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大根の葉は栄養が豊富?捨てたら勿体ないほどの栄養成分や効能を解説!

大根は美味しい根菜ですが葉っぱも食べられることをご存知ですか。実は大根の葉っぱは美味しく、しかも女性に嬉しい鉄分などの栄養成分がたっぷり含まれています。捨ててしまうのはもったいない大根の葉っぱの栄養や効果効能、美味しい食べ方やおすすめレシピをご紹介いたします。
更新: 2024年8月14日
Yukari.S
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大根ってどんな野菜?

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大根は、アブラナ科に属する野菜で、古代エジプトですでに食べられていたという記録が残っているそうです。

「大きな根っこ」を意味する名前のとおり、肥大した根っこを食べる根菜として有名ですが、実は葉っぱを食べる緑黄色野菜でもありますし、種子から油が採取されることもあります。

いつでもスーパーで購入でき色々なレシピのある大根。なかでも大根の葉っぱについて、その健康によい栄養成分の効果効能や食べ方をご紹介いたします。

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大根の葉の特徴

大根の葉っぱの色は、明るいグリーン色です。大根の葉っぱの長さはおよそ根っこの部分と同じくらいあります。

種類にもよるのですが、一般的に大根の葉っぱの表面には小さな産毛がたくさん生えていて、家庭菜園で収穫の際に素手で触るとチクチクします。大根の葉っぱには鉄分やビタミンなどの美容や健康によい成分が豊富に含まれています。

大根の葉っぱは生で食べるほか、熱を加える、乾燥させるといった食べ方もあります。

大根の根の特徴

大根の根っこが肥大したところが、よく食べられている部分です。大根の根っこの色は、白いもののほか、紫色や赤色、また珍しい黒色のものもあります。サラダなどのレシピに色のついた大根を取り入れると、ぐんと食卓が華やかになります。

大根の基本データ

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科名属名

アブラナ科ダイコン

学名

Raphanus sativus var、longipinnatus

和名

大根(だいこん)

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別名

大根(おおね)

英名

Daikon、Japanese radish、Mooli

原産国

地中海、中東の国々


大根の葉っぱに含まれる栄養成分とは?

大根の葉っぱには、鉄分やビタミン類など美容や健康に嬉しい栄養成分が豊富に含まれています。一説によると根っこの部分より葉っぱの部分のほうが健康によい成分が詰まっているとの意見も。

では、大根の葉っぱに含まれているひとつひとつの栄養成分について詳しく見ていきましょう。

大根の葉っぱの栄養成分1・ビタミンA 

ビタミンAはベータカロチンとも呼ばれる栄養素です。

ビタミンAは、体内の新陳代謝をアップさせ美肌や健康をもたらしてくれる効果効能があると言われています。またビタミンAは目の働きに必須の成分で、不足すると暗いところで視力が悪くなることがあります。

ちなみに大根の葉っぱ100グラムい含まれるビタミンAは3900μg。この数字はほうれんそうと同等のものです。さらにビタミンAは、脂溶性ビタミンに属する栄養素で、油で熱するとより体に取り込まれやすくなります。

大根の葉っぱの栄養成分2・ビタミンC

大根の葉っぱには、豊富なビタミンCも含まれています。ビタミンCは免疫力をアップさせる効果効能に優れた成分と言われていて、美肌を作るほか風邪や病気を予防し健康な体づくりをサポートしてくれるそうです。

ビタミンCは、水溶性ビタミンなので熱を加えると流れ出てしまいます。ビタミンCを中心に摂取したい場合は、塩もみなど生で大根の葉っぱを食べるようにしましょう。

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大根の葉っぱの栄養成分3・鉄分

大根の葉っぱには、鉄分が多く含まれています。鉄分は言わずと知れた血を作るもととなる成分で、鉄分をしっかり摂ることで貧血の予防や疲労回復などの効果効能が期待できます。

逆に体内の鉄分が不足すると、めまいなど貧血症状があらわれますので、とくに女性は積極的に摂取したい栄養成分でしょう。

大根の葉っぱの栄養成分4・カリウム

大根の葉っぱには、カリウムも含まれています。カリウムには利尿作用があり、高血圧の予防にも効果的なのだそう。大根の葉っぱをしっかり食べて、高血圧やむくみを解消しましょう。

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大根の葉っぱの栄養成分5・カルシウム

カルシウムは、人間の歯や骨のもとになる大切な成分です。またカルシウムには神経を安定させる、心臓などの筋肉をスムーズに動かす、といった効果効能も期待されています。まさに人体に必要不可欠と言えるカルシウム。

大根の葉っぱ100グラムにカルシウムはおよそ260mg含まれていて、小松菜やほうれんそうといった葉物野菜を上回る数字です。

大根の葉っぱの栄養成分6・食物繊維

食物繊維は、腸の働きをサポートし便秘を解消してくれる成分です。大根の葉っぱには食物繊維が豊富に含まれていますので、デトックス効果によりダイエットをアシストしてくれます。

大根の葉っぱの食べ方の注意点

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美味しくて優れた効果効能をもたらしてくれる大根の葉っぱ。今すぐにでも食べたいですが、摂取には注意点もあります。

食べ方の注意点・シュウ酸

大根の葉っぱには、健康によい栄養成分のほか、少しやっかいなシュウ酸と呼ばれる成分も含まれています。シュウ酸とはいわゆるアク成分のこと。シュウ酸を多量摂取すると、腎臓結石や尿路結石の原因となることがあります。

シュウ酸は熱に弱く、2~3分茹でて水で洗い流すと排除できます。よい栄養成分が一緒に流れてしまう恐れもありますが、とくに妊婦さんや結石になりやすいひとは、熱を加えた食べ方が安心です。

食べ方の注意点・農薬

大根の葉っぱは、害虫の食害にあいやすいため農薬が散布されることも多いです。できるだけオーガニックのものや、家庭菜園で無農薬で育てたものをチョイスしましょう。


大根の育て方のコツ

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無農薬の安心安全な大根の葉っぱを食べるには、自分で育てるのが一番です。大根は畑で育てるほかプランターでの栽培もできます。また生育スピードが比較的早いので初心者にもおすすめです。

土作り

大根は、水はけのよい土壌を好む野菜です。畑で育てる場合は、畝を少し高くするなど水はけのよい環境を作りましょう。プランターで育てる場合は、小粒の赤玉土に腐葉土を少し混ぜ込むとよいでしょう。市販の野菜用培養土を利用すると手軽で便利です。

肥料

大根は、比較的肥料を好む野菜です。はじめに種まきする前に、元肥として穏効性の固形肥料を土に少し混ぜ込んでおきます。そのあとは1カ月に一度の割合で同じ穏効性の固形肥料を追肥として与えましょう。

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水やり

大根には、植えている土の表面が乾いたらしっかりと水やりをしましょう。とくにプランター栽培では、水切れを起こしてしまうことがありますので、こまめにチェックすることが大切です。

場所

大根は、日当たりのよい風通しのよい環境を好む野菜です。とくに日陰になる場所では光合成がうまくできず生育しません。ただし真夏に直射日光が当たりすぎるのはよくありません。

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種まき

大根は、種まきから育てるのが一般的です。大根にはさまざまな種類があるので好みの種を選びましょう。また、冬どりできる品種や夏どりに適した品種などに分かれているので、自分が育てたい季節に合わせて種をチョイスします。

大根を育てたい畑やプランターに、種を一カ所に3粒くらいの種を直まきします。

間引き

種まきした大根から芽が出てきて本葉は2~3枚くらいまで育ったら、よいものを一つだけ残してあとは間引きます。もったいないような気もしますが、同じところに複数の種をまくことで発芽しやすくなります。

またなかにはよくない種も混じっているので、安定して苗を育てるためにも複数の種をまいたあとに間引きしましょう。なお、間引きしたものは食べられますので、お味噌汁の具などにするとよいでしょう。

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収穫

3カ月くらい管理を続けると大根が成長してきて食べられるようになります。また大根のなかには、20日大根やミニ大根など早めに収穫できる品種もあるので、そうした早生種を利用してもいいでしょう。

なお、大根の葉っぱの表面には細かい産毛が無数に生えています。素手で触るとチクチクと痛いので手袋を指してから収穫しましょう。

大根の葉っぱは乾燥させておくと保存に便利

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家庭菜園などで大量に大根の葉っぱができたときは、乾燥させておくと便利です。大根の葉っぱを軽く水洗いしたら、ざるに並べて日干しします。季節にもよりますが大体3~4日もすればパリパリに乾燥します。

乾燥させた大根の葉っぱはチャーハンなどの料理に使えます。天気の日が少ないときは、大根の葉っぱを1センチくらいにカットして乾燥させると早く仕上がります。

大根の葉っぱのレシピ1・ベーコンと大根葉のゴマ炒め


大根の葉っぱを軽く水洗いします。大根の葉っぱとベーコンを一口大にカットします。フライパンにごま油を入れて温めたら、大根の葉っぱとベーコンを入れて炒めます。2~3分炒めたら軽く塩をして火をとめます。最後に白ゴマを振りかけて完成です。

大根の葉っぱのレシピ2・大根葉とおかかのふりかけ

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大根の葉っぱを水洗いしたら、一センチくらいに切ります。フライパンに油を敷いて温めたら、大根の葉っぱを入れて炒めます。大根の葉っぱの水気をしっかり飛ばしたら火をとめて、しょうゆを少々垂らします。

最後にかつおぶしを混ぜたら完成です。ご飯が何杯でも進む美味しくて健康によいふりかけです。

大根の葉っぱのレシピ3・鮭と大根葉のパスタ

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大鍋でパスタを茹でているあいだに、別鍋で具を完成させます。まず大根の葉っぱを一口サイズにカット、にんにくをみじん切りにします。

鮭の皮と骨を取り除き、一口サイズにカットします。フライパンにオリーブオイルを少量敷いて熱したら、鮭を入れて火を通します。鮭の身が崩れないようにあまり動かさないようにするのがポイントです。

鮭に火が通ったら、にんにくと大根の葉っぱを加えて軽く炒めます。塩コショウとコンソメで味付けします。最後に、茹でたパスタと和えたら出来上がりです。お皿に盛り付けたあとお好みで、乾燥パセリや乾燥バジルを振りかけても美味しいです。

大根の葉っぱのレシピ4・大根葉のやきおにぎり

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大根の葉っぱを1センチくらいに切ります。フライパンにごま油を入れて熱したら、大根の葉っぱを加えてしっかり炒めます。冷やごはんに、炒めた大根の葉っぱとゴマを加えて、しゃもじで軽く混ぜ合わせます。おにぎりを作ります。

フライパンにごま油を入れて弱火にします。弱火のまま、おにぎりを焼きます。最後に火をとめる直前に、しょうゆを垂らして完成です。

大根の葉っぱのレシピ5・揚げと大根葉の煮物

大根の葉っぱと薄揚げを一口大に切ります。鍋に水とだし、砂糖、しょうゆ、料理酒を入れたら、大根の葉っぱと薄揚げを加えて煮ます。5~10分軽く煮たら完成です。お好みで片栗粉を用いてとろみをつけても美味しいです。

とろみをつけると揚げ出し豆腐やオムレツにかけるなど様々なバリエーションを楽しめますのでおすすめです。

栄養たっぷりの大根の葉っぱを食べて健康に

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栄養たっぷりの大根の葉っぱ。クセがなくどんな食べ方もできる万能食材です。ただしシュウ酸を摂りすぎないように適度に熱を加えるなど状況に合わせて食べ方やレシピを工夫しましょう。

ビタミンCやベータカロチン、鉄分など美容や健康に嬉しい成分が含まれた大根の葉っぱを、捨てずにぜひお料理に取り入れましょう。

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