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自作ナイフの極み「カスタムナイフ」とは?その歴史と魅力をご紹介します!

自作ナイフを極めて行くとカスタムナイフといものに突き当たります。カスタムナイフとは別名オーダーメイドナイフとも言って、セミプロやプロによるオリジナルナイフなのです。今回は自作ナイフとの違いやカスタムナイフの魅力などをご紹介します!
2020年8月27日
ysakura3928
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自作ナイフとは?

個人で作るナイフ

自作ナイフとは鋼の板を削り出して作ったナイフのことです。ブレードからハンドル(グリップ)までを一から作り出したもので、手間と苦労がかかりますが、自分だけのオリジナルナイフが作れるので作ろうとする人は多くいます。ただし、それなりに技術が必要なので完成するまでは難しい代物で、挫折してしまう人も多いですね。まだまだ歴史的には浅い業界ですが、技術の集まった面白い業界です!

法律を守れば問題なし!

ナイフを勝手に作っても大丈夫か?という疑問が出る人もいるかと思いますが、銃刀法によって定められているうちでは「刃長5.5cm以上の剣」と「飛び出し機能のあるナイフ」に注意していればほぼ自由にナイフを作ることができます。「刃長5.5cm以上の剣」はダガーが規制対象にかかるからですね。なので20cmくらいの大型ナイフだって作ることはできます。

カスタムナイフとは?

自作ナイフの呼び方

カスタムナイフとは自作ナイフの呼び方のひとつです。どちらも自作する手作りのナイフであることにはかわりないのですが、自作ナイフが自分自身のための製作に対して、カスタムナイフは他人からのオーダーメイドによって製作する意味合いが強いです。勿論、自分のために作った自作ナイフもカスタムナイフと呼べます。日本では歴史的になかなか表に出ないマイナーな趣味ですが、深い世界になっています!

よりレベルの高い作品

カスタムナイフは個人による自作が多いですが、比較的にクオリティの高い作品が出回ています。プロによって作られたカスタムナイフは機械製品ではできないような細かさと精巧さで、まさにカスタムされた逸品であることが多いです。手作りゆえに販売価格が高めですが、そのクオリティの高さに購入する人はいっぱいいます。

自作ナイフとカスタムナイフの違い!

極めて曖昧な意味合い

上記の見出しでも書いた様に自作ナイフとカスタムナイフはほぼ同じような意味合いで使われます。作っている物自体は同じ自作のナイフですので、違いを出すとすればクオリティの差かオーダーメイドで作ったかとなります。歴史的にまだまだ新しい業界ですが、ネット上で自作ナイフとカスタムナイフで検索をした場合が良い比較になるかもしれませんね。

オーダーメイドによる高いクオリティの作品

カスタムナイフの中でもプロメーカーによってオーダーメイドあるいはカスタムメイドされたナイフは、流石に自作ナイフと呼ぶにはクオリティの差が出てきます。ある意味で機械製品よりも精巧に作られたカスタムナイフも多く存在するので、そういうナイフを呼ぶときにはカスタムナイフがあっているでしょう。また、ナイフ業界としても自作ナイフというよりもカスタムナイフという呼び方のほうが定着しています。

カスタムナイフの歴史

ナイフ作りの歴史は大昔から


ナイフというのは遥か昔の歴史、原始時代から始まっています。石器を削り出していた時から人はナイフと共にあるんですね。そして時間が経ってもそれは変わらず、はさみなどの便利な刃物が出てきてもナイフはなくならずに必要とされています。特に海外では歴史的にナイフについても大きな拒否感などがなく、日常的に使われています。日本でも狩猟やフィッシングではよく使われていますね。

ストック&リムーバル法

日本におけるカスタムナイフはほとんどがストック&リムーバル法という方法で作られています。これはアメリカのカスタムナイフメーカーである「R.W.ラブレス」によって広まった方法で、鋼の板を削り出してナイフを形作る方法となっています。日本では刃物を作るというと鋼材を鍛造する方法を思い浮かべますが、実際のところ鍛造でナイフを作る人は限られています。

カスタムナイフの父「R.W.ラブレス」とは?

今のカスタムナイフ業界を作った人

R.W.ラブレスは1929年生まれのアメリカのカスタムナイフメーカーです。カスタムナイフ業界では非常に有名で業界の発展に大きく貢献した人でした。2010年に逝去されてしまいましたが、未だに彼の作った方法や知識、カスタムナイフは大きく関わってくるものばかりです。カスタムナイフに関わる人で彼を知らない人はいないでしょう。

日本のカスタムナイフにも大きく関わった

ラブレスが残した偉業には日本で基本的な製法となっているストック&リムーバル法があります。現代の住宅環境的に火を起こす鍛造法がしにくい日本では、防音さえすればなんとかなるストック&リムーバル法はまさにうってつけでした。これによってカスタムナイフへのハードルが下がったので多くの人がナイフを作れるようになってます。

日本でのカスタムナイフ

ほとんどがストック&リムーバル法

現代の日本ではマンションなどが増えて騒音問題が発生するなど、大きな音や煙、振動を発する鍛造法はよほどの家や専門の場所でないとできません。そんな中元々出来ている鋼の板を削ってナイフを作るストック&リムーバル法は防振と防音さえすれば部屋を作業場として使える画期的な方法でした。その他の素材も同様に削るだけで済むのでひと部屋で完結して作業が出来るのも魅力的ですね。

用途はアウトドア全般!

日本でのカスタムナイフの使用目的はほとんどがアウトドアでの使用です。一番身近なのはフィッシングやキャンプで少し変わったところで狩猟や自衛隊活動などがあります。基本的にカスタムナイフはどんなナイフでも作れるので目的に合わせたナイフを作れるという利点があるんですね。それ以外にもカスタムナイフのほとんどはユーティリティ(多目的)なナイフの形であることが多いです。

カスタムナイフのメーカーとは?

オーダーメイドでカスタムナイフを作る人達

カスタムナイフメーカーとは主にプロとしてカスタムナイフを作って販売をしている人達の事です。作られるナイフはどれも一級品で、素晴らしいナイフが販売されています。基本的にはオーダーメイドを受けて作成する場合と自由に作った作品を販売する時があって多くの作品が生み出されています。日本でのカスタムナイフの歴史はまだまだ浅いですが、それでも多くのカスタムナイフメーカーが活躍しています。

会社や個人もカスタムナイフメーカー!


どんな人がカスタムナイフメーカーなのかというと会社や個人などそれぞれがカスタムナイフメーカーとして活躍しています。個人の中には働きながらカスタムナイフメーカーとして働くパートタイムメーカーやカスタムナイフだけを作っているフルタイムメーカーなどがいて販売を行っているんですね。販売をしてある程度収入などが出たら自営業として開業届けが必要となるかもしれません。

カスタムナイフの魅力!No.①

自分だけのナイフ!

カスタムナイフの魅力はなんといっても自分だけのナイフが手に入るところです。販売されているナイフはやはり大量生産品ですからかっこよくてもほかの人が持っているという気持ちが残ります。しかし、カスタムナイフならば、鋼材からハンドルまでナイフのデザインは自分だけのもので理想のナイフになるのです。自然素材なら材料が同じでも全くの別物になってしまいますから、同じものはほぼ作ることはできないでしょう!

使い心地が抜群!

カスタムナイフはハンドル(グリップ)の材料から形状まで自由自在に作ることができます。手が大きい、小さい人は場合によっては市販のナイフでは扱いにくいこともあるでしょうが、カスタムナイフならばそんなことも解消できます。自分が使いたい目的によって、すべての形状や鋼材、材料を変更できるので使い心地は最高でしょう!

カスタムナイフの魅力!No.②

好きなナイフに仕上がる!

カスタムナイフの魅力には好きなナイフに仕上げられる点があります。市販品では基本的な形のものしかありませんが、カスタムナイフならばどれだけ奇抜だろうと、凝った形であろうとも好きな形に仕上げることができます。自分だけの理想のカスタムナイフが出来上がった時にはまさに一生ものの相棒として活躍してくれることでしょう!

作る楽しさもある!

カスタムナイフを作るときにどの鋼材を使おうとか材料を選ぶ楽しさなどもあります。カスタムナイフは作るのにかなりの労力が必要になるので楽しくないと作っていられません。自分が考えたナイフが次第に形になっていくというのは非常に楽しくて嬉しいことです。完成したナイフを使うときには今まで作った苦労が泡のように溶けて、また作りたい!と思うほどですよ!

カスタムナイフを作ろう!その1

自作ナイフからはじめよう!

カスタムナイフをつくろうと思っても色々な技術や経験が必要になるので人によってはかなり難しい作業になると思います。鋼材や材料だけでなく、工具なども揃えなければいけないので資金面でも初期費用がかかります。まずナイフをつくろうと思う方は、簡単なナイフやカスタムナイフのきっとから作業をするのがおすすめです。それができたら色々と集めてみるのもいいでしょう!

ますは完成させるのが大事!

カスタムナイフを作る上で一番重要なのが完成させる!ということです。カスタムナイフを作るには手作業、電動工具問わずかなりの時間がかかります。作っている間は地味な作業が続いてモチベーションも下がる時もありますが、この時に諦めてしまうといつまでたってもナイフは完成しなくなります。ですので、まずは簡単ナイフから、完成させる事を目標に頑張ってください!

カスタムナイフを作ろう!その2

自作ナイフの材料はどこで買えばいいのか?


自作ナイフやカスタムナイフの材料を買う時は一番はカスタムナイフショップへ行くのがおすすめです。鋼材からその他の材料までかなりの量が販売されているので初心者用のものも集めやすいです。そのほかには一部のホームセンターなどでも鋼材が販売されているのでハンドル材などとあわせて購入することもできます。最近ではネット通販でも多くの材料が販売されているので頼んでみるものいいですね!

自作ナイフを超えてカスタムナイフへ!

いくつかの自作ナイフが完成したら素材の扱い方や工具なども揃ってきているかと思います。数本も作ればかなりクオリティも上がってきていると思うので、カスタムナイフと呼んでもいい頃になっているでしょう。この先は素材をこだわってみたり工具などを良くしたりして、更にクオリティの高いナイフや好きな形状のナイフを作っていくとどんどん楽しくなっていくはずです!

カスタムナイフショーへ行こう!

今ではネット上に色々な作品や作り方などが公開されていますが、やはり実物を見るのが上達につながります。そんな時には定期定期に開催されるカスタムナイフショーに足を運んでみると良いでしょう! カスタムナイフショーはカスタムナイフメーカーが集まってナイフを販売する即売会です。クオリティの高い作品や珍しい鋼材なども見つかるので是非とも参加してみてください!

自作ナイフとカスタムナイフのまとめ

自作ナイフとカスタムナイフのまとめ

自作ナイフとカスタムナイフの違い、そしてその歴史については知ることはできたでしょうか? 狭い業界ですが、意外なところで使われているナイフはもしかしたら誰かが作ったカスタムナイフかもしれません。自分だけのオリジナルナイフが欲しい方は是非とも自作ナイフから始めてみてください!

自作ナイフが気になった方はこちらもチェック!

自作ナイフが気になった方には自作に役立つまとめ記事を下記にリンクしておくのでよろしければあわせてお読みください!