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ベルギー旅行でおすすめしたい人気観光スポット14選!歴史的な街並みも美しい!

ベルギーと言えば何を思い出しますか?ビール、チョコ、ワッフル、サッカー?でもそれだけではありません。実際に行ってみて、歴史的な都市を観光すればベルギーの魅力を堪能できます。日本から約12時間のベルギー観光へ、是非行ってみてください。
2020年8月27日
山崎智香子
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ベルギーの基本情報を知りましょう

ベルギーの概要

西ヨーロッパにあるベルギーは、オランダ、ルクセンブルクと合わせてベネルクス三国と呼ばれています。首都はブリュッセルで、ブリュッセルにはEU(ヨーロッパ連合)の主要機関が多くあります。そのため、さながらEUの首都ともいわれています。また、NATO(北大西洋条約機構)の各種機関があることでも有名です。言語はフランス語とオランダ語の一種であるフラマン語、ドイツ語が公用語になっています。民族的にはゲルマン民族とラテン民族というヨーロッパの代表的な2民族からなる国です。

ベルギーの地理・気候

地図で確認するとわかるようにベルギーはフランスとオランダ、ドイツに囲まれています。ベルギーのほぼ中央を横断するようにフランス語圏のワロン地域とオランダ語圏のフランダース地域にわかれます。地域としてはこの二つの他に首都ブリュッセル首都圏地域にわかれています。

ベルギーの気候

気候としては、大陸性気候で、夏は気温があがりますが、冬にはかなり寒くなります。夏には30度を超える日もありますが、湿度が低いので、日本とは違い過ごしやすいといえます。冬は気温が低くなり、コートなどは必需品です。携帯用カイロなどは売っていないので、日本で準備するといいです。

ベルギーの経済

ベルギーは海に面し、貿易が盛んな国です。日本でも有名なベルギーワッフルやチョコレートなどのお菓子の産地です。日本のバレンタインの時にデパートの地下でもたくさんみられるように”ヴィタメール”、”ピエールマルコリーニ”、”ゴディバ”、”ノイハウス”などそうそうたるブランドが並びます。また、ベルギービールや製薬会社のファーマも有名です。

ベルギーへの行き方

2015年からANA(全日空)が成田ーブリュッセル間の直行便の運行を開始したので、乗り換えなしで約12時間で到着できるようになりました。それまではフランスのシャルルドゴール空港やオランダのスキポールで乗り換えをしなくてはいけなかったので、随分と手軽にいける国になりました。

ベルギー水事情

旅行する際、気になるのが水です。水道水は飲めるのかということでいえば飲料可能です。ただし、硬水なのでそれが気になる人はミネラルウォーターを購入したほうが無難です。日曜にオープンするスーパーなどが増えているとは言っても、地方に行った際などは日曜にはお店がお休みと思っておいた方がいいです。事前に水を買っておきましょう。

ベルギーの治安

ベルギーは特に治安で問題になるようなことはありません(2018年現在)。ただし、大都市ではどうしてもスリや置き引きなどはありますから、その点は、日本にいる時とは違うということを認識して行動するようにしてください。また、ヨーロッパ全体としてテロを警戒していますので、自分が旅行に行く前に外務省のホームページなどで確実にチェックをしてから訪問してください。

ベルギー観光で是非訪れたい人気観光地①

ブリュッセルの歴史的建築物といったら市庁舎(Hotel de Ville)

ベルギーの首都でもあり、観光都市のブリュッセル。そこには美しいことで有名なグランプラスをいう広場があります。その広場に15世紀の建築物である歴史ある市庁舎(Hotel de Ville)は、本当に美しい建築物として有名です。ここベルギーを訪れたなら必ず訪れたい人気の観光名所です。昼もきれいですが、ライトアップされたその姿は本当に見る人の心をうつ名所となっています。グランプラス付近の街並みも見どころとしておすすめです。

市庁舎の外観も素晴らしい名所ですが、内部もとても素敵です。内部も見たい人のためにガイドツアーが開催されています。英語での説明になりますが、ぜひ、内部を見てみてください。市議会ホール、結婚式場、ゴシックホールなどが見れます。英語がわかる方には経済上の役割、歴史上の役割なども説明がありますので、深い理解につながります。

市庁舎で開かれるフラワーイベント

毎年、8月中旬になると市庁舎の前でフラワーイベントがあります。偶数年はフラワーカーペット、奇数年はフラワータイムが開催されます。この時期にベルギーを旅行する方は行ってみてください。フラワーカーペットは以前から催されている見どころ沢山のおすすめのイベントです。2年先のツアーも企画されているくらいとても人気があります。先の予定が立てられる方はぜひ今から先のことを予約しておくことをおすすめします。

ベルギー観光で是非訪れたい人気観光地②

ブリュッセルのアイドルといったら小便小僧


有名な小便小僧がここブリュッセルにあります。ブリュッセルでは、最長老市民といわれ、ジュリアン君の愛称で呼ばれています。デュケノワによって1619年に建設されました。由来はいろいろありますが、ブリュッセルが攻められた時に、爆弾の導火線を王子が小便をかけて消したという説もあります。なかなかユニークな名所です。実は、ここは「世界がっかり名所」としても有名なんです。なんといっても小さいですし。しかし、どれくらいがっかりなのかをぜひ自分の目で見てみてください。市庁舎があるグランプラスからは近くですので、市庁舎などの名所と合わせて観光することをおすすめします。

ブリュッセルの小便小僧は衣装持ち

写真をみてもわかりますが、ここブリュッセルの小便小僧は裸ではないんです。ルイ15世が部下の兵士がこの建造物をもちだそうとしたことの謝罪として豪華な服を贈ったのがきっかけとなり、いまでは世界中から服が送られてきています。日本からも消防士の服が送られたこともあるそうです。小便小僧の過去の衣装は、グランプラスにある王の家に展示されています。

ベルギー観光で是非訪れたい人気観光地③

ヨーロッパ屈指の美術館といえばブリュッセルの王立美術館

1799年、フランス革命軍に占拠されていた際に、現在のルーブル美術館の分館として建築されました。1880年に建てられた古典様式の宮殿で、その建築物としても見どころがあります。15世紀から現代までの絵画を一気にみることができるのでおすすめです。フランドル派を中心とする絵画が中心になっていて見どころが沢山あります。

この美術館での見どころは、ブリューゲルとルーベンスの二人の絵画です。おすすめの作品としては、ブリューゲルの「叛逆天使の墜落」、「ベツレヘムへの人口調査」、ルーベンスの「聖リヴィナスの殉教」なとです。もちろん、二人の画家の絵もいいですが、メムリンク、ファン・デル・ウェイデン、ボッシュなどの名作があります。見どころ一杯ですので、本気で見学するとかなりの時間が必要になりそうです。

ルーベンスといえば、フランダースの犬

みなさんは子供の頃に「フランダースの犬」という本を読んだり、アニメを見たりしたことがありませんか?その中で、主人公のネロがどうしても見たいといった絵が、ルーベンスが書いた絵になります。ネロが見たがったアントワープの聖母大聖堂の「キリストの降架」、「キリストの昇架」については、別途、紹介します。

ベルギー観光で是非訪れたい人気観光地④

楽器好きな人には必見のブリュッセルの楽器博物館

観光都市ブリュッセルにある楽器博物館。世界でも有数の楽器博物館で、収容作品は7000店を超えています。収容している楽器は世界各国の楽器があり、日本の三味線も含まれています。オーディオガイドで、楽器の音を聞くことができます。

また、アールヌーボー建築としても有名です。鉄とガラスの異様な建物でできている博物館は、建築家サントゥノワがデパートとして設計した建築物です。レストランが最上階にあり、ブリュッセルの街並みを見下ろせる展望がとても人気です。博物館見物で疲れたら、最上階で休んでください。

コンサートも開かれます

楽器博物館は木曜の夜にコンサートも開いています。時間があえばぜひ楽しんでください。海外旅行にいってコンサートにゆくなんておしゃれですね。ほぼ毎日開催されています。プロや地元の学生によるもので、アマチュアの演奏の場合は無料になっていることが多いので、ホームページでチェックしてから観賞してください。

ベルギー観光で是非訪れたい人気観光地⑤

ベルギー旅行をしたなら、アントワープ聖母大聖堂へ

ベルギーを旅行をしたら、スタイリッシュな都市・アントワープにも足をのばして沢山の見どころをみてください。ここの最大の見どころは、なんといってもノートルダム大聖堂/アントワープ聖母大聖堂が名所として有名です。16世紀に完成したゴシック建築の建物になります。

美しいステンドグラスい囲まれた部屋で、あの有名なフランダースの犬のネロとパトラッシュが見たがった、ルーベンスの「キリストの降架」、「キリストの昇架」を見ることができます。小さい時に話を読んで、アニメを見て、感動した気持ちがよみがえってくること間違いありません。ぜひ、ベルギーに来たら、この見どころを逃さないでください。

フランダースの犬

ベルギーといえば、「フランダースの犬」を思い出す人も多いと思います。絵本やアニメで有名になりました。その話はこんな感じです。ベルギーの貧しい村に生まれたネロが愛犬のパトラッシュとともに、ミルクの運搬業をしながら、日々の貧しさをしのいでいます。放火犯のぬれぎぬを着せられたり、仕事を奪われてたりしてしまいます。そんなことに絶望したネロが最後に見たかったのが、アントワープ聖母大聖堂のルーベンスの絵画。絵画の前でパトラッシュとともに冷たくなっているネロ。ベルギーに行ったら、このフランダースの犬の話を思い出してください。

ベルギー観光で是非訪れたい人気観光地⑥


美しい世界遺産の都市・ブルージュの愛の湖公園

中世の街並みが美しい都市、ブルージュは、3つの世界遺産が登録されています。ベルギー旅行でははずせないおすすめの観光名所です。そのブルージュにある愛の湖公園は、深々とした木々に囲まれていると旅行での疲れなどすっかり忘れてしまうことは確実です。旅行の際はたまにのんびりした時間をつくることがとてもいいので、こんなに景色がいいところではぜひのんびりとすることをおすすめします。

湖を泳ぐ沢山の白鳥を見ていると、ロマンティックな気分になります。また、この公園の言い伝えで湖にかかる橋をパートナーと渡れば、永遠の愛が成就されるというものがあります。ロマンティックですね。ぜひ
そんなロマンティックな公園でのんびりとした時間を過ごしてください。

ベルギー観光で是非訪れたい人気観光地⑦

ベルギーの世界遺産・フランドル地方のベギン会修道院群

ベルギー旅行をしたら、ぜひ、世界遺産が登録されている人気の観光都市、ブルージュを旅行してみてください。ここに3つの世界遺産が登録されていますが、そのうちの一つ、フランドル地方のベギン会修道院群。歴史を感じさせる見どころ沢山の名所です。

愛の湖公園からほど近い、世界遺産のフランドル地方のベギン会修道院群。その静かな白の建物には現在はベネディクト会の修道女が暮らしています。春には水仙が咲き乱れて、なんとも美しい風景を楽しめます。歩いているだけで絵になる、写真映えのする観光名所です。

ベルギー観光で是非訪れたい人気観光地⑧

ブルージュ旅行したなら、外せない旧市街区域

町全体が世界遺産に指定されているブルージュの旧市街地区。そこには市庁舎、救世主大聖堂、聖母教会、聖血礼拝堂、グルーニング美術館などの歴史的建造物が点在しています。まるで、屋根のない博物館といわれるほどの美しい街並みが有名です。

ここマルクト(広場)に建っているのが、1300年頃に建造されたといわれる鐘楼です。この鐘楼も世界遺産にです。頂上からはブルージュの街並みを一望できる人気の場所です。ただし、頂上までは366段ものらせん階段を登らなくては到着できません。体力に自信のある方は、ぜひチャレンジして、その有名な眺望を手に入れてください。

ベルギー観光で是非訪れたい人気観光地⑨

ベルギー第三の都市、ヘント(ゲント)の聖バーフ大聖堂

ベルギーで、ブリュッセルとアントワープに次ぐ、第三の都市、ヘント。中世の街並みを残しながらも現代的な街です。街にはレイエ川、スヘルデ川があり、その水辺の美しさもとても有名で、散歩などに人気です。そのヘントにある聖バーフ大聖堂はぜひ訪れたい場所です。

聖バーフ大聖堂はファン・エイク兄弟作の「神秘の羊」を保持していることで有名です。15世紀に描かれたものです。その繊細で色鮮やかな祭壇画は、圧倒されます。オーディオガイドがついているので絵の内容も理解することができます。

ベルギー観光で是非訪れたい人気観光地⑩

ヘントへ旅行したら、12世紀の城、フランドル伯の城へ

12世紀に建築されたフランドル伯の城は、ヘントまで足を延ばしたら、ぜひ、いってみたい名所です。典型的な中世の城で、バイキングの侵入を防ぐために作られた城です。

城の内部に入ると、頑丈な石造りの城であることがよりわかります。ここは、城としての役目が終わった後、造幣局や裁判所などに使用され、現在は、博物館になっています。拷問器具などの展示があります。また、見晴台からみるヘントの街並みもおすすめです。


ベルギー観光で是非訪れたい人気観光地⑪

ベルギーに行ったなら、足を延ばして!ルーベン市庁舎は圧巻!

ルーベンの街並みは、とてもベルギーらしい街並みです。ブリュッセルやアントワープなどと違い、あまり観光地化していないので、のんびりとベルギーらしさ、ベルギーの国民と同じような気分を味わうことができます。街並みを楽しむ人も、街自体がこぶりなので、全体を見て回ることができるところもおすすめです。

写真でみてわかるように市庁舎が圧巻です。15世紀の半ばに建設されたフランボワイヤンゴシック様式の建築物です。窓にはまるでレースのような飾りつけがあり、ブリュッセル市庁舎ほどの華やかさはないものの、その華麗さに圧倒されます。夜、ライトアップされてもとてもきれいで見どころです。

ベルギー観光で是非訪れたい人気観光地⑫

古き良き街、リエージュ

昔から交易地として栄えたリエージュ。古い街並みが残り、いまでもあまり観光地化されていない風情ある都市として有名です。ムーズ川とウルト川が流れる町リエージュは、昔からヨーロッパ各地の交易の中継地として有名な都市です。

そんなリエージュの街にあるのがペロンの噴水です。市民の自由のシンボルといわれています。リエージュ市役所の向かいにあるマルシェ広場の真ん中に立つ噴水で、広場の周りにはレストランやカフェなどがあり、地元の人の憩いの場です。旅行で疲れた際に、こんな場所でのんびりするのもおすすめです。噴水はいつもでているわけではありませんので、ご注意ください。また、君主司教宮殿、ビューラン山、ワロン民俗博物館が近くにあり町歩きの拠点になる場所です。

ベルギー観光で是非訪れたい人気観光地⑬

ベルギーの古城を見学、アンデルヌ地方

ベルギー旅行でのおすすめとして最後にあげるのは、アンデルヌ地方の古城の名所です。少し範囲が広くなりますので、お目当ての古城を探してピンポイントでみるか、ツアーに参加することをおすすめします。アルデンヌの森の中、ムーズ川のほとりに美しい古城が建っています。子供の頃に絵本でみたトンガリ屋根の城や、当時の貴族の姿が浮かんでくるような瀟洒なお城などがあります。それぞれに見どころ満載の個性を持ったお城は、見ていてうっとりしてしまいます。
 

内部を見学できたり、日本語の音声ガイドの用意がある城もあります。音声ガイドなどできちんと説明をしてもらうと、当時の豪華な生活に思いをはせられます。そんな風に古城巡りをするのも旅行の楽しみの一つです。

ベルギー観光で是非訪れたい人気観光地⑭

チョコレート王国、ベルギーでチョコレート工場体験

チョコレートブランドとして、ピエールマルコリーニ、ノイハウス、ゴディバなどなだたるブランドがあるベルギーですが、せっかくそんなベルギーに旅行をしたなら、チョコレート工場を見学してみてはいかがでしょうか?カカオからチョコレートを製造する工程やチョコレートでできたドレスなどの展示もあります。また、最大の楽しみとしては、職人が実演をしてくれて、そのチョコレートを試食することもできます。ベルギー旅行の思い出にぜひ出かけてみてください。

まとめ

ベルギーは小国ながら、とても観光としてみどころの多い国です。ヨーロッパ周遊のツアーなどからはもれてしまうこともあると思いますが、少し慣れた方なら、そのみどころの多い、古き良きヨーロッパの街並み、風情あふれる建築物がみれるベルギーを旅してみてください。ここに紹介しきれないもっと素敵な観光地をぜひ自分でも探してください。