唐松岳とは
唐松岳を地図で確認してみると、後立山連峰にまん中あたりに位置し、長野県と富山県にまたがる2,696mの山です。北は白馬岳、南は鹿島槍ヶ岳へと続いています。東側には八方尾根が延びています。八方尾根は長野オリンピックのスキー会場としても知られた場所です。
唐松岳がある後立山連峰について
北アルプスの中でも、唐松岳がある山脈は後立山連峰と呼ばれています。後立山というのは、富山県側から見て、信仰の山である立山の後ろにあるため「後立山」と呼ばれています。富山県と新潟県、富山県と長野県の境となっている山脈です。後ろ立山連峰の北の端はそのまま日本海へと続き、親不知の断崖を形成しています。南の端は針ノ木峠とされています。最高峰は、白馬岳で標高が2,932mです。ライチョウの生息地でライチョウと出会う可能性の高い山域です。
唐松岳の魅力
唐松岳の魅力は、麓からゴンドラやリフトを乗り継いで、登山口となる八方池山荘(1,850m)まで手軽に行けるアクセスの良さにあります。登山口から唐松岳山頂までは、約5時間、下りが約3時間30分です。ルート上の難易度は高くありません。そのため、日帰りで山頂に立つこともできます。
天気が良い日の唐松岳山頂からの風景
地図を眺めても分かるように、唐松岳の山頂からは、西に剱岳や立山連峰の姿を見ることができます。また、北には白馬岳、南には双耳の鹿島槍ヶ岳、東には妙高連山を見ることができます。展望の良さは抜群です。
天気が良い日は唐松岳山頂で満点の星空
夜も美しい光景を見ることができます。灯りに邪魔されない環境のなかで見る星空は素晴らしいです。都会で見る夜空に星が見えないのとは正反対で、満点の星空を頭上に広がります。午前3時くらいに起きて、空を眺めてください。流星が見れるかもしれません。
唐松岳の四季の天気
唐松岳は後立山連峰のに属する山なので、四季の天気(気温など)は北にそびえる白馬岳や、南側の鹿島槍ヶ岳の天気の情報も参考になります。
唐松岳の春の天気
ゴールデンウィークはまだまだ冬の装いです。残雪があるというだけでなく、天気次第では雪になります。気温もまだまだ低いです。この時期は、冬山を登る難易度になります。6月になると梅雨になります。天気は雨という日が多くなります。
唐松岳の夏の天気
梅雨が明けると、夏山のシーズンです。初心者がチャレンジできる難易度のシーズンです。夏でも朝晩は気温が下がります。下界よりも15℃くらい低い気温になります。山小屋ではストーブに火が入ることがあります。テント泊の場合は、特に、防寒のための対策をしてください。快晴の日よりも曇天や雨の場合が多いです。雨の日は気温も下がります。
唐松岳の秋の天気
9月になると、紅葉が始まり、気温がぐっと下がってきます。テント泊では霜が降りることがあります。9月は秋の長雨の時期でもあります。10月の連休あたりで山頂の山小屋も営業を終えます。難易度が低く、身近に登山ができる期間は、この山小屋が空いているときまでです。
唐松岳の冬の天気
八方尾根のスキー場を見ればわかるように、雪の多い場所です。山頂の気温は氷点下になります。ガスがかかると尾根筋は道に迷うことがあり、難易度は一気に上昇します。雪崩の危険もあります。
唐松岳山頂付近の天気の確認方法
山の天気や気温を確認する方法は、従来の天気予報に加えていくつか方法があります。
天気予報を参考にして唐松岳の天気を確認
唐松岳は、地図を見ると良く分かるのですが、富山県と長野県の県境にあります。天気予報も、長野県北部と富山県の黒部地方の両方を参考にしてください。
また、山の天気や気温を確認するには、次のようなサイトがあります。これらのサイトで山頂付近の天気や気温を確認できます。登山計画を立てるときや地図上で雨雲の様子も確認できますので、次の日以降の行動計画の参考にできます。
有料サイトを利用して唐松岳の天気を確認
株式会社ヤマテンによる天気予報のサイトです。月額300円(税別)で山の天気や気温をメールで配信してくれたり、雲の動きをチェックできます。詳しくは、下記のサイトをご確認ください。
今の天気をライブカメラで確認
天気予報はあくまでも予報です。その通りの天気になっていない場合もあります。そんなときに、実際の現場の様子をライブカメラで確かめることができます。
八方池山荘の様子を確認
登山口である八方池山荘山荘の様子をライブカメラで見れます。日帰りの場合は、八方池の天気で決行するか中止にするかを判断してもいいでしょう。
白馬岳山頂付近の天気を参考
唐松岳の北側にある白馬岳の情報はとても参考になります。白馬岳村営頂上宿舎にあるライブカメラの情報を入手できます。ここの現在の天気の状況は唐松岳の現在の状況と似ていますので、とても参考になります。
五竜アルプス平の天気を参考
五竜岳の登山口であるアルプス平の天気をライブカメラで確認できます。この映像で山々がガスに覆われていると唐松岳もガスに覆われていると予想できます。
唐松岳登山のグレード
信州 山のグレーディング表によると、八方池を登山口にするルートなら、難易度的には日帰りで山頂まで往復が可能になっています。
唐松岳の主な登山ルート
初心者向けの難易度低めの山でもありますが、後立山連峰の縦走路の通過地点としての山でもあります。唐松岳の主要なアクセスルートについて見ていきます。登山道の情報については、下記のサイトが参考になります。通行止め等の情報を事前に確認してください。
唐松岳へのアクセスルート①
難易度低めの初心者向けのコースです。八方尾根の上部までゴンドラとリフトを乗り継ぎます。八方池山荘が登山口となります。日帰りができるルートです。日帰りの場合は帰りの時間も考えて早めに出発してください。
コースと所要時間
登山コースは次のようになります。
1泊2日コース | |
1日目 | 八方池山荘~八方池~唐松岳頂上山荘 |
2日目 | 唐松岳頂上山荘~唐松岳山頂~八方池山荘 |
日帰りコース | |
1日 | 八方池山荘~八方池~唐松岳頂上山荘~唐松岳山頂~八方池山荘 |
このコースでの八方池山荘から唐松岳までの登りのアクセス時間は約5時間です。下りの唐松岳山頂から八方池山荘までは、約3時間30分です。所要時間は参考です。個人差があります。
途中の八方池は、八方池と白馬三山が美しいコントラストを見せてくれる絶景スポットです。ここまでは、ハイキングコースとなっているので、たくさんの人が訪れます。
天気が悪いときなどの注意点
難易度の高い場所はありませんが、尾根筋で広くなっているようなところは、天気が悪いとルートの判断を誤ってしまうことがあります。ケルンの位置などを地図で確認しながら、自分が現在どのあたりに居るのかを把握しながら登ってください。
唐松岳へのアクセスルート②
五竜岳方面からのコースです。五竜岳まで登れば、あとは稜線上の道になります。
コースと所要時間
登山コースは次のようになります。地図でも確認してください。
2泊3日コース | |
1日目 | 白馬五竜テレキャビンアルプス平駅~地蔵の頭~小遠見山~五竜山荘 |
2日目 | 五竜山荘~五竜岳山頂~五竜山荘~唐松岳頂上山荘 |
3日目 | 唐松岳頂上山荘~唐松岳山頂~八方池山荘 |
このコースでの唐松岳までのアクセス時間は1日目約6時間、2日目約5時間の計11時間です。所要時間は参考です。
2日目でそのまま唐松岳へ登り、八方尾根を下ることもできます。唐松岳頂上山荘から八方池山荘までは、約3時間30分ほどです。
小遠見山の山頂からはカクネ里雪渓を従えた鹿島槍ヶ岳がきれいに見えます。
天気が悪いときなどの注意点
難易度の高いコースではありませんが、雨天時は牛首岩稜が滑りやすくなります。注意して歩行してください。
唐松岳へのアクセスルート③
白馬岳から不帰キレットを超えるルートです。行程が長いルートですので、白馬岳を早朝に出発してください。鎖や梯子が連続します。注意して歩行してください。
コースと所要時間
登山コースは次のようになります。地図でも確認してください。
2泊3日コース | |
1日目 | 猿倉~白馬尻小屋~白馬大雪渓~村営頂上宿舎~白馬山荘 |
2日目 | 白馬山荘~白馬岳山頂~杓子岳~白馬鑓ヶ岳山頂~天狗山荘~不帰キレット~唐松岳山頂~唐松岳頂上山荘 |
3日目 | 唐松岳頂上山荘~唐松岳山頂~八方池山荘 |
このコースでの唐松岳までのアクセス時間は1日目約7時間、2日目約8時間30分の計15時間30分です。3日目の所要時間は、約3時間30分ほどです。所要時間は参考です。ザレ場など危険個所を通過しますので、難易度は高くなります。
白馬鑓ヶ岳の登りは結構急です。ザレ場や岩場もあったりします。天狗の大下りにからはザレ場、長い鎖場、梯子が連続してきます。慎重に進んでください。
天気が悪いときなどの注意点
不帰キレットは岩場の連続です。天気の悪い日は通行を控えましょう。岩場は滑りやすく、滑落や転倒の危険があります。
唐松岳へのアクセスルート④
標高差2,000m以上で、長時間のコースです。このルートを利用する人は少ないです。
コースと所要時間
登山コースは次のようになります。地図でも確認してください。
1泊2日コース | |
1日目 | 祖母谷温泉~南越峠~餓鬼の田圃~餓鬼山避難小屋~大黒鉱山跡~唐松岳頂上山荘 |
2日目 | 唐松岳頂上山荘~唐松岳山頂~八方池山荘 |
このコースでの唐松岳までのアクセス時間は約9時間です。 2日目の所要時間は、約3時間30分ほどです。 所要時間は参考です。
途中の餓鬼山避難小屋で1泊するなどの対応をしてください。このコースは、所要時間がながく標高差も2,000mほどあり、難易度が高いコースです。このコース、特に登りで利用する人は少なく、登山道の状況等は、登山口である祖母谷温泉で確認してください。
天気が悪いときなどの注意点
途中に水場がありません。長時間のコースになりますので、充分な水を祖母谷温泉から持ちあげる必要があります。 天気が悪いと、途中で川が増水して渡れなかったりします。途中の避難小屋以外に逃れる場所もありませんので、天気の悪い日の通行はおすすめしません。祖母谷温泉へ下る場合も工程の長いコースに変わりはありません。唐松岳頂上山荘で登山道の様子を確認して判断してください。
唐松岳へのアクセスルート⑤
白馬岳から鹿島槍ヶ岳までを縦走し、2つのキレットを走破するルートで難易度は上がりますが、迫力ある登山を体験できます。
コースと所要時間
登山コースは次のようになります。白馬岳から鹿島槍ヶ岳を越えて種池山荘まで3日間かかります。白馬岳への登山口は、猿倉や栂池高原などもあります。地図でも確認してください。
4泊5日コース | |
1日目 | 猿倉~白馬尻小屋~白馬大雪渓~村営頂上宿舎~白馬山荘 |
2日目 | 白馬山荘~白馬岳山頂~杓子岳~白馬鑓ヶ岳山頂~天狗山荘~不帰キレット~唐松岳山頂~唐松岳頂上山荘 |
3日目 | 唐松岳頂上山荘~五竜山荘~五竜岳山頂~キレット小屋 |
4日目 | キレット小屋~鹿島槍ヶ岳山頂~冷池山荘~爺ヶ岳山頂~種池山荘 |
5日目 | 種池山荘~扇沢 |
このコースでの唐松岳までのアクセス時間は1日目約7時間、2日目約8時間30分の計15時間30分です。4日目の所要時間は約8時間、5日目の所要時間は約4時間です。所要時間は参考です。
キレット越えはザレ場、長い鎖場、梯子の連続です。難易度も高いです。慎重に進んでください。キレット小屋にはテントサイトがありません。テントを張れるようなスペースがありません。テント泊のかたは注意してください。
天気が悪いときなどの注意点
不帰キレットは岩場の連続です。天気の悪い日は通行を控えましょう。岩場は滑りやすく、滑落や転倒の危険があります。キレット小屋で天気やコースの状況を確認してください。毎日が工程の長いルートになります。山小屋を早い時間に出発するのはもちろんですが、足場の悪いルートです。天気の状況を判断して行動してください。
唐松岳登山ー初心者におすすめのコース
初めての北アルプスという本当に初心者の人にもおすすめのコースは八方池山荘を登山口とするコースです。それでは少し物足りないという人は、五竜岳と組み合わせてみてはいかがでしょうか。日帰りもいいですが、テントを担いで山頂で1泊してみてください。夜と夜明けの風景を見る価値はあります。夜明けの気温はかなり冷え込みますので、防寒を忘れないでください。
唐松岳への日帰りコース
日帰り登山をしたいのなら、八方池山荘を登山口とするコースなら日帰りができます。早い時間にゴンドラに乗って麓を出発してください。リフトの時間を考慮して、登山口である八方池山荘に戻ってこれるように行動してください。
八方池からの白馬三山
このコースで手軽に絶景を見られるのが、八方池です。池の向こうには白馬三山があり、ずっとその稜線を唐松岳のほうへやると、不帰キレットの切り立った姿がきれいに見れます。ここにはなるべく早い時間に行くことをおすすめします。八方池までは、ハイキングコースのため多くの人がこの風景を見ようとやってきますので、人の少ない午前中の早い時間がおすすめです。また、午後になると下からガスが沸き上がってきて、山々がガスに覆われることが多くなります。八方池と白馬三山の絶妙な姿を写真に収めるには午前中の早い時間のほうがいいです。
唐松岳で楽しめるもの
唐松岳周辺の天気と気温がもたらす恩恵もあります。
高山植物
夏のシーズンともなると、ユキワリソウ、コバイケイソウ、ニッコウキスゲ、チングルマなどの高山植物が可憐な花を咲かせてくれます。八方池付近でもシーズン中はたくさんの花を身近に見れます。
雷鳥
唐松岳頂上山荘付近はライチョウの生息地になっています。ライチョウは天敵に襲われるのを避けるため、あまりにも天気が良すぎると見ることができません。ガスがかかったときなどのほうがハイマツの中から出てきます。夏のシーズンは子育ての時期に当たるため、ヒナを連れたライチョウ親子に出くわすかもしれません。
唐松岳周辺の山小屋
唐松岳登山で利用できる山小屋です。
唐松岳頂上山荘
唐松岳山頂直下に建つ山小屋です。剱・立山連峰に沈む夕陽を見ることができるロケーションに位置しています。
予約なしで利用できます。団体(7名以上)の場合は、予約してしてください。個室もあります。個室は予約が必要です。小屋の前の斜面にテントサイトがあります。テントサイトには約30張のテントが張れます。
詳しくは、唐松岳頂上山荘の公式サイトをご覧ください。
八方池山荘
八方アルペンラインのクワッドリフトを降りてすぐの場所にあります。通年営業の山小屋です。冬にはスキーやスノーボードの拠点となります。お風呂がある山小屋です。テントサイトはありません。
詳しくは、白馬村観光局の公式サイトをご覧ください。
五竜山荘
五竜岳と白岳の鞍部に建つ山小屋です。五竜岳や唐松岳への登山のみならず、白馬岳から鹿島槍ヶ岳への縦走の通過地点として利用できます。
テントサイトには約30張のテントが張れます。
詳しくは、五竜山荘の公式サイトをご覧ください。
天狗山荘
只今再建中で宿泊利用ができません。平成30年はテントと売店のみの営業となっています。 テントサイトには約30張のテントが張れます。
詳しくは、白馬村観光局の公式サイトをご覧ください。
キレット小屋
八峰キレットの両端が切り立った鞍部にあります。冷池山荘からは約4時間30分、五竜山荘からは約5時間です。よくこんなところに山小屋を建てたのもだと思えるような場所にあります。テントサイトはありません。
詳しくは、キレット小屋の公式サイトをご覧ください。
白馬山荘
白馬岳山頂のすぐ下にある、収容人数800人という日本最大の山小屋です。レストランスカイプラザ白馬が併設されていて、山々に沈む夕陽をみながら生ビールが味わえます。ここにはテントサイトがありません。テント泊の場合は、もう少し下の村営頂上宿舎のテントサイトを利用することになります。
詳しくは、白馬山荘の公式サイトをご覧ください。
白馬岳頂上宿舎
白馬山荘から20分ほど下った場所にある村営の山小屋です。こちらも収容人数416人と大きな山小屋です。テント泊のかたは、こちらのテントサイトを利用します。郵便ポストがあります。山頂からの絵手紙などいかがでしょうか。
詳しくは、白馬村観光局の公式サイトをご覧ください。
唐松岳登山口へのアクセス
唐松岳への主な登山口へのアクセスです。
八方バスターミナル
唐松岳へのメインの登山口である八方池山荘への起点になります。白馬駅からのバスだけでなく、東京や大阪などからの高速バスのターミナルにもなっています。
日帰り登山のときなどは、ここに駐車場もありますので、ここにマイカーを置いて唐松岳の山頂を目指すことができます。近くには、八方の湯があり登山のあとの温泉が楽しめます。ゴンドラ乗り場の八方ゴンドラリフトアダム八方駅までは、ここから徒歩で約10分ほどで行けます。
祖母谷温泉
黒部峡谷鉄道の欅平駅から徒歩で約60分の位置にあります。渓谷沿いの温泉です。テントサイトがあります。40張ほど張れます。
白馬五竜テレキャビンアルプス平
五竜岳の登山口になります。麓のゴンドラとおみ駅からテレキャビンで約8分の場所で、高山植物園があります。
猿倉
白馬岳への登山口となります。多くの人が、ここを起点に白馬大雪渓を登り、白馬岳山頂を目指します。JR白馬駅からバスで約30分です。バスの運行日に注意してください。
唐松岳登山の装備
夏山シーズン中は、地図やヘッドライトなど他の北アルプス同様で大丈夫です。特別な装備は必要ありません。日帰り登山の場合でも、地図やヘッドライトは忘れずに持参してください。日帰りの場合、下山のことを考慮しないと日が暮れたりしてしまいます。入山前に地図を読めるようにしておきましょう。後立山連峰の稜線上の気温は、富山県黒部市の予想気温からマイナス15℃ぐらいにした気温です。防寒具も忘れずに持参してください。
天気が悪いと起こるアクシデント
天気が思わぬところでアクシデントが発生します。ガスで一面を覆われていると、地図を取り出して確認しても、地図上のルートを特定できなかったり、急激な気温の低下で体温を奪われたりと行動に支障が出てきます。
転倒、滑落
不帰キレットなど岩場を通過するルートでは滑落や転倒に注意してください。特に雨天時は岩場や梯子はは滑りやすくなります。慎重に行動してください。天気が急変した場合など、先を急ぐことに気持ちがいってしまいがちになります。そういうときほど注意して行動してください。ふとしたことで事故は起こってしまいます。
道迷い
八方尾根にケルンが立っているのは、かつてその場所で遭難が発生しているということです。難易度が低いからといって、ガスがかかってしまうと視界が遮られ、ルートから外れてしまうことがあります。地図で位置を確認しながら行動してください。
登山届は忘れずに
登山口の八方池山荘から八方池まではハイキングコースで登山届は必要ありませんが、八方池より上部へ入るには、登山届が必要です。日帰りでも提出する必要があります。長野県は登山届の提出するよう条例で決まっています。入山前に、登山口で記載して提出してもかまいませんが、インターネットから提出もできます。登山届については、下記の記事を参考にしてください。
登山届(登山計画書)ってなに?提出する意味や提出先・提出方法を解説!
登山の前に忘れてはいけないのが、登山届《登山計画書》です。気っちリとした計画を立てて、書面にしたのが登山届《登山計画書》です。登山届《登山計...
まとめ
唐松岳は、難易度も低く、登山口へのアクセスルートも便利な上に絶景が見れる山として人気の山です。足に自信があれば日帰りも可能です。テント泊の入門としても唐松岳にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
白馬岳の天気について知りたいかたはこちら!
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北アルプスの中でも白馬岳は人気があり多くの人が訪れます。天気の良い日は白馬岳の山頂からの能登半島から富士山までの大パノラマが楽しめます。そん...
唐松岳頂上山荘方面より