので、化粧を落とせるメイク落としシートや化粧水・乳液、その他普段の化粧品も機内の持ち物にまとめましょう。
100ml(g)を超える液体物(医薬品類は別)の国際線機内への持ち込みはできないので、「100ml(g)l以下の容器」に小分けにして、ジッパー付き「プラスチック袋」に入れて持ち込みましょう。
PCや携帯ゲーム機などは盗まれたりする心配があるので、使わなかったとしても、機内での一人の時間の暇つぶしに必要な本や雑誌、手帳などと一緒に機内に持ち物に入れておくとと安心です。離着陸時はゲーム機なども、他の電子機器と同様に電源を切っておきましょう。
機内でも体調を崩さないために
機内は冷房などで寒いので、羽織れるものがあるといいでしょう。また、海外ともなると長時間のフライトになるので、靴を履いたままだと窮屈です。足元を解放してリラックスして機内で過ごすために必要なのが、「折りたたみスリッパ」です。
真っ暗でないと眠れない人、周囲を気にせず眠りたい人は「アイピロー」や「耳栓」なども機内用持ち物として準備しましょう。音楽を聞く人は、耳栓の代わりにフィット感のあるイヤホンで代用するという手もあります。
航空会社によってはトイレ等に常備していますが、すぐなくなってしまうようなので、食後の歯磨きしないと眠れない人はウェットティッシュや歯ブラシを持ち物に入れるといいでしょう。マイ歯磨きセットがあると、飛行機から降りたらすぐにトイレなどで歯を磨くこともできます。その他、入国・出国カードの記入時に使えるので、ボールペンもあると便利です。
海外の旅先に到着しても飛行機からスーツケースが出てこないという危険度もあるので、何日間か耐えられるインナーなどの着替えがあると心強いです。
初めての海外旅行チェックリスト⑫
日程表/連絡先を確認しよう
初めての海外旅行では、日程表が重要です。計画をしっかり立てて、事前に日程表を準備し、プリントして必ず持参しましょう。
海外には時差があり、フライトスケジュールや交通機関の移動時など、現地でのスケジュールは国内旅行と勝手が違うことも多いので、日程表があれば旅先での行動予定がすぐにわかって便利です。
海外旅行でトラブルに見舞われてしまっても、周りに助けてくれる人はいません。親切な人はいるかも知れませんが、日本語が通じる人はごく稀です。海外でトラブルが発生しても誰にも頼れないのですから、自分一人で対処するしかありません。
あらかじめ緊急連絡先の用意を
一人でパニックにならないように、ホテルやレストランなどの連絡先を一覧にして控えておきましょう。
クレジットカード紛失などの際にも必要なのが緊急連絡先ですが、番号がわからなければ電話できません。24時間対応の紛失・盗難の緊急連絡先やカード番号をメモして持ち物の中に保管しておきましょう。
フライト中に今後の予定を確認したり、一人で迷子になったり、紛失事故に備えるるためにも、日程表と連絡先一覧は機内用の持ち物に入れておきましょう。そして、念のために、同じコピーを別のバッグに保管しておくと安心です。
初めての海外で注意したい心得
機内で気をつける心得
まず団体旅行の場合に気をつける心得は、集合時間に一人だけ遅れて他の参加者に迷惑をかけないことです。早めに行動するようにしましょう。
機内では気圧が高くなるので、普段より酔いやすくなります。飛行中はアルコールの飲み過ぎに注意しましょう。また、搭乗前の食事は軽めにしましょう。
機内は禁煙で、トイレの中ももちろんNGです。見つかったら、最悪引き返すケースもあるので注意しましょう。機内では、気圧の変化で離発着時には耳が痛くなることもあります。アメを舐めたり、ツバを飲んだりして対処しましょう。
ホテルで気をつける心得
ホテルでは、ルームサービスを装って強盗に入る場合もあるので、ドアのノックには注意する心得が必要です。部屋の鍵やチェーンはかけておき、一人のときはなおさら、ノックされてもむやみに出ないよう注意しましょう。
タオルを替えてほしいときは、交換不要と思われないように、バスタブに放り込んでおくといいでしょう。
ホテルでは、客室以外は公共のスペースです。大声を出したり、国内旅行のような感覚でパジャマ姿やスリッパで廊下に出てははいけません。また、欧米では人前で靴を脱ぐことを嫌がるので、ロビーのソファーでくつろぐために靴を脱いだりしないように注意しましょう。
洗濯物をホテルの窓の外に干さないようにしましょう。干す場合は、バスルームに干します。また、公共エリアは禁煙というホテルが増えていますし、客室内でも喫煙不可という場合もあるので注意が必要です。
レストランで気をつける心得
レストランは大人の社交場と考えられているので、子どもは入店を断られることがあります。
高級レストランでは、ドレスコードがない場合でも、それなりのおしゃれが必要です。持ち物の中にスカーフやちょっとしたアクセサリーの準備を心得ておけば、その場にふさわしい服装で食事を楽しむことができるでしょう。
食事中は禁煙です。煙草はデザートまで待ちましょう。また、レストラン自体が喫煙禁止の場合もあるので、事前の確認が必要です。
ショッピング中に気をつける心得
たとえ見るだけのために入店する場合でも、店に入るときの挨拶には気をつけるように心がけましょう。店内の商品には、黙って触らないようにしましょう。品物を見たい場合は店員を呼び、気に入らなかったらはっきり“No.”と言いましょう。
店員が他の客と話しているときは、割り込まず、終わるまで店内の商品を見ながら待ちましょう。一人だけ大声で騒いで、周囲の人に迷惑をかけないことが大切です。ドアを出入りする歳は、ドアを押さえて待ってあげるのも基本マナーの1つです。
まとめ
注意事項や気をつけることをいろいろと書きましたが、旅行前にたくさん調べてしっかりと必要な持ち物を準備すれば、現地では思いっきり楽しむことができるはずです。
現地では、あまり神経質にならず、楽しい時間を過ごして下さい。たとえ一人でも、準備と心得があれば、必ず不安は解消できます。
そうはいっても、初めての海外旅行に心配は尽きないでしょうが、ここを乗り切れば、次の旅行はもっと楽しめるはずです。あなたの初めての海外旅行が最高の思い出になることをお祈りします!