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アメリカンブルーの育て方のコツは?枯らさずに冬越しする方法含めて解説!

アメリカンブルーをご存知でしょうか?アメリカンブルーはアメリカに自生する青い花で、グランドカバーにも使える育てやすい植物です。今回はそんなアメリカンブルーの育て方や増やし方のコツ、枯れやすい冬越しの対策まで解説していきます!
更新: 2021年10月23日
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アメリカンブルーの育て方のコツは?

青色がとても美しいアメリカンブルーは、横に広がる性質を持っているため、グランドカバーによく使われていますよね。また、寄せ植えやバスケットに入れると他の観葉植物を引き立たせてくれる便利な花です。

今回はそんなアメリカンブルーの特徴や育て方、挿し木での増やし方のコツ、冬越しや切り戻しなどについて解説していきます!

アメリカンブルーの特徴

アメリカンブルーとは?

アメリカに自生している多年草で、大きさは大体20~40㎝ほどになります。大人の手のひら1枚~2枚分くらいですので、育てるには丁度良いサイズ感ですよね。

この見た目で気付く方も多いと思いますが、ヒルガオ科に属しており、私達がよく知るアサガオの仲間。日本に来たのは1980年代で、1990年代頃からよく育てられるようになりました。

グランドカバーへの利用

ただ育てるだけではなく、グランドカバーによく使われています。グランドカバーとは、地表を覆うように植える植物のことで、広い範囲を緑色に染めて彩ってくれるのです。

アメリカンブルーは横に広がっていきますので、広いお庭をお持ちの方にもおすすめ。また、バスケットや寄せ植えなどにもよく利用されています。

アメリカンブルーの花と開花時期

一番の見どころである花は、画像では大きく見えるかもしれませんが、大体の種類は2㎝程度しかありません。2㎝というとかなり小さいですよね。

開花時期は5月~10月と広いのですが、一日の中で咲いてる時間帯は短く、夕方になると花が閉じてしまいます。また、曇りの日は閉じっぱなしになることもありますので、花の観賞を楽しみたい方は昼間によく見ておきましょう!

アメリカンブルーの名前の由来

アメリカンブルーの名前は、輸入した時に名前が分からなかったので、「アメリカの青い花」ということで「アメリカンブルー」と付けられたそうです。因みに、アメリカでは「ブルーデイズ」と呼ばれています。

日本のお花好きの方々は略して「アメブ」なんて言ったりするそうですね。別名は「エボルプルス」で、これは学名の「エボルプルス・ピロスス」から来ています。

アメリカンブルーの花言葉

気になる花言葉は「溢れる思い・ふたりの絆・清潔・清涼感」となっています。前半の二つは恋愛を想像させる花言葉となっており、強く結ばれたい方、または愛情を確認したい方に贈るのにピッタリですね。

後半の二つはとても爽やかな言葉となっています。確かに、この青色は涼しげな印象があり、夏でも涼やかな気持ちにさせてくれる花です。

アメリカンブルーの種類

種類①ブルーデイズ

よく流通している種類が2種類あり、その1つが「ブルーデイズ」となります。アメリカでの呼び名と同じ品種名ですね。

ブルーデイズは花付きが良いことで知られており、バスケットに使われる方が多い品種。通常のものは花が2㎝ほどですが、こちらは花が約3㎝ほどに育ち、少し大きめなのもポイントとなっています。


種類②ブルーコーラル

もう一つの品種が「ブルーコーラル」です。こちらも同じく花付きが良い品種となっており、また育てやすいので人気があります。

はじめて育てる方も育てやすいので、ガーデニング初心者の方にはブルーコーラルがおすすめ。葉や茎にうぶ毛のような白い毛が生えているのも特徴で、青色と白色が綺麗に混ざって美しい見た目をしています。

アメリカンブルーの育て方①環境

日当たりの良い場所で育てる

日光が大好きな植物ですので、育てる際は日なたで育てましょう。夏の直射日光でも平気で耐えてくれますので安心して育てられます。

逆に、日があまり当たらない場所で育ててしまうと花があまりつかなかったり、茎が細く、弱々しくなったりすることも。日当たりが良いとどんどん大きくなっていきますが、切り戻しをして整えることが出来ます。

アメリカンブルーの冬越し方法は?

夏に強い植物ですが、一応耐寒性も持っていますので、暖かい地域なら外で冬越しも可能です。しかし、霜にあたってしまうと枯れてしまいますのでご注意下さい。

一年草として育てる方がほとんどですが、もし冬越しをさせたい方は、鉢に移し変えて室内に移動させるか、霜の対策をしてあげましょう。外で冬越しをさせるのは大変ですので、何年も育てたい方は鉢植えで冬越しさせることをおすすめします。

アメリカンブルーの育て方②用土・植え付け

アメリカンブルーの用土

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水はけも大切ですが、水もちも両立させなければいけません。鉢植えにする場合は赤玉土を6割、腐葉土を3割の割合で用土を作るのがおすすめです。

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ご自分で用土を作るのが面倒に感じる方は、市販されている観葉植物用の培養土でも大丈夫です。

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庭植えされる場合は、植え付け二週間ほど前に、元々の土に腐葉土を3割ほど混ぜておきましょう。

アメリカンブルーの植え付け

土の準備が完了したら、植え付けをしましょう。3月~6月が植え付け時期となっています。購入したポット苗を深めに植え付けて覆土しましょう。

鉢植えであればポットよりも一回り大きな鉢を使って下さい。庭植えの場合も同様に、深めに植え付けて覆土しましょう。根が傷つくと枯れる原因となってしまいますので、植え付けは慎重に、根周りを崩さずにおこなって下さい。

アメリカンブルーの育て方③水やり・肥料

アメリカンブルーへの水やり


水を与えすぎると枯れる原因となりますので、水やりの頻度・量・タイミングは注意が必要です。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたのを確認してから水やりをします。

庭植えであればよほど乾いて無い限り、雨水のみで大丈夫です。夏の直射日光は耐えられますが、夏の昼間に水を与えると水の温度が上がって根腐れに繋がります。夏時期は朝か夕方に水を与えるようにして下さい。

アメリカンブルーへの肥料

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花を咲かせる植物ですので、肥料も必要です。植え付け時に元肥として「緩効性肥料」を土に混ぜておきましょう。その後、春から秋にかけて緩効性肥料を2~3ヶ月に一回与え、冬時期は肥料を与えないようにします。液体肥料をお持ちであれば、一ヶ月に2~3回ほど与えると良いでしょう。

アメリカンブルーの育て方④植え替え・増やし方

アメリカンブルーの植え替え

日本の屋外で育てる場合、冬越しをさせないことが多いため一年草扱いされることが多いアメリカンブルーですが、もし冬越しをさせる場合は年に一度、植え替えをしてあげましょう。一回り大きな鉢を用意して、3~4月の春時期に植え替えします。

特に気をつけるべき点もありませんので、新しい鉢に新しい土を用意して移し替えて下さい。鉢から取り出した時に、腐っている根があれば、清潔なハサミで切りましょう。

アメリカンブルーの増やし方①挿し木

おすすめの増やし方は2つあり、1つ目が挿し木です。挿し木を行う時期は5~9月頃がおすすめ。茎を10㎝くらいの長さで斜めに切り、切り口を水に1時間ほどつけて給水させましょう。

水からあげて、「ルートン」という根が出るのを促進させる薬を塗り、赤玉土か市販の土に挿し木しましょう。あとは乾燥させないよう水やりをして管理をすれば、2週間ほどで根が出てきて、新しい株になります。

アメリカンブルーの増やし方②株分け

もう一つの増やし方が「株分け」となります。挿し木はルートンという薬剤を必要としますが、株分けであれば分けるだけですので簡単ですね!株分けの時期は3~4月で、鉢植えの方は植え替えと一緒に行うのがおすすめ。

掘りあげた株を手で2~3株に分けてしまいましょう。傷んだ根を切り落とし、別々の鉢に植えれば株分け完了です。挿し木よりも簡単ですので、不安な方は株分けでの増やし方にチャレンジしてみて下さい。

アメリカンブルーの育て方⑤切り戻し・摘心

アメリカンブルーの切り戻し

そのまま放っておいてもちゃんと育ってくれますが、より沢山、ボリューム感のある状態にしたい方は切り戻しをしましょう。

本来の切り戻しの目的は伸びすぎた枝などを切ることですが、切り戻しをすると良い具合に新しい枝が生え、形も整ってきます。また、ボリューム感を出すためだけじゃなく、花後に全体を切り戻しすることで来年の準備にもなるのです。

アメリカンブルーの摘心

切り戻しとセットで行う作業が「摘心」です。摘心は茎や枝の先を摘む作業で、切り戻しと摘心を行うことにより新芽が横に生え、どんどんボリュームが出てくるのです。

摘心は草丈が10㎝くらいになってきた頃に行い、横にボリュームが出るよう調整していきましょう。脇目が沢山になってくるともさもさとして良い雰囲気になってきます。

アメリカンブルーの花がら摘み

あまり手入れをする暇が無ければ放っておいても構いませんが、もし手間をかけてあげられるなら切り戻し・摘心に加えて「花がら摘み」もしてあげましょう。花はそのままにしておくと種をつけるために栄養をとってしまいます。

そこで、枯れた後に花をとってしまい、栄養を次の花に回すと花が沢山つくのです。アメリカンブルーは花がすぐに枯れますので、こまめにチェックしては詰んであげましょう。


アメリカンブルーの育て方⑥枯れる原因

枯れる原因①害虫

枯れる原因は「害虫・病気・水やりの具合」が多いですね。まず害虫に関して、いろいろな害虫がつきますが、特によくつくのがアブラムシやハダニなどの小さな虫。

この二つは他の観葉植物にもよく付きますので、完全に防ぐのは難しいかもしれません。放っておくと株が弱ってしまいますので、薬剤などで対策をしながら、見つけ次第補殺するなどして株を守りましょう。

枯れる原因②水のやりすぎ

水をやりすぎて枯らしてしまうことは、ガーデニング初心者にはよくあることです。可愛がるあまり肥料や水を沢山与えたくなりますよね。しかし、水のやりすぎと多肥は枯れる原因です。

与える時はしっかり与えますが、与えない時はちゃんと待ちましょう。水は土の表面が乾いてから与えるのが基本です。根ぐされで枯らさないよう心がけましょう。

枯れる原因③灰色かび病

害虫と同じくガーデニング初心者を困らせるのが病気ですよね。沢山の病気にかかる訳ではありませんが、気をつけておきたいのは「灰色かび病」。上の画像は違う植物ですが、灰色のかびのようなものが付着していますよね。

この対策として、風通しを良くすることが大切です。また、枯れた花をそのままにしておくことでかびが発生しやすくなりますので、お手入れも大切となります。

まとめ:アメリカンブルーの育て方

今回の「アメリカンブルーの育て方のコツは?枯らさずに冬越しする方法含めて解説!」はいかがでしたでしょうか?

アメリカンブルーの特徴や種類、育て方や植え替えの方法、挿し木での増やし方や摘心などのお手入れ方法まで詳しく解説させて頂きましたが、今すぐ育ててみたくなった方も多いかもしれません。丈夫な植物ですので基本的には簡単に育てられますが、水やりの具合にだけは注意して、手間をかけてあげましょう!

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今回はアメリカンブルーについて解説させて頂きましたが、他にもガーデニング・観葉植物に関する記事が沢山あります。気になる方は是非見てみて下さい。