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キャットミントってなに?育て方が知りたい!
猫が好きな香り!キャットミント(ネペタ)
猫が好きな植物として、キャットニップという植物の種類があります。また、またたびの実も猫がお酒を飲んだように酔っ払ってしまう植物として有名ですね。この2つほど効能はないのですが、キャットミント(ネペタ)にも、効能の弱い猫の好きな香りが含まれています。今日はこのキャットミント(ネペタ)の種類や育て方・増やし方からその効能や収穫して使う方法までご紹介しましょう。
キャットミントとは
特徴
さきほども申し上げたとおり、キャットミントは猫が好む香りを出す植物です。そのため、猫のおもちゃを手作りするのにも使う人もいます。実はキャットミントという名前は、日本ではとても広い範囲で使われている名前でキャットミントと呼ばれている対象がネペタとは遠い同種族の植物であることもあります。
キャットミントはNepeta faassenii
ネペタにも種類がたくさんありますが、その中でNepeta faassenii(ネペタファーセニー)が一番広く知られています。キャットミントと言われたら、まずこのNepeta faasseniiのことを差していると思って話を聞いていくとよいでしょう。
キャットミントとキャットニップの違い
同族の別種類の植物
キャットミントという名前で呼ばれる植物に「キャットニップ」というよく似た名前の植物を差していうこともあります。英語圏の国では、キャットミント=キャットニップなので、こちらの方が正しいのですが、日本ではネペタがキャットミントと呼ばれるようになり、キャットニップはそのままの名前で流通しています。キャットニップはネペタと同種族のNepeta catariaが学名となっていますので、キャットミントとは遠い親戚のようなものになります。
大きな違い
キャットニップとキャットミントは、実際に栽培してみるとその大きな違いがすぐにわかるでしょう。植物の大きさがまったく違います。キャットニップは1.5mほどにも成長する大きな植物。葉の大きさもキャットミントよりもずっと大きく育ちます。一方キャットミントはとても小型な植物です。でも、親戚のような植物なのでどちらも猫が好む植物であるというところは共通しています。
キャットミントの種類
ネペタの種類
ここまで、ネペタ〇〇ばかりで頭が混乱してきた人もいるかと思います。ここでネペタの種類をまとめてみましょう。まず、キャットミントと呼ばれているのがNepeta faassenii。キャットニップと呼ばれている植物がNepeta cataria。この他にもネペタの種類にはキャットミントの交配の元となる有名な種類が2つあります。
ネペタ・ラセモーサとネペタ・ネペテラ
この2つの種類のネペタがキャットミントと呼ばれるNepeta faasseniiの両親のような存在です。これらのネペタの違いは葉にあります。こちらの章の1枚めの画像がラセモーサ、すぐ上の画像がネペテラです。葉の形や厚みが全く違うことがわかりますね。このようにネペタの種類は背の高さや葉の形、厚み、切り込みなどで違う種類とわかります。
キャットミント(ネペタ)の育て方1
育て方難易度は
キャットミント(ネペタ)の育て方難易度は5段階評価で2くらい。強いといわれるラベンダーよりもさらに強い植物で、日当たり、水やり、土に関してもあまり難しく考えずに気軽に栽培をはじめられます。初心者でも簡単に育てることができる程度に簡単ということになります。これから家の庭にキャットミント(ネペタ)を植えようとしている人が、植物の栽培初心者であっても、栽培入門の植物として簡単に扱えるでしょう。
キャットミント(ネペタ)の育て方2
種まき:時期
キャットミント(ネペタ)を種まきで栽培をはじめようという人は、種まき時期は植え付けや植え替え、株分けと同時期と考えるとよいでしょう。種まきに向く季節は春と秋の2回。3、4月と9、10月頃が種まきに適した季節です。
種まき:気をつけること
キャットミント(ネペタ)は、種まきでも栽培をすることができますが、そのときに注意しなければいけないことがあります。それは、種によって「個体差が大きくでる」ということです。自分のイメージするキャットミント(ネペタ)の姿があるときは、できるだけそのイメージに近い株から株分けで育てはじめるのがよいでしょう。種まきからの栽培だと、思っていたよりも大きい、小さい、花色が違うということになる場合も多いです。
キャットミント(ネペタ)の育て方3
増やし方:植え付け・植替えの時期と方法
キャットミントは植え付けや植え付けをおこなう時期は春と秋の2回あります。植え付けや植え替え方法の注意点は、深めに穴を掘り、そこに腐葉土を混ぜ込んだやわらかい土を作って、根の張りやすい土を作ってあげるくらい。適した季節は春か秋なのですが、ホームセンターで買ってきた丈夫な苗であれば、これにこだわる必要もありません。苗が売られている時期が、植え付けに向いている時期と考えて問題ありません。
増やし方:株分けの時期
キャットミント(ネペタ)の増やし方に株分けもありますが、この株分けも植え付けや植え替えと同時期の春と秋におこなうことができます。キャットミントの増やし方は株分けがおすすめです。このときに、よく根付かず枯れることがあるのですが、一旦水に差して発根させてから植えると、枯れることなく根付いてくれる確率があがります。
増やし方:地植えは枯れる?
ネペタも種類によっては冬に葉が枯れるものと、地域によっては葉があるまま冬を越す場合もあります。やはり、冬季に霜が降りるような地域では、地植えにしてしまうとさすがのネペタも枯れることが多いです。そのような地域で地植えにしているものは、1年で終わりと割り切ってしまうがよいでしょう。このほか、地植えの特徴として、だんだんと株が大きくなってきて風通しが悪くなる病気が発生しやすくなるというものがあります。その対策方法もご紹介しましょう。
増やし方:地植えは株分けして再生
キャットミント(ネペタ)が枯れる原因に、株が古くなってきたということもあげられます。温かい地域で冬でもキャットミント(ネペタ)が枯れないものでも、何年も栽培していて株が古くなると、どうしても姿が悪くなったり、風通しが悪くなって株が弱ったりします。その場合は「株分け」をして小さな株に分けてあげることで、元気に新芽が育って再生します
増やし方:株分けの方法
地植えや鉢植えの大株の株分け時期は、植え付けや種まきと同時期が適しています。株の中の新芽が出てきている部分を、できるだけ傷つけないようにして、それぞれ40センチほど株間を分けて植え付けましょう。
キャットミント(ネペタ)の育て方4
病気
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キャットミント(ネペタ)で気をつけたい病気は灰色かび病です。これは、湿気が多く株が込み入っているとおこりやすい病気です。ひどくなったり、そのまま放置してしまうと枯れることもありますので、見つけたら病気の枝は切り取り、花がらもできるだけ早く取り除いてしまうようにしましょう。それだけでは、原因が取り除けていることにはならないので、そのような株は株分けをして風通しを良くしてあげることが大事です。
害虫
キャットミント(ネペタ)は、害虫の被害はあまり心配することはありません。強いて言えば、アブラムシが付くことがあるくらい。アブラムシがついた株には、少なければティッシュなどで拭き取ってしまえばよいですが、たくさん付いているようであればアブラムシ用の農薬を散布してあげましょう。アブラムシは見栄えはよくありませんが、それが原因で枯れることまでは心配いらないでしょう。
キャットミント(ネペタ)の育て方5
キャットミント(ネペタ)の収穫
キャットミントを何に用いるかで収穫の時期は違ってきます。花をエディブルフラワーとして用いるなら花の収穫時期の中から、盛夏をのぞく4月から10月頃に。葉を猫のおもちゃとして用いるのであれば、盛夏を含む4月から10月頃までが収穫可能な時期となります。
その効能はネペタのこと?
キャットミントという言葉が、そもそも多くの種類の植物を差しすぎるので、インターネットの中でも「ハーブとしての効能がある」とされたり「ミントティーにして飲めます」と言ったり「犬が嫌う香りの植物です」などと紹介されています。
キャットミントという呼び名にご注意
このすべてが同じキャットミント(ネペタ)を差したものとは限りません。キャットニップのことであったり、その他のキャットミント(ネペタ)と同種類の花を差すこともあるので、それがネペタを差しているかどうかしっかり確認してから用いるようにしましょう。
キャットミント(ネペタ)の使い方・効能
ミントとは関係ない種類の植物
ネペタは「キャットミント」という別名が付けられていて、キャットニップとも間違いやすいですが、ミントと同じ種類だと勘違いされている方も多いでしょう。キャットミント(ネペタ)はミントと同種類ではありません。ミントなど「ハーブとしての効能」もありません。
効能は未知なのでハーブティーにはしないで!
時折ネットで、キャットミントをミントティーにして飲むという人を見かけます。ですが、キャットミントはハーブのミントとは違う種類の植物です。ミントティーにして飲むとどんな効能があるのか、または逆にどんな良くない効能があるのかわかっていません。効能のわからないものを煮出してしまうと、成分が出すぎて危険です。よく洗ってお花を飾りとして使うくらいは良いですが、食べると苦いのでおすすめしません。
ポプリにしよう
キャットミントという名前でもミントとは関係ない種類のキャットミント(ネペタ)。収穫して使うとすれば、その使いみちはポプリが向いているでしょう。ミントのような香りは全くせず、どちらかというとシナモンのような香りです。シナモンの香りがお嫌いでなければ、収穫したキャットミントは乾燥させて小袋を縫い、中に入れてポプリにすると良いでしょう。
キャットミント(ネペタ)を育てよう!
ラベンダーより強く育てやすい
キャットミント(ネペタ)の種類や育て方。増やし方からその活用方法などご紹介してきました。いかがでしたでしょうか。丈夫な植物なので、地植えにしても温かい地方では冬を越して何年も元気に、大株になることもある植物です。大株になってくると風通しが悪くなるので株分けをして、病気や株の元気を取り戻してあげるのがおすすめです。ラベンダーに似た花で、ラベンダーよりも栽培が簡単なキャットミント(ネペタ)。花壇を彩る花としても、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
栽培方法などが気になる人はこちらをチェック!
キャットミント(ネペタ)以外の植物の栽培方法などもご紹介しています。ガーデニングが好き!いろんな植物のお手入れ方法が知りたいという人は、ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。
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