マグァンプK 中粒 600g 肥料 元肥 マグァンプK ハイポネックス
アマドコロとは?
アマドコロという名前、聞いたことあるでしょうか?漢字で「甘野老」と書きます。その名前の由来ですが、根っこの姿がオニドコロ(鬼野老)というヤマノイモ科の植物に種類が似ているためです。オニドコロはアクが強くとても苦いのですが、アマドコロは甘みがあるのが特徴で、オニがアマになって、アマドコロという名前になったわけです。
アマドコロについて
アマドコロとは?
山に自生する、落葉性の多年草です。春になると芽を出して花を咲かせます。別名、ナルコラン(鳴子蘭)ともいいます。科名はキジカクシ科、属名はナルコユリ属になります。観賞用にも良く栽培され、白い覆輪が葉に入っている種類に人気があります。明るく存在感があり、フラワーアレンジメントなどでも良く利用されています。
アマドコロは食べられる山菜
東北地方ではよく山菜として食べれる植物ですが、一般的な知名度はあまりありません。食用として使われるのは、若芽と根っこです。春に生えてくる若芽は、ウルイのような食感と、アスパラに似た甘みが特徴で、とても美味しいくいただける山菜です。根っこにも甘みがあり、サトイモのような食感です。
アマドコロの分布と産地
日本全国、至るところの山野に自生します。近い種類になると、アジアやヨーロッパまで広い範囲で分布しています。約30種分布する多年草で、日本にはその中で11種~12種が自生しています。山菜として食されているのは限られた地方で、栽培され製品として出荷してるのは山形や青森などの東北地方と思われます。
アマドコロは初心者でも育てやすい植物
寒さにも強く、初心者でも育てやすい種類になります。栽培の手間もほとんどかからず簡単に育つでしょう。季節も関係なく育つので、初めての人にも優しい植物です。食用でも観賞用でも、どちらとしても育てれるので楽しみも2倍の嬉しい植物ですね。
アマドコロの花と開花時期
花の色は「白」。すずらんの姿に似ていて、笹に似た細長い葉を付けます。その葉の付け根に、1個から2個の花がぶら下がるように咲きます。釣鐘型の花はスリムの形をしていて、おしゃぶりのような可愛い形をしています。開花の時期は、5月の中旬から下旬。
アマドコロとナルコユリの見分け方
アマドコロに良く似ている植物で、ナルコユリがあります。アマドコロと比べてナルコユリは細長い葉をもっているので、そこで区別が可能です。また、アマドコロの茎は尖っている角のような部分があり、花の数も少ないです。
アマドコロの育て方
①環境
強い性質をもっているため、日の当たる明るい場所から日陰まで、幅広い環境に適応しています。しかし、葉を瑞々しく保つためには、夏の間は日陰においたほうがよいでしょう。庭植えでも鉢植えでもどちらでも元気に育ちます。庭植えでは深く耕された土地が好ましいですが、痩せて乾燥した地面でも栽培することはできます。鉢植えで育てる場合は、特に春に日光をしっかり浴びせましょう。
②用土
一般的な培養土を使用することができます。基本的なものだと、赤玉土(7):腐葉土(3)の割合で大丈夫です。よく水はけする土が適しているので、赤玉土と等量の軽石砂を混ぜるのも良いでしょう(赤玉土が4:軽石砂が4:腐葉土が2)。庭植えの場合は、腐植質の肥料を植え付けをする2週間前に混ぜ込んでおきましょう。
③植え付け
住宅街のシェードガーデン、6日に植え付け完了しました。#シェードガーデン #ギボウシ #クリスマスローズ #クレマチス #アナベル #イチハツ #ヒューケラ #カンパニュラ #ビンカ #フィスツカ #アマドコロ など pic.twitter.com/eiMuo4536l
— toshi tsukigahora(シティ) (@toshi_tsu_10) May 7, 2015
ポットの苗は、ほぼ一年中どの季節でも植え付けは可能です。株分けをする場合は、春前の芽が出る前か、秋に葉が落ちた後が最適です。根っこは、葉の位置から伸びていく方向をしっかり確認してから配置しましょう。根を寝かせた状態で、5cmほど土を被せます。
④水やり
乾燥に強い品種のため、庭に植える場合は水やりの必要がほとんどありません。鉢植えの場合は、用土が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。春の時期は、葉が伸びるので水が切れないように、多めに与えてください。その後は、あまり多湿になりすぎないように注意をします。
⑤肥料
庭植えでは、植えつけ時に土に腐葉土などを混ぜておけば、ほとんど必要ありません。ただし、毎年早春の芽出しのころに、株の周囲に緩効性化成肥料を少しまいておくと、より生育がよくなり、株もふえます。鉢植えで育てる場合は、3月・6月・9月ごろに月に1回置き肥をするか、月に3から4回液体肥料を上げると良いでしょう。
マグァンプK 中粒 600g 肥料 元肥 マグァンプK ハイポネックス
⑥植え替え
庭植えでは、4年から5年は植えっぱなしで問題ありません。放っておいた方が、毎年株がドンドン増えるので、美しい状態になります。広がりすぎた場合は、株分けも兼ねる意味で増え替えをします。鉢植えの場合は、芽が偏って位置のバランスが悪くなるので、2年から3年で植え直しをします。葉が休眠に入る、枯れ始める時期がよいでしょう。
⑦増やし方
【斑入りアマドコロ】
— ゆみ (@yumi2368) April 21, 2017
こういう花の形状って好きです:heart_eyes::blossom: もうすぐパカッと咲きますよ:notes:
・
増殖系です:seedling:
去年の秋に鉢から出したら、芽と根だらけでした~:sweat_smile:
・
株分けして今年はまたプランターが増えました:joy:
・
・
#花#はな#花好… https://t.co/UInibf9VF7 pic.twitter.com/LtGn8c7eUB
主に植え替えの際に、合わせて株分けを行い増やします。タイミングは春の芽が出る前か、秋の葉が落ちた後です。根っこは枝分かれをして増えていくので、分かれた付け根の部分で切り分けてしまいましょう。芽がない根っこでも、土の上に寝かせ、隠れる程度に軽く土をかけると、やがて芽が出てきます。タネもできるので、それを撒いて増やしても良いです。
⑧病害虫対策
基本的にはほとんど心配はない品種です。病気はあるとしたら「さび病」などです。風通しが悪くなりすぎると、さび病が出る場合があるので注意です。たまに黄色い斑点が出る場合は、その葉を切り取り殺菌剤を撒きましょう。害虫は、コウモリガの幼虫です。見つけ次第捕まえて退治しましょう。イモムシに葉が食べられることもあるので注意です。
アマドコロの収穫と食べ方
アマドコロの収穫時期と旬
アマドコロには旬の時期がありますので、それを逃すと苦みがますので注意しましょう。若芽は3月頃から4月にかけ出荷されます。葉が開くと苦みが増すので注意。出回る期間が短いため、食べられるのは3月中旬頃~4月いっぱいになります。根茎部分の収穫は秋で、その時期が旬です。
アマドコロの保存方法
収穫したら袋にいれて冷蔵庫で保存しましょう。痛みやすいため食べるなら早めに食べましょう。冷凍保存も良いのですが風味と食感が落ちます。風味、食感をしっかりと楽しみたいのであれば、冷凍保存はなるべくしないで食べるようにしましょう。
アマドコロの下処理
きちんと美味しくするために、アマドコロの下処理をしっかりとしましょう。根茎の茎の部分と、新芽の部分を使います。まずアクがでるのでアク抜きします。その時に塩はいれなくても良いです。食感がなくならないよう1分程茹でましょう。上げたらすぐに冷水にいれます。 味見してまだ苦味があるようなら、しばらく冷水にさらしておきます。
アマドコロの食べ方①若葉のおひたし
おひたしはアマドコロ。スーパーで目にとまって、初めて買ってみた。葉はほろ苦く、軸の白っぽい部分は甘みが強い。しゃきしゃきしておいしい。 pic.twitter.com/fewQ0M2HoA
— Yupon (@yupon_U) April 7, 2018
アマドコロの甘みのある茎の部分を楽しむのにはおひたしが最適です。シャキシャキとした食感も楽しむことができます。材料はアマドコロ若葉・鰹節・醤油をそれぞれ適量です。葉を適量摘んで、さっとゆで水にさらし、水気をきった後、刻んで器にもります。醤油と鰹節をかけるとできあがりです。
アマドコロの食べ方②天ぷら
アマドコロの蕾とエノキを天ぷらにしました:sparkles: pic.twitter.com/L03Z4WgaH6
— ちっと☆(本日色々:airplane:︎) (@chitto2) April 12, 2018
アマドコロの甘みを生かすには天ぷらが一番です。調理の方法は普通のテンプラと同じです。しっかりと甘みを感じたいなら旬のアマドコロを使いましょう。少し苦みがあってもそれはそれで美味しくいただけます。揚げている時に動かしたりすると、葉が開いて水分が入りバラバラになる場合もあるので注意しましょう。
アマドコロの食べ方③酢味噌あえ
アマドコロをさっと茹でて、水にさらしたら良く絞って5cmくらいに切り分けます。酢味噌の材料を全部まぜ(味噌を小さじ1、酢を大さじ1、砂糖orハチミツを小さじ2分の1)、30秒ほどレンジでチン。酢味噌をよくあえればできあがり。酢味噌がよく合います。アマドコロの茹ですぎは注意です。
アマドコロの食べ方④とろろご飯
新食材:sparkles:
— tororo (@plants_aso) May 10, 2017
アマドコロの根っ子:sparkles:
本当に甘味とヌルヌル感があります:blush:
どう調理しようか:notes:#薬草 #アマドコロ pic.twitter.com/HdTsqyTJLA
とろろのように根っこをすりおろして使うのも大変美味しいです。生薬としても使われているので、滋養強壮にも良く、シミ・ソバカス消し、消炎の作用もあります。皮むきはひげを取ってからピーラーで行います。目が細かめのおろし金で擦り下ろします。ごはんにかければ完成。美味しすぎで食べすぎ注意です。
まとめ:アマドコロとは?
いかがだったでしょうか?アマドコロは、初心者にもやさしい植物で、観賞にも良いし、食べても良い。2度おいしい品種になっています。生育方法も簡単で初心者の方でもすぐにチャレンジできます。是非この機会に育ててみてはいかがでしょうか?
アマドコロが気になる方はこちらもチェック!
今回はアマドコロについて解説させて頂きましたが、他にもガーデニング・野菜に関する記事が沢山あります。気になる方は是非見てみて下さい。

アマドコロの育て方!特徴と花言葉もご紹介【植物図鑑】
アマドコロとは多年草といって、年中枯れる事がない育てやすい植物で茎は食用にもなります。 葉に白い覆輪(フチに白い線のある葉)が入った葉の部...
マッシュルームの断面が黒いのは食べても平気?腐ってる?その見分け方を解説!
かわいらしい見た目で人気のマッシュルーム。マッシュルームを縦にカットすると、断面が黒いことがありますよね?これって大丈夫なの?腐ってる?と心...

キンシバイの育て方と剪定方法!その時期や花の見分け方をご紹介!
太陽の輝きのような色鮮やかな黄色の花が美しいキンシバイ。このキンシバイの育て方はとっても簡単。ガーデニング初心者にもおすすめな、とっても簡単...