検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

折り紙で作る「亀」の折り方講座!簡単な平面や難しい立体の作り方まで解説!

うさぎとカメ、浦島太郎など童話にもたくさん登場する生き物「亀」。とても大人しく、ペットとしても飼う人も多い生き物です。そんな身近な生き物である亀の折り紙は、意外と種類がたくさんあることをご存知ですか?簡単なものから立体の難しいものまで亀の折り紙をご紹介します。
更新: 2023年3月23日
佐藤3
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

簡単から難しいまでいろいろな亀の折り紙

亀の折り紙を大きく分けると「ウミガメ」と「リクガメ」の2つの形があります。そのどちらの折り紙も、探してみると、意外と多くの種類があることがわかりました。

小さな子供でも折れる、手数の少ない、簡単な亀の作り方から、立体的な、飾り物としても通用するような難しい作り方まで、たくさんの、亀の折り紙を作っていきましょう。

写真で解説「簡単な亀の折り方」①

まずは、見るからに折る手数が少なそうな簡単な平面的な親子亀の折り方を写真で解説していきます。お子さんが「亀の折り紙を教えて」といってきたときに、この折り方を教えてあげるといいですね。

今回使用したのは、15センチ×15センチの一般的な折り紙です。100均で購入したものを使っています。お好きな色、模様の折り紙で折りましょう。

亀の折り方①

作り方:下準備

まずは、折り筋として対角線に1本折ります。それを開いて、別の角を合わせて写真のように三角形に折ってください。折り始めは、この形になります。

逆三角形に180度回展させて、左側に大きな三角、右側に小さな三角を折ります。それぞれ、大きな方が親亀の頭、小さな方が子亀の頭にするための、下準備の折りです。

親子亀の頭の作り方

先程下準備で折った三角を一度戻して、開いて、裏が表になるように折り直します。外割り折りという折り方で、折り紙テクニックにはよく登場する折り方です。

初めてで、折り方がわからないという人は、こちらの動画を参考にしてください。「子供でも簡単にできる折り紙の折り方-外わりおり(かぶせ折り)

子亀の頭の角が、ちょうど中心の線にくるように写真のように折りましょう。この状態で、親亀の方は完成です。子亀をもう少し子亀っぽくなるように折って、折り紙のクオリティをあげていきましょう。

亀の折り方②

子亀の作り方

まずは、先程折った部分の上の一枚を内側に折ります。半分より少し少ないくらいですね。折ったままでやろうとすると難しいという人は、一度開いてしまって折って、元に戻すとやりやすいですよ。

先程の折り紙をひっくり返して、写真のように折ります。どのくらいの角度で折るのかは、次の写真を参考にしてください。子亀のこうらの、下のラインぎりぎりに、この折ったラインがくるようにすると、綺麗に仕上がります。

こうらの丸みの作り方

子亀のこうらに丸みをつけるため、頭の上の角を裏側に折り返します。綺麗に仕上げようとして、三角に折った部分を中に隠そうとすると、子亀が浮いてきてしまって逆に格好悪くなってしまいます。この場合は、そのまま裏側に三角に折るだけにした方が綺麗に仕上がりますよ。

亀の折り方③

簡単平面の亀1の完成

折り方は終わりです。折り方動画のように目を書き入れてもかわいく仕上がりそうですね。無地の折り紙で折った時は、こうらの模様も書き込んだり、好きなシールを貼り付けてデコってもよいでしょう。

わからないところは動画で確認

以上で、平面的な亀の親子の折り紙は完成です。いかがでしたか?とっても簡単だったと思います。もし、写真解説でわかりにくいところがありましたら、動画で確認しましょう。

写真で解説「簡単な亀の折り方」②


平面親子亀が簡単だった!という人は、もう少しステップアップした、本格的な亀の折り紙に挑戦してみませんか。写真の亀の折り紙の作り方を見ていきましょう。

亀の折り方①

作り方:下準備その1

今回は、このような四隅にグラデーションの色が入っている折り紙を使います。色はミドリガメをイメージしたグリーン系を選びました。この色が、どのように仕上がった亀の折り紙に出るか、楽しみですね。そこにも注目しながら折ってみましょう。

折り筋は四角に2回おる、十字の形に入れます。この折り筋は、四角に折ったものを、そのまま半分に折るのではなく、必ず一度開いて、再度別の辺を合わせて四角に折ってください。

今度は、三角に2回折ってバツの形の折り筋をつけます。この折り筋も一度折って開いて、再度別の角を合わせて三角に折ります。こうするのは理由があり、それはすぐにわかりますよ。

折り筋をつけたものを、上から見たところ。この折り筋とおりに角を中に入れ込んでいくと、折り紙を折ったことがある人なら、見慣れた形が「アッ」という間にできあがります。そのための折り筋です。

作り方:下準備その2

さきほどの折り筋を角を内側に入れるようにして、折り直すと、ツルの折り紙の最初の形になります。ここまで、三角におってふくろ折りして…という作り方もありますが、折り筋をつけるだけで簡単にここまでできる方法です。簡単ですので、覚えておくと便利ですよ。

さて、ここからさらにツルの折り方の途中と同じ折り方をやります。まずは真ん中の線に合わせて写真のように折ります。表側、裏側、両方やって開きます。

先程折ったものを開いて、さらのその折り筋とおりに折り直すと写真のように「ツルの途中」の形ができます。もっと細かい折り方を知りたい人は、後述の折り方動画を参考にしてくださいね。

色のグラデーションが上下に入って、このままでも綺麗ですね。折り紙をいろいろ変えると、同じ折り方でも、このような楽しみが増えてきますのでいろんな紙で試してみてください。

亀の折り方②

亀の前足と頭の作り方

先が2つに割れていない方(ツルならば翼になる部分)で亀の頭に仕立てていきます。写真のように一度折り上げ、少しずらして折り下げ、先を折ります。

さきほど折った一枚を折り上げて、先が割れているものを斜めに折って前足を折ります。

後ろ足の作り方

もう一枚残った、ツルなら翼になっているところで後ろ足を折っていきます。一度上に折り上げて、写真の線を入れたあたりで折ります。

折りさげた紙の中央にハサミで切り込みを入れて、写真のように後ろ足を作ります。

亀の折り方③

簡単平面亀2の完成!

表にひっくり返すと、写真のように平面の亀の完成です。折り紙のグラデーションは、足と頭に青が入り、こうら部分が上からグリーンから白へのグラデーションになりました。紙の中央がこうらの中央になることがわかりましたね。

紙の真ん中に模様が入った折り紙を使うと、模様の大きさによっては、ちょうど模様がこうらに入りそうです。そんな紙を探して折ってみると楽しそうですね。

わからないところは動画で確認

折り方でわからないところがあったでしょうか。もし、写真ではわからない部分があるという人は、動画で作り方を見てみましょう。

【折り紙動画】亀の折り方③

動かして遊べる簡単亀の作り方


亀の折り紙で、動かして遊べるものがありましたのでご紹介します。しっぽの部分を指でツンツンと軽くたたくことで、前にススーッと進んで楽しいですよ。

亀の折り紙を動画で確認

折り方は簡単そうなのですが、折るところが少ないだけに「どうやったら、より亀らしく見えるのだろう」と考えてしまう人には、逆に少し難しいと感じるかもしれません。(筆者がそうでした)

【折り紙動画】亀の折り方④

小さくてかわいい立体亀を作る

両面おりがみでかわいい立体の亀を作ってみましょう。両面折り紙を使わない人は、こうらか、足・頭の色のどちらかが白くなるというのを意識しながら、どちらを上にして折り始めるか決めましょう。最初に上にした面が頭・足の色になります。

亀の折り紙を動画で確認

動画では、平面的に仕上げているのでウミガメっぽく見えますね。筆者は中央を折って、立体的になるように仕上げました。そうすると、縁日に売られている小亀のように見えてくるので、ちょっと不思議です。どちらの仕上げ方でも、お好みでどうぞ。

【折り紙動画】亀の折り方⑤

ちょっと難しい?立体亀の作り方

こちらは、まごうことなきウミガメの折り方です。だんだんと難しい折り紙になってきて、亀らしい形に仕上げるのに試行錯誤が必要になってきます。

亀の折り紙をたくさん折ってみて、ほとんどが首を作ることで「亀らしさ」が一気にでてくるのがわかりました。「亀っぽくないな」と感じたときは、首の部分の折り方を折り直してみるとうまくいくことが多いでしょう。

亀の折り紙を動画で確認

頭のあたりに紙が何重にも重なります。半分に折るのに硬いので、折るというよりも「丸みをつける」感じに意識していくとよいでしょう。

【折り紙動画】亀の折り方⑥

丸いフォルムの平面亀の作り方

今までは、けっこうスリムな亀が多かったのですが、こちらは、丸くてかわいい亀の折り紙となっています。折り方はとっても簡単です。

亀の折り紙を動画で確認

折り方は1分30秒あたりから。途中にチラッチラッと入ってきて、一緒に折っている男の子(3才だそうです)の手がかわいい動画です。このような、お子さんと一緒に折り紙を楽しんでみてくださいね。

【折り紙動画】亀の折り方⑦

たくさんつくろう!立体亀の作り方

模様入のクラフト紙のおりがみで、表と裏の色が出る折り紙を作ってみました。こちらは、こうらの部分を立体的にするために、重ねて折るというテクニックが使われています。

いろんな折り紙を作るとたまにこの立体にする重ねて折るテクニックがでてきますので、覚えておくと他の折り紙を折る時にスムーズに進みますよ。

亀の折り紙を動画で確認

かなり細かい折り筋をつけてから折りはじめています。それでも、折っているうちに2回ほど、折り筋が足りずに自分で折らなければいけない部分があり、少し難しいと感じました。とてもクオリティの高い、かわいいデザインの折り紙ですが、作るときは少し大変かもしれません。

【折り紙動画】亀の折り方⑧

箸置きになる立体亀の作り方

箸袋のような長い長方形の紙で折る、箸置きになる亀の折り紙の折り方です。紙が長いと、亀がスリムになり、短めの長さだとコロンとした丸い体つきになります。15センチ×15センチの紙を縦に4等分したものの、長さを1.5センチから2センチほど短くすると、写真のようなフォルムになりました。


亀の折り紙を動画で確認

亀っぽい模様の入った綺麗な箸袋で折っています。箸袋は紙が2重になっているので、細かいものを折る時は、重なりが多くて、少し大変になるでしょう。

【折り紙動画】亀の折り方⑨

簡単だけどリアルな立体亀の作り方

パッと見たところ、折るところがたくさんありそうで難しいだろうなと感じる人もいるのではないでしょうか。筆者も最初は「難しいかな」と思いましたが、実際に折ってみると、動画説明もとても丁寧で、難しい部分もありませんでした。意外と簡単なので、挑戦してみてはいかがでしょうか。

亀の折り紙を動画で確認

とにかく説明が丁寧でわかりやすい折り紙動画でした。丁寧すぎるところがあるので、慣れている方は早送りと一時停止しながら折るとストレスにならずに折れるでしょう。はじめての人は、再生しっぱなしでも折れるスピードで説明してくれていますのでわかりやすいですよ。

超難しい!ウミガメの折り紙【紹介】

神谷哲史氏作ウミガメ【難しい】

神谷哲史さんは、大きな一枚紙でリアルな折り紙を創作していらっしゃる、著名な折り紙作家のお一人です。過去、TVチャンピオンでも折り紙王として3度優勝したことがあるので、ご存知の方も多いでしょう。

ドラゴンをモチーフとした作品を多く手がけており、世界的に有名な方です。このウミガメも神谷さんらしい、とてもリアルですばらしいバランスの作品ですね。

この折り方が掲載されている本

出典: http://www.origamihouse.jp/book/original/orizusyu/orizusyu_16.html

発行 :日本折紙学会
*販売終了

日本折紙学会発行の「折紙探偵団 コンベンション折り図集」には、国内・国外の有名折紙作家さんの素晴らしい作品の折り方が掲載されています。このとてもリアルなウミガメの折り方もVol.16に掲載されていますが、残念ながらもうこの本は販売を終了しています。

オークションなどで手に入ることもあるかも知れませんが、かなり高価になることは安易に予想できます。(一般書店では扱いがなく、発行部数が少ないため)

図書館検索をかけてみた

有名な折り紙作品が掲載されていて、絶版になっている本というのはオークションで非常に高値で取引されます。

過去、そんな中の一冊を近くの図書館の蔵庫で見つけたことがあったので、全国の図書館検索をかけてみましたが、一般書店での扱いがなかったためか、図書館の蔵書の中には見つけることはできませんでした。

持っている人に借りるか…

この素晴らしい折り紙を作ってみたいという人は、持っている人と仲良くなって借りる、またはオークションに出品されるのを待って競り落とすしかないでしょう。

本格的に折り紙に興味を持たれた方は、絶版になる前に「折紙探偵団 コンベンション折り図集」はチェックしておくことをおすすめします。2018年8月現在Vol.24の予約を開始しています。定価2700円で通販の場合は送料が430円かかります。

種類が豊富な亀の折り紙を覚えて遊ぼう

簡単な平面の亀の作り方から、ちょっと難しい立体的な亀の作り方まで、いろいろな亀の作り方をご紹介してきました。一口に亀の折り紙といっても、種類も豊富で、それぞれ少しずつ特徴違う個性的な作品ばかり。

どれも折りたくなってしまったのではないでしょうか。折り紙を通して、ものを作る楽しさを味わっていただければ幸いです。

折り紙が気になる人はこちらをチェック

亀を作るだけでなく、折り紙ではいろいろなものを作ることができます。動物や人気アニメのキャラクター、くだものなど、さまざまな折り紙の折り方をご紹介しています。折り紙が気になる方は、こちらもチェックしてくださいね。