ナデシコ(撫子)とは
日本で古くから愛されている花
ナデシコの種類や品種は北半球を中心に世界各地に約300種類ほどあります。日本で古くから愛されている花でもあり、日本にしか自生しない固有種もあるため日本最古の和歌集である万葉集で詠まれています。また江戸時代では現在の菊のように品評会が開かれるほど人気のある花です。現在では海外のナデシコなど園芸用のナデシコがたくさん入ってきています。
季節を代表する花
ナデシコは季節を代表するような花として秋の七草としても数えられています。春の七草のように食べることはできませんが観賞用の花が集められています。
海外でも人気の花
ナデシコと言うと女子サッカーの「なでしこJAPAN」や「大和撫子」という言葉から日本の花のイメージが強いと思いますが前述したように北半球には広く分布して種類や品種が多い花いです。そのため古くからヨーロッパでも園芸品種として15世紀頃から栽培されてきたという歴史があります。また中国から平安時代頃に入ってきたセキチクもナデシコの品種でカラナデシコとも呼ばれ日本のナデシコと区別しています。
ナデシコ(撫子)の身近な種類と花言葉1
オランダナデシコ(カーネーション)
日本でカーネーションといえば母の日に贈る赤い色のイメージがあると思いますが、カーネーションにはいろいろな色や種類があります。開花時期は5月頃になりヨーロッパで古くから栽培されていて、交配など経た現在育てられている園芸品種のカーネーションもナデシコ科ナデシコ属の多年草です。従来なかった青い色のカーネーションも品種改良で発売されるようになり切り花として特別なイベントやフラワーアレンジメントに利用されています。
カーネーションの花言葉
カーネーション全体の花言葉として「無垢な深い愛」があり、母の日に赤い色のカーネーションを贈る由来は母の命日にアメリカの少女アンナジャービスが教会に白いカーネーションを配ったことに由来します。赤い色のカーネーションの花言葉は「母へ愛」や「愛を信じる」などがあり、ピンク色には「暖かい心」、「女性の愛」などがあり白いカーネーションには「亡き母を偲ぶ」など亡くなった方に贈る(捧げる)花言葉となっています。
その他色別花言葉の早見表
色別の花言葉を一部紹介します。
花の色 | 花言葉 |
青 | 永遠の幸福 |
黄色 | 軽蔑、美、嫉妬、愛情の揺らぎ |
オレンジ | 純粋な愛、あなたを熱愛します |
紫 | 誇り、気品 |
濃い赤 | 私の心に哀しみを、欲望 |
ナデシコ(撫子)の身近な種類と花言葉2
アメリカナデシコ
ヨーロッパやロシアの西部に自生するナデシコで開花時期が日本のナデシコやカーネーションと比べると早く季節で言うと春になります。一般的にナデシコ呼ばれているカワラナデシコは多年草として扱われますがアメリカナデシコは9月に種を撒くと翌春に開花時期を迎えるので一年草としても扱われます。カーネーションやカワラナデシコと比べると花の大きさが小さく10輪ほどが集まって咲く特徴があるの種類が分かりやすいです。
アメリカナデシコの花言葉
アメリカナデシコはカーネーションと比べるとかなり違います。カーネーションは愛にまつわることが多くありましたがアメリカナデシコは「伊達男」や「勇敢」、「義侠」、「大胆」などがあります。伊達男の由来はアメリカナデシコには長い髭のような苞があり人の目を惹くことに由来し、義侠など男らしい正義あふれるような花言葉が多いのが特徴です。しかしナデシコらしい花言葉もあり「長く続く愛情」、「細やかな思い」や「純粋な愛情」もあります。
ナデシコ(撫子)の身近な種類と花言葉3
ムシトリナデシコ
カーネーションなどはナデシコ属なのでかなり似ていますが、ムシトリナデシコはマンテマ属に分類されるナデシコ科の植物です。原産国はアメリカナデシコとカーネーションと同じヨーロッパになります。名前の由来は虫を捕るように茎などに粘液を分泌して小さな虫を捕らえることに由来しますが、食虫植物のように消化器官はありません。開花時期は5月頃から6月頃に1センチほどの花が咲き現在では日本でもよく見かける植物の一種です。
ムシトリナデシコの花言葉
ムシトリナデシコ全般の花言葉は「罠」、「未練」などあまり良いイメージの花言葉ではありません。罠の由来は受粉あまり役立たない蟻を粘液で動けなくして花粉浪費をおさえるこに由来します。そのほかには「しつこさ」などネガティブな花言葉が多いです。色別の花言葉では赤いムシトリナデシコは「青春の恋」、白いムシトリナデシコは「裏切り」となっています。青春の恋は良いは言葉のように思えますが罠にかかることから青春の恋とも呼ばれています。
ナデシコ(撫子)の身近な種類と花言葉4
タツタナデシコ
タツタナデシコもヨーロッパが原産の品種で明治時代後期に日本に持ち込まれ、現在では園芸品種との交配に用いられますが野生化したタツタナデシコも見かけることがあります。花の咲く季節は春~秋で他のナデシコより少し早めの4月ごろから咲き始めて数ヶ月ほど楽しむことができます。白やピンクの花で最大4センチほどの花になります。草丈は最大で40センチほどなのでカワラナデシコと同じぐらいの大きさで栽培しやすいです。
タツタナデシコの花言葉
色別の花言葉特にありませんが、タツタナデシコの花言葉は「いつも愛して」、「純愛」、「純粋で強烈な愛」と愛に関する言葉ばかりです。カーネーションの交配親になったナデシコなのでカーネーションと同じように良いイメージの花言葉ばかりになっています。
ナデシコ(撫子)の身近な種類と花言葉5
四季咲きナデシコ
四季咲きのナデシコのため開花時期は非常に長く、真冬以外は花を楽しむことが出来るナデシコです。四季咲きナデシコの中で有名な品種はテルスターと言われ、中国原産のセキチクとアメリカナデシコを交配させ作られました。背が低く大きくなっても20センチほどにしか成長しないため花壇の前景になるように植えると映えます。テルスターに限らず簡単に交配することが出来るため種類が多くあります。
四季咲きナデシコの花言葉
「純潔の愛」、「明朗」や「野心」、「思慕」などカーネーションほどではありませんが四季咲きナデシコにも花言葉がたくさんあります。
ナデシコ(撫子)のその他種類
ナデシコは数が多い
カーネーションなど有名な種類の他にもさまざまな品種が存在します。例えばイセナデシコやヒメナデシコ、ミヤマナデシコなどがあります。イセナデシコは日本原産のカワラナデシコと中国のセキチクと交配によって産まれた種類で花が糸のように垂れ下がっている特徴があり、ヒメナデシコはヨーロッパの乾燥地帯に生息しているヨーロッパで人気のあるナデシコです。ミヤマナデシコは草丈に特徴があり大きくなっても20センチ程度しかありません。
ナデシコ(撫子)の基本情報
日本のナデシコついて
西洋のナデシコにも日本のナデシコにもそれぞれ花言葉があります。ナデシコの開花する季節は4月~8月までです。四季咲きの園芸品種の場合は開花時期はさらに長くなり耐寒性は非常に高いので暖地や温暖地であれば特に対策をしなくても越冬可能です。
ナデシコの名前の由来
ナデシコの名前の由来は「撫でし子」が転じて「なでしこ」になったと言われていて撫でるように可愛い子、撫でたくなるぐらい可愛い花という訳です。別名での呼び方であるヤマトナデシコは中国のカラナデシコと区別するために付けられた名前になります。
ナデシコはどこにでも咲く花
ナデシコは日本ではカワラナデシコのことですが、河原だけに咲くなナデシコはなく日当たりの良い場所で水はけも悪くなければどこにでも咲く花です。多年草なので季節によっては葉だけ状態などがありますが丈夫で育てやすい花になります。育てる場合は種まきの時期が春と秋で季節によっては挿し木で増やす事ができ育て方も簡単なのでガーデニング初心者におすすめの花です。
ナデシコ(撫子)の全体の花言葉1
大胆
ナデシコには「大胆」という花言葉があります。日本のカワラナデシコの見た目は大胆な印象はなく花の色も強い赤では無く白、もしくはピンク色でどちらか言うと可憐な印象の花です。この「大胆」という花言葉は西洋のナデシコの花言葉になります。西洋のナデシコとは詳しい文献などは無いのですが赤いカーネーションのような赤みの強い鮮やかな色をしたナデシコのことで、その色から由来したのではないかと言われています。
周りが緑だと目立つ色
周囲が草や葉の緑なのに目立つ色の花をしていることから「大胆」とも言われていて諸説あるようですがどちらも花の色に由来します。
ナデシコ(撫子)の全体の花言葉2
「無邪気」「純愛」「貞節」「思慕」
「無邪気」、「純愛」、「貞節」の花言葉の由来になったのはナデシコの花の形や樹形に由来します。細かな切れ目の入った花びらや控えめな色合いなどが可憐で可愛いことから、控えめな女性、清楚な女性をイメージするために付けられました。純愛と思慕の花言葉はグリム童話に由来し、命を救ってくれた娘に対する王子の純愛に由来します。このようにナデシコには良いイメージの言葉多くあるので贈り物としても最適です。
ナデシコ(撫子)の花の色別花言葉
赤、ピンクナデシコ
八重咲きの赤色のナデシコの花言葉は「純愛」です。ピンクのナデシコの花言葉は「純粋な愛」です。一見同じような意味になっていますが赤い八重咲きのナデシコは花の色と同じようにより情熱的な愛のある花言葉になっていて「純粋で燃えるような愛」という意味もあります。どちらのナデシコも、気持ちを伝える時などにふさわしい花言葉なのでプロポーズと共に贈ってはいかがでしょうか。
ナデシコ(撫子)の花の色別花言葉
白のナデシコ
白い色のナデシコの花言葉には「器用」、「才能」があります。赤とピンクが気持ちに関する花言葉だったのに対して能力に関する言葉になっているのでこれから起業するような人や、デザイナーやクリエイターなど才能のある方に贈ったりこれから手に職をつける、何かを極めていく友人などにエールを送る時にも使える花言葉になっています。
ナデシコ(撫子)の花言葉のまとめ
初夏に咲く可愛いらしい花
ナデシコ自体は開花時期は長いですが日本のカワラナデシコ5月から8月までさく夏の花です。そんな夏を代表する花の花言葉も赤やピンクは情熱的な言葉になっています。そして白いナデシコは赤やピンクとはまた違って素敵な言葉になっているのでナデシコは花束としても贈りやすい花です。またナデシコ自身も栽培しやすいく丈夫な花なのでガーデニングにもおすすめです。
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