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蛍光灯の交換方法ガイド!種類別で違う安全な外し方や取り付け方を解説!

いつかは必ず交換しなければならない蛍光灯ですが、ソケットや電球の種類により、その外し方や取り付け方法は変わってきます。前の方法や外し方では、上手く蛍光灯が交換できないことも…交換時期や外し方、ソケットの種類などを見極め、確実な蛍光灯の交換を行っていきましょう。
更新: 2024年9月29日
咲良09
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蛍光灯を交換するサイン

切れかかった蛍光灯は早めに交換

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「寿命」間近の蛍光灯は長期的使用するより、早めに取り替えてしまうほうがお得といわれています。

つかない蛍光灯を無理に使用すると、それだけ電気代がかかってしまうため、そろそろ取り替え時だなと思ってきたら、可能な限り早めに交換を行い、電球の様子などを意識しましょう。

つかない蛍光灯に現れる、3つのサイン

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蛍光灯は電化製品の中でも「寿命」や取り換え時期がわかりやすく、取り換え時期が近付いた蛍光灯には、大きく分けて3つの「異常」が出てくるようになります。

どれも非常に目立つものばかりなので、このうち3つのうち1つが出たり、あるいは3つ同時に出てきた場合は取り替えの時期だと思いましょう。

交換サイン①・色が変化する

寿命が差し迫った蛍光灯は、まず色が変化します。灯りをつけているはずなのに何だか暗い、色がおかしいと感じるようになったら、蛍光灯の端を確認してみましょう。

色が変化した蛍光灯は新品より黒っぽくなり、光もそれに合わせ、灰色っぽくなったり紫っぽくなったりします。

この状態なら暗く感じることを気にしないなら「まだ」取り替えず使用できますが、取り替えを行わずさらに長期的に使用すると、さらに異常が悪化していきます。

交換サイン②・点滅する

「点滅」は寿命が迫った蛍光灯に現れる異常の中でも、特にメジャーで最もよく知られている変化です。

点灯すると蛍光灯が点滅し、完全に点灯するまで時間を有したり、あるいは点灯した後も時々点滅するなど、完全に消えてしまうよりうっとうしい状態となり、ひどいと点灯してからずっと続く場合もあります。

こうなると照明として使用するのも、とても厳しくなるため、できる限り早く取り替えを行うようにしましょう。

交換サイン③・点灯しなくなる

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点灯してもつかない、あるいは一瞬光って消えてしまうという場合は完全に蛍光灯が寿命を迎えたか、死にかかっている状態です。こうなってしまったら、もうどんな手段を持っても延命はできないため、おとなしく取り替えるようにしましょう。

点滅サインからさらに放置したり、蛍光灯本体の基盤が完全に故障してしまった場合は、この状態となります。

蛍光灯の種類と見分け方

ソケットの種類により外し方や取り付け方法も変わる

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蛍光灯といってもいろんな種類が存在し、ソケット毎に外し方も変わってくることをご存知でしょうか。蛍光灯は形状でいうと大きく2つにわけることができます。一つは「直管型」と呼ばれるまっすぐの形をしたもの、もう一つは「丸型」と呼ばれる円型のものです。

さらに「グロースターター式」と呼ばれる種類と「インバーター式」と呼ばれる蛍光灯が存在します。

グロースターター式蛍光灯の特徴とメリット

グロースターター式の蛍光灯は点灯までにやや時間を有するものの名称で、時間がかかる分、安価で一般家庭に普及する蛍光灯も、ほとんどはグロースターター式と呼ばれています。

グロースターター式は蛍光灯内にある電球の放電を利用し光るものなので、電気代がかかりにくいというメリットもあります。ただし、そのぶんインバーターに比べ明るさは劣る面があります。

インバーター式との見分け方は、点灯にかかる時間や明るさのほかにも、蛍光灯の型番を見ることで見分けられます。「FL」と書かれたものがグロースターター式の蛍光灯です。


インバーター式蛍光灯の特徴とメリット

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いっぽうインバーター式は電球の放電でなく、内部にある「インバーター回路」で点灯する仕組みとなっており、グロースターター式の蛍光灯より点灯時間が早く明るいという特徴があります。

ただし、内部回路の分価格は高めで、寿命もやや短い傾向があります。グロースターター式の蛍光灯との見分け方のポイントとなる型番は「Hh」と書かれていること。

長期的な使用を行いたいなら「FL」と書かれたものを、すぐつかないと気になるという方は「Hh」の蛍光灯を選ぶ、と覚えておきましょう。

蛍光灯を安全に交換する方法

外し方や方法は簡単、でも気は抜かない

蛍光灯の外し方自体は簡単ですが、取り換えや取り付け方に注意しないと感電し、思わぬケガをしてしまう場合があります。これからあげる3つのポイントに気を配り、感電が起こらないよう安全に取り替えを行っていきましょう。

安全に交換する方法①・交換前に必ず蛍光灯を消しておく

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当たり前なことですが、蛍光灯は点灯している状態だと電気が流れています。

この状態の蛍光灯に触れるとヤケドしたり、ソケット部分に触れたら感電し大ケガする場合もあるため、必ず蛍光灯を消し、完全に電気が熱が抜けたのを確認してから取り付け方に取り掛かりましょう。

特に注意したいのが、完全に寿命を迎えつかない状態になった蛍光灯を取り替える時。目視でついているのか、つかないのか確認できないため、感電しないためにも、電源を切ったり、或いは照明そのものを取り外してから取り替えるようにしましょう。

安全に交換する方法②・しっかりした足場を用意する

蛍光灯の取り替えの際、感電に次いで起こりやすいケガが足を踏み外しての点灯、足場にするものはプラスチックなどの柔らかい素材は避け、椅子や脚立などのしっかりした足場を用意しましょう。

また、トイレなどの狭い場所で交換する際は特に注意が必要、もしものケガや感電を防止するためにも、別の人に足場を支えてもらうか、足場がずれないよう対策をしておきましょう。

安全に交換する方法③・気になる場合は感電対策を

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ポイント①と②を把握し実践するだけでも、感電のリスクを大幅に削減できますが、それでも感電が気になるという方は、絶縁手袋などの感電対策を行ってから取り付け方に取り掛かりましょう。

絶縁手袋が手元にないという場合は、同じく感電対策となるゴム手袋がおすすめです。ただし、濡れたゴム手袋を使用すると感電する場合があるため、電球やソケットに触れる前に水気をふきとっておきましょう。

蛍光灯の交換と外し方の方法・直管編

まずは蛍光灯のみでなく、照明の定番と言ってもいい直管型の外し方から、カバーがついていることも多い直管型ですが、これからあげる4つの項目を把握すれば、誰でも簡単に交換が行えます。

直管型の外し方①・まずは90度回転させる

まずは消灯などの感電対策を行ってから、端部分をつかんで90度回転させましょう。回転させるだけで外れるのかと思ってしまいますが、これだけで驚くほど簡単に外すことができます。

交換を行い、新品に取り替える際も、外した時とは逆向きに回転させる取り付け方を行うことで、簡単に取り替えることができます。

直管型の外し方②・左右どちらかに押し出す

直管型蛍光灯を90度回転させたら、あとはソケットからゆっくり引き抜くように、左右どちらでもいいので押し出しましょう。

左右どっちかに押し出すとだけ言うとちょっとわかりにくいですが、リモコンの電池交換をする漢字の外し方をすれば、簡単に外すことができます。これも新品交換の際は、外した時とは逆向きに取り付け方を行いましょう。

直管型の外し方③・外側のカバーを外す


最後に蛍光灯カバーを外すのですが、実は蛍光灯の種類の中で最も簡単にカバーを外すことができるのは直管型と言われています。直管型のカバーは両側に銀色のカバーがついており、中央に向かって手で押し込むだけで簡単に外れてしまいます。

取り付け方も、もう一度カバーを押し込めば完了です。驚くほど簡単で、その取り付け方は蛍光灯の中でも特に簡単といっていいですね。

直管型の外し方④・どっちの方法が必要か判断する

外し方の項では「まずは90度回転させ、左右どっちかの方向に押し出す」と書きましたが、実はこの手順は両方とも行う必要はなく、多くの場合は手順①の時点で交換が行えます。

手順①を試し、外れないようなら手順②を試すという感じで、こればかりは実際に取り付け方を行わないと見わけがつかないものなので、自分で判断するしかありません。

間違った手順を行っても、ソケットが傷ついたり、電球が割れたりする心配はないので、安心して取り替えを行いましょう。

蛍光灯の交換と外し方の方法・丸型編

直管型もかなり簡単ですが、丸型はもっと簡単で、直感型のようにカバーを外す手順も踏まないため、スムーズに取り替えが行えます。基本的に気を付けるポイントは直管型とほぼ同じため、丸型ならではの手順や取り付け方を紹介していきます。

丸型の外し方①・ソケットを外す

まず照明と蛍光灯をつないでいる「ソケット」部分から丸型蛍光灯を外します、この時とくに回す方向や回数といったポイントはなく、ソケットを傷つけないよう優しく外しましょう。

ソケット部分に直接触れることになるため、感電が心配だという方や、外しにくいという方は照明そのものを取り外し、裏返してからソケット部分から丸型蛍光灯を外しましょう。

丸型の外し方②・留め具を外す

続いて、ソケットと丸形蛍光灯をつないでいる留め具部分を外せば、あとは落とさないよう気を付けながら取り外すだけ。これだけで丸形けいこ以東の取り外しは完了します。

ただ気を付けるべきなのが、あまりにも簡単すぎて落としてしまったり、バランスを崩してしまう場合があること。特に蛍光灯のような割れやすい素材のものを持ったまま転倒するのは大変危険なため、足元に気を付けましょう。

留め具を外すのには少々コツがいるので、転倒が心配な方は照明を取り外して作業を行いましょう。留め具がなかなか外れないタイプは、やや上目に引っ張れば外れる傾向があります。

蛍光灯の交換と外し方の方法・インバーター編

インバーター型の交換法①・まず古い蛍光灯を外す

グロースターター式の蛍光灯からインバーター式の蛍光灯に交換する際は、まずは蛍光灯の形状に合わせ、直管型あるいは丸形の外し方を参照に外してしまいましょう。

ほとんどの蛍光灯は4つのねじで固定されているので、完全に外さない程度に手で緩めましょう。この時は完全に外さないのがポイント。ねじはどれも手でゆるめられるものなので、工具などは必要ありません。

インバーター型の交換法②・電源コネクターを外す

ねじをゆるめ古い蛍光灯を外したら、電源コネクターを45度ほどひねって取り外し、先ほど緩めたねじの頭を穴に通し、4つのねじ頭が同時に穴を通るように本体をひねり、土台を外しましょう。

あとはインバーター式への交換となりますが、インバーター式はグロースターター式の蛍光灯と完全に同じ手順とはいかず、必ず付属してくるアダプターを取り付け、丸型や直管型など、それから蛍光灯の形に合わせた取り付け方を行いましょう。

インバーター型の外し方・まずはアダプターから外す

インバーター型を外すときは、まずは付属のアダプターを外す手順を踏んでから取り外しましょう。アダプターを外す手順以外は基本的にほかの直管型や丸型と変わらないため、いろいろ応用が利くのがいいところです。

インバーター式はグロースターター式の蛍光灯に比べ、LED程ではありませんが点灯が早く明るいという特徴があるため、すぐにつかないと気が済まないという方や、蛍光灯はすぐ着かないと、という方におすすめ。

取り付け方も簡単なので、LEDより蛍光灯がいいという方におすすめです。

蛍光灯の交換と外し方の方法・本体編

照明器具の取り外し方①・器具本体を取り外す方法

蛍光灯の形を直管型や丸型に変えてみたり、電球の使用に気を配ったり、LEDに交換してもなかなかつかないという場合は、照明器具の基盤そのものが故障している場合があります。

新品に交換してもつかないというときは、思い切って照明器具そのものを交換しましょう。蛍光灯に比べ大掛かりな交換となるため、交換の際は必ず脚立などの頑丈な足場を用意し、不安なら支えてもらいましょう。

照明器具は「ビス」と呼ばれる穴とつながっており、ケーブルから引き抜くようにビス穴から取り外すことで、照明器具そのものの取り外しが可能となります。

照明器具の取り外し方②・不安なら業者に依頼を


基本的には感電や転倒に気を付けながらビス穴から取り外すだけなので、蛍光灯と同様に簡単に交換できる照明器具本体の交換ですが、取り替え方法やカバーによっては取り外しにある程度の技術を有する場合があります。

ほかにも照明器具本体を取り替えるため、蛍光灯の交換より重く、思わぬ事故も起こりやすいため、どうしても交換の際不安があるという場合は、業者に依頼し交換してもらいましょう。

蛍光灯をLEDに交換する際の注意点

メリットも多いが注意点も多い!取り付け方法に注意

交換するものは電球に限らず、電球からLEDに交換するのもアリです。

よく明るいと言われたり、省エネと言われたりするLEDですが、LEDにはLEDならではの特徴があるため、電球そのものの種類を交換する際は、電球とは全くの別物であると意識しなくてはなりません。

ここでは蛍光灯含む電球などをLEDに交換する際の注意点や、取り付け方も紹介していきます。

LEDに交換する際は、電球との特性の違いに注意

まずLEDは同じ照明器具ではあるもの、蛍光灯などとはだいぶ異なるタイプに分類されます。LEDは多くの場合は比較的製造年数が新しいものばかりなので、旧式の照明器具と相性が悪く、カバーによっては故障の原因や火災の原因にもなり得ます。

LEDに交換する際は、カバーも含め、比較的製造年数の新しい照明器具に取り付けましょう。LEDと同時に新しい照明器具を購入するともっと確実です。

取り付けの際は安定器を忘れない!

もうひとつ、LEDになくてはならないのが付属されてくる安定器も取り付けること。

安定器がないとLEDならではのメリットを感じられなくなるどころか火災につながる場合もあるため、安定器を欠かさないように、もちろんこれもできる限りLEDと製造年数が近いものがよく、従来の安定器だと合わない場合があります。

また、LED交換には「バイパス工事」と呼ばれる工事が必要なため、新品の蛍光灯を取り替える交換形式よりお金がかかってしまいます。そのぶんメリットも大きいものですが、まずは交換する前に工事にかかる費用を考慮しましょう。

つかない蛍光灯は早めに交換!

つかないときは無理せず交換

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つかない蛍光灯を無理に使用すると、部屋が薄暗くなるのみでなく、最悪火災や大ケガのもとになりかねません。つかないなと感じてきたら思い切って交換してしまいましょう。

蛍光灯の種類も、丸型や直管型などのさまざまな種類が存在し、さらにカバーを取り外す手順を踏むものやカバーを必要としないもの、さらにLEDに交換するという手段もあります。そろそろ危ないなと思ったら、可能な限り早く交換してしまいましょう!

他照明情報が気になる方はこちらもチェック

蛍光灯を選ぶときは形以外に何を見ればいいか?という基礎知識や、LEDの明るさを見る時に出てくる単位「ルーメン」とは何か?についても紹介していきます。

蛍光灯の選び方を知りたい方はもちろん、蛍光灯では心もとないという方も参考になさってください。