神田明神に御朱印をもらいに行きましょう!
東京江戸総鎮守の神田明神は有名ですよね?今回は、神田明神の御朱印についてご紹介します。御朱印は手書きなのかスタンプなのかといった情報や、気になるオリジナルの御朱印帳の種類についてもまとめていきます。
御朱印巡りに興味のある方は、神田明神の御朱印や御朱印帳についてチェックして、是非もらいに行ってくださいね!(※この記事の情報は2018/7/21現在の物です。)
神田明神について
東京都千代田区にある神田明神は、江戸時代に江戸東京に鎮座してから1300年近くの歴史があります。奈良時代の天平2年創建され、江戸時代に徳川幕府より「江戸総鎮守」とされて以降、将軍様から庶民まですべての江戸を守護し、江戸っ子に愛されてきたのが神田明神です。
正式名称は「神田神社」で鳥居などにも神田神社という文字を見ることができますが、昔から「神田明神」と呼ぶ方が多く、「神田明神」として広く知られています。神田明神は、東京十社のうちの一社になります。また、神田祭は江戸三大祭、日本の三大祭りの一つに数えられています。
鳥居をくぐったら、神田明神の見事な檜木造の赤い随神門が見えてきます。昭和50年に昭和天皇即位50年の記念として建立されたので、新しくて美しい門です。こちらの門にも「神田神社」と表示されていますね。随神門の左手前に手水舎があります。今までの手水舎は使えなくなってしまったので、随神門をくぐる前に清めましょう。
現在の社殿は昭和初期に再建された戦前の古いものですが、当時では珍しい鉄筋コンクリート造りです。そのため東京大空襲の際は、境内に焼夷弾が落ちたにも関わらず焼失を免れたと言われています。
現在は東京スカイツリーといっしょに見ることもできて、ライトアップされた夜景はとても素敵です。
御祭神は、大己貴命・少彦名命・平将門命です。一之宮の大己貴命はだいこく様で、縁結びの神様です。二之宮の少彦名命は恵比寿さまとも呼ばれ、商売繁昌の神様です。三之宮の平将門命、まさかど様は命をかけて民衆を守った人なので、除災厄除の神様と言われています。
実は神田明神は、最近、某スクールアイドルアニメなどさまざまなアニメとのコラボが盛んなことでも話題となっています。また、SNS発信やLINEスタンプの販売、キャラクターグッズの販売など、神田明神グローバルプロジェクトも展開されています。伝統の一方で創造性も併せ持つ明神様を慕って、毎日たくさんの参拝者で賑わっています。
神田明神の見どころ
神田明神には長い歴史があるので、それだけ見どころもたくさんありますが、その1つはマスコットキャラクターにもなっている獅子です。随神門にも獅子が埋め込まれています。
社殿の右手前には江戸時代の立派な獅子山が再建されました。獅子山の上の石獅子は、名工として語り継がれる石切藤兵衛が一生涯の中で3つしか造らなかったうちの1つされています。
社殿右手には、「銭形平次捕物控」の主人公、銭形平次の碑というものも飾られています。これは銭形平次が、神田明神近くの長屋に住んでいたという設定で、この界隈を舞台にしていた物語によるもので、日本作家クラブによって建立されました。
銭形平次は架空の人物なので、あくまで作中で神田明神の周辺が舞台になっていたことを記念する碑ですが、銭形平次ファンにはたまらない聖地と言えるでしょう。隣りには子分のがらっ八の碑もあるようですよ。
御朱印について
御朱印という言葉はよく聞きますが、そもそも御朱印とは?と、と思う方も多いと思います。また、せっかく御朱印に興味を持っても、御朱印はいろいろ難しそうで初心者が始めるにはちょっとハードルが高いような感じがしてしまうのではないでしょうか。
御朱印(ごしゅいん)は、おもに神社や寺院にお参りしたときに、その証明として参拝者に授けられる印章のことです。基本的には真ん中に寺社や神仏などの印が押され、お参りした日付、寺社名・御祭神・御本尊などの名前を墨で手書きしていただくのが一般的です。ちなみに、御朱印を手書きされる方は、神職の方だそうです。また、御朱印を拝受するために専用の御朱印帳(ごしゅいんちょう)を用意します。
御朱印の起源には諸説ありますが、寺社へ写経を納めたときの受付印だったと言われています。
御朱印巡りが今人気
最近は外国人観光客が増えて、お寺や寺院はとても賑わっていますが、外国人だけでなく、若い女性の参拝者も増えているようです。それは、歴史やパワースポット巡りとともに、参拝の証としていただく御朱印巡りが秘かなブームとなっているからです。
それぞれ違うオリジナルの御朱印を集める魅力にはまってしまう女性たちのために、御朱印ツアーも人気になっているようです。
神田明神の御朱印
神田明神でも、もちろん御朱印をいただくことができます。以前の御朱印は一般的な神社の名前と印、日付のほか、本殿をイメージした可愛らしいマスコットキャラクターのスタンプ「みこしー」も一緒に押してくれていましたが、2018年より印刷されたものを右に貼り、左に印を押す新たな形に変更になっています。(2018年2月時点での写真は神田大神ですが、現在は神田大明神のスタンプになっています。)
神田明神の御朱印は手書き?スタンプ?
最近は、神社仏閣で手書きの御朱印をいただくことが、静かなブームとなっていますが、現在、神田明神でいただくことのできる御朱印は、日付以外はすべてスタンプでの押印となっています。以前は手書きでしたが、数年前からスタンプに変わって、現在は日付だけが手書きで、それ以外はすべてスタンプで構成されたものになっています。
すらすら筆で手書きされるのに慣れていたら、びっくりするかもしれません。『手書きでお願いします』と言う方もいらっしゃるようですが、スタンプでも江戸総鎮守、神田大明神の文字は、しっかりと押されますのでご安心ください。
神田明神の御朱印の種類は?
神田明神でいただける御朱印は1種類です。印刷された紙には社殿内部の様子が写っていて、中心に大きく神田大明神の文字があり、左のページにご神印が押されているインパクトのある個性的な御朱印です。
神田明神には限定の御朱印もある?
お正月や節分の期間に限定の御朱印を頒布する神社もありますが、神田明神ではお正月の元日や三が日の初詣時期にも、限定の御朱印はないようです。また5月中旬の神田祭や七夕の時期にも、残念ながら限定の御朱印はないようです。
神田明神の御朱印のご利益は?
神田明神には3つのご祭神様が祀られています。1祭神目の大己貴命様は大国主(おおくにぬし)の名でも知られ、「大国」が「だいこく」と読めることからだいこく様として縁結びのご利益があるとされ、恵比寿様とも呼ばれている2祭神目の少彦名命様は、開運と招福、商売繁盛のご利益があるとされています。特にお正月や仕事始めの商売繁盛についての願掛けはすごい行列です。
門を入ってすぐに目につくのが、左側にある恵比寿様です。海の生き物たちに守られる恵比寿様がとても目立っています。
3祭神目の平将門命様は、民衆の命を守ったことから、除災や厄除けのご利益、また関が原の戦いの前に徳川家康が神田明神で祈願して勝利をおさめたことから、勝負運のご利益もあると言われています。神田明神の御朱印にもこれらの後利益が期待できるでしょう。
神田明神の御朱印の受付時間は?
御朱印をいただける受付時間は、朝の9時から夕方の16時までとなっています。終了時間が意外と早いので、受付終了時間ぎりぎりに行くと、御朱印をいただけない恐れもありますので、御朱印は絶対に欲しいという方は、早めの時間に行って、余裕をもって参拝しましょう。お正月期間など、時間が異なる場合もありますので、あらかじめ調べてから行くようにしましょう。
神田明神の御朱印の受付場所は?
お参りしたら、御朱印をいただきに行きましょう。神田明神で御朱印をいただける場所は、平日は御神殿に向かって左側の鳳凰殿の1階の神札授与所です。番号札をもらって休憩所で待ちます。御朱印のスタンプだけでなく、お守りや御朱印帳、御神札もこちらで購入します。御朱印の受付と御朱印帳の窓口が違うので、注意しましょう。土日祝日は御神殿の左の資料館受付になります。
神田明神の御朱印帳
神田明神では、御朱印だけでなく御朱印帳も用意しています。御朱印帳は神社やお寺によってデザインが異なりますが、神田明神の通常の御朱印帳は2種類です。鳳凰殿の鳳凰がモチーフの柄で、はっきりとした文字が印象的な美しいデザインとなっています。
色は以前と変わり、紺色と赤色の2種類の色違いになりました。こちらの初穂料は、1冊1000円です。神田明神の御朱印帳のほか、東京十社めぐりの御朱印帳(1,500円)も用意されています。また、「ラブライブ」の御朱印帳もあります。どれも神田明神でしか手に入らない神田明神限定の御朱印帳ですよ。御朱印帳は、鳳凰殿内休憩所で頒布されます。頒布時間は、午前9時から午後4時30分までとなっています。
神田明神のオリジナル御朱印帳の種類は?
神田明神は秋葉原の氏神でもあるため、漫画やアニメの作品とのコラボも珍しくありません。コラボ商品の御朱印帳については、販売場所と時間が異なります。物販所での発売になり、時間は午前10時30分から午後5時までなので、間違えないようにして下さいね。
水色とピンク色の御朱印帳はもうないようです。中央の御朱印帳は2015年の遷座400年奉祝神田祭の時期に作成された限定の御朱印帳「みこしー」で、1,200円で頒布されていました。
ラブライブ、ごちうさとコラボの御朱印帳
神田明神は、秋葉原を氏子区域としているせいか、アニメ作品などに登場することが多くなっています。メディアミックス作品「ラブライブ!」のアニメにも何度も登場し、ラブライブと思い切りコラボしている神田明神は、ラブライブの聖地と言われるほどで、聖地巡礼するファンも年々増えています。神田明神は、そのような文化にもとても柔軟な姿勢を持っているので、若者からの人気も高い神社となっています。
ラブライブのコラボ御朱印帳には、作中で神田明神の巫女として奉仕している東條希がデザインされています。神田明神でしか手に入らないラブライブの御朱印帳は、大人気商品です。御朱印帳を入れるサイズにぴったりなラブライブの巾着袋もあります。こちらは、御朱印帳袋としても使えます。
また、「ご注文はうさぎですか??」と神田明神のコラボグッズとして、御朱印帳と巾着袋が2017年から販売開始されました。神田明神もアニメ作品とのコラボに積極的に取り組んでいて、2015年の神田祭ではコラボ企画も開催されていました。
コラボの御朱印帳は、神田明神の正式授与品ではなはないので、鳳凰殿休憩所脇の南側の売店スペースで購入することができます。通常の御朱印帳は1,000円ですが、コラボの御朱印帳は2,000円です。
御朱印や御朱印帳のデザイン性の幅が広がったこともあって、御朱印巡りとともに御朱印帳集めもブームとなっています。そのため、最近は、伝統的な模様からカジュアルなイラストのものなど幅広いデザインの御朱印帳が神社やお寺で販売されるようになりました。
神田明神のお正月
大晦日からお正月の三が日は遅くまで屋台も出て賑わいますが、さすがに大混雑が予想されるので、この時期に御朱印をいただくのは避けた方が良いかもしれません。ちなみに、初詣は元旦0時~2時迄が混雑のピークのようです。お正月はゆっくり寝正月という方も多いので、早朝~9時頃までに行くのがおすすめです。お正月は忙しいので、大晦日に前倒しで初詣に行く方もいるようです。
お正月に合わせていろいろなイベントが開催されることもあるようです。神田明神はアニメとのコラボ絵馬が有名ですが、お正月時期にはその年の干支の絵馬も販売されています。
神田明神のお守りもご紹介
神田明神のお守りにはご利益がさまざまあります。縁結びの神様であるだいこく様の後利益がある「縁結びのお守り」もおすすめです。他の寺社では見たことがない「IT情報安全守護」というお守りもあります。IT関連企業があふれる今の時代、1つは持っておきたいお守りではないでしょうか。厄除けや商売繁盛などのご利益も有名ですし、気になるお守りがきっと見つかりますよ。
神田明神には60種類もお守りが存在しています。ご利益はさまざまですが、「効果がすごい」と評判です。種類が多いだけでなく、季節限定のお守りや、アニメ作品などとのコラボお守りなど、神田明神限定のユニークなお守りがあることでも有名で、そのお守りを求めて訪れる人も多いようです。そのため、お守りの入れ替わりも激しくなっているようです。
神田明神には珍しいお守りがいくつかあります。その1つが「おねがい兎守」で、お守りに付いてくる短冊に願い事が書き込めるようになっています。そのほかにも厄除けのご利益があるという「平将門のお守り」など、神田明神ならではのお守りがたくさんあります。
ラブライブとのコラボお守りは、初穂料800円で、2種類の柄があります。
お守り以外にも、ラブライブ絵馬が1000円、ラブライブ御朱印帳2000円、ラブライブ御朱印帳袋1000円です。ただしラブライブのコラボ商品は数量限定なので、せっかく神田明神へ行っても買えなかった、ということはよくあるようです。
確実に手に入れたい方は神田明神公式のツイッターなどに販売情報がアップされたりしますので見逃さないようにしましょう。
早速、神田明神の御朱印をもらいに行きませんか?
神田明神は、日本の経済の中心地である大手町、丸ノ内周辺の氏神さまです。東京都千代田区というビジネス街の氏神様なので、伝統を残しながらも発展する現代を支え、経済をしっかりと回していこうとするスタイルの神社になってます。
いろいろな人気アニメとのコラボ商品を展開したり、神田明神限定のオリジナル商品を販売したりしています。アニメコラボ商品は、御守りや御朱印、御朱印帳などがあります。
神田明神は、おみくじが当たる、絵馬のご利益がすごい、と言われているパワースポットです。御朱印の受付時間は午後4時までなので、コラボ御朱印帳を購入した後だと御朱印スタンプをゲットできない場合もあります。神田明神の御朱印が欲しいなら、早めの時間に受付して下さいね。また、お正月に行くなら空いている時間を狙いましょう。
神田明神は、『IT情報安全守護』というカードタイプのお守りが話題です。一番有名なご利益が商売繁盛なので、近くのサラリーマンもよく参拝しています。隣は秋葉原ですし、地域に溶け込んだ神社です。
今はスタンプでの御朱印なので、手書きじゃないことにガッカリされる方もいらっしゃると思いますが、今は、神田明神のように手書きではなくスタンプというところも少なくないようですよ。やはり、参拝客の多い神社は、手書きでは対応しきれないのかもしれませんね。お守りの種類も豊富で限定のお守りもありますので、お気に入りのものがきっと見つかりますよ。
都会の真ん中にある神社だから足を運びやすいですし、近くの湯島聖堂でもついでに御朱印をいただくことができますよ。あなたも早速、御朱印をもらいに行ってみませんか?