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自作ナイフに必要なシースの作り方!必要な道具から詳しく解説します!

自作ナイフを作ったあとに必要になる鞘(シース)はいくつかの作り方があります。木材、皮、樹脂材などが主な材料ですが、今回は自作ナイフのシースの中での基本的な皮製のラブレスポーチのつくり方を必要な道具から詳しく解説していきます!

2019年06月23日更新

ysakura3928
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目次

  1. 自作ナイフの鞘(シース)とは?
  2. 自作ナイフの鞘(シース)の材料
  3. 自作ナイフの鞘(シース)の種類!
  4. 自作ナイフの鞘(シース)に必要な道具No.①
  5. 自作ナイフの鞘(シース)に必要な道具No.②
  6. 自作ナイフの鞘(シース)のつくり方!その1
  7. 自作ナイフの鞘(シース)のつくり方!その3
  8. 自作ナイフの鞘(シース)のつくり方!その2
  9. 自作ナイフの鞘(シース)のつくり方!その4
  10. 自作ナイフの鞘(シース)のつくり方!その5
  11. 自作ナイフの鞘(シース)で注意すること!
  12. 自作ナイフの鞘(シース)のまとめ

自作ナイフの鞘(シース)とは?

刃を守る大事な鞘(シース)!

鞘(シース)とは刃が付いた道具を覆うケースですね。刃がむき出しになっているとステンレス以外の炭素鋼などは空気に触れ続けていて錆びてしまいますので、それを防ぐためにも刃を保護する鞘(シース)は必要不可欠です。自作ナイフは勿論、形も素材も異なるので一つのナイフを作る事に鞘(シース)も作ってあげる必要があります!

怪我をしないためにも

鞘(シース)が必要なのはナイフを保護するだけでなく、私たち自身を守るためにも必要不可欠です。アウトドアなどでナイフを装備するときに吊るしているだけやベルトに差し込むだけでは刃がむき出しなので余りにも危険過ぎます。転んだり座った時などに突き刺さる可能性があるので必ず頑丈なシースを用意して使うようにしましょう。

自作ナイフの鞘(シース)の材料

皮(レザー)

自作ナイフの鞘(シース)に使われる素材として一般的なのはサドルレザーと言われる皮です。かなり頑丈で厚みがあるので保護性が良く、加工性にも優れるので扱いやすい素材です。仕上がるとナチュラルな皮の色で出来上がるので自然に溶け込めます。材料はホームセンターなどで販売されているので比較的に手に入りやすいです。

木材

加工もしやすく、頑丈なのが木材です。山鉈などの大きめなものだと皮では作るのが大変ですし、費用も結構かかってしまいます。木材ならば安く大きい物も簡単に作れるのでおすすめです。ただし、木材は重めなので大きくなるにつれてどんどん重くなるのが難点ですね。木材はホームセンターなどで販売されているもので十分につくれます。

カイデックス(樹脂材)

カイデックスはミリタリーや軽量向けの鞘(シース)の材料で軽量な樹脂材で出来ているために薄いのに頑丈という特徴を持っています。カイデックスはとても鞘(シース)には向いている素材なのですが、専門の機材がないと加工できないのが難点ですね。カイデックスはカスタムナイフ専門店や一部の専門店で販売されています。

金属

一部のデザインナイフなどには外装に金属が使われます。実用性はあまりないですが、デザイン性においては一番目立ちますのでエングレーブ等を施してナイフを際立たせるのに使われます。加工技術がないとなかなか作れないので上級者向けです。薄い金属はステンレスや真鍮などがホームセンターで販売されています。

自作ナイフの鞘(シース)の種類!

ラブレスポーチ

ラブレスポーチは自作ナイフの鞘(シース)の中では最も一般的な形です。ナイフを固定するのにベルトなどを使わないで皮の伸縮を利用する特徴があって、非常にシンプルな形で仕上がります。ラブレスポーチは有名ナイフメーカーのR.W.ラブレスがよく使った形の鞘(シース)で、多くのカスタムナイフメーカーがラブレスポーチを作っています。

チューブシース

チューブシースは皮を筒のように丸めて作る形の鞘(シース)です。大きめのナイフよりも細くて小さいナイフに適していて非常にコンパクトで済む特徴があります。中型以上のナイフを入れるならばラブレスポーチにしたほうがいいでしょう。

ノーマルポーチ

ラブレスポーチと違ってナイフを差し込んだらベルトで固定するタイプの鞘(シース)です。比較的に作るのが簡単で入門者にはおすすめですが、意外とパーツの大きさなどが狂いがちなので慎重に採寸してから作るようにしましょう。

自作ナイフの鞘(シース)に必要な道具No.①

菱針

菱針はレザークラフトで使う特殊な針です。革製品を縫い合わせる時に使う穴を開ける針で真正面から見ると菱形なのが特徴です。これで穴を開けると綺麗な菱形の穴が空いて縫い目が綺麗に見えるようになるのでレザークラフトでは必需品です。針としては太めですが、硬い皮に差し込むのでおらないように気をつけましょう。

皮用の縫い針

皮を縫い合わせるときには布と違って菱針で開けた穴を糸で締め付けていく形になります。その際に糸を通すガイドとして替用の縫い針が存在します。通常の針と違って先が鋭くなく、太めの針で突き刺すのが目的ではありません。ホームセンターで色んなサイズが販売されているので適したものを探しましょう。

亜麻糸

亜麻糸は細くても非常に強靭で切れにくいレザークラフトに最適な糸です。レザークラフトでは亜麻糸に蜜蝋を塗ることでさらに強度が増して、頑強に縫うことができます。また特殊な縫い方をすることで糸の一部が切れてしまっても解けないようにすることができます。販売されているものには蜜蝋付きと蜜蝋なしのものがあるので注意しましょう。

蜜蝋

蜜蝋とはミツバチの巣から取り出せる蝋を使ったものです。化粧品やロウソク、ワックスなど様々なものに使われていて、強い光沢と皮膜などを生み出してくれる素材です。亜麻糸に塗りこんで使う事によって亜麻糸がより強固になって長持ちするようになります。固形のものが安く販売されているので亜麻糸に蜜蝋が載っていない場合には購入しましょう。

自作ナイフの鞘(シース)に必要な道具No.②

軍手

皮を縫い込む際には糸を強く引く必要があります。その際に素手で行っていると食い込んで怪我をする可能性があるので軍手などをして手を保護するときに使います。裁縫のように指先の器用さは必要ないので軍手をしていても問題なく作業できますのでご安心ください。

彫刻刀

木製シースを作るときや皮シースを作るときに使います。溝を掘るのに非常に役立つので5本セットくらいの物を用意しておくとどんな場面でも活躍できるでしょう。特に専用のものは必要なくて木工用に販売されているものを購入すれば問題ありません。

接着剤

木製シースを作るときや皮シースを作るときに必要になります。エポキシ接着材があれば木製シースは事足りますが、皮シースには皮専用の接着剤、カイデックスにはプラスチック専用接着剤が必要なので注意してください。専用の接着剤はホームセンター等で販売されているので十分です。乾燥時間がゆっくりなものが落ち着いて作業できるのでおすすめです。

コバの仕上げ剤

皮を仕上げる際には裏面や側面(コバ)を綺麗に仕上げるために専用の仕上げ剤を使います。これを使うことによって非常になめらかで艶やかに仕上がるので必需品です。無色のものからカラー剤まであるので、自分の好きな色で仕上げましょう!コバの仕上げ剤はホームセンターで購入することができます。

自作ナイフの鞘(シース)のつくり方!その1

型を作ろう!

まずはナイフの大まかな形を取って鞘(シース)の型紙を作りましょう。この型紙を元に色々と作るので厚紙などで作って保管しておくのがおすすめです。パーツごとに切り取って使うのでマスターをとって置くのがよいですね。

実際に皮を切り出そう!

型紙で寸法などが決まったら実際に革に書き込んで切り取りましょう。皮の表面に鉛筆などで型を取ったら、皮切り包丁やデザインカッターなどで切り抜いていきます。皮は固くて切りにくいので一回で切り抜こうとせずに何回かに分けて溝を深くしていくのがおすすめです。その際にはなるべく同じところを切るようにすると綺麗に型が取れます。

自作ナイフの鞘(シース)のつくり方!その3

ベルトループを作っておこう!

型が切り取れたら裏面をコバ材で整えたり、折り目を彫刻刀掘ったりして折りたたんだあとではできなくなる作業を先にこなしておきます。忘れやすいのはベルトループ側のコバ、中子のコバ、水抜き穴などですね。ラブレスポーチではベルトループが一体化しているので先に作っておかないとどうにもならなくなるので注意です。

中子の調整を

ベルトループを作り終わったら中子を反面に接着します。この中子の取り付け具合によってナイフの保持が決定するので慎重に何回もテストをして張り付けましょう。皮用の接着剤は非常に強固ですので、くっついたらもう剥がせません。調整が済んだら両面を貼り付けて次の作業に進みます。

自作ナイフの鞘(シース)のつくり方!その2

慎重に張り合わせよう!

シースを作るときに一番注意しなくちゃいけないのが、両面を貼り合わせる時です。今までは仮合わせで皮がズレたりして抜き差しできましたが、接着剤ではそれがなくなるので非常にタイトな隙間しかできなくなります。すると、今まで入る大きさだったものが入らなくなったりするので失敗することが多くなります。できるだけ接着前には強力なクリップなどでズレ等が生じないようにしてから接着してください。

菱針で穴を開けよう!

接着が終わったら菱針で穴を開けましょう。皮が重なって手では押し込めないのでハンマーを使うか、ボール盤などに菱針を付けるのがおすすめです。垂直に穴を開けないと穴が斜めるだけでなく、針が折れる可能性もあるので注意してください。

自作ナイフの鞘(シース)のつくり方!その4

1針ずつしっかりと

穴を開けられたら今度は縫い合わせです。鞘(シース)の先端から縫い合わせていくとよりしっかりと強固に縫い合わせることができます。レザークラフトの縫い方は少し特殊で8の字をかくように縫い合わせるのが基本です。これによってどこかが切れてしまってもほどけにくい縫い方になります。

コバを整えよう!

縫い終わったら凸凹してるコバを切ったり削ったりして整えましょう。削りすぎると糸が出てきてしまう可能性があるので注意してくださいね。荒く整え終わったら紙やすりなどで削っていくとコバ剤を付けた時に光沢が出て非常にきれいに仕上がります。

自作ナイフの鞘(シース)のつくり方!その5

ウェットフォームで形を整えよう!

全体の形が整ったらナイフを用意して鞘(シース)をお湯につけます。こうすることで皮が柔らかくなってナイフの形に整形することができます。ナイフの形がとれたらお湯からあげて乾燥するのを待ちます。しっかりと乾燥させることで元の硬さまで戻るのでじっくりと自然乾燥させましょう!

コバを整えたら完成!!

乾燥した鞘(シース)のコバにコバ仕上げ剤を塗ったら、ほぼ完成です。お好みでシース本体に皮用油を塗ったり、専用ワックスを漬け込んだりすることで防虫や防水などの効果が増えるのでやってみましょう! 鞘(シース)はナイフ1本1本の家でもあるので、大切にしてください。

自作ナイフの鞘(シース)で注意すること!

柔らかい皮を使わない!

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ホームセンターにある皮でも薄いペラペラの皮は使わないでください。形は作れても頑丈ではないのでアウトドアなどでは怪我をする可能性があります。用途に適した設計をしてくださいね。

作業中には要注意!

鞘(シース)を作るときには刃物や高温機械などを扱うので十分に注意しながら作業してください。一歩でも間違えば大事な事故につながる可能性があります。注意一秒怪我一生!

自作ナイフの鞘(シース)のまとめ

自作ナイフの鞘(シース)のまとめ

自作ナイフの鞘(シース)もついて解説させていただきました! レザークラフトが初めての人でもこれをきっかけに初めて頂ければ嬉しいです。慣れてきたらカイデックスを使ったカイデックスシースなども作ってみて欲しいですね。カイデックスの使い心地もレザーシースに匹敵する良さがあります。

自作ナイフが気になった方はこちらもチェック!

自作ナイフが気になった方には、作り方などをまとめた記事がありますので下記にリンクをご紹介します。よろしければあわせてお読みください!

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