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富士山登山のベストな時期・山開きはいつ?混雑する日や費用を徹底解説!

富士山の夏山登山の時期がやってきました。富士山登山は夏の2ヶ月間が初心者でも安全に登れる時期です。富士山登山ツアーもたくさんあります。多くの外国人もやってきます。混雑状況や登り方、予算、準備についても紹介しますので、この機会に富士山登山を計画しませんか。
2020年8月27日
htam
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いよいよ富士登山の時期がきました

富士山登山はいよいよ夏山シーズンを迎えます。国内外から毎年多くの登山者が富士山に訪れます。週末の早朝は大渋滞という状況も珍しくありません。できれば、富士登山の様々な情報をしっかり入手して、混雑を避けて計画的に登りたいものです。ここでは、初心者でも安心して登れるように最新の情報を加えて紹介します。(※この記事は2018/7/4現在の情報です。)

富士山登山の時期は

富士山は夏山シーズンの登山が一般的です。一方、夏山の時期以外でも富士山に入山される方はたくさんいます。それぞれの時期の富士山の状況を紹介します。

富士山登山のおすすめ時期

毎年7月の山開きから9月初旬までが富士登山道の開通時期となっています。ですからこの短い二ヶ月間の時期が富士登山のベストシーズンといえます。

9月中旬から11月初旬の時期

この時期に富士山に登山される方は結構います。しかし登山道は閉じていますから、自己責任での登山となります。降雪や着雪は年によって変わりますし、雪はなくても、富士山頂では氷点下の気温になりますから、入念な計画と準備が必要です。この時期の富士登山は初心者にはおすすめできません。

11月中旬から6月初旬の時期

この時期は富士山では着雪の時期です。雪山の経験者でなければ登山はできません。

12月から4月の時期

中でも12月から4月の時期の富士山は厳冬期です。山頂では平均気温が氷点下10℃から20℃にもなります。毎年死亡事故が発生しています。雪山の経験者がグループで冬山登山の練習として入ることはありますが、この時期山頂付近には近づけません。

6月中旬から7月初旬の時期

山開き前のこの時期は年によっては、雪解けが早く富士山に入山できる可能性があります。しかし、富士山頂はまだ氷点下ですし、場所によっては残雪がまだまだありますから、経験者でも入念な計画と準備が必要です。もちろん初心者にはおすすめできません。

富士山山開きの時期と期間

2018年の富士山登山道の開通時期は次のとおりとなっています。ただし、残雪状況や気象条件等により変更となることがありますから確認しましょう。吉田ルートは、山開きが7月1日(日)で9月10日(月)までが夏山シーズンです。下山ルートは9月11日の午前中まで通行可能です。須走ルート、御殿場ルート、は、山開きが7月10日(火)で9月10日(月)までが夏山シーズンです。富士宮ルートは、山開きが7月10日(火)で9月10日(月)までがシーズンですが、5合目~6合目間は6月8日9時より開通します。

2018年の富士山山開きの状況

富士山の山梨県側の吉田ルートは7月1日(日)に山開きがありいよいよ登山シーズンを迎えました。100人以上の登山者が山頂で御来光を拝むことができました。8合目付近の山小屋に宿泊していた登山者は、午前0時から登り始め、午前4時ごろになると富士山頂から後来光が見えはじめました。

富士山の混雑時期と時間

富士山では、7月中旬以降の時期から登山者が増え夏山シーズンとなります。特に週末には登山者が集中する傾向があります。混雑している中で登山をすると、落石や怪我のリスクが高まるほか、自分のペースで歩いたり、休憩したりすることが難しくなることもあります。安全・快適な登山をするためにも、混雑日・混雑時間帯をできるだけ避けた計画を立てましょう。

混雑を避けて、安全・快適な富士山へ|お知らせ|富士登山オフィシャルサイト
・週末を中心に山頂でご来光を見ようとする登山者で大変な混雑が発生 ・富士登山混雑カレンダーを参考に、ゆとりある登山計画を

富士山登山は混雑日を避ける

梅雨明け時期からの週末は大変混雑してきます。特に土曜日は大混雑です。日曜日のほうが混雑は少なくなっています。8月の中旬は夏山シーズンのピークを迎えますから平日でも混雑しますので、計画をたてる上で注意しましょう。山開き直後やシーズン終了前がおすすめです。

時期により御来光の時間帯を避ける


富士登山といえば、やはり御来光ですから朝3時頃から5時頃の八合目より上の登山道は身動きができないほどになります。御来光は山頂でなくても見ることができますから、混雑する時期や時間帯、場所を避けることをおすすめします。

富士山の御来光が見える場所

富士登山の各ルートで御来光が見える場所を簡単に紹介します。吉田ルートは、五合目以上ならどこからでも御来光が拝めます。須走ルートは、樹林帯より先であれば御来光が拝めます。御殿場ルートはルートのどこからでも御来光が拝めます。富士宮ルートは、新七合目より上ならば御来光が拝めます。吉田ルートと御殿場ルートはどこからでも眺められますから、山小屋付近で後来光を見てから山頂を目指すことで混雑が避けられます。登り方の計画を検討しましょう。

富士山登山の費用や料金

富士山登山はどれくらい費用がかかるのでしょうか。おおよその費用を算出してみましたので、参考にしてください。

富士山登山の費用

最低限必要な費用項目と概算の費用を計算してみました。もちろん、登山用具や登山口までの交通費などは別途かかります。
 

交通費

吉田ルートの場合で計算してみました。バスの場合(河口湖駅から富士スバルライン五号目)は料金は1500円です。車の場合は五合目の駐車料金は無料ですが、山開きのシーズン中はマイカー規制がありますから、駐車料金1000円と往復のシャトルバス料金2200円がかかります。

宿泊費

宿泊費は場所や曜日、食事の回数で変わります。概ね1泊2食の料金は10000円程度です。

飲食物費

飲食物費は食事の回数や内容により変わります。2日分の昼食で2000円、飲み物がペットボトル5本で2500円と行動食が1000円程度必要です。

トイレ代

トイレ代は使用する回数によりますが1回200円から300円で4回として約1000円です。宿泊の場合は1回分ですむなど場所によってことなります。

富士山入山料

富士山の環境保全や登山者の安全対策等を図るため入山料が徴収されます。一人1000円です。

費用合計

費用の合計は、バスの場合19000円で車の場合20700円となります。その他に、駅までの交通費や高速料金、お土産代やアルコール代などの費用が別途かかります。初心者は登山の装備等が必要になりますから、計画的に少しずつ準備しておくと良いでしょう。
 

富士山登山は初心者でも大丈夫

富士山は初心者でも比較的安全に登ることができます。もちろん、アクシデントが起こらないことが前提です。どんなに注意しても、高山病になったり転倒したりして怪我をすることがありますから注意が必要です。初心者は、経験者と同行するか富士山登山ツアーを活用するのがおすすめです。

初心者は登山ツアーがおすすめ

初心者にとって富士山登山は計画から装備の準備や交通手段、山小屋の手配などけっこう大変です。今は全国各地から登山ツアーが有りますので、ツアーを利用すると結構手軽にいけます。

富士山登山ツアーとは


富士山登山ツアーは、往復の交通費と山小屋の料金、帰りの温泉料金がセットになったお得なパック料金となっています。例えば大宮駅から東京駅に集合しバスで登山口まで往復する場合、10000円前後から30000円前後の料金となっています。

富士山登山ツアーに含まれる料金

往復新幹線チケット、都内から富士山五合目までの往復貸切バス料金、山小屋宿泊費(1泊1夕食・1朝弁当付)、入浴施設での入浴・昼食代、富士山専任登山ガイド料金(ガイド同行プランの場合のみ)、同行係員費用、消費税等諸費用が含まれています。1日目の昼食費、行動中の飲食費、入山料、お土産代、トイレ代等が別途かかります。詳細はツアーごとに確認ください。

富士山登山ツアーの時期と行程

一般的な登山ツアーの時期と行程について紹介します。登山ツアーはもちろん夏山の時期となります。行程は一般的に集合場所からバスで登山口まで移動し、7合目付近の山小屋で夕食を取り、仮眠した後、真夜中(午後11時頃)に山頂に向けて出発します。山頂で御来光を拝み五合目まで下山しバスで温泉に向い昼食休憩して集合場所に戻る1泊2日が基本となります。集合場所から遠い場合は、更に前泊や後泊を別料金で付けることになります。

富士山登山はレンタルがおすすめ

ツアーにもよりますが、初心者向けに登山の装備がレンタルできます。追加料金は10000円程度です。これらを購入すると最低でも10万円前後はかかりますから格安です。登山用具のレンタルだけを利用する場合は、1泊2日のセットで13000円から20000円程度で必要に応じて利用できる会社もあります。

レンタル品

レンタル品は、シューズ、雨具、ザック、ストック、ヘッドランプ、防寒具(フリース)、ショートスパッツ等です。個人で準備するものとして、下着、シャツ、ズボン、タオル、帽子、手袋、ソックスは最低でも準備しましょう。服装は長袖シャツと長ズボンが基本です。レンタル品は会社によって変わりますので詳細はご確認ください。

富士山のおすすめ登り方は

富士山の登り方は人それぞれ様々です。ほとんどは五合目から登り五合目に下りる行程となります。前日の夜に五合目を出て山頂でご来光を見て午前中に五合目に戻る弾丸0泊の登り方も可能です。ここでは、初心者が余裕を持って登るための登り方の例を紹介します。

1泊2日がおすすめの登り方

山小屋で一泊して御来光を見る登り方です。1日目は夕方頃までに七合目か八合目の山小屋まで登ります。仮眠した後、真夜中に山小屋を出発します。早朝に富士山頂へ到着し御来光を拝みます。その後、下山すると10時頃に五合目に到着します。一般の1泊2日のツアーは、このような登り方となっているようです。

富士山おすすめ登り方のメリットは

おすすめのんびり計画のメリットは、ゆっくりと高度を上げる登り方や、7合目付近で仮眠をとることにより高山病を防ぐことができることです。また、仮眠をとるため、帰宅時の運転の際に眠くならないという利点もあります。初心者は、ゆっくり登ることで疲労感を軽減することもできますから、それなりの計画をしましょう。

富士山登山の計画をしよう

富士山登山を目指すための計画について確認していきましょう。

時期や日程を決定する

まずは時期や日程です。できるだけ混雑日を避けることがおすすめです。山小屋の予約は山開き前の4月1日頃から予約ができます。初心者は夏山の時期以外は避けましょう。

行程を決定する

日程が決定したらツアーにするか、個人で行くのかを決定しましょう。個人で行く場合には、山小屋の予約は必須です。ここ富士山の山小屋は緊急時以外は予約なしでは泊まれないと思ってください。シーズン以外は山小屋やトイレは使えません。また、詳細な行動計画を立てることも必要です。道路の混雑状況や登山コースの混雑状況を把握して余裕のある行程を組みましょう。往復の行動時間は12時間から14時間が目安です。

富士山登山の準備

富士山の登山はやはりしっかりした登山の装備が必要です。特に、登山靴や雨具は性能の良いものを準備すると良いでしょう。

準備品を調達する

持ち物等は何をレンタルのするのかで変わります。まずは、レンタルの可否を決定しましょう。レンタル品が確保できたら、個人用の持ち物の準備となります。前もって用意しておくものと、山小屋で購入するものを確認しておきましょう。

登山は荷物は軽く

登山による疲労を軽減するためには、ゆとりのある登り方に加えて荷物を軽くすることが必要です。時分の体力に合わせて水分や食料の量を決定しましょう。水は、約1リットルを持参し後は購入するくらいがいいでしょう。食事は初心者は現地調達がおすすめです。行動食だけを前もって準備しましょう。着替え等も基本は着たきりでいいかと思います。


富士山登山の行動食

登山は思ったよりエネルギーを消費しますから、必ず行動食を持参しましょう。

行動食は糖質、脂質、軽量

行動食に重要な点は、軽いこと、糖質、脂質がバランスよく取れることです。一般には、ソフトクッキーやドーナツ、柿ピー、羊羹、ドライフルーツなどを好みに応じて準備します。また、汗をかきますから塩分補充として梅干しや塩飴等も準備しましょう。

富士山登山のおすすめ装備

レンタルできる装備の他に、私の経験からこれがあるといい装備品をいくつか紹介します。そんなに高くないので、これから登山を始めたいという方は購入をおすすめします。

水の補給はハイドレーション

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水分はハイドレーションパックがおすすめです。いちいち取り出す必要がなく。ゴミも出ません。

エネルギー補給はジェルがいい

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飲みやすく、手軽でハイカロリーなジェルは行動食のおすすめです。

ソックスは厚手のものが疲労が少ない

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登山ソックスは厚手のものがおすすめです。ソックスがショックを吸収するため膝や足に疲労がたまりません。何回使用してもそう簡単に穴が空きませんからぜひ一足用意しましょう。

まとめ

一度は登ってみたい富士山。でもなかなか勇気が出ませんね。確かに日本一高い山ですから、登山経験のない方は不安ですよね。でも、富士山は登山道や山小屋などがしっかり整備されており、無理をしなければ初心者でも登れます。ツアーならば案内人もついていますから安心ですね。ぜひ、富士山に挑戦してみましょう。

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