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「源氏山公園」にはハイキングで行こう!鎌倉駅から行けるこコース情報をご紹介!

源氏山公園は昔から桜の名所として地元にも愛され、また観光者の鎌倉散策には欠かせない名所のひとつです。今回は源氏山公園の由来や季節ごとの見どころ、周辺観光・グルメなども織り交ぜた鎌倉駅からのハイキングルートをご紹介しながら、その魅力をお伝えしていきます!
2020年8月27日
てつはる
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源氏山公園とは?

源氏山公園の基本情報

まずはアクセス方法や公園概要など源氏山公園の基本情報をご紹介していきます!

所在地・アクセス

出典: https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/koen/p_genjiyama.html

徒歩約20分

源氏山公園は鎌倉駅と北鎌倉駅のほぼ中間に位置しています。いずれの駅からもまっすぐ向かえば徒歩で20~30分程度。車でのアクセスも可能ですが、公園には駐車場がないため、近隣の有料駐車場を利用することになります。

営業日・時間・料金

営業日や時間は特に定まっておらず、随時入園自由となっています。入園料も無料です。

設備

源氏山公園は鎌倉市公園協会(0467-45-2750)が運営しています。公衆トイレは2か所あり、タイプは和式のみ。また車いす用トイレや多目的トイレがあります。有人の受付はなく、車いすなどの貸し出しもありません。緊急呼び出しボタンが一部設置があります。四阿が3か所程、ベンチもあり休憩することも出来ます。

源氏山公園の歴史

源氏山公園の由来

源氏山公園の由来は八幡太郎義家が後三年の役に出陣する際、この山上に白旗を立て、氏神である石清水八幡宮に戦勝を祈願したという言い伝えと言われています。その後源頼朝もこれに習い「源氏山」「旗立山」と呼ばれたこの山で平家追討の戦勝を祈願したそう。歴史のあるこの土地がのちに整備され、現在の源氏山公園となりました。

八幡太郎義家

源義家は平安時代後期の武将で伊予守、源頼義の嫡男。八幡太郎の別名でも知られています。後に鎌倉幕府を開いた源頼朝や室町幕府を開いた足利尊氏の祖先でもあります。

源頼朝

言わずと知れた鎌倉幕府初代征夷大将軍です。1147年、源義朝の三男として誕生し、弟は牛若丸の名で知られる源義経。妻は北条政子です。頼朝は一時は伊豆へ流されますが、平氏打倒の兵をあげ、関東を制圧します。ついに奥州合戦では奥州藤原氏を倒し全国を平定したのです。源氏山公園にある源頼朝像は頼朝の鎌倉入り800年を記念し昭和40年に建立されました。

源氏山公園へのアクセス

源氏山公園へは歩いて行こう

今回は源氏山公園へ歩きでアクセスする方法を見ていきたいと思います!源氏山公園へのルートはいくつかあります。

選べるハイキングコース

最寄駅からまっすぐ歩いても30分程度の道のり、その間の寺社や桜、紅葉など名所を散策しながら源氏山公園に向かうハイキングコースはいろいろあります。季節や目的に応じてハイキングプランを選んでいくのも楽しいですね!

源氏山公園おすすめハイキングコース

所要時間と距離

ではここからは鎌倉駅西口から源氏山公園へアクセスできるおすすめコースをご紹介していきたいと思います。コース内のポイントへの所要時間と距離も合わせてみていきましょう。

鎌倉駅西口から寿福寺


まずは鎌倉駅西口を出て寿福寺に向かいましょう。距離にして800m程、所要時間は10分程度です。

寿福寺から英勝寺

寿福寺を出たら英勝寺を目指します。この間は620m、時間にして約8分で歩くことが出来ます。

英勝寺から浄光明寺

英勝寺から次に目指したいのは浄光明寺。ここは英勝寺から約810m、歩いて11分位程の位置にあります。

浄光明寺から海蔵寺

いよいよ源氏山公園に近づいてきました。お次は海蔵寺へと参りましょう。こちらもやはり830m、徒歩12分程度で歩ける距離にあります。

海蔵寺から源氏山公園

ここまでくればもう源氏山公園はすぐそこです。時間にして10分足らず、680mの距離を歩けば到着です!ポイントごとの距離と所要時間はさほどではありません。各ポイントでの観光時間などを考慮しなければ1時間かからずに源氏山公園に到着することが出来ます。時間やお好みに合わせて観光ポイントは増減してみてくださいね。

ハイキングコースの見どころは?

見所は歴史ある寺社の数々

目的地である源氏山公園だけでなく道中訪れることが出来る古刹を是非、巡ってみてください。建物だけでなく、由来や季節の花々や紅葉、御本尊など様々なものに触れることが出来ます。ここでご紹介するコースの見どころは拝観自由で静かに心落ち着けられる場所です。是非日頃の喧騒から離れて鎌倉独自の雰囲気に触れてはいかがでしょう。

ハイキングコース見どころ①寿福寺

お茶の祖

寿福寺は、1200年(正治2年)、源頼朝の妻北条政子により創建されました。この周辺はもともと源頼朝の父である義朝の屋敷があった場所とされています。日本に初めて宋よりお茶の種を持ち帰ったと言われている栄西が開山し、お茶の効用についても記録を残しています。その記録は鎌倉幕府三代将軍源実朝に献上されました。ここにはその実朝の他、北条政子や高浜虚子、大佛次郎、陸奥宗光などのお墓があります。
 

ハイキングコース見どころ②英勝寺

鎌倉唯一の尼寺

1636年創建の英勝寺には、創建当時から現存する建物が数多く残っています。。主要な建物である山門、仏殿、鐘楼、祠堂、祠堂門(唐門)は、すべて国の重要文化財に指定されていて、一見の価値ありです。
またここ英勝寺は鎌倉唯一の尼寺で、尼寺らしい佇まいをみせます。家康に寵愛されたお勝の方は家康亡き後、出家し英勝院と号し、将軍・家光からここを寺地として賜り菩提寺としたのが始まりと言われています。
 

ハイキングコース見どころ③浄光明寺

阿弥陀三尊像

1251年に創建された浄光明寺は、国の史跡に指定されています。ここには国の指定重要文化財である御本尊の阿弥陀三尊像をはじめ、大変貴重な名仏や遺跡が残されているます。建武2年には一時足利尊氏がこの寺に引き篭り、後醍醐天皇に対し挙兵する決意を固めたといわれています。阿弥陀堂前には創建時に植えられたものとされ、推定樹齢は約750年といわれるイヌマキの見ごたえある大木があります。この木は市指定文化財にもなっています。

ハイキングコース見どころ④海蔵寺

花の寺

海蔵寺は花の寺として訪れる人々を季節ごとに楽しませてくれます。紅葉も見事で参道から境内まで毎年多くの方が鎌倉の秋を感じに訪れます。仏殿脇の小道の奥にある十六ノ井と呼ばれる洞窟内に掘られた井戸は直径70cm・深さ50cmほどの16個の穴が整然と並び、それぞれから水が湧き出ている様子がみられます。 十六ノ井のみ拝観料が必要となっていますのでご注意を。

源氏山公園の観光名所って?

源氏山公園案内マップ

出典: https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/koen/p_genjiyama.html

四阿3か所、水洗トイレ2か所

ではここからは源氏山公園内の見どころをご紹介していきましょう。

化粧坂切通し


化粧坂切通しは鎌倉七切通しのひとつ。切通しとは山や丘を掘削し、人馬が行き来できるようにした道のことです。化粧坂切通しは源氏山公園から銭新井弁財天へアクセスする際の近道で、季節に応じて桜や紅葉が美しく彩り、風情のある姿を見せてくれます。やや急こう配で岩肌がむき出しの道ですので、歩きやすい靴で登られることをおすすめします。濡れると滑りますので十分注意して下さい。

源頼朝像

源氏山公園のシンボルでもある源頼朝像は銭洗弁財天を超えて7分ほどの距離にある高台に設置されています。現在でも源頼朝公は鎌倉の街や人々を見下ろす位置に鎮座し、鎌倉を守ってくれているんですね。

銭洗弁財天

こちらも鎌倉の観光スポットとしては人気の場所、銭洗弁財天。正式には銭洗弁財天宇賀福神社といいます。ここにはお金を洗うと何倍にも増えて戻ってくると言われる霊水「銭洗水」がわき出ています。修学旅行生などもこぞってお金を洗っている姿を良く目にします。特に弁財天の縁日である巳の日にはご利益がそうですよ。洗ったお金は使ってはいけません。お財布に大切にしまっておきましょう。ここぞという時に使うとその御利益を受けられるらしいです!

日野俊基の墓

鎌倉時代はこの辺は刑場だったとのこと。後醍醐天皇の側近であった日野俊基も、倒幕に関わったとしてここで処刑されました。その墓と霊を祭る葛原岡神社があります。葛原岡神社についてはまた後程ご紹介したいと思います。

源氏山公園ハイキングコース楽しみ方①

季節の花々

源氏山公園への道のり、史跡巡りだけではないお楽しみもありますよ。そのひとつが桜や紅葉といった、花木を愛でながらの散策です。

花の寺

ハイキングコースのポイントとなっているお寺には桜をはじめとする季節の花々を楽しませてくれる場所があります。浄光明寺は萩の名所としても知られ、秋になると彼岸花と共に境内に彩りを添えます。海蔵寺も萩や海棠が見事。桜の時期は特に英勝寺や浄光明寺、海蔵寺はおすすめです。桜を見ているとついつい距離も忘れて歩いてしまいますよね!

頼朝像とのコラボレーション

源氏山公園も桜や紅葉が美しく、地元の方々に愛されています。高台に鎮座する源頼朝像と桜、紅葉、ツバキ、アジサイなどのコラボもまたいいものです。

源氏山公園ハイキングコース楽しみ方②

周辺グルメ

距離はさほどでない源氏山公園へのハイキング。でも坂道が想像以上に運動になるよう。途中で休憩や腹ごしらえをするのもいいでしょう。

おしゃれなカフェやフレンチレストラン

鎌倉と聞くだけでおしゃれな雰囲気が想像できませんか?鎌倉駅から源氏山公園周辺にはおしゃれなレストランやカフェが沢山。あのスターバックスもその佇まいが違います。鎌倉三大洋館のひとつを改装したフレンチレストラン「古我邸(こがてい)」はお料理もさることながら、大正から昭和初期にかけて建てられた西洋建築に触れられる場所です。鎌倉独自の文化を知ることができるでしょう。また古我邸近くの甘味処もおすすめ。古民家をリノベーションした「茶房 雲母(きらら)」ではもちもちの巨大白玉が人気です。是非ご賞味あれ。

源氏山公園ハイキングルート楽しみ方③

鎌倉土産

せっかくのお出かけ、思い出に残るお土産はいかがでしょう?

鎌倉靴

鎌倉駅西口そばにある「鎌倉靴」というオリジナルブランドを展開する「鎌倉靴 コマヤ」をご存知ですか?「優しくフィット」をコンセプトにした足になじみやすい高級革を使用した靴が揃っています。こちらではオーダー靴やインポートものも扱っています。歩きやすい靴をお土産にまたハイキングへ!なんていうのもいいですね。

源氏山公園ハイキングコース別ルート

大仏ハイキングコース


これまでは鎌倉駅から源氏山公園へのアクセスについてご紹介してきましたが、源氏山公園は有名な鎌倉大仏へのハイキングコースに含まれている場所でもあるんです。

長谷寺方面へ

大仏ハイキングコースは源氏山公園から鎌倉大仏や長谷寺へ向かうルートで、桜の季節には多くの人がその美しさに誘われ観光に訪れいてます。源氏山公園から長谷寺へのコースは歩いて1時間程度の距離。春の日差しを受けながら歩くにはほど良い距離かもしれません。

縁結び・葛原岡神社

鎌倉には様々な観光名所がありますが、女性が訪れたいと思う人気の場所に「縁結びに御利益のある神社」があります。「葛原岡神社」は源氏山公園を目指すなら是非とも合わせて訪れたい観光スポットです。ここは恋愛成就で有名で多くの女性が訪れます。御祭神である大黒様は良縁の神様でとして知られます。こちらのご神体は二宮尊徳邸内の楠木で作られたと言われている由緒あるものです。縁結びの石とされる「男石」と「女石」に願いを込め、可愛らしいお守りや絵馬をチェック!

源氏山公園ハイキング口コミ

思いのほか…

「ハイキングコースもいろいろなルートがあるので楽しめます」、「高台にある公園なので、歩いて良い運動になりました。晴れている日だったので気持ち良く過ごすことができました」、「源氏山から抜けるルートも何ルートかあり、行くたびに違う楽しみ方ができます」、「距離はさほど、と思って油断していたので山道散策に思いのほか体力を奪われました」など意見は様々。でも多くの方が源氏山公園ハイキングに満足されているようでした!

源氏山公園ハイキングまとめ

鎌倉観光の要所

いかがでしたでしょうか?源氏山公園を中心に様々なハイキングルートが見えてきましたでしょうか。今回ご紹介した以外のコースや観光名所など、まだまだ源氏山公園周辺は鎌倉観光の要所として見どころ満載です!

アクセスの良さ

今回ご紹介の鎌倉駅や北鎌倉駅、長谷駅などから1時間圏内に源氏山公園はあります。そのアクセスの良さも人気の秘密かも。車で行くことも出来ますが、源氏山公園も周辺のお店も駐車場がなかったり少なかったりします。いままでハイキングに馴染みのなかった方も是非一度チャレンジしてみてはどうでしょう?

様々なコース

各駅から源氏山公園を中心として各観光名所にアクセスするコースは何通りもあります。今回は一例をご紹介しましたが、是非目的を絞ってルートを決めてはいかがでしょう?オリジナルのコースを作って色んな鎌倉の顔を見るのも楽しいでしょうね。ただし山道を歩くルートもある為、歩きやすい靴を履いていくことをおすすめします。

自然との触れあい

コース決定要素のひとつに「鎌倉の四季に触れられる場所」は欠かせません。桜の名所や紅葉に彩られる参道、どれをとっても鎌倉の風情を感じさせてくれます。桜の時期には長谷寺を中心としたコースもいいですね。紅葉は海蔵寺がおすすめ。特に梵鐘付近の紅葉は見事です。桜や紅葉についつい目が行きがちですが、英勝寺境内の竹林も心落ち着かせてくれる場所です。源氏山公園も桜や紅葉の名所と言われますが、実は野生のリスも見られるスポット。是非見てみたい!

古き良き何度も訪れたくなる場所

鎌倉はその歴史や風情がそのまま現代にも継承された不思議な空間。その良さは一度では分からないことも多いでしょう。都心からのアクセスも良いですし、季節やターゲットを変えながら何度も足を運んでみたいものです。ひとりでも、大切な人と、またグループでも楽しめる場所です。是非足を延ばしてみませんか?