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【ルーメン(lm)とは?】 LEDの明るさの単位ルーメンを解説!

最近よく目にするようになったルーメンという単位。主にLED電球を選ぶ時に書かれているのを見かける人も多いでしょう。ルーメンとはいったいどのような単位なのでしょうか。従来の○○型という電球と交換するとき何ルーメンを選べばよいのかご紹介していきます。
2020年8月27日
佐藤3
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目次

ルーメンとは

今まで一般的に使われてきた白熱電球や蛍光灯型電球では主に60型などという表記で電球の明るさを選んできました。しかし、最近増えてきたLED電球の中には○○型ではなくルーメンという単位で表示されているものもあります。 ルーメンとはいったいどんな単位なのでしょうか。LED電球の選び方、ルーメンと○○型の違いについて悩んでいる方の疑問にお答えしていきましょう。

ルーメンはどんな単位?

ルーメンは「明るさの単位」です。ルーメン以外にも明るさの単位はいくつかあって、その中でカンデラやケルビンなどという言葉を聞いたり見かけたりしたことはありませんか。 それぞれ明るさを表す単位ですが、カンデラは光源からある一定方向に向けての明るさを表す単位。ケルビンは明るさの中の赤みと青みを表す単位です。

全方向の明るさ単位

それと比較してルーメンは光源から"全方向に向けて"放射される明るさがどのくらいなのかを示す単位となっています。 数字が大きくなるほど明るくなります。

将来的にはルーメン表記が増える?

主にLED電球ではこのメールンという単位を使って表示するように変わってきています。現在ではまだ○○型という表記がされているLED電球も売られていますがゆくゆくはルーメン表記に変更されることが予想されます。


ルーメンを使ったLEDの明るさ

ルーメンで書かれたLEDライトの明るさで「前の電球より暗く感じる」という人が多くみられます。それは、ルーメンという明るさの単位はいわば「明るさの合計値」のような単位だからです。 全方向に向けて放射される明るさの合計がルーメンなので、それが必ずしも天井や壁に取り付けた時私達のところに届く明るさではないということになります。

ルーメンパーワット(lm/W)

LEDライトを選んだのは省エネのためという人も少なくないでしょう。LEDライトは従来の白熱電球に比べて圧倒的に電気代が節約できる電球です。電球の単価は高いですが、耐久時間も長いので長い目で見たらかなり色んな面でコストダウンができます。

ワットあたりの明るさ

その時比較に必要になってくるのがルーメンパーワット(lm/W)という単位です。これは1ワットあたりの光の量を表しています。1ワットは電気の単位。電気代の計算にも使われる単位ですから、電球のコストには大きな問題となります。

照明器具を選ぶならルーメンパーワットが大事

ルーメンというのが明るさの単位であることがわかれば、1ワットあたりで明るくできるものの方が電気代がかからない照明ということがピンとくるでしょう。電球だけでなく、照明器具にかかれているルーメンパーワットの表示にも注意することが大切です。


白熱電球とLED電球のルーメンパーワット比較

60Wと表記されている白熱電球の明るさは2017年現在810ルーメンといわれています。多くの電気会社がこの目安でパッケージ表記をしています。 60Wの白熱電球のルーメンパーワットは13.5lm/W 810ルーメンのLED電球のルーメンパーワットは76.4lm/W この数値を見ただけでも白熱電球の方が同じ明るさといわれているLED電球の5倍の電気を使っているということがわかります。

ルーメンとワットの関係

現在LED電球のパッケージにも表示されている「○○型相当」または「○○型」という表記は、白熱電球のルーメン値に基いてそれをLED電球の明るさの目安としています。 60型と表記されているLED電球は先程もご紹介したとおり「810ルーメンのLED電球」としている電機メーカーが多いです。

1ルーメンは何ワット?

よく「1ルーメンは何ワットの明るさですか?」という質問をされる人がいますが、ワットは明るさの単位ではないので質問された人は困ってしまうでしょう。元々の白熱電球や蛍光灯型電球で表示されていたワットというのは明るさではなく「どのくらい電気を使う電球か」を表す数字だったのです。

ルーメンの値とおすすめの部屋の広さ

ルーメンとワットがイコールにならないなら、どのようにルーメン表記のLED電球を選んだら良いのか迷ってしまいます。そこで、大手家電会社が発表している部屋の広さに対するおすすめのルーメンの数値がありますのでご紹介します。


LEDシーリングライトのルーメン目安

~6畳の広さ:2,700~3,700ルーメン ~8畳の広さ:3,300~4,300ルーメン ~10畳の広さ:3,900~4,900ルーメン ~12畳の広さ:4,500~5,500ルーメン ~14畳の広さ:5,100~6,100ルーメン

LED電球を選ぶ時の注意

上記の部屋の広さに対するルーメンの目安はあくまでもひとつの目安です。たとえば、ライトから床までの高さや器具のデザイン、電球が全方向型か広配光型(下半分より少し上まで明るさが届く)か下方向型(下だけが明るさが届く)かによっても感じ方は変わってきます。 また、人は年齢によっても必要な明るさや明るさの感じ方が変わってきますので部屋や照明器具、家族の年齢層に合わせたLED電球を選ぶようにしましょう。

まとめ

LED電球の普及によって疑問に思う人が増えてきたルーメンという単位についてお話してきました。具体的にLEDライトを選ぶ時の部屋の広さごとの目安も、ルーメン表記のLEDライトを買う時の参考にしていただければと思います。 ルーメンのことをよく知り、適切な明るさのLEDライトを選んでいきましょう。