針金で作るアートとは
手作りできるオブジェとインテリア
ワイヤーアートは針金やワイヤーを使って曲げたり編み込むようにして立体的なオブジェやコルクボードなどと組み合わせてできるインテリアの作品です。初心者の方でも立体的ではなく、平面なモチーフは意外と簡単に作れるので図画工作やDIYが苦手な人でもおすすめできます。
立体的な作品を作るには、曲げたり繋いだりしていく必要がありますが、基本的な巻き付け方や継ぎ方などをマスターすると初心者の方でも立体的な作品も簡単です。
ワイヤー(針金)だけで作れる作品
アイデア次第でワイヤーアートではいろいろなものが作れます。例えば北欧風のオーナメント、コーヒーフィルターホルダー、ルームプレート、ランプホルダー、などがあり、単にインテリアとして使うだけではなくホルダーのように日用雑貨のように使える作品も作ることができます。
また使用するワイヤー(針金)の色や太さ、作り方など変えることで同じような作品でも雰囲気が変わってくるので奥が深いインテリアです。
ワイヤークラフトについて
針金アート、ワイヤーアートと同じ作品
ワイヤーワーク、針金細工という言葉もあります。基本的にはワイヤーアートと同じようにオブジェやインテリアも作るので、意味的には同じです。
しかしワイヤークラフトはワイヤーとシーガラスなどを使ってアクセサリー作ったりと作品ごとのバリエーションが豊富でペンダント、ピアスなど幅広くあります。ワイヤーアートでも同じものを作ろうと思えば作ることができるので言葉ごとに明確な違いはありません。
針金アート、ワイヤークラフトでも検索可能
インターネットで調べたり確認する時に使う検索ですが、針金アート、ワイヤークラフトでもどちらでも検索できます。ただ検索結果が少し変わってくるので作りたい作品によって検索ワードを変えるほうが有効的です。
オブジェやインテリアであれば針金アート、ワイヤークラフトどちらも大丈夫ですがペンダントなどのアクセサリーの場合はワイヤークラフトと検索したほうがヒットしやすいでしょう。
ワイヤーアートに必要な道具
基本的にはペンチとニッパーだけで大丈夫
ワイヤークラフトで使用する道具はワイヤー(針金)を曲げるためのラジオペンチとワイヤーを切るためのニッパーだけです。
切り取ったワイヤーを楽に捨てれるようにゴミ袋とワイヤーの長さを測ったりする時に定規やメジャーがあれば便利です。あまり必要ではありませんがワイヤーに慣れないうちは怪我防止に手袋、ニッパーで切った時に切り口を整えるヤスリなどもあると便利です。
ペンチの形状
ニッパーのように刃が付いているペンチは先端にギザギザとした滑り止めが付いているのものが多くあります。できるだけ滑り止めのないペンチを使ってワイヤーアートを作るようにしましょう。滑り止めによって挟んだ時ワイヤーが変形してしまう可能性があるからです。
もう一つ注意しなければいけないことはギザギザが付いていないペンチはニッパーのような刃が付いていない場合があるのでニッパーとペンチそれぞれ用意することが大切になります。
ワイヤーアートに必要な材料
ワイヤー(針金)だけで大丈夫
瞬間接着剤など不要なので余分な材料は必要さありません。ワイヤーもいろいろな種類が発売されていますが簡単にねじったり、曲げたりできるぐらいの硬度ならどんなワイヤーでも使えます。
道具も材料も100円ショップで揃うので予算をあまりかけたくない場合は、まず100円ショップで安く揃えてからオブジェやインテリアに使える作品にチャレンジして慣れてきたらより本格的な材料で作ることをおすすします。
ワイヤー(針金)の種類
材料になるワイヤーですが素材によって性質が違うので材料を選んだり、手作りをする時に参考にしてください。身近で手に入るワイヤーの種類ですがこれらの他にも材料となるワイヤーはあります。
アルミワイヤー | 柔らかく曲げやすくサビに強いが強度がない |
スチール線 | 硬いので曲げにくくサビやすいが強度がある |
ステンレス線 | 硬いので曲げにくいがサビに強く強度がある |
その他材料
ワイヤー以外に使える材料としてはビー玉やドライフラワーなどがあります。どんな作品を作るのか、どこに飾るかによってワイヤー以外にワンポイントとしていろいろ材料を使う場合もありますが、基本的に材料はワイヤーだけで充分です。
ワイヤーアートの作り方:基本テクニック1
ワイヤー(針金)の曲げ方
ワイヤーアートの曲げ方は平面でも立体でも必要な作り方の基本のテクニックになります。どのよに曲げたいかよって方法が変わってくるのですがどれも簡単で初心者でも簡単に手作りアートができます。
カーブを作る時 | 手を使って直接ワイヤーを曲げます。 |
直角に曲げる時 | ラジオペンチを使って曲げることで直角になります。 |
よりきれに曲げる時 | より綺麗なカーブを作る時は筒状の物を使うと綺麗になります。 |
ワイヤー(針金)の切り方
ワイヤーを切る時はニッパーやペンチの刃が内側に来るようにして切り落とします。手作りなのでワイヤーの材料によっては先端が鋭利になることもあるので先端はラジオペンチで挟んで手首を返すようにして丸めて置くと怪我防止にも繋がります。オブジェやインテリアのデザインによっては先端部分にデザインキャップを取り付ける方法もあります。
ワイヤーアートの作り方:基本テクニック2
ワイヤー(針金)の繋げ方
ワイヤー同士を繋げる事もワイヤーアートの作り方の基本的なテクニックです。難しそうですが初心者でも簡単に繋ぐことができます。繋げ方は2種類あり円を作って繋げる方法とT字型に繋げる方法があります。
フックを作って繋げる方法
まず片方に円を作ります。円の作り方ラジオペンチで挟んで手首を使って丸めていきます。円ができたら繋げるワイヤーを円に通してから、通したワイヤーも同じように丸めて先端をしっかり閉じて完了です。
綺麗に円にするのが初心者には難しいかもしれませんが、ワイヤーにあらかじめ目印を付けておくと分かりやすくなりますし手作りのなので最初のうちは綺麗な円にするのは難しいです。
注意
円に隙間がそのぶん繋げたワイヤーが可動してしまうので動かしたくない場合はしっかりと閉じましょう。
T字に繋げる方法
立体的なオブジェなどのアート作品を作る時など使うつなぎ方です。円を作って繋げる方法と比べると比較的かんたんですが、締めた時に緩いと繋いだワイヤーが動いてしまうので意図しない形のアートになってしまうので注意が必要です。
繋げ方は固定したい部分に、先端をフックになるようにUの字にたワイヤーを引っ掛けて先端をペンチで締めます。別の方法としては2回ほど巻き付けて余分なワイヤーを切って固定することもできます。
ワイヤーアートの作り方:基本テクニック3
ワイヤーアート同士を繋ぐ方法
2つのワイヤーアートを繋げる時は細いワイヤーで巻きつけるようにして固定していきます。まず繋げる部分に印をして短いワイヤーで2つのワイヤーアートを幾重にも巻きつけて適当な長さに切って完了です。
手作りのため強度に不安がある方は裏側に接着剤などを用いて止めることも可能です。作り方の基本となるテクニックは全て覚える必要がありますがどれも初心者でも簡単に作れるようになります。
初心者でも簡単なワイヤーアート1
簡単インテリア
実際にワイヤーアートをする時に初心者でも1番簡単なのは文字のインテリアです。立体にすることでオブジェにすることもできてイラストを写すようにしながら作るだけなので手作りでも英字なら簡単です。
作り方は作りたい文字を印刷するなどして型紙を作り、それに合わせて曲げていくだけですがワイヤーの先端で怪我しないように初心者、上級者問わず丸めてから作っていきます。硬い素材のワイヤーは先端をヤスリで整えるという方法もあります。
文字を使ったインテリアの作例
文字を使ったインテリアはいろいろなもの応用できます。ガーデニングの小物として取りれたりルームプレートとして使ったりできるので作り方が簡単ですが、汎用性の高い手作り作品になります。型紙を作る時はフォントを変えることで作品に合う文字の形にすることができますし、型紙は作りたい文字を作りたいサイズに印刷するだけで大丈夫です。
初心者でも簡単なワイヤーアート2
手作りハンガー
ワイヤーの硬度が高いと曲げにくいですが強度もあるので手作りのハンガーも作ることができます。針金のハンガーと同じように作っていくだけですが形は好きなように作って問題ありません。
より綺麗な形を作りたい時は文字の時と同じように型紙を作って型紙に沿って曲げていきます。初心者のうちは複雑な立体を除いてワイヤーアートをする場合は基本的には型紙を作って写すことが大切です。
ワイヤーアートで作ったワイヤーハンガーの作例
大きく丸めたワイヤーにT字型にフックを繋げばこのようなワイヤーハンガーを作る事もできます。
立体的ですが簡単につくれますし、ドライフラワー専用のハンガーなど吊るすものに合わせて大きさを変えたりデザインを変えたりできるのが手作りのワイヤーアートのメリットです。吊るすものをガラスビーズなどに変えるとサンキャッチャーとしてオブジェにもなります。
初心者でも簡単なワイヤーアート3
キャラクターの作り方
ワイヤーアートなので雑感などではなくそのまま絵などを作ることもできます。漫画やアニメのキャラクターも作ることができますが、線が多く複雑なものは難しくなります。
作り方は簡単なものと変わらないので徐々に難しいものにチャレンジしてみてください。作り方は文字と同じように型紙を使うと簡単ですが文字と比べると線が多いのでパーツを小分けにして作って、後でパーツを繋げて作ります。絵がかけなくても印刷すれば簡単です。
ワイヤーアートで作ったワキャラクターの作例
好きなキャラクターのオブジェを飾るだけで部屋の雰囲気は変わります。写真をよく見ていただけたらわかるのですが尻尾、頭や体などを繋いで作られ、目など離れている部分は目立たない色の細いワイヤーを使用していています。
線が複雑になっても基本的には型紙をなぞるように作るだけなのでワイヤーアートが初心者でも作りやすい理由です。またなぞるように作るだけでなので手作りですが形もきれいになります。
初心者でも簡単なワイヤーアート4
組み合わせてオブジェに
一つだけでは物足りオブジェも複数のワイヤーアートと組み合わせて使うことでより使いやすくなります。シンプルな平面の作品を麻紐などに通してT字型で繋げるだけですが雰囲気が一気に変わるのでおすすめです。
作り方も小さなワイヤーアートを作っていくだけなので時間はかかりますが初心者でも簡単に作ることができるアート作品になります。作る時の注意点はそれぞれのワイヤーアートの大きさに極端に差が出ないようにしないとちぐはぐになります。
ワイヤーアート以外と組み合わせる
ワイヤーアート以外を組み合わせる方法もあります。フォトフレームや額を使うだけでよりアート作品みたいにみえて飾った時に見栄えがします。
ワイヤーの色やフォトフレームの色を変えるだけでバリエーションも豊富になりますが、さらにフォトフレームをデコレーションすることで雰囲気が変わってくるのでかなり個性の出るアレンジテクニックです。
立体的なワイヤーアート1
同じ形を作って短いワイヤー(針金)で繋げる
立体的なワイヤーアートで1番簡単なのはやはり文字になります。文字を立体的なアート作品にする方法は同じ文字を2つ作ってから短いワイヤーを使ってぞれぞれを前後につなぐだけです。特に簡単なのは英数字になりますが同じ形をつなぐのは立体的なアート作品の基本になります。
マニキュアなどと併用
立体自体は凝っていない簡単な形ですが色をつけることでより可愛いアート作品になります。これはディップアートと呼ばれるワイヤーアートとはまた違う種類になりますが、無着色の状態ではワイヤーアートと変わりません。
ワイヤーを使ってクローバーなどを作って専用の染料を使って作りますがあまり大きなものでなければマニキュアを使って作ることもできます。
立体的なワイヤーアート2
立体のアート同士合わる
平面の時と同じようにワイヤーアート同士を合わせて1つのオブジェのようにする方法です。平面の時と比べると立体なので少し重たくなっているので麻紐などではなくそのままワイヤーを使って飾ると重さで垂れ下がることなく綺麗に飾れます。
ワイヤー(針金)を縦に繋げるのもあり
横に繋げるのではなく縦に繋げるのも魅力的です。縦に繋げる場合は同じ大きさで揃えるよに大小で大きさを変えることで変化がありよりインテリアとして魅力的になります。立体を縦に繋いだ場合正面から見ても角度がつくので立体だとわかり横につなげたときとはまた違う雰囲気になります。
立体的なワイヤーアート3
ワイヤー(針金)を組み合わせて作る立体
奥行きのある作品は難しいですが手前のバスケットは2つの楕円形大小の楕円をそれぞれT字型に繋いでいるだけです。底も格子を作るように短いワイヤーを多用してつくれます。複雑なものは編み込むように作りますがシンプルなバスケットは初心者でも作ることができ、エアープランツホルダーのように使うこともできます。
繋げるだけでのアートでもバリエーション豊富
簡単な立体ですがいろいろな小物を作ることができます。強度のあるワイヤーを使うことで本物バスケットのようにある程度中に物を入れることができるのでエアープランツホルダーだけではなく小瓶などをいれて飾ってみるなど使い方が豊富です。
ワイヤーアートのまとめ
揃える道具が少なく始めやすい
基本の曲げる、繋げるができたら簡単に色々なものが作れます。紹介した作例以外にも透明樹脂であるレジンなどを組みあせてアクセサリー加工したり、より複雑な立体物に仕上げることも可能です。ワイヤーアートを作るには最低限ペンチとワイヤーだけあればできるので気軽にチャレンジしてみてください。
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