センペルビウムの育て方は?
センペルビウムは多肉植物で、丸々とした葉がとても可愛らしい植物です。しかし、可愛らしい見た目とは裏腹に、実はとても固いのが特徴的。まるで作り物のような固さをしていて、驚く方もいるかもしれません。今回はそんなセンペルビウムの育て方のコツや、株分けなどでの増やし方、植え替えのコツなどを解説していきます!
センペルビウムの特徴
センペルビウムの花
センペルビウムは画像のような花をつけます。花の色は品種によって違いがありますが、白色やピンク色のものが多いですね。残念ながら花をつけた後に枯れてしまいますので、後述する株分け等での増やし方を覚え、花をつける前に増やしておくことをおすすめします。開花時期は大体2~7月頃で、花茎が成長していき、長いと2ヶ月程の間開花しています。
センペルビウムの紅葉
普段は緑色の多肉植物ですが、晩秋頃、気温が下がってくると共に赤く色が変化していきます。この赤色の具合は品種によって様々ですので、是非色々な品種を育ててみて下さい。冬越しをして春になると赤みは引いていき、また緑色に戻っていきます。ずっと暖かい場所で育てていると赤くならないこともありますので、ある程度寒さに当てると良いでしょう。
センペルビウムの意味と発音
名前には意味があり、ラテン語で「永遠に生きる」という意味となっています。「Sempervium」と書きますが、前半の「Semper」が「常に」、「vium」が「生きています」という意味になっています。こう表現されるくらいの強さがあるのですね。因みに和名では「蜘蛛巣万代草(クモノスバンダイソウ)」と呼ばれています。
センペルビウムは山岳地帯に分布
とても強い植物であることを先述しましたが、これは耐寒性が非常に高いことから来ています。ヨーロッパやロシアの山岳地帯に分布している植物で、寒い地域でもしっかりと育ってくれるのです。約40種類の原種があることが知られており、それぞれに見た目が違います。コンランという品種は15㎝以上にもなる大型種で、ガゼルという品種は産毛のような白い毛が沢山生えている品種です。
センペルビウムの育て方①環境
日当たりの良い場所で育てる
育てる上で大切なのが日当たりです。鉢植え・地植えを問わず、半日陰でも育てることは出来るのですが、春や秋の生育期にはしっかりと光を当ててあげたいところですね。また、蒸れに弱い植物ですので風通しも非常に大切です。鉢植えであれば場所を変えてあげられますが、地植えだと動かせなくなりますので、最初の場所選びは大切にしましょう。
夏越しの方法
寒さには強いのですが、夏時期の暑さにあまり強くありません。鉢植えであれば移動させ、地植えで育てる場合は、風通しが良く、なるべく涼しい場所に植えましょう。日光は出来るだけ当ててあげたいところですが、夏の直射日光を浴び続けるのは危険かもしれませんので、地植えで育てるのであれば明るい日陰に植え付ける方が良いでしょう。
冬越しは簡単?
寒さに強いので、お庭で地植えをした際の冬越しはあまり心配いりません。霜に当たっても傷んだりしませんので安心ですね。地植えをしていて、雪が被っても枯れたりしませんので放っておいて大丈夫です。ただし、本当に寒い地域は考えもので、大体マイナス5度くらいまでは耐えられますが、それ以上寒くなるのであれば少し対策をしてあげましょう。鉢植えであれば室内に移動するのも良い手ですが、あまり温度が下がらないと赤くならないこともあります。
センペルビウムの育て方②土作りと植え付け
センペルビウムの鉢植えでの土作り
基本的に蒸れに弱く、乾燥した環境の方が育てやすいので、水はけの良い土作りをしましょう。鉢植えであれば赤玉土を3割、鹿沼土を3割、ピートモスを2割、川砂を2割の割合で混ぜた土がおすすめです。赤玉土と鹿沼土の割合を減らして「くん炭」を混ぜるのも良いですね。土作りが面倒であれば、市販の多肉植物用の土でも構いません。
センペルビウムの地植えでの土作り
地植えで育てる場合、お庭の土を水はけの良い状態に改善してから植え付けをしましょう。お庭の土の水はけが悪そうであれば赤玉土や鹿沼土、川砂を混ぜてあげると水はけが良くなります。丸ごと交換するのではなく、混ぜて調整する程度で大丈夫です。
センペルビウムの植え付け
植え付け方法は、特に注意点はありません。水はけの良い土作りをして、穴を開けて植えましょう。根が特別弱いということもありませんが、根はとても大切な部分ですので、あまり乱雑に扱わないようしましょう。
センペルビウムの育て方③水やりと肥料
センペルビウムへの水やり
育てる上で一番大切と言えるのが水やりの具合です。春と秋は生育期にあたりますので、土の表面が乾いたらたっぷり水やりをして下さい。気をつけたいのが夏と冬です。夏と冬は休眠期ですので、ほぼ断水するくらいの気持ちで水やりを控えます。土の表面が乾いてから3日くらい置いて水やりをしましょう。基本的に乾燥した環境を好みますので、水不足で枯れることは少ないです。
センペルビウムは蒸れるとドロドロに
夏と冬の水やりには注意が必要であることを書きましたが、梅雨時期も注意して下さい。梅雨時期は蒸れやすいので、根腐れを起こし、葉がドロドロした状態になったりします。ドロドロしないように水やりをするのではなく、ドロドロさせない為に水やりを控えるという感覚を持ちましょう。水を与えすぎるよりも、水を与えない方が改善する場合が多いですね。
センペルビウムへの肥料
センペルビウムはあまり沢山の肥料を必要としない種類の植物です。与えるとすれば、春と秋の生育期にだけ与えましょう。与える肥料は緩効性肥料がおすすめです。緩効性肥料であれば効果が長持ちしますので手間もかかりません。液体肥料を既にお持ちであれば、月に一回くらいの頻度で与えると良いでしょう。与えすぎにはご注意下さい。
センペルビウムの育て方④植え替えと増やし方
植え替え時期と方法
特に焦って植え替えをすることもなく、様子を見ながら、窮屈そうな印象になったタイミングで植え替えをすれば大丈夫です。目安として、2~3年に一回くらいですね。植え替えをする時期は広く、春や秋の元気な時期であればいつでも大丈夫です。この植え替えのタイミングで、後述する増やし方を行えば株を増やしていけます。
増やし方①株分け
センペルビウムの増やし方は「株分け・さし芽・種まき」と、色々なやり方で増やすことが出来ます。その中で一番おすすめなのが株分けです。春か秋に、株を抜いて株分けをしましょう。株分けして新しく植える際は、傷んだ根があればハサミで切ってあげます。また、株分けしてすぐに植えるのではなく、少し乾燥させてから植えると上手くいきやすいですね。
増やし方②さし芽
センペルビウムはランナーを伸ばして子株を増やしていきます。この子株ももちろん新しい株となりますので利用しましょう。先端を切り落として新しく植えるだけですが、植えたあと数日は水やりをせず、数日経ってからたっぷり水やりをして下さい。また、しばらくは明るい日陰で管理してあげましょう。
増やし方③種まき
種まきは種類によるのですが、原種であれば種まきで増やすことが出来ます。採集した種を、春か秋に撒きましょう。ただし、発芽のさせ方や管理などは初心者はちょっと不安かもしれません。チャレンジしつつ、簡単な株分けやさし芽での増やし方で増やしていくことをおすすめします。
センペルビウムの育て方⑤手入れ
特に細かなお手入れは必要ありません。ただし、春に花を咲かせる為の花茎を伸ばして、花が咲くと枯れてしまいますので、花茎を整理して、子株に栄養がいくようにしてあげましょう。花茎をそのままにしておくと子株にあまり栄養が行かず、増やすのに支障が出てしまいます。
センペルビウムの育て方⑥病害虫
センペルビウムの病気は?
ガーデニング初心者が一番困るのが、植物の病気ですよね。様々な種類の病気があり、なってしまうとどうしていいか分からなくなってしまいます。しかし、センペルビウムは病気になることが少ないのでご安心ください。水やりでの過湿・根腐れにだけ注意すれば、丈夫に育ってくれます。
センペルビウムによくつく害虫
病気にはあまりならないセンペルビウムですが、害虫には注意が必要です。主にカイガラムシ・アブラムシ・ハダニなどがつきます。葉水・薬剤などで虫がつかないよう予防しつつ、成虫を見つけたら歯ブラシなどで落としたり、補殺して被害を防ぎましょう。風通しを良くすることも予防に繋がりますので、まずは環境作りを正しくしたいですね。
センペルビウムの寄せ植え
センペルビウムの寄せ植え①
寄せ植えした時はスカスカだったセンペルビウム……
— みどりん (@midorin_331) May 16, 2018
今ではもりもりになりました。
いろんな色があって綺麗⸜(*ˊᗜˋ*)⸝#センペルビウム pic.twitter.com/ppMjzW790E
こちらはとてもカラフルで可愛らしい寄せ植えの好例です。この画像を見て頂ければよく分かりますがセンペルビウムには沢山の種類があり、色合いがこんなにも違うのです。センペルビウムだけを寄せ植えしてもこんなに美しくなりますので、是非色々な種類を育ててみましょう!最初はスカスカだったと書かれていますが、最終的にある程度の大きさになりますので、完成した状態を考えて植えたいですね。
センペルビウムの寄せ植え②
#多肉植物 #センペルビウム
— 多肉植物食堂 (@gardencafe259) June 1, 2017
買ったまま放ったらかしてたセンペルビウムを思い出し、急遽寄せ植えにしてみたらなかなか良いじゃないの:heart_eyes::two_hearts: pic.twitter.com/80rOuuOqgs
こちらは、ほったらかしにしていたものを寄せ植えにしたら大満足の状態になったとのことです。センペルビウムは単体でも非常に可愛らしいのですが、寄せ植えをするとより素敵に感じられる種類の植物です。単体で育てていて飽きてきたら、是非このような寄せ植えに挑戦してみましょう!
センペルビウムの寄せ植え③
多肉の寄せ植え 渋い色のセンペルビウムを明るい緑のビアポップで囲んでコントラストを効かせてみました(^^♪冬の寒さには強いのに夏の暑さや蒸れに要注意のセンペルさん、どうか無事に夏越してね♡ #多肉植物 #寄せ植え #ビアポップ pic.twitter.com/GdFrilWxMa
— #多肉屋 hana ippaiぴー農園 (@hanaippai3939) June 21, 2016
こちらは色々な多肉植物で寄せ植えをした好例です。全体的に色合いが穏やかで、深みを感じますよね。中心に華やかなセンペルビウムを置くことで良い雰囲気となっています。どんな植物にも合いやすいので、是非寄せ植えにチャレンジしてみて下さい。
まとめ:センペルビウムの育て方
今回の「センペルビウムの育て方は?初心者が気になる増やし方や植え替えのコツも解説!」はいかがでしたでしょうか?
育て方や増やし方、時期別の管理方法や注意点などを解説させて頂きましたが、今すぐ育ててみたくなった方も多いかもしれません。育てるのは難しくないのですが、とにかく気をつけて頂きたいのが水やりと夏の管理です。水のやりすぎには注意をし、夏は蒸れないように管理が出来れば、すくすくと育ってくれますよ!
センペルビウムが気になる方はこちらもチェック!
今回はセンペルビウムについて解説させて頂きましたが、他にもガーデニングに関する記事が沢山あります。気になる方は是非見てみて下さい。

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