アトムハウスペイント 油性池用塗料 0.7L 黒
ニッペ 水性ベランダ・屋上床用防水塗料
ワークセレクト防水モルタル4kg 5袋
ドライモルタル 10kg
ウィード DE-318
SK11 カーボンスクレーパー 65mm
平和 川砂(DIYシリーズ) 2リットル
緑長 プラスチック製トロ舟 20L グリーン
緑長 カラー モルタル鏝 300mm
コンクリート面強化剤
GARDENA 8950-20
大五郎 ステン片手鍬 ピッケル型
山砂 約15kgx7袋
アイリスオーヤマ ブルーシート #1000
ダイノック DP-900N3プライマー
防止モルタルとは?
防水モルタルとは、防水成分が加えられたモルタルのことです。見た目は、普通のモルタルと変わりありませんが、普通のモルタルよりも水を通しにくいとされています。
水を通しにくい性質を活かして、簡易的な防水処理やコンクリートの中に防水層を作るのに使われています。家庭のDIYに使うこともでき、簡単な水漏れの修理や雨漏りへの対応、ガーデニングで池を作ったりするのに使われています。
セメントとモルタルとコンクリートの違い
セメント
セメントとは、モルタルやコンクリートの原料で水と反応して硬化する性質があります。セメントは、水分が乾いて硬化するのではなく、水と反応して硬化するのが大事なところで、適切な水の量で練る必要があります。セメントと水だけで練ったものは「ノロ」と呼んで、目地やタイルの補修に使われています。
モルタル
モルタルは、セメントに砂を混ぜて、水で練ったものです。砂が入ることで強度が増し、綺麗な仕上げをすることができます。主な用途は、レンガの接着やブロック塀の接着、土間の仕上げなどに使われています。水を入れるだけで使えるインスタントモルタルが、ホームセンターなどで手に入りやすくおすすめです。
コンクリート
コンクリートは、セメントに砂を混ぜて、砂利や砕石を加えてあります。砂や砂利は骨材として働いて、硬化した後の強度が高くなります。モルタルよりも大きな構造物に使われていて、駐車場の土間やブロック塀の基礎に使われていますね。
インスタントセメント
インスタントセメントとは、水を混ぜるだけで使えるセメントと書いてよく売っていますが、これはモルタルのことです。セメントに砂が混ぜてあり、あとは水を入れて練るだけなのでモルタルですね。
紛らわしいですが、各材料に何が入っているか覚えて、表示をよくみれば見分けがつき、どんな所へ使ったらいいか分かりますね。
防水モルタルの成分
防水剤の種類はさまざま
モルタルには微細な穴が空いていて、ここを水が通ってしまうこともあります。モルタルに防水材を混ぜて、この微細な穴を埋めてしまおうというのが防水モルタルです。
メーカーや用途によって、混ぜる防水剤はさまざまです。成分や配合は企業秘密なので、詳しくは記載されていませんね。どんな防水モルタルを選ぶかは、商品の表示をよく確認する必要があります。
防水モルタルの使い方
バルコニーの防水層に
バルコニーは、もちろん防水して施工されていますが、長い年月で劣化してヒビが入ったり、モルタルが浮いてくると、そこから水が侵入して最悪雨漏りしてしまいます。
雨漏りしたバルコニーを修復するのに、防水モルタルが施工されています。防水モルタルだけでは完全に防水できないので、表面に防水塗料を塗り、何層にも重ねて施工されています。
外壁の補修に
モルタル仕上げの外壁の補修に、防水モルタルが施工されています。モルタル仕上げの外壁は、どうしてもクラックやひび割れのメンテナンスをしないと、雨漏りの原因になってしまいます。水の侵入を防ぐ目的で、ひび割れ部分に防水モルタルを塗ります。この場合も、防水塗料を表面に塗って仕上げます。
池の防水層に
庭に池やビオトープを作る際に、防水モルタルを使う方法があります。池には水が浸透しないことが求められるので、防水モルタルと防水塗料を組み合わせて施工します。DIYでも、なんとかできそうですね。
防水モルタルを施工したあとは、定期的なメンテナンスで水漏れを防ぎましょう。モルタルはアルカリ性なので、池の生物に影響がでてしまいます。アルカリ分が溶け出さないように対策しておきます。
防水モルタルの注意点
防水能力は低め
モルタルに防水剤を混ぜて、防水能力を高めた防水モルタルですが、単体では防止能力は低めです。そのため、トップコートとして防水塗料を使用しないと、防水能力を発揮できません。
アルカリ分の溶け出しに注意
セメントはアルカリ性です。池などに防水モルタルを施工する場合は、アルカリ分が水に溶け出さないか注意してください。溶け出したアルカリ分が、池の植物や魚に悪影響を与えます。
またひび割れなどから浸水すると、ボロボロになってしまうので、防水とアルカリの溶け出しを防ぐために、防水塗料でコーティングすることが必要です。
モルタルの構造的な弱点
モルタルは万能な建材ではないので、注意して使う必要があります。DIYをする場合、水の配合や練り方で強度が弱くなることもありますし、薬剤を添付した特別に強いモルタルも存在しません。よってモルタルの配合、練り方、施工の厚さなどに注意しましょう。
モルタルは引っ張りに弱い
モルタルやコンクリートは、圧縮する力に強く、引っ張る力に弱いです。型に入れれば、いろいろな形が作れますが、構造をよく考えないと、ヒビが入り壊れてしまいます。
またモルタルを塗る土台がしっかりしていないと、モルタル面が引っ張られ割れる恐れがあります。DIYする場合は、モルタルを塗るだけでなく、土台をしっかり作りましょう。
防水モルタルの練り方
準備するもの
準備するものは、セメント、砂、バケツ、コテ、手袋です。まず手袋は必ずつけてください。モルタルは強アルカリ性なので、素手で触ると手が荒れます。モルタルは、すでに砂を混ぜてあるインスタントセメントであれば、砂は必要ありません。
練るためには容器が必要ですが、水が漏れなければ、なんでもいいです。むしろ一度モルタルを練るのに使うと汚れてしまうので、汚れてもいい容器を用意しましょう。
ウィード DE-318
モルタルの練り方① セメントと砂を混ぜる
まずセメントと砂を混ぜます。均一にまぜることで、仕上がりがきれいになります。セメントと砂の配合は、1:2から3です。セメントに表示があるのでそれを守りましょう。
セメントと砂をバケツに入れたら混ぜますが、だんだん色がセメント色に変わっていくので、全体が同じ色になるまで混ぜます。最初からセメントと砂が混ざっている商品では、この工程は必要ありません。
平和 川砂(DIYシリーズ) 2リットル
モルタルの練り方② 水を混ぜる
セメントと砂を混ぜたら、水をすこしずつかき混ぜながら入れます。水の配合は商品の表示に従ってくださいね。気温や湿度により最適な配合は変わるので、様子をみながら水を足していきます。
水の量で硬さが変わりますが、大体ソフトクリームぐらいの硬さになるようにします。練り方はムラができないようにまんべんなく、水が入ると重くなりますが、頑張って練ります。練り方は手だけでなく、攪拌機を使った練り方も同じです。
緑長 プラスチック製トロ舟 20L グリーン
防水モルタルの施工のやり方
①施工面を綺麗にする
防水モルタルを塗る面は、綺麗に処理しましょう。まず汚れを落とします。ブラシを使って綺麗に落とします。次に、デコボコやでっぱりがないように削ってしまいます。スクレーパーをつかうと、綺麗に平らにできますよ。ベランダなどで、既存の床が浮いてしまっている場合は、隙間に充填剤をいれて埋めてしまいます。
SK11 カーボンスクレーパー 65mm
②防水モルタルを塗る
防水モルタルを施工面に塗ります。塗る厚さは床であれば、3cmほどがいいでしょう。厚さが均等になるようにコテを使います。表面の仕上げ方はいろいろありますが、コテによるなめらかな仕上がりがいいですね。防水モルタルは、完全に硬化するまで待ちます、24時間はおきましょう。
緑長 カラー モルタル鏝 300mm
③トップコートを塗る
防水モルタルが乾いたら、トップコートして塗料を塗ります。防水モルタルだけでは、防水能力が足りないので、屋外では表面に防水塗料を塗ることでしっかり防水できます。
コンクリート面強化剤
防水モルタルが余ったら?
用意した防水モルタルをちょうど使い切るのは難しいので、必ず余ります。余ったモルタルは、絶対に排水管へ流してはいけません。セメントの成分は水と反応するので、排水管の中で固まってしまい、排水管が詰まってしまいます。余ったモルタルは、庭へ穴を掘って埋めて処理しましょう。
GARDENA 8950-20
おすすめの防水モルタル
ワークセレクト防水モルタル4kg×5袋
ワークセレクト防水モルタル4kg 5袋
セメントと砂が混合済みで、水を加えて練るだけの防水モルタルです。適正な配合だと、厚さ1cmで45cm四方分になります。ちょっとした補修にぴったりですね。
ドライモルタル 10kg
ドライモルタル 10kg
こちらも、水を加えて練るだけの防水モルタルです。先ほどの防水モルタルと同じぐらいの値段で、倍以上の量が入っています。ベランダなどの広い範囲に使う場合に適しています。
防水モルタルで池をDIY
防水モルタルの防水性を活かして、ビオトープのような池をDIYすることができます。池の底は防水性能が必要ですが、防水モルタルを使えば、DIYで池を作ることができますよ。防止モルタルだけでは、防水性能が足りないので、表面に防水塗料を塗って仕上げます。
作り方① 穴を掘る
まず、池を作る場所へ穴を掘ります。穴掘りは慣れていないと案外大変ですね。池のサイズにもよりますが、そこまで深くなくてもいいので、スコップやツルハシがあればいいですね。穴掘りの時点で、池の形をほとんど作っておきます。
大五郎 ステン片手鍬 ピッケル型
作り方② 下地の作り方
池の形ができたら砂で下地を作っておきます。ホームセンターで売っている山砂でいいので、でこぼこになっている池に、砂の層を作るように敷きます。
砂を敷いたら、しっかり押して固めておきます。これでモルタルの施工がしやすく長持ちするようになります。できれば金網などを敷いておくと、さらに強度が増しますよ。
山砂 約15kgx7袋
作り方③ 防水モルタルを施工
砂の下地の上に、防水モルタルを塗ります。厚さは3から5cmぐらいになるように、数回に分けて塗ります。
モルタルを塗るのはスピード勝負です。セメントの成分が水と反応して、どんどん固まってきます。固まってしまう前に、塗り終えてしまいましょう、もし硬くなってきたら、霧吹きなどで水を足してやると、塗りやすくなります。
モルタルが固まるまで、ブルーシートなどで雨が当たらないように養生しておきましょう。
アイリスオーヤマ ブルーシート #1000
作り方④ 塗料で仕上げ
防水モルタルだけでは防水性能に不安があるので、表面を防水塗料で仕上げます。
選ぶ塗料はもちろん、油性で池用となっていれば安心です。防水モルタルでも、アルカリ成分が水に溶けだしてしまうと、池の魚や植物に悪影響を与えるので、塗料でコーティングしてやります。防水とアルカリ成分が溶け出さないという、二つの目的で塗料を使用します。
アトムハウスペイント 油性池用塗料 0.7L 黒
防水モルタルをベランダに施工
ベランダにひび割れや水漏れがあると、雨漏りの原因になったり、柱が劣化したり悪影響があります。もしベランダから水漏れしているなら、防水モルタルを使って、DIYで直すこともできます。
ベランダの塗装は、外壁よりも技術のいる作業です、さらに雨漏りは、プロでも直すのがむずかしく、ベランダだけを直しても雨漏りが治らないこともあります。
自信がなければ、プロに任せるのが一番ですが、やり方を覚えておけば、ベランダのリフォームをするときに役立ちますよ。
①ベランダの下処理
まずは剥がれた塗料やバリをとっていき、表面をきれいにします。ひび割れがあれば、さきに補修材で埋めておきましょう。防水モルタルを塗る前に、下地としてプライマーを塗っておきます。プライマーを塗ることで、モルタルのつきがよくなります。
ダイノック DP-900N3プライマー
②防水モルタルの施工
防水モルタルを塗っていきます、やはり厚さは3CMほどです。厚さを均等に塗ることでベランダの勾配を活かせて、排水がうまくいきます。厚さにムラがあると水たまりができて、そこから劣化していってしまいます。
③防水塗料を塗り仕上げ
ニッペ 水性ベランダ・屋上床用防水塗料
塗料はベランダ用のものを使いましょう。広い範囲はローラーを使うと便利です。厚さは一度に塗るのではなく、2度塗りをメーカーも推奨しています。この塗料は、屋外のコンクリートにも使えるので、外構の模様替えにも使えますね。
まとめ
防水モルタルについてご紹介しました。防水モルタルは、モルタルに防水成分が配合されているので、防水性能がありますが完全ではありません。防水塗料とセットで使ってください。砂と水の配合や基本的な使い方は、普通のモルタルと同じです。防水モルタルを使ってDIYに挑戦しましょう!
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