吸音シートが活躍する場面
「音を吸収する」から吸音シート
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— よっちゃん (@EizoCG211) April 15, 2017
吸音シートはその名の通り、防音性の高い素材で作られた、壁や床等に貼ることで音を吸収するシートの事。吸音シートは具体的にどんな場面で活躍するのか?部屋や日常生活の中に吸音シートを取り入れることで、その効果を期待することが出来る場面を紹介していきます。
使い方①・演奏用の部屋作りに
音楽を演奏する方や歌の練習をしたいという方には欠かせない騒音対策。しかし防音室が部屋にない…そんなときは吸音シートを壁に貼る等の騒音対策を行うのが有用です。吸音シートの中にはこうした「音楽向け」に作られたものもあり、遮音シートなどの他防音材と合わせる、部屋全体にくまなく貼ることで、さらに徹底した防音が行えます。
部屋全体に貼るのが厳しい場合は自作してみたり、音が特に気になる箇所、窓やドアに重点的に貼るようにしましょう。
使い方②・騒音対策に
吸音シートは自分は出す音でなく周囲の出す音にも効果的、隣近所の騒音が気まってしまう方や、近所の工事の音がうるさいという方は吸音シートを部屋に貼り、騒音対策を行うようにしましょう。
騒音のすべてを防ぎきるのは難しいですが、対策をしないとの差は歴然です。何より、こうした騒音は自分ではどうしようもない場合が多いため、しっかり防音を行っているか、行っていないかでストレスの度合いは大きく左右されます。
吸音シートをもっと効果的に使う方法
そのままでも効果的な吸音シートは、使い方を工夫することでさらに高い効果を引き出すことが出来ます。ここではその中でも特に簡単で、吸音シートを購入したばかりという状態でも組み合わせられる、おすすめの使い方を2つ紹介していきます。
他にも効果を引き出すテクはいくつかありますが、まずはこの2つのいずれか、あるいは両方を実践してみましょう。
使い方①・遮音シートと組み合わせ、防音室作りに
吸音シートを壁に貼るだけでも、音の聞こえ方の違いを実感できますが遮音シート等の音への性質が異なる種類の防音材と合わせるともっとおすすめ。
遮音シートは音を吸収してしまう吸音シートに対し、音を遮るという違いがあり、音に対する性質の違いを利用することで、内側の音と外側の音、種類が異なる2つの音に対し効果を発揮することが出来ます。
遮音シートの他にも防音材には様々な種類があるため、吸音シートや遮音シートに限らず、あらゆる種類の音に気を配ってみましょう。
使い方②・自作吸音シートと合わせ、費用を削減
前にもやってるけど、疑心暗鬼になって卵パックの反対向きも確認。笑
— 坂野上 貴宏(Takahiro Sakanoue) (@takahirosacky) September 6, 2017
やっぱり卵パックはこっち向きじゃない方が吸音する♪ pic.twitter.com/Vt1SML0Hsh
吸音シートは自分で購入するほかにも、自作し壁に貼るという手段もあり、その手法も卵パックや段ボールを壁に貼るだけと大変簡単。費用を削減しつつ防音したいという場合は、卵パックや段ボールを集め、自作してしまうのもアリでしょう。
自作吸音シートは費用削減になる他にも、吸音シートが足りなくなった時の為の「保険」としても有用。
自作と言うと頼りなく感じますが、それでもあるとないのでは効果が大分変わってくるため、音が気になる場合は自作吸音シートを取り入れたり、市販のシートと自作の吸音シートを合わせるのもよいでしょう。
おすすめの吸音シートを一気に紹介
吸音シートを初めて購入するという方にもおすすめな、貼りやすく使い方も簡単な吸音シートを一気に8個紹介していきます。
中には防音材として機能するのみでなく、壁をおしゃれに彩ることが出来る吸音シートもあるため、部屋が殺風景になるのが気になるという方にもおすすめ。ほかにも吸音シートは様々な種類が存在するため、じっくり吟味されるとよいでしょう。
おすすめ吸音シート①・断熱材にも使える
東京防音 吸音・防音材 ホワイトキューオン
ある程度の密度があり、断熱材としても使用することが出来る吸音シートです。厚みがあるため壁に立てかけることが出来、軽い騒音対策程度であればテープやピン等を必要としません。
ウールのようなちくちく感がないため手で触れたときの感触も良好、ただし分厚い分カッターでは少々切りにくいため、カットし使用する際は切れ味のいい刃で切るようにしましょう。
おすすめ吸音シート②・おしゃれなデザイン
フェルメノン 45度カット 吸音パネル
吸音シートとしての機能のみでなく、壁に貼ることでアクセントを添えることが出来る、カラフルでおしゃれな吸音シートです。勿論おしゃれのみでなく、吸音シートとしての機能も完備しており、45度カットタイプのため取り付けも簡単。
フェルト素材なので、壁に貼ることで寒さ対策にも繋がります。壁の一部に数枚貼るだけでも効果的で、インテリアとしても活躍します。
おすすめ吸音シート③・軽量且つ高機能
3Mシンサレート吸音シート特大
「シンサレート」という、防音材の定番ウレタンやフェルトとはまた異なる新素材で作られた、軽量且つ高機能な吸音シートです。壁など室内に貼る他、自動車の内装にもよく使用されます。
シンサレートは吸音材としてのみならず断熱材としても優れた性能を発揮。このため、真夏の車内温度上昇を抑える目的で車の天井部分に施工されることが多いのです。断熱性と防音効果をどちらも兼ね備えた、注目の新素材シートになります!
おすすめ吸音シート④・定番のエーモン製
エーモン 音楽計画 デッドニングキット ドア基本モデル
「音楽をよりクリアに楽しむこと」に重点を置いた、スピーカー向けの吸音シートです。ノイズを除去し、適度な音量調節をしてくれるためクリアな音が楽しめます。
この商品は「インナーパネル」用の為、壁に貼ろうとするとサイズが足りなくなる場合があります、お気に入りのスピーカーに貼ってみたり、クルマの内装に使用するようにしましょう。
おすすめ吸音シート⑤・おしゃれな48枚セット
スーパーダッシュ 250x250x50mm 吸音材
黒とグレーで統一された市松模様がおしゃれな、大容量の吸音シートセットです。値段が張る分48枚セットとかなりのお得商品となっており、黒とグレーの他にもパールホワイトや赤、青、ライトブルーや黄色など、壁やインテリアに合わせ色を選ぶことが出来る為、明るい部屋にも暗い部屋にもおすすめ。
オプションで一緒に取り付けやすいテープも追加されるため、すぐに取り付けることが出来ます。
おすすめ吸音シート⑥・シンプルなレンガ風
Sunhoo 3D壁紙 レンガ調 DIY壁紙
どんな壁やインテリアにも合わせられる、レンガ模様のシンプルな吸音シートです。クッションタイプの為、小さなお子様やペットが触っても大丈夫な材質でできており、軽くふわふわしているため断熱効果も期待できます。
シールタイプなので貼るのも簡単、吸音シートとして使う他にも、カットし壁のキズ隠しや汚れ隠しの他、インテリアとしても使用できます。平らでない壁面には使用できない為、可能な限り平らな壁を選び、気になる箇所にくまなく貼るようにしましょう。
おすすめ吸音シート⑦高密度フォームスポンジ
BUBOS 吸音材 消音 騒音 防音 ウレタンフォーム
BUBOSはカラオケやダンススタジオ、ホームシアターなどの施設で利用可能な、さまざまな吸音材を手掛けています。この高密度なウレタンフォームは、初めての人でも簡単に設置することができ、家庭用の吸音材として最適。
取り付け方は、スプレー接着剤または別売りの3M両面テープを各パネルの背面に貼り付けて設置するだけです。12個~48個のセットがあり、まとめ買いしたいときに便利ですよ!
おすすめ吸音シート⑧・ジェルタイプの吸音シート
クラムワークス 静音ジェルパッド 両面粘着
ジェル状の材質で振動を吸収する、ちょっと変わり種の吸音シートです。吸着性があるため横滑り防止にも繋がり、パソコンやブルーレイ等の電子機器の防音に最適。
エアコンや室外機などを上に乗せると破裂する場合があるため、使用する場合は軽量なものにし、小さなお子様が居る家庭では口に入れないよう気を付けましょう。振動に合わせ不定形の材質が、音をしっかり吸い取ってくれます。
吸音シートを貼る際の注意点
初めて吸音シートを貼る方でも効果を実感しやすい、おすすめの吸音シートをあらかた紹介したところで吸音シートを貼るときに気を付けたい3つのポイントを紹介します。どれも使用しているとつい見落としがちなポイントなので、購入した後でもいいのでしっかり把握しておくようにしましょう。
注意点①・吸音シートは貼るだけで防音は出来ない
防音完了!って、お兄ちゃん、なんか壁に吸音材いっぱい貼ってるけど、吸音材に防音効果は無いからね?吸音材は、その部屋の音の反響を調整するためのものだよ。貼るだけで防音とかできるわけないじゃない。
— DTMを勉強してる人の毒舌な妹bot (@DTM_imouto_bot) September 7, 2018
よく勘違いされてしまいますが「吸音シート」はただ壁に貼るだけでは防音効果を発揮してくれません、吸音材はあくまで、その部屋の音の反響を調整するためのものなので音を完全に遮断してくれるわけではない為、貼るだけで防音!と言うわけには行かないのです。
壁に貼るだけで徹底防音を行おうとすると、遮音シートなどの他の防音材と合わせたり、貼る種類を工夫する必要があります。吸音シートを貼っているから安心とは思わず、適材適所の種類を取り入れましょう。
注意点②・大きすぎる音は防げない
吸音シートも遮音シートも、壁に貼る貼らないで効果は大違いですが、あくまで自分で簡単に出来る「保険」でしかありません。いくら強力な吸音シートを壁に貼っても、音が大きすぎる場合は聞こえてしまいます。
完璧な防音を行うのであれば、それこそ密閉空間か防音室で行うほかありません。吸音シートや遮音シートは部屋を簡易的な「防音室」にするグッズであって、本物の防音室のように完全な防音は出来ない、と覚えておきましょう。
注意点③・しっかり固定しないと剥がれる
両面テープはどれもこれも頼りにならないと、前の賃貸の家でオレも痛感しました。笑
— 山岸 雅季 (@FRM_Yamagishi) January 16, 2018
壁紙を荒らしても良いならホットボンドが良いなオレは。 https://t.co/147IkKyhKG
吸音シートや遮音シートは防音性を重視し、壁に貼りにくい材質でできていることが多いため、しっかりピン等で固定しないと壁から剥がれてしまう場合があります。特に、両面テープは剥がれやすいという報告があるため壁に固定する場合は両面テープは避け、ピンで固定したり、多少壁紙が荒れてもいいのであればボンド等でがっちり固定しましょう。3つのポイントの中でも「吸音シートは剥がれやすい」というのは案外意識されない個所なので、特に注意が必要です。
吸音シートでしっかり防音
吸音シートは「壁に貼るだけで部屋を防音室にできる」という、音が気になる方には欠かせないグッズ。しかし、あくまで「音を吸収する」だけなので、完全な防音とはいかず、徹底した防音を行うのであれば少々コツが要ります。
それでもあるとないでは大違いなので、音が気になる方はおすすめ商品を参考に購入を検討されてみてください。経費を削減したいという方は、まずは壁に卵パックや段ボールを貼ることから始めてみるのもよいでしょう。
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