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【パキスタンの治安】渡航で注意すべきテロや地域情勢などの危険性とは?

パキスタンは親日家も多く観光地もたくさんある国です。しかし2018年現在のパキスタンはテロが多発して立ち入ることを禁止されている地域もあるほど治安が悪いところです。パキスタン旅行の危険度と治安の悪い地域、テロの様子などご紹介します。
2020年8月27日
佐藤3
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パキスタン旅行・観光と危険地域が知りたい!

パキスタンの観光地といえばモヘンジョダロやラホールの城塞など歴史的にも有名で一度は見てみたいような場所も多いです。しかし、そんな観光地であったパキスタンも現在ではテロの影響で観光をおすすめできるような状況ではありません。自己責任でどうしてもパキスタン旅行に行きたい。そんな人の参考になるよう、2018年現在のパキスタンの危険地域、テロ情報をお届けします。

パキスタンの治安と観光:危険地域

パキスタン全土が警戒を必要とするレベル以上の危険度となっています。簡単に観光のために訪れて良い場所ではありませんが、その中でも特に危険な地域というものが存在します。パキスタンの危険地域とはどのあたりなのでしょうか。その確認方法をご紹介します。

外務省の海外安全ホームページ

パキスタンの危険地域を知るには、外務省の海外安全ホームページにいくと危険度によって色分けされた地図が見られるので、とてもわかりやすいです。色分けは赤が立ち入ることを禁止されている危険度レベルの高い地域。黄色でも観光などで安易に立ち入ることを禁止しているレベルです。残念なことに2018年現在のパキスタンはこの黄色がパキスタン全土に渡って塗られている状況です。観光旅行に向いている時期とはいえない状態ですね。

海外安全ホームページ: 危険・スポット・広域情報
海外に渡航・滞在される方々が自分自身で安全を確保していただくための参考情報を公開しております。

パキスタンという国

パキスタン全土が注意が必要な区域とされていますが、そこを訪れた日本人旅行者のブログを見ていると、危ないという人とそうでもないという人が半々の状態です。パキスタンでも治安が悪い場所と良い場所があります。ここでは、パキスタン観光におすすめの比較的治安の良いとされる地域をご紹介します。

パキスタン観光

2017年から2018年の間にパキスタン旅行を実際にした人のブログなどを見ていると「ラホール」という街が比較的治安もよく、日本人向けの宿なども営業しているということでした。このラホールという街には「ラホール城」という建物があるほか、ラホール動物園もあります。地図で見るとラホールはインドとパキスタンの国境の上の方。国境から少し入ったところなので危険地域からも遠く観光向けな場所なのでしょう。

危険な地域とそうでもない地域がある

パキスタンで立ち入りできない危険な地域はテロの脅威がある地域。特にアフガニスタンとの国境近くは地図でも真っ赤で、とても旅行でいけるような場所ではありません。そのと比較して、インド側はまだ渡航することが可能な地域となっています。パキスタン観光をする場合でも、危険な地域には近づかないようにする必要があります。

パキスタンの治安情報:入国

パキスタンのビザについてのネットでの問い合わせに「現地でビザを取ることはできますか」という物がありました。国によってはビザをとり入国できる国もありますが、2018年現在のパキスタンでは現地でビザを取り入国することはできません。パキスタンへの入国について見ていきましょう。


治安に気をつけた入国ルート

ここまでの情報から、パキスタンとの国境はアフガニスタン側が非常に危険な地域であることがわかりました。アフガニスタンからの入国はできないとなると、インド側からの渡航になります。

パキスタンのビザは日本で

パキスタンのビザは日本でしか取ることができません。以前は中国でパキスタンビザを取ることができたようですが、そちらは不正ということで取締が強化され、入手することはできなくなっています。パキスタンに渡航する場合は日本にいるときから準備が必要になるので思いつきで入国するということは出来なくなっています。現在の治安の関係もあるのでしょう。

パキスタンの治安情報:テロ

パキスタンの中でもテロが多発する地域とどのようなテロが起こっているのかを、具体的にご紹介していきます。パキスタンに訪れる際には、テロが行われるような場所には近づかないよう、参考にしていただければ幸いです。

アフガニスタンとの国境地帯

パキスタンでのテロ行為が多発しているのはアフガニスタン国境地帯です。軍や警察が標的となっており、危険レベル4で待避命令が出ている地域となっています。観光に訪れたとしてもこのあたりには絶対に近寄ってはいけない場所であり、観光客なら近づくことすら不可能でしょう。

カラチ市

軍や警察ではなく外国人を狙ったテロも心配です。カラチ市では、このような外国人をターゲットにしたテロが多発しているのでこちらには近づかない方がよいでしょう。どうしても行かなくては行けない場合であっても、十分に注意することが必要です。

ラホール市等

比較的治安がよく渡航先としている人も多かったラホール市。ここも宗教施設を対象とした爆弾テロの可能性がある地域として紹介されていました。多発しているわけではないので、可能性があるということでしょうが、日本人も訪れるラホールも治安に心配がない場所ではないことを心がけておきましょう。

パキスタンの治安情報:近づかない場所

テロリストに狙われやすい地域もありますが、建物の種類や人が集まるという理由でテロリストに狙われる場所もあります。テロが起こりやすく近づかないように警告されている場所とはどのようなところなのか見ていきましょう。

宗教行事や集会が行われている場所

パキスタンに渡航した際に、近づいてはいけない地域・場所があります。テロの標的となりやすい場所です。そのひとつが宗教行事や現地の人の集会が行われている場所です。パキスタンの日本大使館でもこのような場所には近づかないよう渡航者に対して警告しています。

政府機関、報道機関など


テロリストが攻撃をしかけるときの標的になりやすいものも近づいてはいけない場所として指定されています。その主なものとして政府機関や報道機関などがあげられています。テロリストに狙われる可能性が高いので、観光に訪れた際にもこれらの場所には行かないようにしましょう。

パキスタンの治安情報:女性の危険

治安の悪さは、特に女性にとっては命に関わる大きな問題となることもあります。テロだけでなく、その国の治安の悪さから心配される女性への犯罪と、その注意すべき点をご紹介します。パキスタンに渡航した女性だけでなく、日本人男性が現地の女性に対して注意しなければいけないこともあります。

女性が注意すべき点は

日本人女性など外国人女性がパキスタンに訪れるときに注意すべき点は「タクシーに乗らない」「人通りの少ない道を避ける」などがあります。徒歩でパキスタンの街を女性が一人で歩くのも危険です。渡航した女性だけでなく、日本人男性と現地の女性との間のトラブルもあります。男性の方もイスラム教徒の女性に声をかけるのは控えた方がよいでしょう。

女性に対する犯罪

パキスタンに渡航した日本人女性が気をつけたいのは「性犯罪」。パキスタンだけに限らず、よく知らない海外の国に訪れたときは不用心に露出の激しい服装は避けて、男性に対して刺激を与えないよう、女性側も気をつける必要があるでしょう。

パキスタンの治安情報:ひとり歩き

女性はもちろん、治安の悪い場所は男性もひとり歩きは厳禁です。外国人をターゲットにした誘拐事件などが起こる可能性があるからです。治安が悪く民度が低い状態の国では、外国人というだけで狙われる存在となる場合があります。

パキスタンでの移動手段

パキスタンに訪れた外国人に推奨される移動手段は、場所にもよりますが運転手付きの車をレンタルすることとされています。これは旅行者だけに限らず現地に滞在している日本人も一人歩きをさけています。治安が良くない地域では、運転手だけでなく護身用の警備員も付けているというくらいです。

特に女性は注意

治安が良い地域だからといって、女性のひとり歩きは絶対に避けましょう。力のない外国人女性を狙った犯罪は、少しの気の緩みからおこります。親切なふりをして・・・ということも多いものです。女性はどんなときでも一人では行動せず、信頼できる男性に同伴を依頼しましょう。

パキスタンの治安情報:警察も信用しない

警官といえば、市民を守ってくれる存在です。警官の身分証明書を提示されれば安心して信用してしまうでしょう。しかし、パキスタンでは偽装警官による事件も置きています。警官というのは嘘なので、警官が悪いことをするわけではないことに注意が必要です。あなたの見せられた証明書がニセモノの可能性があるのです。


警察の身分証明書の偽造

パキスタンのイスラマバードでは、偽装警官による襲撃事件が起きています。警察だからといって信用することはできません。警察の身分証明書を出されたとしてもおかしいと感じたら安易に信用してはいけません。

パキスタンの治安情報:観光地の治安

観光地の治安

パキスタンの観光地といえば、ラホールやイスラマバード、カラチです。この3つの都市に訪れる人も多いでしょう。しかし、この比較的治安が良いといわれている観光地でも爆破テロなどの危険性があるという状況です。もちろん、危険地域と比較してその頻度は低いでしょう。しかし、注意を促されている状況であるので安易に観光に訪れるのは避けた方が良いといえます。

お酒の持ち込み

この他、治安とは関係ないですがパキスタンでは現在禁酒令が出ています。お酒を飲むことはもちろん、パキスタンにお酒を持ち込むのも禁止されています。パキスタンに渡航する際は荷物にお酒が入っていなかったかもう一度確認し、もし入っていた場合はもちこまないように処分する、置いていくなど対処してください。

まとめ

テロが多発して治安が心配されるパキスタン。特に治安が悪いアフガニスタンとの国境近くは入ることすらできませんが、インド側の国境近くであればまだ観光で訪れる日本人もいるようです。しかし、そんな地域でもテロが起こる可能性があると指摘されています。いつどこでテロが起こるのかわからない現状のパキスタン。旅行で安易に訪れるのはできれば避けたいところです。どうしてもというときは、自己責任で、十分に自分の安全に気をつけていかれることをおすすめします。

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