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ウラジオストク旅行で行きたい観光スポット14選!見どころが満載!

ウラジオストク旅行のおすすめを紹介します。ウラジオストクは軍港として外国人の立ち入りが制限されていましたが、それが開放され、旅行しやすくなりました。また日本とのかかわりなど魅力的な町です。今回は日本に一番近いヨーロッパ、ウラジオストクを紹介します。
2020年8月27日
麦食くま
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はじめに

ウラジオストク旅行のおすすめスポットを紹介します。かつてソビエトの軍港として外国人の立ち入りが禁止されていたウラジオストクもソビエト崩壊後に開放され、今新しい観光地として注目を集めています。今回はウラジオストクの観光の見どころを中心に、グルメ情報や行き方、歴史などを交えて紹介していきます。

ウラジオストクの概要・行き方

ウラジオストクの概要

ウラジオストクはロシアの極東・沿海州にある軍港の都市です。人口は60万人程度で、シベリア鉄道の東の拠点でもあります。かつては渤海、金といった国家が存在した地域で、街の歴史は1860年と新しく、2つの条約により清国からロシアに編入してから町が造られました。20世紀前半ごろ日本とのかかわりも深い町でした。ちなみにウラジオストクとはロシア語で「東を征服せよ」という意味です。

ウラジオストクへの行き方

ウラジオストクは、成田空港と関西空港から直行便が出ており、いずれも所要時間は3時間以内と非常に近くにあります。ただ便数が少ないので、韓国のソウルを経由する方法だと、より多くの便があります。ウラジオストク空港から市内で便利が良いのはウラジオストク駅行きの連絡鉄道です。ちなみにロシアでは、ウラジオストクへの入出国に限り、ネットを利用した電子の簡易ビザでの入国が可能です。

日本から船で行ける極東のヨーロッパ

日本からウラジオストクへは、航路もあります。鳥取県の境港から出航し、韓国の東海港を経由ウラジオストクに到着します。境港より東海まで1泊、さらにウラジオストクまで1泊と所要時間は必要ですが、余裕があれば、日本に最も近いヨーロッパに飛行機なしで、渡航が可能です。ウラジオストク港は、ウラジオストク駅の裏側にあるのでアクセスも便利です。

ウラジオストク旅行観光スポット①

有名都市観光地「ウラジオストク駅」

ウラジオストク駅はロシア鉄道の東の拠点の駅であり、シベリア鉄道の東の起点駅でもあります。モスクワ行きの特急「ロシア号」をはじめ、ハバロフスク方面の近郊列車、ナホトカ方面の支線に加え、空港とのアクセスにも利用されます。駅は1893年に開通し、現在の駅舎は古代ロシアの宮殿をイメージして1912年に改築されました。

人気名所の見どころ・アクセス

鉄道での移動手段としての駅だけでなくその建物自体にも観光的な魅力があり、駅舎内の待合室の天井に観光名所が描かれています。またモスクワから9288km離れており、それを示した石造りのポストや蒸気機関車が展示してあります。駅前にはグルメが楽しめる場所もあります。モスクワまでの6泊7日の鉄道の旅も気になる、ウラジオストク駅へのアクセスは、ウラジオストク空港から連絡鉄道で55分です。

ウラジオストク旅行観光スポット②

有名都市観光地「スヴェトランスカヤ通り」

スヴェトランスカヤ通りは、ウラジオストクを東西に走るストリートで町のメインス通りです。この通りには、国立の沿海地方博物館や中央広場、その先には日露戦争や英雄をたたえる記念碑、さらに大小様々なミュージアムが点在しています。他にもグム百貨店ウラジオストク支店など、ヨーロッパを連想できるような建物が続いています。

人気名所の見どころ・アクセス

通りの西側の一本北側には、通称「噴水通り」と呼ばれている、アドミラーラ・フォーキナー通りがあります。この通りはカフェやショッピング街とか、グルメスポットなどが西野付あたりの海まで続いています。散策には最適なエリアです。ソビエト時代には「レニンスカヤ通り」と呼ばれていた、スヴェトランスカヤ通りへのアクセスは、ウラジオストク駅から徒歩で8分です。

通りの西側の一本北側には、通称「噴水通り」と呼ばれている、アドミラーラ・フォーキナー通りがあります。この通りはカフェなどのグルメスポットやショッピングエリアが西野付あたり海岸まで続いています。夕暮れ時もきれいで散策には最適です。ソビエト時代には「レニンスカヤ通り」と呼ばれていたスヴェトランスカヤ通りへのアクセスは、ウラジオストク駅から徒歩で8分です。

ウラジオストク旅行観光スポット③

有名都市観光地「旧日本人街」


ウラジオストクには、日本人街の名残が残っています。20世紀初頭に8000人くらいの日本人がウラジオストクに住んでいたそうで、「浦潮」という地名もありました。ロシア革命以降日本人町は衰退し、ソビエト時代は外国人が入れない軍港の町でしたが、ソビエト崩壊後に再び外国に開放されました。ロシア・ヨーロッパ風の建物ばかりですが、現代もその痕跡が残っています。

人気名所の見どころ・アクセス

具体的に残っているいる建物は、旧日本人小学校や、浦潮日報編集部、あるいは旧堀江商店など、いずれもヨーロッパ風の建物ですが、当時の日本人たちが極東のこの地で活躍していた片鱗をうかがい知れます。旧日本総領事館や浦潮本願寺の記念碑というのもあり、近くにグルメ処も点在する旧日本人街へのアクセスは、ウラジオストク駅から15分程度歩くと、建物が点在しています。

ウラジオストク旅行観光スポット④

有名都市観光地「オケアナリウム」

オケアナリウムは水族館です。25年以上の歴史があります。バタレイナヤ通りにあり海のすぐ近くです。水族館は3つのエリア「海」「ジャングル」「川池」に分かれています。電子パネルで説明があり、水槽のトンネルにはいると左右と上からカラフルな魚が泳いでいます。ジャングルのエリアに来ると魚以外の動物もいて、珍しい猿や蝶などにも会えます。

人気名所の見どころ・アクセス

オケアナリウムの隣はショッピングセンターとなっているので、セットで回るのもおすすめです。また近くには子供向けの小さな遊園地や要塞博物館、科学博物館と見どころも多く、さらに何軒ものレストランといったグルメどころに、海沿いの遊歩道など、観光に最適なものが点在しています。オケアナリウムへのアクセスは、ウラジオストク駅から徒歩20分の距離です。

ウラジオストク旅行観光スポット⑤

有名都市観光地「中央広場と記念碑 」

ウラジオストクのメインストリート「スヴェトランスカヤ通り」を東に歩けば、都市の中心でもある、中央広場に出てくることができます。ここは非常に広い面積があり、周辺にはレストランやカフェでのグルメを楽しむところやショッピングなど、観光場所として外せないところです。そして、ここにはひときわ目立つ記念碑があります。

人気名所の見どころ・アクセス

記念碑は「革命戦士」で「偉大なるソビエトのために戦った」ことを記念したものです。夕方以降はライトアップされます。また冬期を除く毎週金曜日になると、広場でマルシェが開催され多くの人でにぎわいます。2018年8月現在広場の東側に教会を建設している、中央広場へのアクセスは、ウラジオストク駅から徒歩9分となります。

ウラジオストク旅行観光スポット⑥

有名自然観光地「金角湾 」

金角湾はウラジオストクの町の前にある細長く奥に深い入り江になっている湾で、ウラジオストクが軍港になりえたきっかけのような存在です。波や風から守られているので海は穏やかで、そのためにニコライ・ムラヴィヨフ伯爵がウラジオストクの町を建設しました。現在は自然の海岸はなく、すべて都市の港湾施設で覆われています。

人気名所の見どころ・アクセス

19世紀までは中国・清の領土でしたが、アイグン条約及び北京条約以降にロシア領に組み込まれました。金角湾では、ほぼ一時間ごとにクルーズ船が運航しており、湾に架かる橋や少し沖合にある岬巡りなどが楽しめます。トルコのイスタンブールにある金角湾から同じ名前を付けた金角湾のクルーズ乗船場へのアクセスは、ウラジオストク駅の裏手徒歩7分です。

ウラジオストク旅行観光スポット⑦

有名都市観光地「鷹の巣展望台 」

金角湾などウラジオストクの町を一望できるのが「鷹の巣展望台」です。この町の自然の丘からは数多くの展望台がありますが、その中でここが一番見晴らしが良いと評判です。目の前に金角湾が広がり、ちょうど真ん中には2012年に開通した湾をまたぐ自動車専用橋の「金角橋」の美しい姿、さらにその先にはルースキー島なども見渡せます。標高は海抜214mです。

人気名所の見どころ・アクセス


鷹の巣展望台へは、ケーブルカーで登る事ができます。このケーブルカーも観光の見どころとして押さえておきましょう。もちろん徒歩で丘を登ることもできます。展望台にはギリシャ語をスラブ語に翻訳した聖書を片手に主に東ヨーロッパに住むスラブ人にキリスト教を布教した、東方正教会の兄弟の銅像もあります。鷹の展望台ケーブルカー乗り場へのアクセスは、ウラジオストク駅から徒歩30分です。

ウラジオストク旅行観光スポット⑧

有名都市観光地「潜水艦C-56博物館 」

ウラジオストクは、軍港らしく潜水艦のミュージアムがあります。「潜水艦C-56博物館」は、1939年に進水し、第二次大戦中は大西洋や太平洋で活躍しました。内部はソビエト時代を含めたロシア潜水艦の歴史などを展示しています。また一部現役時代さながらの装備が残されています。余談ですが、C-56のCはロシア語キリル文字表記で、実際にはSの意味があり、ソビエトS型潜水艦に該当します。

人気名所の見どころ・アクセス

博物館の周辺は公園になっていて、同じ公園内にはロシアの建築様式で彩られた凱旋門などがあり、金角湾にはすぐに出られ、太平洋艦隊博物館や日露戦争記念碑なども近くです。ただグルメどころまで少し距離があるので、注意が必要です。独ソ戦が開戦した6月22日には追悼セレモニーが行われる、潜水艦C-56博物館へのアクセスは、ウラジオストク駅から徒歩15分です。

ウラジオストク旅行観光スポット⑨

有名都市観光地「ルースキー島連絡橋 」

ウラジオストクの中心部から少し離れたところにあるのが、「ルースキー島連絡橋」です。この橋は2012年に完成した、世界最長の斜張橋です。全長は3100mあり、日本が技術協力を行いました。この橋の完成により、東ボスポラス海峡の先に合ったルースキー島に行きやすくなりました。橋は周辺の自然とも見事に調和しているので、橋をたもとから見るのもおすすめです。

人気名所の見どころ・アクセス

ウラジオストクの中心部からは、まず金角橋で金角湾を渡った後、そのまま道路沿いに進みます。火葬場がある墓地の横を通り過ぎると、連絡橋に到達します。ドライブも含め開放感あふれる自然の景観が堪能できますが、周辺にはカフェやレストランなどのグルメが楽しめる場所がないのが唯一の難点です。ルースキー連絡橋へのアクセスは、ウラジオストク駅から車で30分です。

ウラジオストク旅行観光スポット⑩

有名自然観光地「ルースキー島 」

ルースキー連絡橋を渡るとルースキー島に到達します。この島はこの地域「沿海州」を清からロシアに編入したニコライ伯爵が名づけました。多くのロシア人農民が移住し、野菜などが栽培されました。ソビエト時代は立ち入りが制限されましたが、ソビエト崩壊後の2005年以降に島のリゾート化に着手し、様々な施設が建てられました。そして2012年にAPECの首脳会議がこの島で開催されました。

人気名所の見どころ・アクセス

連絡橋も開通しウラジオストクの中心部から行きやすくなったものの、本格的な開発は2005年以降のため、島はまだまだ自然が数多く残っていて、極東沿海州の大自然を堪能するのには最適で、断崖の絶景や地元の人たちが海水浴を楽しむ静かなビーチがあります。グルメどころは厳しいものの、今後が楽しみなルースキー島へのアクセスは、ウラジオストク駅から車で40分です。

ウラジオストク旅行観光スポット⑪

有名都市観光地「ヴォロシーロフ砲台博物館」

ルースキー島は、ソビエト時代は民間人の立ち入りが制限された軍事の島で、現在でもその痕跡が残っていますが、その痕跡の一部をミュージアムとして公開されているのが、ヴォロシーロフ砲台博物館です。やや無機質な山肌に無数のトンネルが掘られ、迷路のような地下道が広がっています。内部は旧ソビエト時代の要塞で、常駐していた軍隊の居住スペースや射撃室などが公開されています。

人気名所の見どころ・アクセス

施設は5階分に相当します。ここは20世紀に存在した「ソビエト」時代に利用されたこともあり、比較的新しい軍事要塞で、機械が動態保存されていることもあり、観る者の気持ちもついつい高揚します。夜になれば、取り付けられている戦艦の大砲より空砲を撃つこともできる、ヴォロシーロフ砲台博物館へのアクセスは、ウラジオストク駅から車で50分です。

ウラジオストク旅行観光スポット⑫

有名都市観光地「沿海州水族館」


リゾート開発化が急ピッチで進んでいるルースキー島に2016年にオープンした沿海州水族館は、ロシア最大級の巨大な水族館として注目を集めています。所要時間に最低でも2時間かかるこの水族館は、バイカル湖やロシア側の日本海に生息する水中生物が飼育展示されています。さらに視覚的に解りやすいように数多くの「はく製」やアマゾンの雰囲気を再現したブースなど見どころは豊富です。

人気名所の見どころ・アクセス

水族館では1日2回イルカショーも行われたり、キュートなアザラシなどもいます。館内には食堂もあるので、水族館をのんびり眺めながらグルメも楽しめるので安心です。まだまだ自然が残るルースキー島にある沿海州水族館へのアクセスは、ウラジオストク駅から車で45分、市内からバスで1時間です。

ウラジオストク旅行観光スポット⑬

有名自然観光地「ハンカ湖」

ウラジオストクの北側郊外に、日本の琵琶湖の5倍以上ある大きなハンカ湖があります。中国と国境を接していて、湖の一部は中国領「興凱湖(しんかいこ)」と呼ばれます。ここは自然保護区になっていて、ラムサール条約の登録地でもあります。湖の周辺には新石器時代の遺跡が出土しています。日本の奈良・平安時代に存在していた渤海国がこの湖周辺を支配していました。
 

人気名所の見どころ・アクセス

湖にはビーチがあり、泳いだりバーベキューなどのグルメが楽しめます。また湖の東側にはシベリア鉄道が通じており、途中の駅から車をチャーターすれば湖面のビーチにも行くことが可能です。シベリアに抑留された日本兵が日本海と見間違えてしまったという歴史もあるハンカ湖へのアクセスは、ウラジオストク駅から車で4時間です。

ウラジオストク旅行観光スポット⑭

有名自然観光地「トカレブスキー灯台」

ウラジオストク駅から町の中心部とは反対側、半島を南下した一番先端にあるのが、トカレブスキー灯台です。細い岬の先端に灯台がありますが、満潮時には海水が満ちて灯台まで行けず手前の鉄塔までなので、注意してください。干潮時なら灯台まで行けます。防寒対策が必要ですが、この岬と灯台への訪問は冬に訪れると氷の海に覆われ、迫力がありおすすめです。

人気名所の見どころ・アクセス

バス停や駐車場から少し歩く必要はありますが、それだけの価値を十分に楽しむことができる名所で、対岸にはルースキー島や連絡橋なども見渡せます。また夕日の時間帯も大変綺麗と評判です。手前にはカフェなどのちょっとしたグルメも楽しめる。トカレブスキー灯台へのアクセスは、ウラジオストク駅から車で15分徒歩または、最寄りのバス停から徒歩25分です。

まとめ

以上でウラジオストクの見どころを紹介しました。20世紀の前半は日本とのつながりも深く、21世紀になってから観光地として脚光を集めつつあるウラジオストク、日本で最も近いヨーロッパで、渡航も年々しやすくなっています。機会があればぜひとも立ち寄りたい観光地です。今回の記事が役に立てば幸いです。

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