岡山県でおすすめの鍾乳洞７選！観光やデートでも楽しい見所もご紹介！

岡山県の鍾乳洞に行きませんか

岡山県はご存知の通り中部地方の瀬戸内海に面した山陽の地にある県です。夏でも冬でも季節風の陰となり、年間を通して晴れ間が多く降水量が少ない瀬戸内の気候とその位置を背景に独自の歴史的文化を有しています。現在も中国・四国地方を結ぶ交通網の拠点として発展を続けています。

岡山県の名物

まずは、岡山県のおすすめ情報を紹介します。岡山県にはご承知の通り瀬戸大橋、湯原温泉などの人気観光スポットや、はんざき祭り、津山さくらまつり、ハートランド倉敷などの人気観光イベント、吉備団子、津山ホルモンうどん、ひるぜん焼そばなどの人気観光グルメがあります。また、瀬戸内海には約90の島を有しています。岡山県の南部に位置する倉敷市は、川沿いにある白壁の町並みの景観が美しい美観地区として見どころ満載の観光地で有名なデートスポットです。さらに、今回紹介する鍾乳洞についても密かに人気なんですよ。見所満載の岡山観光はいかがですか。

鍾乳洞について

鍾乳洞とは

鍾乳洞（しょうにゅうどう）は、石灰岩が地表に降った雨や地下水などによって侵食されてできた洞窟のことをいいます。石灰岩地帯に多く存在します。夏でも冬でも温度は１0℃前後です。では、なぜ岡山県に鍾乳洞が沢山あるのでしょうか。

岡山県の鍾乳洞

岡山県北部には、鳥取県との境界にある中国山地が位置しています。 その南側に岡山県の半分以上を占める吉備高原面 が広く分布しています。 南部は標高 100～200m の瀬戸内面を山頂とする丘陵地と、広い岡山平野が分布します。現在の岡山平野は縄文時代には浅い海で、古く「吉備の穴海 」と呼ばれていました。この部分が石灰岩となり、侵食されて鍾乳洞になっています。

鍾乳洞と言ったら秋芳洞

鍾乳洞や石灰岩の地形といえば、山口県の秋芳洞、秋吉台地を思い浮かべると思います。見所の多い景勝地です。岡山県はこの山口県と広島県を間に挟みますが同じような地形なのです。秋芳洞は日本屈指の大鍾乳洞で総延長は約8.7㎞で日本最大級です。そこまで、大きくはありませんが、岡山県の鍾乳洞もでき方は一緒なんです。そんな岡山の洞窟探検はいかがです。

岡山県のおすすめ人気鍾乳洞７選

それでは、岡山県の鍾乳洞を紹介します。家族でもカップルでも楽しめる観光スポットです。洞窟探検などはデートにおすすめです。各鍾乳洞について、見所やアクセス、観光所要時間などの情報を掲載しますので参考にしてください。冬でも夏でも楽しめる岡山県の洞窟探検に行ってみませんか。

岡山県のおすすめ人気鍾乳洞①

備中鍾乳洞（びっちゅうなかちあな）

備中鍾乳洞「びっちゅうかなちあな」と読みます。なかなか読めませんね。入洞料を支払うと杖を手渡されます。約200mの下り坂を歩くと高さ20m、幅2mの鍾乳洞入口に着きます。夏でも冬でも一定の温度の洞内は高さ80m、長さ800m、その内300mが公開されています。洞窟の特徴が学べるナレーションが絶えず流れています。洞窟探検の所要時間は１時間あれば十分写真も撮れます。

おすすめ情報

洞内の最高気温は春夏秋冬一年中9℃で夏は涼しく冬は暖かくなっています。照明設備や歩道等の整備がなされ、洞内は比較的平坦で探検は容易にできますから。デートにおすすめです。洞内には「夢の宮殿」の大広間を始め日本一と言われる高さ3ｍ直径5ｍの大石筍「洞内富士」、22階層からなる「五重の塔」、等鍾乳石、石筍カーテンなどの見所が沢山あります。岡山県の天然記念物に指定されている洞窟です。

基本情報

アクセス情報

電車でのアクセスは、備中高梁駅からバスで６０分です。車でのアクセスは、中国自動車道北房ICから所要時間約１０分です。
 

岡山県のおすすめ人気鍾乳洞②

満奇洞（まきどう）

岡山県新見市の草間カルスト台地ある鍾乳洞です。岡山県の鍾乳洞ではもっとも早くその存在が知られたといわれています。この地を訪れた歌人の与謝野鉄幹夫妻が「奇に満ちた洞」と詠んだことからといわれています。角川映画「八つ墓村」のロケ地としても使われました。そんな話をしながらデートはいかがですか。満奇洞は、岡山県指定天然記念物に指定されています。洞窟探検の所要時間はおよそ３０分です。

おすすめ見所情報

内部は高低がさほどない全長約450ｍの洞窟が続いています。雄大な地底湖があり竜宮城のような橋がかけられています。この朱色の橋は、多くの観光客が足を止めて写真撮影をする見所です。数々の鍾乳石がライトアップされ夏でも冬でも幻想的な雰囲気が楽しめます。デートにも最適ですよ。
 

基本情報

アクセス情報

電車でのアクセスは、ＪＲ伯備線井倉駅から満奇洞行きバスで約４０分です。車でのアクセスは中国自動車道北房ＩＣから所要時間約２０分です。

岡山県のおすすめ人気鍾乳洞③

井倉洞（いくらどう）

全長1200mにもなるる洞窟です。天井に連なる鍾乳石はあたかも骨のように見えます。滴り落ちる水は体を流れる血液にもにています。時折吹いて来る風は息遣いにも聞こえます。まるで体内を歩いてるかのような気持ちにもさせられます。デートにいかがですか。洞窟探検の所要時間は４０分です。
 

おすすめ情報

見所の一つとして洞内には三つの滝があります。また外では絶壁から流れ落ちる高さ72mの迫力ある滝が間近に見られます。癒しと洞窟の楽しさが味わえる鍾乳洞です。ごうごうと滝が流れ落ちる洞内は、デートや探検という意味での洞窟としてはおすすめです。長い年月を通して自然がつくった造形美をじっくりと堪能したいならば、満奇洞の方をおすすめします。

基本情報

アクセス情報

電車の場合は、JR伊倉駅下車徒歩１５分です。車の場合は、岡山道賀陽ICから所要時間約４０分です。

岡山県のおすすめ人気鍾乳洞④

諏訪洞（すわどう）

諏訪洞は岡山県真庭市にある鍾乳洞です。 環境庁「日本の音風景100選」に選ばれました。 1970年に行われた愛媛大学の調査では、全長約900mという報告がありました。その後の調査で新洞窟が発見され、全長約1750mとされています。 洞から湧出する水は備中川へと注いでいます。岡山県の指定天然記念物です。入り口から１０mが見学できる範囲ですから、洞窟探検の所要時間は１０分ほどです。

おすすめ情報

さまざまな形の鍾乳石の下を大量の水が流れ、多くの滝を形成している特異な鍾乳洞です。新見市のヒメ坂（ひめさか）鍾乳穴とつながっているともいわれています。洞窟内は約９００m（見学できるのは約１０m）、洞口は３m×４．５mで、雨が降ると多量の水が流れ出てきます。夏の夜には近くの備中川を無数の蛍が飛び交う様が見られ、見所となっています。ホタルを見ながらのデートはいかがですか。

基本情報

アクセス情報

電車の場合は高梁駅下車バスで４５分です。車の場合は中国自動車道北房ICから１０分です。

岡山県のおすすめ人気鍾乳洞⑤

羽山渓（はやまけい）

羽山渓は、成羽川の支流の島木川にある石灰岩でできた約2kmの渓谷です。滝や鍾乳洞、羽山デッケンと呼ばれる奇岩・巨岩と変化に富んだ自然が見所です。岩肌の新緑や、秋の紅葉は息を飲むほどの絶景です。デートや散策にお勧めルートです。もちろん夏は暑さを忘れさせてくれます。また、自然にできた棲龍洞(穴小屋)の一角のトンネルが県道300号線として使われています。洞窟探検の所要時間はそれほどかかりませんが、渓谷全体を見学すると所要時間は２時間はかかります。

おすすめ情報

この一帯は石灰岩地帯特有の草花が多く見られます。中国自然歩道ルートに指定された遊歩道もあります。照明設備がありませんから、懐中電灯を持って探検気分を味わってください。

基本情報

アクセス情報

電車の場合はJR伯備線備中高梁駅からタクシーで25分です。車の場合は岡山自動車道賀陽ICから所要時間４０分です。

岡山県のおすすめ人気鍾乳洞⑥

井弥の穴（いよのあな）

備中川の右岸、諏訪の穴から約１km下流に位置する厳島神社の境内にある全長85mの鍾乳洞です。入口の自然石には、室町時代末から江戸時代の頃のものと思われる「薬師如来」の文字が彫りこまれています。岡山県指定の天然記念物です。見学できるのはおよそ２０ｍだけです。洞窟探検の所要時間は２０分ほどあれば見学できます。

おすすめ見所情報

鍾乳洞の前には籠り堂があり、お寺と鍾乳洞が一緒になっています。 案内によれば深さは85mあるとのことです。それほど深くはないが、２０mくらい入ったところで天井が低くなっています。 ほふく前進すれば入れそうですが、危険ですからここでやめましょう。底から見る地底湖は綺麗です。照明設備がないので、懐中電灯が必要となります。

基本情報

アクセス情報

電車の場合備中高梁駅からバスで４５分です。車の場合は中国自動車道北房ICから所要時間約５分です。

岡山県のおすすめ人気鍾乳洞⑦

羅生門（らしょうもん）

羅生門は、岡山県新見市草間にある陥没ドリーネ群中の巨大な天然橋と鍾乳洞です。 多数の鍾乳洞やドリーネの点在するカルスト地形が広がる阿哲台と呼ばれる標高約400メートルのカルスト台地上に位置しています、1930年8月25日に国の天然記念物に指定されました、2007年には、日本の地質百選にも選定されています。現在は遊歩道下で倒木があり、第一展望台までしか進入できません。第一展望台から巨大アーチを眺めることは可能です。アーチの下をくぐることはできません。復旧時期は未定とのことです。洞窟探検の所要時間はほとんど必要ありませんが、駐車場から展望台往復で３０分程度です。

おすすめ見所情報

駐車場から山道を降りていくと10分ほどで見所の羅生門が見えます。自然が作った大きな門を見上げ降りていくと涼しいスポットが所々にあります。途中に展望台があり、景色を楽しんだ後、さらに下って行くと大きく口を開けた半洞窟に着きます。その巨大な半洞窟の涼しさと景観が有名です。現在行けるのは、展望台までとなっております。

基本情報

アクセス情報

電車の場合は、JR伊倉駅下車バスで２５分で羅生門口バス停でおり徒歩２０分です。車の場合は、中国自動車道新見ICから車で所要時間約30分です。

岡山県鍾乳洞見学コース

新見市には大小200の鍾乳洞が点在しています、知る人ぞ知る鍾乳洞の町なのです。その多くは残念ながら人が入ることはできません。観光地となっている鍾乳洞を巡るコースが設定されています。大自然の息吹、生きている地球を感じられることでしょう。夏でも冬でも所要時間は車でおよそ４時間です。

モデルコース

JR新見駅　⇒２０分⇒井倉洞⇒１５分⇒そば道場　田舎屋⇒２０分満奇洞⇒２０分⇒羅生門⇒三十分⇒新見駅

高梁川上流県立自然公園を楽しもう

高梁川上流部の阿哲台地一帯と、高梁川支流の成羽川流域に広がるカルスト地形を中心とする地域です。この公園の見所は、井倉渓、井倉洞、満奇洞、羅生門、備中松山城と臥牛山、羽山渓、磐窟渓と磐窟洞、大賀デッケン、神野台、弥高山、穴門山神社の社叢、天神峡などと多彩です。鍾乳洞と併せて様々なコースを堪能しましょう。

鍾乳洞探検に必要なもの

鍾乳洞内は夏でも冬でもほぼ一定の温度です。どの鍾乳洞もおよそ10度前後ですから。お出かけの際は長袖長ズボンに上着があるといいでしょう。

懐中電灯は必要

大きな観光地と鳴っている洞窟は内部照明がありますが、その他は暗いので懐中電灯は必須です。

カメラは必要

どの鍾乳洞も写真はＯＫですから、是非カメラを持参しましょう。家族旅行やデートの記念に写真を撮ってプリントしたり、SNSに投稿したりしましょう。

靴は運動靴

鍾乳洞でも観光地化していない場所は足元が悪いです。気温が一定なので、冬に内部が凍ることはありませんが、内部は濡れて滑りますから夏でも冬でも運動靴がおすすめです。

まとめ

岡山県のおすすめ鍾乳洞の情報を紹介しました。それぞれの鍾乳洞の特徴が伝わったでしょうか。夏でも冬でも一年中気温が変わらない鍾乳洞は、いつでも快適に観光できるスポットです。家族旅行に、お子さんの勉強に、秘密のデート場所としてもおすすめですよ。備中鍾乳洞、満奇洞、井倉洞の３つは観光地として有名な鍾乳洞で有料です。諏訪洞、羽山渓、伊予の穴は無料で入場自由な鍾乳洞です。ですから、懐中電灯などを装備し、各自の責任のもとに見学してください。

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