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出汁が最高!はまぐりの旬の時期や美味しい食べ方、おすすめレシピをご紹介!

はまぐりといえば焼いてよし、汁物にしてよしの美味しい出汁がでる貝です。お好きな人も多いのではないでしょうか。今日はこのはまぐりの旬からその調理方法としての焼き方・食べ方。おすすめの貝料理のレシピまではまぐりを堪能できるような情報をご紹介していきます。
2020年8月27日
佐藤3
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はまぐりの美味しい食べ方を知りたい!

大きくて身がふっくらしていて、焼いても汁物でも美味しいはまぐり。日本人に愛されるはまぐりを美味しくいただくために、その旬や調理法、おすすめ料理のレシピをご紹介します。お祝いの膳にも用いられる高級食材「はまぐり」。その上品で深い味わいを堪能したい人必見です。

はまぐりとは?

はまぐりとはいったいどんな貝なの?知っていそうで知らなかったはまぐりについて、基本情報からはまぐりと日本人の深い関係などをここではご紹介していきます。

はまぐりの基本情報

はまぐりは食用の2枚貝。形は三角形に近く、蝶番に近い部分がぷっくらと厚く高さは6センチほどになります。日本では本州より南に分布していて、淡水が流れ込む内湾の砂泥域に生息しています。とても歴史が古い貝で、縄文時代の地層から食用にされた後とみられるはまぐりの貝殻が出土しています。

日本人に馴染みの深い貝

はまぐりといえば大きな三角形の形をした二枚貝ですね。この貝はひな祭りの時にいただく潮汁に使われるなどお祝いの席に高級食材として用いられてきました。この他、平安時代の遊び「貝あわせ」ではピッタリ合うはまぐりの貝がらを集める昔の神経衰弱のような遊びに用いられてきました。

ぴったり合う貝は1対だけ~夫婦の象徴はまぐり~

はまぐりがお祝いの膳に使われるのは、高級食材だからというだけではありません。貝合せのあそびでもわかるように、はまぐりは似たような形をしていてもぴったり合う貝殻は1対だけ。このことから夫婦の象徴とされおめでたい食べ物とされてきました。

はまぐりの味

最近ははまぐりによく似た外来種の貝もスーパーに並んでいます。そういったものとは、まったく違う本物のはまぐりの味とはいったいどんなものなのか。ここでははまぐりの味の魅力について見ていきましょう。

上品な味わい

まず、はまぐりが日本人に好まれるのにはその上品な味わいが大きな理由となっているでしょう。たっぷりのうまみを含んだ芳醇な味わい。貝類は他の食材とくらべてよい出汁が出ますが、その中でもはまぐりの出汁は日本人の味覚にマッチした誰からも好かれるやさしくて上品な風味が特徴です。

ふっくらとした触感

食べ物を美味しいと感じるのは舌だけでなく、食べた時の柔らかい、しっかりしているなどの歯ごたえにも大きく左右されます。はまぐりが他の貝類と比較され優れているといわれる理由に、柔らかくふっくらとした触感であることがあげられます。食べたときに嫌味なくほぐれていく身と、そこからじゅわっと染み出す汁の味が最高です。

はまぐりの旬の時期

最近では輸入はまぐりが通年スーパーに並んでいたりしますが、やはり気になるのははまぐりの本当の旬の時期です。はまぐりが一番美味しく、形よいものをいただけるのはいったいいつなのでしょうか。


はまぐりの旬は2月から

美味しいはまぐりをできるだけ安くいただくには、旬の時期を知ることも大切です。はまぐりが美味しく、かつ安く出回る旬の時期は2月から4月。ひなまつりの汁椀にはまぐりが用いられるのも旬の時期で美味しいからという理由もあるのかもしれませんね。

はまぐりの旬に美味しい焼き方・調理法

せっかくのはまぐりという高級食材が旬の時期に手に入っても、正しい焼き方や調理方法を知らないと少し損してしまうこともあるかも。はまぐりは、ひと手間加えることでふっくらと美味しい汁を余すとこなく食べ尽くすことができます。ここでは、はまぐりをより美味しく調理する焼き方のコツを伝授していきます。

汁をこぼさない焼き方

せっかくはまぐりを食べるなら、できるだけ味を損なわないように上手に調理したいですね。はまぐりといえば、うまみが染み出したその汁です。焼き方によってこの汁を逃さずこぼさない方法があります。

焼き方のコツは汁を別にすること

汁をむだにせずに全部味わう焼き方は、少し口が開いてきたはまぐりから一度汁を別の容器に移しておくこと。こうすることで、はまぐりの貝が勢いよく開いても汁が飛び散ったりしません。

焼き方のシメは汁を戻す

焼き方の最後の行程は、取り出した汁は貝が完全に開いたところで、もう一度貝に戻します。そうすることで汁と貝の身を一緒に味わうことができます。ポイントは戻した汁を沸騰させるまで焼くこと。こうすることで貝柱が貝から自然とするりと剥がれるようになるので食べやすく貝柱も全部いただけます。

はまぐり料理おすすめレシピ1:ラーメン

はまぐり料理といえば、はまぐりラーメンがお好きな人も多いでしょう。他のラーメンの出汁とはまた一味違った、和風の美味しいはまぐりラーメンを自宅でも簡単に作れるレシピをご紹介します。

材料

材料(3人前)  
はまぐり 300グラム
長ネギ 5センチ
750cc
ウェイパー 小さじ1
醤油 少々
塩・こしょう 適量
カイワレ 少々
煮玉子 1.5個
あさつき 彩りと風味に適量

作り方

1.はまぐりは砂抜きをして水から鍋に入れて火にかけます。
2.長ネギは白髪ねぎにして水にさらしておきます。かいわれは根の部分を切り取り、煮玉子は縦半分切りに。あさつきは小口切りにしておきます。
3.1の鍋が沸騰してきたらアクを取りつつウェイパー、醤油を加え、塩コショウで味を整えます。
4.ここでスープの火は止めて、麺をゆでどんぶりに入れてからスープを注ぎ、しらがねぎとカイワレ、あさつき、煮玉子を盛り付けてできあがりです。

ひとことポイント

ウェイパーに味がついているのでしょうゆや塩コショウは味の濃さをみながらお好みに加減してください。はまぐりは煮すぎると味がスカスカになってしまうので火を通しすぎないようスープの味が決まったら火はとめて手早く麺をゆでいただきます。トッピングの青ものはお好みでわかめや青梗菜の茹でたものなどに変えてもOKです。


はまぐり料理おすすめレシピ2:潮汁

はまぐりの美味しい出汁を余さずいただく料理といえば、あっさり潮汁は外せないですね。ひなまつりのお祝い膳などにもよく食べられる、はまぐりの潮汁の作り方レシピをご紹介します。出来たてふっくらの、はまぐりの潮汁をぜひご堪能ください。

材料

材料(2人前)  
はまぐり 8個
しょうゆ 適量
220cc
日本酒 大さじ2
三つ葉 適量

作り方

1.はまぐりは貝を洗いよく砂抜きしてから、鍋で水から火にかけます。
2.沸騰してきたらアクを取り、はまぐりの口が開いてきたらしょうゆ、日本酒を入れます。
3.火を止めてから食べやすい大きさにカットした三つ葉を飾って綺麗に盛り付けていただきます。

ひとことポイント

とても簡単にできるはまぐりの出汁だけでいただく潮汁のレシピです。貝類は出汁を出すために水から火にかけることが基本です。これははまぐり以外の貝類のお味噌汁などにもいえることですので覚えておくと失敗せずに美味しく仕上がるでしょう。三つ葉は汁をお椀によそった後よりも鍋の中で入れた方が香りが立ちます。見た目を重視する方は、お椀によそってから加えても構いません。

はまぐり料理おすすめレシピ3:生姜味噌

焼いたはまぐりに醤油・・・も美味しいですが、ちょっと目先を変えて生姜味噌をつけていただいてみてはどうでしょうか。生姜味噌は東北地方の郷土料理です。市販のものもありますが簡単ですので自宅で作って、焼きはまぐりの他おでんや焼きおにぎりなどに塗ってもとても美味しいです。ここでは、生姜味噌の作り方レシピをご紹介します。

材料

材料(4人前)  
白味噌 100g
しょうが 1個
みりん 大さじ2
砂糖 大さじ1/2
日本酒 大さじ2

作り方

1.しょうが1個は皮を剥き、すりおろしておきます。
2.小鍋に日本酒を入れ火をつけ、アルコールを飛ばします。
3.みりん、砂糖を加えて沸騰したら火を止めます。
4.3の粗熱がとれたら1のすりおろししょうがを加えてよく混ぜて出来上がり。

ひとことポイント

しょうがのちょっとピリ辛な味が焼きはまぐりやおでんによく合います。余った生姜味噌は冷蔵庫に入れて保存しますが、傷まないうちに早めに食べきるようにしましょう。豚肉を生姜味噌で炒めても白米が進む美味しいおかずになります。

はまぐりのそっくりさんにご用心


最初の方でも少し触れましたが、最近はスーパーでもはまぐりとそっくりな別の外来種の貝が売られています。ぱっと見た目ははまぐりに似ているので間違えてはまぐりと思って買ってしまう人も多いでしょう。名前も紛らわしく表記されている場合がほとんどです。はまぐりとそのそっくりさんの違いについて最後はご紹介します。

白はまぐり~ホンビノスガイ~

最近スーパーなどでよく見かける白いはまぐり。白はまぐりなどの名称で売られていますが、これは実ははまぐりとは違う種類の貝です。その名前はホンビノスガイ。ホンビノスガイが悪いわけではありませんが、やはり高級食材であるはまぐりとはその味わいが違います。

ホンビノスガイとはまぐりの味の違い

はまぐりは日本人に好まれるふっくらとして柔らかく、かつ適度な弾力がある上品な味わい。はまぐり以外の貝類ではちょっと味わうことができない至高の貝の味です。一方ホンビノスガイははまぐりと比べると身はややしっかりとしており、味はどちらかというとアサリに似ています。アメリカではボンゴレにはアサリではなくホンビノスガイを使うことも多いとか。

味の違いを見極めて用途によって使い分けよう

味がまったく違うことからはまぐりと思って買うとちょっとがっかり・・・ということになるホンビノスガイ。しかし、安価で通年手に入りやすいことからうまく食べ方を変えて利用すれば食卓を豊かに彩ってくれるでしょう。はまぐりの上品な出汁は汁物やサッと焼いた焼き物などに。ホンビノスガイはその存在感の強さを利用した、しっかり味付けをする煮物などの食べ方にピッタリです。

まとめ

はまぐりの旬や調理法・上手な焼き方のコツ、おすすめレシピをご紹介してきました。いかがでしたでしょうか。はまぐりはやはり他の貝と比べてごちそう感覚が強い貝ですね。旬の時期を狙って美味しくて安いはまぐりを味わいましょう。その時は、はまぐりのおすすめレシピの中で気になったものがあったらぜひ試してみてくださいね。

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