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はじめに
夏に開花時期を迎える「ハツユキソウ」について
皆さんは「ハツユキソウ」をご存知でしょうか。名前から、冬の草のように思われるこの植物。実は、夏に開花時期を迎える草なのです。もっぱら観賞用として栽培されるこの植物について、特徴や育て方、増やし方を解説します。
ハツユキソウ(初雪草)とは?
ユーフォルビアの仲間
分類 | トウダイグサ科トウダイグサ属 |
草丈 | 30センチ~100センチ |
栽培難易度 | 初級~中級 |
ハツユキソウ(初雪草)はトウダイグサ属の植物で、ユーフォルビアの仲間です。草丈は個体によって差が見られますが、最大で100センチ程度にまで成長する小型から中型の一年草となります。
ハツユキソウ(初雪草)の原産地は?
原産地はアメリカ。コロラド州などを中心として、江戸のころ日本に移入されるまでも主に切花などの用途で人工栽培されていました。
ハツユキソウ(初雪草)の開花時期は?
開花時期は7月から8月。ハツユキソウ(初雪草)という名前から、開花の時期は冬ころだろうと誤解されますが、この植物は日差しを好む習性があり、夏の猛暑のなかで可憐な白い花を咲かせます。
なぜハツユキソウ(初雪草)と呼ばれるの?
名前の由来は、葉の形態にあります。この植物の葉は楕円形をしており、通常は柄のない形態をしていますが、夏の暑い時期になるとまるで雪化粧がされたように白く変色し、緑と白のコントラストで彩られます。この形態こそが、ハツユキソウ(初雪草)という名前の由来とされているのです。
ハツユキソウ(初雪草)の特徴
花の形態から見る特徴
この植物の開花期は夏です。トウダイグサ属の植物に見られる独特な咲き方をしており、小さな単独の雌花を囲むように少しサイズの大きな複数の雄花が集まって咲いています。この花自体も非常に可愛らしく人気がありますが、他の観葉目的で栽培される植物たちと比較すると地味かもしれませんね。
葉の形態から見る特徴
この植物の特徴はやはり花よりも葉に見られます。通常は緑色の葉は、開花時期の夏になるとまるで花が咲き誇るのに息を合わせるように縁を白く変色させていくのです。楕円形の葉は群集して生えるため、鉢や花壇に植えて庭先に飾れば夏の猛暑を克服する一服の清涼剤として活躍することでしょう。
性質から見る特徴
もともとは北アメリカのコロラドなどに根を張っていた植物ですので耐暑性は高く、日本の猛暑でも問題なく生育できます。反面、耐寒性は低いですが一年草ですので基本的にその年で個体としての生命をまっとうして次の代に命を繋ぎますので冬越しの心配をする必要はありません。天然の個体の場合は種が自然と地に落ちてそこからどんどん繁殖していきます。
ハツユキソウ(初雪草)は毒草?
ハツユキソウ(初雪草)に限った話ではありませんが、トウダイグサ属の植物は茎から出る乳液に若干の毒が含まれています。ただ、命にかかわるようなものではなく触ると皮膚がかぶれる程度のものですが、肌が弱い方は乳液には触れないようにしましょう。この乳液は、茎を切断したときに切断面から分泌されます。
ハツユキソウ(初雪草)の花言葉
可憐なハツユキソウ(初雪草)の花言葉
開花時期になると白く可憐な花を咲かせるハツユキソウ(初雪草)ですが、日本だけでなく世界中で切花としてよく花嫁に贈答されています。「花嫁に贈答」と聞くと勘のよい方は何となく察しがつくかもしれませんが、ハツユキソウ(初雪草)の花言葉は実にポジティブで明るい言葉が付けられているのです。それでは以下で、ハツユキソウ(初雪草)の花言葉を解説していきましょう。
ハツユキソウの花言葉.1「祝福」
ハツユキソウ(初雪草)の代表的な花言葉は「祝福」です。雌花を囲むように咲き誇るたくさんの雄花たちは、まるで天然のブーケのような形態となっていますね。見る者を明るくさせるような白い花の姿には「祝福」という言葉がぴったりです。