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麦茶にはカフェインは入っている？
私たちが普段口にするほうじ茶や緑茶、麦茶などのお茶類にカフェインが入ってるものがあるのをご存知ですか？妊婦や子供がカフェインを取りすぎるとよくないというのもよく聞きますよね。夏によく飲む麦茶にも果たしてカフェインは入っているのでしょうか？
そもそもカフェインとは？
カフェインとは？
カフェインには摂取すると興奮する作用があり、精神刺激薬の一種ともされています。カフェインが入ってる代表的な飲み物にはコーヒーが挙げられます。コーヒーを飲んで眠気覚ましをするといったように、カフェインの興奮作用が働いているいうことがわかります。
カフェインのメリット
カフェインは医療現場や医薬品にも使用されていて、覚醒作用や鎮痛剤としても利用されています。カフェインを摂取することで、身体的には集中力やパフォーマンスの向上にも繋がると言われています。中枢神経を刺激することから、眠気や疲れを緩和させる効果もあるようです。
カフェインのデメリット
カフェインを取りすぎることで、めまいや不眠といった症状が出てくることがあります。カフェインの大量摂取をしてしまうと中毒症状を起こし、最悪の場合亡くなってしまうようなケースもあるようです。また、カフェインの摂取量が多いと膀胱癌を発病しやすくなるといった報告もあります。
なぜ妊婦や子供にカフェインがよくないのか？
カフェインは胎盤を通過してしまう
妊婦は胎盤を通してお腹の胎児に栄養を送っています。妊婦がカフェインを摂取すると、胎盤を通して胎児にもカフェインが移行してしまうと言われています。胎児は体も小さく、カフェインの影響が出やすいということが、カフェインが妊婦によくないという理由になります。
カフェインの一日の摂取量の基準
大人のカフェイン摂取基準
大人の場合、一日にとってもいいとされている摂取量は400mgと言われています。これはコーヒーをマグカップで３杯飲むのと同じことになります。コーヒー好きな方も、一日に3杯までにして飲み過ぎには注意しましょう。
子供のカフェイン摂取基準
●子供 4〜6歳 45mg
●子供 7〜9歳 62.5mg
●子供 10〜12歳 85mg
●子供 13歳以上 2.5mg
食品安全委員会が公表している子供のカフェイン摂取量です。目安としてコーラ1缶約46mg、エナジードリンク1本約80mgのカフェインが入ってると考えると、普段の飲み物から少し注意しておく必要があるかもしれません。
妊婦のカフェイン摂取基準
カナダ保健省が発表している妊婦のカフェイン摂取基準は、300mgとされています。飲料換算すると、コーヒーをマグカップ2杯で237mgのカフェインが含まれていることになります。いずれにせよ、どの産婦人科でもカフェインの飲み過ぎはよくないとの指導が入り、1日1杯までと制限する産婦人科も多いようです。胎児のことを考えると、カフェインは控えた方がいいでしょう。
カフェインゼロとノンカフェインの違い
企業によってカフェイン表示が違う
カフェインゼロやノンカフェイン、カフェインレスやデカフェといった表記は、実は明確に決まった基準がなく、企業ごとに表記が違ったりする場合があります。カフェインを取りたくないという人は、表記をしっかりとチェックしていくことが必要になります。
カフェインゼロとノンカフェイン
妊婦や子供には、全くカフェインが含まれていないという意味のカフェインゼロかノンカフェイン表記がある飲み物を選びましょう。ただ、企業ごとに基準は違います。カフェインゼロと表記してあっても0.001gほどのカフェインが入ってることがあります。ほんの少しのカフェインでも避けたい場合は、カフェインが含まれていない原材料を使っているものを選ぶと完全にカフェインゼロにすることができます。
カフェインレスとデカフェ
カフェインレスとデカフェの表記は、カフェインが少ないという意味で使われています。カフェインが少ないけれど入ってることになるので、飲み過ぎには注意する必要もあります。こちらも企業ごとに基準が変わってくるので、飲み物を購入する時によく確認してみてください。
麦茶の基本情報
麦茶の原料
麦茶の原料は大麦の種子です。カフェインは茶葉に入ってるので、麦茶にはカフェインが全く入っていないことになります。カフェインゼロの飲料として妊婦や子供にも安心して飲むことができます。大麦は夏が収穫期のため、昔から夏の飲み物として愛されています。
麦茶は水出しだと雑味が少ない
麦茶の水出しには多少時間はかかりますが、ゆっくりと抽出するため雑味も少なく、美味しく飲むことができます。さらに、水出しの方が雑菌が少なく済むので、保存にも適しています。
麦茶は熱湯だと香りが立つ
麦茶の煮出しで熱湯を使うことで、大麦のいい香りがさらに引き立ちます。麦茶の香りを楽しみたいのであれば、熱湯で煮出したものがおすすめです。しかし、水出しよりも雑菌が繁殖しやすいのでなるべく早く飲みきることを推奨します。
ノンカフェイン飲料麦茶の効果・効能①血液サラサラ
麦茶のアルキルピラジン・GABA
麦茶にはアルキルピラジンやGABAといった成分が含まれています。これらの成分には血液をサラサラにしてくれたり、血圧を下げてくれる効果があると言われています。麦茶を飲むことでこういった効果が期待できるのであれば、嬉しい限りですね。
ノンカフェイン飲料麦茶の効果・効能②ダイエット向け
麦茶は低カロリー
麦茶にはほとんどカロリーが含まれていません。ダイエット中でも気軽に飲むことができるのが魅力です。一日のカロリー摂取量を抑えたい方にもおすすめの飲料だと言えるでしょう。
ノンカフェイン飲料麦茶の効果・効能③胃の粘膜を保護
麦茶の抽出物が胃の粘膜を保護する
さまざまな研究によって、麦茶の抽出物には胃の粘膜を保護してくれる効果・効能があることがわかったそうです。胃に負担がかかっている時、胃もたれしているような時には麦茶を飲むと症状が緩和するかもしれません。
ノンカフェイン飲料麦茶の効果・効能④抗酸化作用
麦茶のPクマル酸でがん予防
活性酸素は身体を老化させ、がんを発症にも繋がります。麦茶に含まれるPクマル酸という成分は、その活性酸素を撃退する抗酸化作用があり、がんやさまざまな病気のの予防にもなる効果があるとされています。麦茶を飲むことで病気の予防にも期待できそうです。
ノンカフェイン飲料麦茶の効果・効能⑤体温を下げる
暑い日に麦茶を飲んで体温を下げる
麦茶の原料である大麦には、身体の温度を下げる効果・効能があると言われています。熱中症予防に麦茶を水分補給として飲むと、その効果が発揮できるかもしれません。暑い日には麦茶を持ち歩くのをおすすめします。
ノンカフェイン飲料麦茶の効果・効能⑥便秘解消
麦茶で便秘解消とむくみにも期待
麦茶は水溶性の食物繊維が含まれています。血糖値の上昇を抑える効果があると言われていて、腸内環境をよくするといった働きもあるそうです。さらに、利尿作用も少なからず入ってることから、むくみの予防にも期待ができそうです。
麦茶の飲み過ぎには注意！
身体が冷えすぎてしまう
いくらカフェインゼロの麦茶であっても、飲み過ぎには注意が必要です。麦茶の体温を下げる効果によって、身体が冷えすぎてしまう場合があります。身体の冷えは腹痛や風邪、さまざまな症状を発症しかねません。麦茶の飲み過ぎや、氷を入れて飲まないようにといったことに気をつけたりするといいでしょう。
食事中は消化不良を起こすかも？
麦茶を食事中に飲むと、胃液が薄まり、消化不良を起こしやすいとも言われています。飲み過ぎないように1杯程度に抑えましょう。水分補給にはこまめに飲むのが適しているので、一度に飲み過ぎないで少しずつ麦茶を飲むことをおすすめします。
美味しい麦茶の作り方
少しの手間で美味しい麦茶の作り方
美味しい麦茶の作り方には、「煮出し」「粗熱をとる」「パックを取り出して冷やす」という３つのポイントがあります。鍋ややかんに水を沸かし、沸騰したら火を止めます。それから麦茶のパックを入れて粗熱が取れるまで待ちます。麦茶の入れ物に煮出したものを入れて、パックを取り出し冷やせば美味しい麦茶の完成です。少しの手間を加えることで、麦茶をより美味しくすることができます。
時短で美味しい麦茶の作り方
急いで麦茶を作りたい場合の作り方です。水出しをする前にティーバックを少量の熱湯で蒸らします。そうすることで、水出しよりもすぐに麦茶が完成し、香りもよくすることができます。しっかりと麦茶が抽出できたら、雑菌が繁殖しないようにティーバックをとっておきましょう。
3〜4日で雑菌が繁殖する
麦茶は水出しや煮出しといった作り方がありますが、いずれも作ってから3日以内には飲みきることを推奨します。それ以降は雑菌も繁殖しやすいので気をつけましょう。ティーバックが入ってるままにしておくと、余計に菌が繁殖しやすくなるので、しっかり取り除いてください。
麦茶以外のノンカフェイン飲料
カフェインゼロのルイボスティー
妊婦の間でも人気のカフェインゼロ飲料に、ルイボスティーがあります。ルイボスティーの原料にはカフェインが含まれておらず、さらに健康にもいい効果があると言われています。
カモミールティーもカフェインゼロ
カモミールティーもカフェインゼロの飲料です。カモミールの香りが心地よく、あまりクセのない飲みやすいハーブティーです。寝る前に飲むと、リラックス効果で安眠できるでしょう。
タンポポ茶は授乳中にもいい
タンポポ茶は妊婦や授乳中の女性に特におすすめの飲料です。母乳の出助けてくれたり、女性ホルモンを整えてくれたりする効果もあると言われています。妊婦は飲み物や食べ物にも制限されるので、さまざまなノンカフェイン飲料を飲んで味の変化を楽しんでみてはいかがでしょうか？
コーン茶
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とうもろこしを原料としたコーン茶もカフェインゼロ飲料の一つです。食物繊維が含まれているので、健康にもいい効果が期待されています。韓国ではコーン茶は定番のお茶だそうです。味もあっさりとしているので飲みやすいのが魅力です。
ごぼう茶もおすすめ
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ごぼう茶には食物繊維が豊富に含まれています。ノンカフェインであり、ダイエットにも繋がるので、一度飲んでみてはいかがでしょうか？健康飲料としても注目されているごぼう茶をぜひ試してみてくださいね。
どくだみ茶
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どくだみは日本ではよく見かける植物の一つです。カフェインは入っていないので、自分でどくだみ茶を作ってみるのもおすすめです。便秘解消にも効果があるそうです。
ノンカフェイン麦茶を飲んで健康な生活を送ろう！
麦茶を飲んで健康的な生活を
麦茶はカフェインゼロの妊婦でも子供でも気軽に飲める飲料です。麦茶を飲むことで身体にもいい効果もあります。麦茶以外のカフェインゼロの飲料を飲んでみるのもおすすめです。暑い日には麦茶の作り方を参考にして、美味しい麦茶を作ってみてくださいね。
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