DDタープとは
幅広い使い方できるタープ
DDタープとは通常のタープよりグロメットやループが多いタープで使い方はさまざまです。キャンプで普通のタープのように貼ったり、ソロキャンプではDDタープ自体をテントの用に使ったりして過ごすこともできます。
一般のタープと同じように設営には風向きを気にしながら設営しますが、テントのように張り綱をするこで、風を防ぐように張れるので使い方は千差万別です。そして必ずしも設営にポールが必要ではないので荷物の軽量化もできます。
ポール不要とは
DDタープはフィールドにある木などに張り綱を括りつけるだけで、設営することができますし、同じようにフィールドに落ちている木の枝を使用して設営することができます。
これはループ、グロメットが多いためできるDDタープならではの使い方ですが、現在は他社でもよく似たレクタタープが発売されていてレクタタープの一部もDDタープと同じように設営ができる使い方が豊富なものもあります。
DDハンモックジャパンとは
直営店舗なら張り方も教えてもらえる
日本でDDタープを買うなら正規代理店のDDハンモックジャパンを利用するといいでしょう。通販サイトでも販売されていますがアフターサービス対象外です。
正規代理店の直営店舗では後述するステルス張りなどDDタープの張り方を教えてもらう事も可能なので、キャンプ初心者でも簡単に設営できるようになります。またDDタープはハンモックもメインの商品でタープと一緒に活用することでテント泊とはまた違うキャンプをすることができます。
直営店舗とオンラインショップ
DDHammocksJAPAN寺田店
住所 | 〒610-0121、京都府城陽市寺田尺後10-23の2F |
時間 | AM11:00 ~ PM 7:30 |
定休日 | 毎週 月曜・火曜・水曜日 |
正しいペグダウンとは
張り方問わずキャンプの必需品
キャンプではペグを当たり前に使っていますが、DDタープもペグダウンが大切です。直接タープをペグダウンしたり張り綱をペグダウンして使うため、改めてペグダウンの方法を紹介します。
正しいペグダウンとは張り綱を使用する時、ペグと張り綱の角度が90度になるようにして打ち込む時はテントと反対側の角度が60度~90度になるようにしましょう。ペグは種類によって使える場所が異なるので確認しておくこともタープの設営では大切です。
ぺグの使い方
「ペグ」と言ってもサイズや、材質や形状によって種類があり、それぞれ使える場所が異なります。風がある時でもペグが抜けないように、種類別の使い方を覚えておくとDDタープを設営するときだけではなく、ソロキャンプなどでも役立つのでよく見かけるペグを紹介します。
ペグの種類別表
プラペグ | 芝生や柔らかい地面に最適、樹脂製のため強度はあまりない |
ネイルペグ | 万能型、ただし樹脂製パーツを使用しているので壊れやすい |
V字ペグ | 断面がV字のペグで湿った場所でも使えるが硬い石などがあると使えない |
Y字ペグ | 万能型、ただし硬い石などがある場所ではV字同様折れたりする |
鍛造ペグ | 硬い場所でも使えて強度があるが、柔らかい場所には不向き |
ピンペグ | テントの付属品としてよくあるペグで、曲がりやすいがある程度万能 |
DDタープのサイズ1
3×3
DDタープの中では1番小さいサイズの3×3メートルの正方形のタープです。人気のサイズで、縁に全16箇所にループがついていてタープの真ん中には3箇所ループが付いています。
真ん中にループがなければレクタタープと同じですが、真ん中ループがあるためにハンモックと併用したり張り綱を通すことでレクタタープにはできない使い方や設営ができるようになっています。特にソロキャンプでは自分しか使わないためアレンジが豊富です。
3×3PRO
サイズは変わりませんがループの数が2箇所増え、ハトメが16箇所あるので使い方や設営など自由自在になっています。風が強い時はテントを囲むように設営したりとソロキャンプでしかできないような使い方もあります。
カモフラージュ柄
タープにしては珍しくカモフラージュ柄あります。カモフラージュ柄とは迷彩とも言い周りの環境に溶け込むような模様です。
主に軍服として使われていますが、サバイバルゲームなどで使われている人気の柄ですが、DDタープにもカモフラージュ柄があり人気となっています。カモフラージュ柄はソロキャンプで使うと雰囲気もでるのでおすすめです。
DDタープのサイズ2
3.5×3.5
3×3より少しだけ大きいサイズでループの数が変わらないため、使い方や設営方法に変化はありません。若干大きくなりましたがソロキャンプでも使いやすいサイズですが、大きいため風の影響は3×3よりも受けるのでしっかりペグダウンしたり張り綱を張りましょう。
展開色は3×3がオレンジ、ブラック、ブラウンなどのカラーバリエーションがありましたが3.5×3.5はグリーンかカモフラージュ柄のみになっています。
DDタープのサイズ3
4×4
基本的な3×3のタープをそのまま大きくしたタープなので使い方や設営方法に変化はありません。ただ大きいのでソロキャンプだけではなく、市販されているポールを使って張ることで少人数でも利用できるようになります。
大きいので風向きに気をつけて設営しないと風の影響をかなり受けてしまいます。カラーバリエーションはオリーブとブラウンの2色とカモフラージュ柄だけです。ペグ、張り綱は自分で用意しましょう。
DDタープのサイズ4
5×5
DDタープの正方形のタープでは1番大きなサイズになります。5×5だけはサイズを大きくしただけではなく、中央のループが9箇所に増えているため使い方や設営方法がより豊富になっていますが、大きいので風向きをに注意しましょう。
また大きいためソロキャンプには向かず、ステルス張りのようなシェルターとしても使える張り方もタープが大きすぎるため逆に使いにくくなるので、大人数でのキャンプなどにおすすめです。
DDタープの長方形のサイズ
DDタープS
3×3よりも小さなソロ用の長方形のタープで1.5×2.8メートルの大きいさです。小さいですが生地は通常のタープと同じ生地を使用しており耐水性も他のタープと同様に3000ミリあります。
DDタープM
2.5×3.5メートルの長方形のタープでソロ向けです。テントの入り口と連結するように設営したりする時に便利な形です。S、Mともにカラーバリエーションはオリーブとブラウンだけになります。
DDタープXL
3×4.5のタープでソロだけではなく少人数でも使える大きさです。使い方もシェルターのように使えるので防風対策として使うこともできます。カラーバリエーションはオリーブとブラウンにカモフラージュ柄があります。
DDタープでできる張り方1
ポールを用意
DDタープには付属品としてペグが4本、張り綱が4本あるだけなので芝生のキャンプ場など周りに木がないようなサイトでは、そのままだと設営できないので市販のポールを利用しましょう。
ポールの数はヘキサタープの様に使うなら最低2本必要になりますがレクタタープの様に使うのであれば4本~6本が必要になります。車にルーフがある場合はそこに張り綱を括ることでポール1本あれば設営できます。
普通のタープと同じ張り方
ヘキサタープを設営する時と同じ様に左右の縁のループの中央を利用してポールを入れて固定していきます。あとは張り綱を角のループなどを使って張っていくだけです。
ポールではなく木の枝やトレッキングポールなども使用できますし、木があれば直接張り綱を木に括り付けけることでポールが不要になります。木を利用する時は、あらかじめ木に布を巻くなどして木を傷めないようにしてから括りつけるようにしましょう。
DDタープでできる張り方2
耐風、日よけに対する張り方
レクタタープでもよく似た張り方がありますがポールを2本と木を利用するかポールを4本使用することでできる張り方で、ポールを4本使用する場合はレクタタープと同じなので簡単です。
この張り方は大型の幕体を活かした張り方で、中央にあるループよりも奥を壁にのようにすることで目隠しや防風します。天頂部が平らにならないように工夫しないと雨が溜まりやすいので気をつける必要がありますが使いやすい張り方です。
張り方
タープの角の部分のループである13,9をポールを使い立ち上げしっかりと張り綱してペグダウンします。次に縁の中央部分の縁のループの15,7もポールを使って立ち上げて同じ様にペグダウンし、中央より奥は垂れ下がったままにしておいてそれぞれ角1、5の部分をペグで固定して完了です。
中央部分の縁のポールを使わない時は中央部分の17~19のループに短い張り綱を使い、長い張り綱にくくりつけて木などに括りつけると大丈夫です。
少し違うバリエーション
1と5ペグダウンしてから9と13をポールで立ち上げると天頂部に覆いはできませんが簡単に日よけを作ることができます。
DDタープでできる張り方3
大型の正方形だからできる張り方
ポール一本か木を使うだけでできる張り方にダイヤモンド(張り)があります。ダイヤモンドとはレクタタープと呼ばれる正方形のタープだからこそできるタープの張り方で、最大の特徴は設営が簡単なことにあります。
風があまり無い日はペグダウンするのはわずか4箇所だけになるので大変楽です。逆に風があるときなど、タープをしっかりと押さえておきたい場合でもたくさんペグダウンをすることができるので風向きに注意していれば大丈夫です。
ダイヤモンドの設営方法
まずタープを斜めにして9番にポールと張り綱を使って立てます。ポールを1本しか使わないので倒れないようにペグダウンします。次に角の部分になる5と13を直接地面とペグダウンして固定し、一番奥の角である1をタープの内側に折り込んでから2と16をペグダウンして完成です。
応用と注意点
風がある時は飛ばされないように3、4、15,16も直接ペグダウンすることでしっかりとタープを押さえれます。ただしポールがある正面(9)から風を受けてしまうと風を逃がすようになっていないので風向きに常に注意しましょう。
DDタープでできる張り方4
フルクローズできる張り方
後述するステルス張りのようにDDタープはタープだけでシェルターのようにフルクローズできる張り方があります。プライバシーを確保しつつ、雨風に備えることができる便利な張り方にで、ステルス張りと同じ様に少し複雑になってくるのですが、比較的簡単にできる張り方で、幕体を内側に折り込むのでグランドシートのように使えて居住性も悪くはありません。
また全シングルウォールテントのフライシートとしても使用することができます。
張り方
9、13、15をペグダウンしてから3のループを13の上に来るようにして設営します。こうすることで5~9、13~1が壁のようになりフルクローズできる張り方になります。
フルクローズと言っても簡易的でこのままだと風でめくれたりするのでカラビナを付けたりしてループ同士を止めることで工夫をするとよりクローズした形になります。囲むようになるので風に他の設営の仕方より強く、雨でもグランドシートを使わないので済むのでおすすめです。
ステルス張りとは
決まりがあるわけではない
ステルス張りにちゃんとした定義があるわけではないのですが、一般的にタープなのにシェルターのような外見をしている張り方のことをさします。
特徴はタープの裾を地面と直接ペグダウンしているため中の状態がわからないように設営するのでステルス張り、ステルス型とも言いわれています。またステルス張りには設営方法も1つではなくいくつかの方法があります。
ステルス張りの張り方
少し複雑な設営方法
奥になる2と4、6と16をペグダウンします。次に全面の角である9と13をそれぞれ10、12の少し上ぐらいの位置で、後で調整できるように仮止めしていきます。
次にタープの中心である3と11、8と14(図の青い破線の丸)の交じるわるところにポールを立てて、全体の形を整えて7、8、14、15をタープにテンションをかけながらペグダウンそてほぼ完成です。
入口部分の張り綱
次に9と13も微調整しつつワンポールテントのような形に整えてから入口部分の10と12に張り綱を付けて7、15のペグでペグダウンしてから11はそのまま真っすぐ手間に張り綱を付けてペグダウンしてステルス張りの完成です。
使用するポールの長さはタープの大きさに合わせて変えるようにします。長いと地面に直接ペグダウンできずにステルス張りのようにはなりません。
DDタープの張り方まとめ
張り方が多彩なタープ
DDタープやレクタタープは張り方が多彩なところが魅力的です。とくDDタープは中央にもループがるため一般的なレクタタープより多彩な張り方を楽しむことができ耐水圧も高いのでフライシートとして安心して使えます。
今回紹介したステルス張りの他にも違う方法でのステルス張りもあると思うので自分だけのやり方を見つけるのも楽しいですタープです。
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