ゲンゲ(幻魚)とは?その名の由来や気になる食べ方をご紹介!

ゲンゲ(幻魚)とは?その名の由来や気になる食べ方をご紹介!

美容効果が高い栄養素が含まれていると大注目の深海魚、ゲンゲ(幻魚)についてまとめました。ゲンゲの名前の由来や、おいしい食べ方など、料理レシピもご紹介しています。今後、さらに人気になること間違いなしのゲンゲ。ぜひチェックしてくださいね。

記事の目次

  1. 1.ゲンゲ(幻魚)とは
  2. 2.ゲンゲ(幻魚)の名前の由来
  3. 3.ゲンゲ(幻魚)が水揚げされる地域
  4. 4.ゲンゲ(幻魚)は深海魚
  5. 5.ゲンゲ(幻魚)の栄養素が判明し大人気に
  6. 6.ゲンゲ(幻魚)の釣り方
  7. 7.ゲンゲ(幻魚)はおいしい魚
  8. 8.ゲンゲ(幻魚)の調理法
  9. 9.ゲンゲ(幻魚)を使ったおすすめ料理レシピ4選
  10. 10.ゲンゲ(幻魚)をおいしく食べよう!

ゲンゲ(幻魚)とは

ゲンゲ(幻魚)とは、スズキ目ゲンゲ亜目に属する魚で、一口に「ゲンゲ」と言っても、230種類以上がゲンゲの仲間とされています。ゲンゲの仲間は、世界中の海に生息していることが確認されていますが、日本では、9月ごろから翌年の5月ごろまで最も多く水揚げされます。

ゲンゲ(幻魚)の捕食について

ゲンゲの細長いヌメヌメとした体は特徴的で、海の中では海底に横たわりながら砂に埋もれ、貝などを食べています。ただ、大型のゲンゲは、ウニやヒトデなどの棘皮動物(きょうひどうぶつ)や、他の魚も難なく食べてしまいます。

一般的に、海の底の貝などを食べる魚は、砂などと一緒に餌を飲み込み、エラから砂を吐きだすものが多いですが、ゲンゲは、唇が発達しており、砂は飲み込まず、餌だけ口に入れます。

ゲンゲ(幻魚)の繁殖方法

ゲンゲは、卵で繁殖しますが、一部の種類は、メスが体内で卵を孵化させてから産む、卵胎生のものもいます。また、中には、親のゲンゲが、卵が孵化するまで保護し続ける仲間もいます。

ゲンゲ(幻魚)の名前の由来

ゲンゲ(幻魚)は、場所によっては「ゲンギョ」「ドギ」「ミズウオ」「スガヨ」などと呼ばれることがありますが、正式名称は「ノロゲンゲ」といいます。ノロゲンゲの「ノロ」は、泳ぐのが非常に遅く、ノロノロとしていることからつけられたと言われています。ちょっと気の毒ですね。ただ、ゲンゲには、さらに気の毒な名前の由来があるのです。

出典: https://www.yokohama-maruuo.co.jp/food/%E3%82%B2%E3%81%AE%E9%AD%9A%E3%80%81%E3%82%B2%E3%83%B3%E3%82%B2%EF%BC%88%E5%B9%BB%E9%AD%9A%EF%BC%89%E3%80%82/20160210.html

漢字で「幻魚」と書くと、高級魚のように感じますが、この漢字は実は当て字だと言われています。昔は、ゲンゲはシロエビなどの底引き網を用いた漁で大量に獲れていましたが、あまり商品価値がなかったため、浜辺に捨てられていたそうです。つまり、当時のゲンゲは「下の下」の魚。

そして、「ゲノゲ」が徐々に変化し、「ゲンゲ」と呼ばれるようになり、「幻魚」という漢字が当てられたそうです。素敵な漢字が当てられたからよかったものの、なんだかゲンゲの名前にまつわるエピソードは、かわいそうなものが多いですね。

ゲンゲ(幻魚)が水揚げされる地域

ゲンゲ(幻魚)は、石川県や富山県の近海の、底引き網に混ざって獲れることが多いです。ゲンゲは、水揚げされて時間が経つと、極端に味が落ちるため、石川県や富山県の海沿いでしかあまり食べられていませんでした。しかし最近は、鮮度を保つ技術が発達したおかげで、数はまだ少ないものの、全国的に流通するようになってきました。

ゲンゲ(幻魚)は深海魚

ゲンゲ(幻魚)が富山県や石川県の近海で多く獲れるのは、ゲンゲが深海魚だからです。富山湾は、日本三大深湾とも言われており、水深1000mにまでなる、海底谷があることで知られています。その周辺では、多くの深海の生き物が暮らしていますが、そこで暮らしている深海魚の1つが、ゲンゲなのです。

ゲンゲは、水深200mより深い場所で暮らしている、深海魚です。ただ、ゲンゲ専門の漁をしている漁師はおらず、ゲンゲと同じ水域に生息する、カニやシロエビを摂るための底引き網にたまたま入り込んで水揚げされることがほとんどです。

ゲンゲ(幻魚)の栄養素が判明し大人気に

ゲンゲ(幻魚)に含まれる栄養素

ゲンゲ(幻魚)は100g当たり66kcalと、同じ時期に旬を迎える白身魚のタラ(77kcal)に比べても、栄養素の1つ、エネルギーは少なめです。食感がトロトロとしていて、こってりとした印象もあるため、意外ですよね。ただ、ゲンゲの栄養素の中で、脂質はタラより多く、タラは0.2gなのに対し、ゲンゲは3.7gもあります。

ゲンゲは、そのほか目立った栄養素はありません。というのも、ゲンゲは、100g中87.9gが水分なのです。それゆえ、あの独特な食感が生まれていると考えると、栄養が控えめなのも納得ですよね。

ゲンゲ(幻魚)にはコラーゲンがたっぷり

かつて、「下の下」とも言われていたゲンゲが、最近注目されているのをご存知ですか。というのも、ゲンゲの表面を覆う、ヌルヌルの皮を中心に、100g当たり、7gものコラーゲンが含まれていることがわかり、人気テレビ番組で紹介されたからです。コラーゲンと言えば、美容を気にする人が、積極的に摂りたいと考える、代表的な栄養素ですよね。

最近では、ゲンゲを利用した美容サプリメントも登場するほど、ゲンゲは大人気になりました。「下の下」のゲンゲが、今や女性が食べたがる食材へと、大出世を遂げました。全国的に、ゲンゲの流通が始まったとはいえ、まだ数は多くはありません。もしスーパーや鮮魚店で見かけたら、ぜひ、手に取ってみてくださいね。

ゲンゲ(幻魚)の釣り方

ゲンゲ(幻魚)は深海魚なので、釣り竿で釣ることは不可能です。そのため、深海魚や深海の生物を狙って、底引き網漁をしている方に同行させてもらえるよう頼みこむことしか、ゲンゲを自分の手で引き上げる方法はありません。ただ、ゲンゲが水揚げされることもある氷見漁港などでは、朝セリの様子を見学することができますよ。

漁港なら、水揚げされたばかりのゲンゲなどの深海魚にも出会える可能性があるので、ぜひ足を運んでみてくださいね。

氷見漁港の朝セリ|とやま観光ナビ
富山県観光・地域振興局がお届けする公式観光サイト「とやま観光ナビ」。観光や体験、グルメ、お土産、イベントやお祭り、アクセスなど、旅を楽しくする情報がいっぱい!

ゲンゲ(幻魚)はおいしい魚

ゲンゲ(幻魚)は、見た目が少し気持ち悪いこともあり、敬遠されることも多い魚です。しかし、お得に購入できる上、独特のプルプルとした食感が病みつきになるという人も多いです。

ゲンゲは、食感こそ独特ではあるものの、味自体は淡白なので、とても上品な味わいです。そのため、どんな料理にもぴったりマッチしますよ。ただ、深海魚は鮮度が落ちると味も落ちてしまうので、ゲンゲを購入したら、早めに調理して、味わうのがおすすめです。

ゲンゲ(幻魚)の調理法

ゲンゲ(幻魚)の調理方法はいろいろありますが、その中でもおいしいと好評な食べ方が、天ぷらです。薄く衣をつけて揚げると、とろとろとした食感で、とても上品な料理に仕上がりますよ。ほかにも、おすすめの食べ方があるので、ゲンゲを入手できた時は、ぜひ試してみてくださいね。

ゲンゲ(幻魚)を使ったおすすめ料理レシピ4選

ゲンゲは下ごしらえが簡単!

ゲンゲは、うろこがないので、下ごしらえがとても簡単です。ゲンゲの頭は、付け根からざっくりと切り落とし、内臓を洗い出すだけで、料理に使用可能な状態になります。ゲンゲは、非常に柔らかいので、小さく切ると調理しにくくなるので、1.5cm~2cm程度のぶつ切りにしておくと、便利ですよ。

おすすめ料理レシピ1.ゲンゲ汁

実はゲンゲ(幻魚)、すごくおいしい出汁が出ることでも有名です。その出汁をダイレクトに味わえる食べ方が、ゲンゲ汁(すまし汁)です。もちろん、いりこや昆布などの出汁を使わなくても、十分おいしいです。ただ、水揚げされて時間が経っている場合は、味が足りないこともあります。その時は、昆布出汁を使うと、味が整いますよ。

材料(4人分)

ゲンゲ(ぶつ切り)・・・8尾分
お好みの具材(シイタケやホウレンソウがおすすすめ)・・・適量
水・・・600cc
酒・・・大さじ3
醤油(あれば薄口)・・・大さじ1
塩(あれば天然塩)・・・小さじ2分の1

作り方

1.水を沸騰させ、酒とゲンゲの身を入れ、5分程度煮ます。
2.ゲンゲの身に火が通ったら、醤油と塩を加えます。
3.お好みの具材を入れたら完成です。

おすすめ料レシピ2.ゲンゲ鍋

ゲンゲの身は、味が淡白なので、どんな鍋に入れても馴染みますが、おすすめはしょうゆベースの鍋です。ゲンゲから出る出汁が、豆腐や野菜に絡まると、アンコウ鍋のような味わいになりますよ。そして、〆は雑炊がおすすすめですよ。雑炊にすれば、ゲンゲのコラーゲンもしっかり摂るることができます。

材料(4人分)

ゲンゲ(ぶつ切り)・・・2~3尾分
白菜・・・4分の1株
水菜・・・1把
豆腐・・・1丁
水・・・1000㏄
だしの素・・・小さじ2
醤油・・・大さじ4
酒・・・大さじ4
みりん・・・大さじ4

作り方

1.鍋に水、だしの素、醤油、酒、みりんを入れて煮立てます。
2.ゲンゲと白菜の芯、豆腐を加え、5分程度煮ます。
3.白菜の葉の部分と水菜を加え、火が通ったら完成です。

おすすめ料理レシピ3.唐揚げ

ゲンゲは、天ぷらでもおいしいですが、唐揚げにすると、サクサク食感も加わり、お酒のおつまみにぴったりな料理に大変身します。2度揚げすれば、骨までパクパク食べられますよ。ゲンゲは味にクセがないので、塩やレモン、大根おろしなど、いろいろな調味料と相性がぴったりです。そのため、食べ飽きるということがないですよ。

材料(4人分)

ゲンゲ・・・10匹
片栗粉・・・大さじ3
塩・・・少々
お好みの調味料・・・適量

作り方

1.ゲンゲはピンセットや毛抜きを使って、皮を剥ぎます。
2.ゲンゲの水気をふき取って、塩と片栗粉をまぶします。
3.180℃の油で、表面がカラっとなるまで揚げて、1度油から上げます。
4.再び、180℃の油で2度揚げして、完成です。

おすすめ料理レシピ4.干物

ゲンゲは、干物として販売されていることがありますが、うまみが増していて、本当においしいです。ただ、干物は、作り方によって味が大きく異なります。となると、自分で作ってしまう方が、間違いなくおいしくできあがります。使用する塩の量は少なめですが、ゲンゲ自体に含まれるナトリウムが多めなので、しっかりと味のついた干物ができますよ。

材料

ゲンゲ・・・あるだけ
氷水・・・ゲンゲがひたひたに浸かるくらい
塩・・・水の量に対して3%
 

作り方

1.塩の濃度が3%の氷水をたっぷり用意します。
2.ゲンゲを氷水の中に入れて、5時間程度冷蔵庫で寝かせます。
3.ゲンゲを氷水から取り出したら、水気をしっかり拭き取ります。
4.ゲンゲの目に串を刺すか、干物づくり用のネットやざるに重ならないように載せ、風通しと日当たりのよい場所に6時間ぐらい干せば完成です。

ゲンゲ(幻魚)をおいしく食べよう!

ゲンゲ(幻魚)は、今後、もっと人気になるであろう深海魚として、注目されています。そのため、ゲンゲを獲ることを目的にした漁も、今後始まるかもしれませんね。ゲンゲは、1度食べると忘れられないくらい、唯一無二の旨みをもった、本当においしい魚です。ゲンゲ人気の高まりとともに、新しい食べ方も日々誕生しています。ぜひ、お気に入りの食べ方を見つけて、たくさんゲンゲを食べましょう。

深海魚が気になる方はこちらもチェック

今回ご紹介したゲンゲ以外にも、おいしいと評判の深海魚はたくさんいます。どれも、独特な食感がクセになる魚ばかりなので、ゲンゲと共に、チェックしてみてくださいね。

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吉岡てんぱ
ライター

吉岡てんぱ

ガーデニング、アウトドアが得意で、プライベートでも初心者の悩みや相談を受けています。知って得するウンチクを交えながら、子供でもわかるように、かみ砕いて説明するのが得意です(*☌ᴗ☌)。*゚


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