日立工機 14.4V コードレスインパクトドライバー
ボッシュ・ 10.8Vバッテリー振動ドライバードリル
マキタ 10.8V/1.5Ah 充電式ドライバドリル
ユニック 手廻しドリル 小 5.0mm
Dremel(ドレメル) コードレスミニルーター MICRO(マイクロ)
穴あけ加工はDIYの定番作業
DIYにおいて穴をあける加工はほぼ必須と言っても過言ではないほど重要な作業。材質によってきちんと正しい穴あけ工具を選択する必要があります。今は、穴をあける工具の種類はたくさんありますので、それぞれの良さや欠点を考えて使用することが大切です。
道具があれば簡単に
現在は、苦労しなくても沢山の種類の素材に穴をあけられるようになりました。木材やアルミはもちろんのこと、硬い石や鉄そしてコンクリートまで家庭でも穴があけられます。ここでは、穴を開ける道具として、家庭でのDIYに役に立つアイテムを紹介します。
穴をあける電動工具
穴をあける工具をドリルといいます。電動で穴をあける道具は電気ドリルですが、その他にも電動ドリル・ドライバーなどというようにねじ回しにも使える商品があります。様々な種類の電動工具がありますから、簡単に紹介します。
プロ仕様は大型電気ドリル
現在でもやはり、数多くの穴をきれいにあけるには、大型の据え置き型電動ドリルにはかないません。これについてはプロユースなので今回は省略します。材料を載せる台と一体になっているために、真っ直ぐにきれいな穴をたくさんあける時はとても重宝です。
電気ドリルの種類は沢山
電気ドリル、振動ドリル、電動ドリルドライバー、インパトドライバーなど、穴をあける電動の工具にも種類がたくさんあります。それぞれの特徴を理解して使い分けることが大切ですね。また、ネジ締めもできるものとできないものが有るので、家庭で使用するには何が必要か、検討して揃えていきましょう。
電動ドリルと振動ドリルの穴あけ
電動ドリルと振動ドリルは、基本的に穴あけ専門の道具と考えてください。ネジ締めに使うとネジの頭をなめてしまったり、ネジを折ってしまったりすることもあります。電動ドリルと振動ドリルの違いは、振動ドリルは進行方向に強い振動が加わるので、回転力に加えて穴あけのパワーが大きくなります。振動ドリルはコンクリートにも穴をあけることができます。振動はON、OFFできますから、普通の電動ドリルと同じように、木材や鉄などにも穴が開けられます。
ドリルドライバーとインパクトドライバーの穴あけ
ドリル・ドライバーとインパクトドライバーは、どちらもネジを絞めることに加えて、穴も開けられる製品です。違いは、インパクトドライバーには打ち込むという力が働くということです。力が働くからインパクトドライバーの方が良さそうに感じますが、穴あけには次の点でデメリットがありますから、使用の際は注意してください。ドリル・ドライバーはビットを変えれば、ある程度の材用にまで穴をあけることができます。
インパクトドライバーのデメリット
細い穴を開けるのは要注意です、インパクトドライバーは打突の柄らが働きますから、細いドリルビットですと、ビットが折れる心配があります。ハンドルを軽く握ると打突が働きませんから、軽く握って穴を開けるのがいいでしょう。木材などは部材の割れに注意。同じように、打突が強いと木材などは割れてしまうことがありますから、ハンドルを軽めにして孔を開けることが大切です。
穴をあける材質で工具を選ぶ
材料に穴をあける時には、その材料の材質と穴の大きさが重要になります。柔らかい木材に細い穴をあけるのであれば、道具の準備をしている間に簡単に穴があけられますね。しかし、鉄の板に穴を開けようと思ったら錐で歯が立ちません。別なものとなります。
穴あけ工具の種類1:鉄に穴をあける
鉄板などに穴を開ける場合は、鉄鋼専用のビットを使います。電動ドリル、電動ドリルドライバー、インパクトドライバーで穴が開けられますが、インパクトドライバーの場合は打突が有るので、ビットの折れには注意する必要があります。
鉄に穴をあけるには専用工具
電動ドリルで鉄板に穴を開ける場合には、やはり電動ドリルがおすすめです。電動ドリルドライバーでも、ある程度の厚みなら可能です。振動ドリルやインパクトドライバーは振動や打突が停止できるタイプならばいいでしょう。そうでない場合は、ハンドルの握りを調節する必要があります。
穴あけ工具の種類2:木材に穴をあける
木材の穴あけは、どの製品でも比較的穴をうまく開けられます。もちろん木材用のドリルビットを使います。振動ドリル、インパクトドライバーの場合は薄い板の場合に割れに注意しましょう。ある程度のネジやビスの下穴やダボを打ち込む穴程度なら簡単です。
貫通させる場合の注意
木材を貫通させるような穴を開けたい場合は、穴の周囲に割れができないよう注意が必要です。別な半端な木材を穴の出口に添えて「捨板」として使いましょう。「捨板]を使えば穴の周りが割れてしまうのを防ぐことができます。
穴あけ工具の種類3:石に穴をあける
家庭で石に穴を開けることはあまりないと思いますが、石材用ビットを使えば可能です。なお、宝石などの石に小さな穴を開けてアクセサリーを作る際には、専用のルーターという製品を使うときれいに穴が開きます。
穴あけ工具の種類4:コンクリートに穴をあける
コンクリートに穴を開けるのは、振動ドリルに専用ビットを使って行います。ハンマードラーバーという別な工具でもあけることができます。振動ドリルとハンマードリルの違いは、出来上がりの穴の綺麗さが違います。ハンマードリルは、穴の周りがかけてしまうのに対し、振動ドリルはコンクリートにもきれいな穴を開けることができます。
穴あけ工具の選び方
これまで、材質や穴の大きさ、貫通させるかどうかで使用する道具やビットを変えるときれいに穴を開けることができることを述べてきました。ですが、、一般の家庭ですべての道具を購入する訳には行かないと思います。自分のスタイルに合わせた道具を選んで、その工具の弱点を知ることである程度対応できると思います。
ビットは材料に合わせたもの
木材には木材専用ビット、鉄板には鉄工専用ビット、石には石専用ビット、コンクリートにはコンクリート専用ビットが販売されています。硬ければ何にでもいいと思いますが、鉄工用ビットで木材の穴を開けるとやはり綺麗にはできません。それほど高いものではないので、専用のビットを準備しましょう。
おすすめ人気電動穴あけ工具3選
ここでは、電動ドリル、電動ドリルドライバー、インパクトドリルについて、比較的安価でおすすめの人気商品とそのメリット・デメリットを紹介します。
ボッシュ・ 10.8Vバッテリー振動ドライバードリル
ボッシュ・ 10.8Vバッテリー振動ドライバードリル
ボッシュの振動ドライバードリルです。バッテリーは、10,4Vで家庭ユースには十分です。あくまでも、コンクリートにも対応できる製品ということで選択しました。本当に必要かどうかは、現物をよく見て考えてください。インパクトドライバーと振動ドライバーの打突は違いますから、家庭ユースならインパクトドライバーをおすすめします。穴あけに優れた機種としてお考えください。
基本性能
能力:コンクリート10mmφ 鉄工 10mmφ 木工 19mmφ 鉄工ホールソー 33mmφ
回転数:0-380/1,300回転/分
打撃数:0-19,500回/分
最大トルク:30N・m
チャック把握範囲:1.0-10mmφ
※この商品は本体のみ。バッテリー、充電器は付属していません。
マキタ 10.8V/1.5Ah 充電式ドライバドリル(本体のみ) DF031DZ
マキタ 10.8V/1.5Ah 充電式ドライバドリル
家庭ユースで十分なパワー10.8Vの充電式ドリル・ドライバーです。鉄工と木工の穴あけやネジ締めなど汎用性の高い工具です。
基本性能
使用感と作業性を変える10.8Vスライド式バッテリ
バッテリ・充電器・ケース別売
最大穴あけ能力(mm) 鉄工 10/木工 21
ネジ締め能力(mm) 木ネジ 5.1×63/小ネジ M6
回転数(min-1)[回転/分] 高速:0~1700/低速:0~450
1充電あたり標準付属品 (+)ビット2-65、フック
適合バッテリ:BL1015/BL1040B
※10.8vの汎用バッテリでは使えません
日立工機 14.4V コードレスインパクトドライバー 充電式
日立工機 14.4V コードレスインパクトドライバー
日立工機の14.4Vの充電式インパクトドライバーです。家庭ユースで十分なパワーを発揮します。穴あけには、専用のドリルビットを使いますが、木材やアルミ、薄い鉄板程度なら可能ということで、割り切ってください。日曜大工の木材の組み立てには威力を発揮します。
基本性能
締付能力(mm):[普通ボルト]M6~M14・[高力ボルト]M6~M12・[小ねじ]4~8
六角軸二面幅:6.35mm
最大トルク:140N・m
回転数:0~2,600min-1
打撃数:0~3,200min-1
機体寸法(全長×高さ):166×221mm(BSL1415S装着時)
質量:1.3kg(BSL1415S装着時)
おすすめ人気穴あけ工具番外編2選
ユニック 手廻しドリル 小 5.0mm迄
ユニック 手廻しドリル 小 5.0mm
そんなに大げさな電動ドリルでなく、ハンドドリルも販売されています。沢山穴を開けないし、木材に下穴を開けたいだけとか、柔らかいプラスティックや塩ビ板などに、穴を開けるだけならハンドドリルや錐で穴を開ける方法があります。ユニックの手廻しドリルは、木材や金属等の簡易的な穴開けに静かで安全に使用することができます。使用ドリル径:5mmまでです。
ドレメル・ コードレスミニルーター MICRO(マイクロ)
Dremel(ドレメル) コードレスミニルーター MICRO(マイクロ)
細い穴を開けたり、装飾品を削ったりする場合には、ミニルーターという工具が威力を発揮します。ビットも色んな種類のビットがあり、穴を開けたり、木材を削り取ったり、磨いたりなどいろいろできます。
定格電圧:7.2V(充電式内蔵リチウムイオンバッテリー)
基本性能
回転数:5,000-28,000回転/分
標準付属コレット径:3.0mmφ/3.2mmφ
使用可能コレット径:0.8/1.6/2.4/3.0/3.2mmφ
本体質量:250g
充電時間:約3時間45分
標準付属品:充電器(ドッキングステーション)、アクセサリー18個
まとめ
穴を開けると行っても、どこにどんな穴を開けるかで、いろいろな種類の道具が有ることがわかったと思います。高い工具ならばおすすめというものでもありません。自分がどんな用途に使うかをシミュレーションして選ぶことが大切です。100円ショップの製品もそれなりの製品が有りますから、手始めに利用しても損はないと思います。たまにしか使わないような例えば、コンクリートに穴を開ける振動ドリルなどの商品は、購入しても使う機会がありませんから、それらは、ホームセンターでレンタルするなどすることも一つの手ですね。自分のDIY生活にマッチした工具選びを行いましょう。
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