希少なオオクワガタがすごい
日本には多くの種類のクワガタやカブトムシがいます。その中でも断然人気の高いのがオオクワガタです。ブームの時期には天然物がなんと一千万円で取引されたこともあるほどの人気種なのです。その後20年近くたった今でもその人気は衰えません。老若男女など幅広い支持を得ているのもオオクワガタの特徴です。大きく育てて買取業者に販売してみませんか。驚きがあるかも。
オオクワガタの価格
国産オオクワガタの一般的な価格はB級品でない限りは2,000円ぐらいになります。高いものはきりがありません。少なくとも万単位で取引されています。価格は主にサイズと血統が要因となります。成虫の場合、サイズが大きく影響しています。これはオオクワガタ以外でも共通します。その他には血統がありますが、血統については後ほど紹介します。
オオクワガタとは
オオクワガタは、甲虫目・クワガタムシ科・オオクワガタ属・オオクワガタ亜種に属する、日本では最大級のクワガタムシの種類です。現在は、飼育下での繁殖がほぼ確立されていますが、乱獲により大きな被害を受けました。乱獲や開発、森林伐採などにより天然のオオクワガタの存在が危ぶまれており、2007年には準絶滅危惧種から絶滅危惧種Ⅱ類となりました。
オオクワガタの特徴
天然のオオクワガタはオスが約20から76.6mm、メスが約22から48mmであるのに対し、飼育のオオクワガタはオスが約90.0mm、メスが約60.2mmの記録が残されています。(2016年現在)。オスは大きな内歯1対と、先端部分に小歯を1対を備えた大きなあごが特徴です。体色は黒色ですが上翅はやや黒褐色を帯びることがあります。生息域は局所的で移動が少ないため生息地によって遺伝的な形質に特徴が見られています。それらの中で特徴的なものが愛好家のあいだでは「優良血統」として研究の対象となっています。
優良血統の生息地
オオクワガタの主な優良血統は、能勢血統、信玄血統、久留米血統、川西血統、熊谷血統、TFO血統が知られています。優良血統は買取価格が高いのは、代々サイズや特徴が受け継がれているからです。それぞれ特有の血統が受け継がれています。
オオクワガタの生息地
オオクワガタの生息地は日本列島と近縁種が外国産として朝鮮半島から中国北東部にかけて生息しています。天然物は日本国内においては、ほぼ全国的に分布しますが、生息地域はブナ帯やクヌギ林に集中するため局所的です。
オオクワガタの乱獲
1990年代後半からのクワガタブームの有名になった種で、以前は大型個体が "黒いダイヤ" と呼ばれ高値で買取されていました。わずかな体長差で大きな価格差が発生したことがあります。現在では大きさだけでなく、各部のバランス・顎幅なども重視されるようになりました。今では、外国産の輸入や飼育技術の発達により収束しています。ただし、ブームによる乱獲や生息地の破壊などで、天然の個体数は年々減ってきています。
オオクワガタ販売情報
オオクワガタの販売は、店舗販売や通販での販売が主となっている。天然種が少ない東京や大阪の大都市近郊に店舗は構えられています。販売店では買取を行う業者もあります。
オオクワガタの店舗による販売
オオクワガタを店舗で飼育販売しているところは、日本中に数十店舗となっています。関東地方では神奈川、埼玉、東京、千葉などに店舗を構えています。関西方面では、大阪、京都、三重、愛知が主です。それ以外では新潟県に店舗が存在しますが、やはり、東京、大阪の大都市近辺が店舗販売の拠点となっています。買取から飼育販売まで行う業者もあります。
オオクワガタの通販による販売
オオクワガタもネット通販上で販売されています。楽天ショップやヤフーショップなど大手の通販サイトを利用している形態、独自でネット販売をしている形態に分けられています。オークションサイトにおいてショップや個人が掲載しているケースも多く見られます。
オオクワガタの飼育情報
オオクワガタは先程書いたとおり飼育技術が発達しており、その方法は、ほぼ確立されています。ここでは、一般的に行われているオス・メスつがいで卵を産ませて飼育する方法を紹介します。
オオクワガタの寿命
オオクワガタの寿命は、他のクワガタより長いのが特徴で3年以上生きる事が多く、7年も生きた例があるとの情報もあります。その点では寿命がほぼ1年で、成虫で冬越しするのが難しいミヤマクワガタなどよりも飼育しがいあるといえるのかもしれません。
オオクワガタの飼育手順
オオクワガタの飼育手順ですが、特にオオクワガタだけに手順があるのではなく、甲虫類はおおむねこの手順で飼育することができます。まずは、オオクワガタのメスとオスを手に入れることです。次にオスのオオクワガタとメスのオオクワガタを一緒の容器で育てます。この間最低でも一週間は置きましょう。一緒にいる間に後尾が済めば、メスが卵を産みます。約3週間後くらいに卵や幼虫の存在を確認しましょう。確認できたら幼虫の飼育に入ります。およそ10ヶ月間飼育します。その後、羽化し成虫になったら、飼育方法を成虫用に変えます。
オオクワガタの入手
オオクワガタのオスとメスを入手することになりますが、天然のオオクワガタが手に入る地域は限られていますから、店舗や通販で購入するのが一般的です。
オオクワガタの生殖期
甲虫が羽化してから生殖期を迎えるまでの間の時期を成熟期間といいます。オオクワガタの場合は半年程度ということが知られています。しかし、ある研究では、成熟期間は半年とは限らないというものがあります。個体にもよりますが、羽化した後、自分から蛹室をでて活発に動いたり、エサを沢山食べたりするようになれば繁殖することができるといわれています。いろいろ試してみるといいかもしれません。
オオクワガタの飼育セット
飼育セットは、オス・メスの成虫を入手した時に販売店で購入することをお勧めします。クワガタの幼虫は菌糸ビンで飼育されている事が多いようですが、オスとメスの後尾から始める場合はマット飼育がほとんどです。実際には、ノコギリクワガタ、ヒラタクワガタ、オオクワガタなどはきのこマットやくわマットが利用されています。きのこマットを底から3cmほど敷き詰めます。次に菌糸ブロック(クヌギ100%)を1個まるまる載せます。さらに全体1/3まできのこマットをいれ、昆虫ゼリーを入れれば完了です。
オオクワガタの産卵の確認
飼育セットでオス・メス同時に約一週間飼育します。この間に後尾が済みます。その後はオスを別な容器で飼育します。小さめの容器にハスクチップ(ヤシの実の硬い外皮をカットし圧縮梱包したもの)を敷いて昆虫ゼリーをいれればOKです。その後メスを約1ヶ月飼育します、産卵セットの中のブロックに穴が目立つようになったら、産卵されているでしょう。その後はメスを産卵セットから取り出して別のケースに移し替えます。メスが幼虫を食べるのを防ぐためです。
オオクワガタの幼虫の割り出し
先程の飼育セットを、大きな容器かビニルシートに開けます。できた穴を崩してみると幼虫や卵を発見することができるでしょう。卵は幼虫になるまで飼育セットに戻して飼育します。幼虫は1頭ずつ菌糸ビンを使って飼育します。菌糸ビンは広葉樹のオガクズ成分をキノコの菌で分解したものです。幼虫はその中で菌糸を食べますから、菌糸ビンで成虫まで育てます。
オオクワガタの羽化
菌糸ビンの中にサナギになるため蛹室が確認できるようになります。しばらく放置しておきましょう。1か月から2ヶ月で羽化します。飼育時の温度は18℃から28℃未満になるよう気をつけましょう。18℃から20℃ぐらいで飼育すると大きく成長すると言われていますので、実験してみてください。羽化した後は、飼育ケースに入れて、気長に成長を待ちましょう。買取業者に値段をつけてもらう楽しみがありますね。
オオクワガタ販売店&通販サイト10選
それでは、比較的人気の高いおすすめのオオクワガタ販売店を紹介します。口コミの数やサイトの評価などを基にランキングしました。買取する業者の情報もあります。各店舗ともに扱う昆虫の種類など細かい点はホームページで確認ください。
オオクワガタおすすめ販売店舗5選
まずは、店頭販売を行っている販売店舗の紹介です。お店の特徴(力を入れている点)や口コミの内容、店舗の基本情報などを紹介します。店頭販売は、実際に見られたり、店員さんにアドバイスを受けたりできるので、近くにある場合は店頭販売がおすすめです。ネット通販も同時にやっています。また、店頭で買取をやっている店舗もあります。
オオクワガタおすすめ販売店舗①
ドルクスグッズ
クワガタ・カブトムシの専門店です。飼育用品や店のオリジナルグッツを販売している有名店舗です。中野店と浦和店があります。国産から外国産まで多くのクワガタやカブトムシの成虫や幼虫の販売を行っております。また、買取も行っていますので、大きく成長させたオオクワガタの価格を調べるのもいいかもしれません。
基本情報
浦和店の情報
住 所: 埼玉県さいたま市南区白幡3丁目4−8
定休日:水曜日
電 話:048-865-5111
中野店の情報
住 所:東京都中野区中野2丁目11−6
定休日:水曜日
電 話:03-3380-3601
オオクワガタおすすめ販売店舗②
習クワ
千葉県習志野市の京成大久保駅から徒歩3分の外国産・国内産カブトムシ・クワガタ店「習クワ」です。成虫はもちろん卵のふ化、幼虫の育て方などのサポートも充実しています。さまざまなサポートとアドバイスが受けられます。菌糸ピンを購入すれば、入れ替え作業も無料でやっています。成虫や幼虫の購入とともにサポートを受けましょう。このお店では買取もやっています。
基本情報
住 所:千葉県習志野市本大久保1丁目5−10
定休日:木曜日
電 話:047-474-5177
オオクワガタおすすめ販売店舗③
ビートルライフサポートプラス
天然や飼育による国産、外国産など世界各地の成虫、菌糸ビンなどの飼育用品、書籍、標本、ジオラマ、グッズを販売しています。ホームページも充実しており、飼育者の交流の場ブリードルームは現在会員募集中です。血統・品質にこだわりがある店舗です。
基本情報
住 所:埼玉県越谷市越ケ谷1-12-3
定休日:水曜日
電 話:048-962-3964
オオクワガタおすすめ販売店舗④
ランバージャック
国産・外国産問わず、カブトムシやクワガタなどの甲虫類をはじめ、爬虫類、両生類、小型珍獣動物まで広く扱うペットショップです。関東最大級の売り場面積で駐車場も完備しています。
基本情報
住 所:東京都小金井市中町2−9−3
定休日:7月・8月無休
電 話:042-316-1316
オオクワガタおすすめ販売店舗⑤
RTN
小売直販をバンバンやるお店です。国産、外国産を含めて飼育種がたくさんあります。もちろん天然種もあります。菌糸ビンなど飼育関連商品や書籍等も揃っています。
基本情報
住 所:東京都八王子市上柚木1447
定休日:火・水曜日
電 話:042-676-4523
オオクワガタおすすめ通販サイト5選
次は、通信販売を行っているサイトの紹介です。サイトの特徴(力を入れている点)や口コミの内容、サイトのURLを紹介します。各サイトとも飼育情報が満載ですので是非ご覧になってください。直ぐにオオクワガタの虜になるかもしれませんよ。
オオクワガタおすすめ販売店舗①
クワガタ天国
初心者に優しいカブトムシ・クワガタの専門通販サイトです。天然・外国産などの生体から商品まで安く揃っています。菌糸ビン 昆虫マット、昆虫ゼリー、昆虫の成虫・幼虫、菌糸ビンなどの飼育用品を通信販売でお届けする専門店ショップです。
オオクワガタおすすめ販売店舗②
むしや本舗
国産・外国産・飼育・天然のカブトムシやクワガタの成虫や幼虫を中心に販売するサイトです。菌糸ビンなどの飼育グッズも販売しています。幼虫と飼育セットのセット販売も行っていますので、ブリーダーにおすすめです。
オオクワガタおすすめ販売店舗③
プロショップカブト
天然・飼育・国産、外国産のカブトムシ、クワガタの生体および飼育に必要なマットや昆虫ゼリー、菌糸ビン等の用品を販売しています。飼育サポート、ご購入前のご相談も受け付けてくれます。ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。
オオクワガタおすすめ販売店舗④
フジコン
オオクワガタ・カブトムシ・クワガタムシの天然、外国産を多数品揃えしています。驚きのスーパー個体や注目の飼育用品、昆虫ゼリー・昆虫マット・菌糸ビン・産卵材など400以上の商品が選べる人気のフジコン公式通販サイトです。
オオクワガタおすすめ販売店舗⑤
INCECTDREMFAKUTORY
天然・飼育のオオクワガタ・ヒラタクワガタをメインに販売を展開してます。穴場的な場所でヒッソリと営業してます。コーヒー等を飲みながらクワ談義相手を募集しているとのことです。
まとめ
黒い宝石等呼ばれるオオクワガタ、天然のものはほんとに見かけなくなりました。国産よりも外国産が増えています。今は多くのブリーダーが飼育を楽しんでいます。オオクワガタは長く行きるので、愛着が湧いてきます。また、買取もやっていますから大きく成長させて販売することもできます。自分の目的にあった飼育を試みてみませんか。
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