話題沸騰!「円形劇場くらよしフィギュアミュージアム」
今回紹介するのは鳥取県倉吉市に今年の春に建設された「円形劇場くらよしフィギュアミュージアム」です。最近できた中でも貴重なフィギュア展示の施設としても、新しい倉吉の観光スポットとしても子供大人関係なく万人から注目度が高いこのくらよしフィギュアミュージアム、今回そんな話題いっぱいのくらよしフィギュアミュージアムを紹介いたします。
くらよしフィギュアミュージアムへのアクセス・料金は?
アクセス
それでは最初にくらよしフィギュアミュージアムのアクセスと料金を紹介いたします。アクセスは倉吉駅からですと一度バスに乗り、倉吉駅から白壁土蔵群まで行った後、少し遠いですが徒歩で10分ほど歩いたところにあります。白壁土蔵群も観光したいのであればこちらがおすすめです。また倉吉駅から広瀬町前までのバスもあり、徒歩5分ですのでそこまで歩かなくてもいいです。他にも西倉吉までのバスからでも止まりますので、バスを使ったアクセスは豊富です。歩く場合は上の画像のお店を目印にするとよりわかりやすいでしょう。
料金
料金ですがくらよしフィギュアミュージアム館内の1階は主にショップを取り扱っており、ショップや一部展示含めたくらよしフィギュアミュージアムの内部は一部無料になっております。また二階からが有料になっています。また、料金は開催しているイベントごとに異なりますので下記のリンクからご確認ください。
くらよしフィギュアミュージアムに関する謎
建物の歴史
まずどうしてくらよしフィギュアミュージアムが円形状の建物なのかについて説明いたします。なぜくらよしフィギュアミュージアムが円形状の建物だったかというと、元々この建物が倉吉の小学校の一つとして作られていたものだからです。今では資材含め改築すら困難なので今ではかなり貴重な建物です。どうしてこのような建物が作られたのかについては諸説ありますが簡単にあげると「建築に携わった人が奇抜な方だった」「戦後子供たちが増え、学校の建設にたくさんのコストが必要になり、そのコストを抑えるために最適な建築だったから」などがあげられてました。
どうしてフィギュアミュージアムとして生まれ変わったか
それではどうしてこのようにフィギュアミュージアムとして生まれ変わったのかについて説明します。元々この旧校舎は取り壊される予定でした。しかし2016年の鳥取県中部地震でもガラス一つ割れず、びくともしなかった貴重な建物でもあり、何かに使えないかという話があげられました。その時に鳥取は「名探偵コナン」や「グッドスマイルカンパニー」などアニメやフィギュアにも精通していることから、大人から子供まで楽しめる施設としてフィギュアミュージアムが作られ、たくさんの人たちの協力もありこうして実現することに成功しました。そんな協力者さんたちの名前も展示として残されています。より細かい内容も先ほどのリンクから成り立ちが見られます。
フィギュアミュージアムの魅力 その1
ワークショップ
まず館内の無料施設から紹介していきましょう。最初に紹介するのはワークショップです。一回はワークショップが並んでおり、キャラクターのフィギュアやねんどろいどを中心に様々なものが売っています。普段見られないようなものもあるので見るだけでも楽しむことが出来ます。また、他にも今ではなかなか見ない懐かしのガシャポンもあるので大人が感傷に浸るのもよし、子供が純粋に楽しむのもよしとなっています。また、フィギュア以外にも一部のアニメキャラの商品やなかなか見られない限定グッズも置かれているのでワークショップだけでも見る価値ありです。
フィギュアミュージアムの魅力 その2
イベントならではのフィギュアたち
もう一つは館内にあるイベントスペースです。フィギュアミュージアムではイベントを行っており、イベント用の展示物が無料で観覧できます。今回私が見たのは「グッドスマイルカンパニー企画展」というものになります。こちらはグッドスマイルカンパニーという会社で作られたフィギュアのみが置かれるというテーマのもと作られたイベントフロアです。
【グッドスマイルカンパニー企画展 期間延長!】
— 【公式】円形劇場 くらよしフィギュアミュージアム (@enkeigekijyou) June 4, 2018
大好評につき、1階のグッスマ展を6月14日まで延長いたします!
お見逃しなく:bangbang:️ pic.twitter.com/mmRQTLGIPE
この「グッドスマイルカンパニー企画展」含めたイベントスペースに展示されたものは無料で見ることが出来ます。このイベントスペースだけでも以下の画像のようにかなりクオリティの高いものを見ることが出来、しかもこのフロア一帯が無料でみれるとは思えないほどの数々のフィギュアたちが館内に展示されます。
また、このイベントで館内に展示されている中にはたくさんの車のフィギュアがありました。ミニカーからしっかりとしたデザインのレースカーのモデルまでたくさんのフィギュアが展示されています。こちらのようなキャラクター以外の展示物も多数展示されており、マニアには目が離せないフロアが他にもたくさんあります。また、一部以外は写真をとることが出来るので、自分が取りたい角度もここならとれるかもしれません。今このコーナーはイベント終了のため見ることが出来ませんが、これらのクオリティが館内の至る所に置かれており、どれも見る価値が高いものばかりが置かれています。
また、次に開催されるのは、大人から子供まで誰もが知ってるあの「エヴァンゲリオン」を中心としたフィギュアの展示イベントが決定されており、今後もこういった一つ一つがクオリティの高いものやフィギュアミュージアムならではのイベント展示物がなんと無料でみれるというのです。エヴァンゲリオンがテーマのイベントに関してはこちらが詳細になりますので気になる方はぜひ参考にしてください!
【エヴァンゲリオン・フィギュアワールド開催決定】
— 【公式】円形劇場 くらよしフィギュアミュージアム (@enkeigekijyou) June 11, 2018
2018年7月7日(土) 〜 9月2日(日)
「特別展」KAIYODO エヴァンゲリオン・フィギュアワールドを開催いたします!!https://t.co/PvzKd20WpV#エヴァンゲリオン #フィギュア#ジオラマ#ガレージキット #ヒューマンサイズ#円形劇場 #夏休み pic.twitter.com/SSaML4gcZC
フィギュアミュージアムの魅力 その3
螺旋階段
それでは館内の有料フロアである2階以降の有料フロアに入る前にある螺旋階段を紹介いたします。元々が円形校舎ゆえの独特な螺旋階段は、当時の歴史の名残の一つでもあります。今ではなかなか見られない作りなのもあり、フィギュアとは関係はありませんが、上記の画像のような迫力のある画像が見れることは間違いありません。
また、この螺旋階段ですが、当時は上りでしか使われおらず、下りは別の会談が使われていたと伝えられています。
フィギュアミュージアムの魅力 その4
迫力のあるフィギュアたち
それでは館内の有料フロアの二階から紹介していきましょう。最初に紹介するのは、数々の有名なキャラクターたちがどれも大きく迫力のあるフィギュアが展示されていることです。この館内では数々のキャラクターのフィギュアが置かれています。しかもショーケースにきれいにまとめられており、手入れもきちんといていてクオリティの高いものになっております。特にこの「等身大結月ゆかり」はかなり迫力のあるフィギュアでもあり、こちらも数ある中の象徴の一つとも言えることでしょう。
他にも数々の有名なキャラクターたちが理想の姿で保管されているのでマニアにはたまらないフロアになっています。今流行りのキャラクターから、懐かしのキャラクターまで数多く取り揃えておりますので、子供から大人まで楽しむことが出来ます。また、キャラクターが知らない人のためにもきちんと紹介されているので、キャラクターに詳しくないという方にも楽しめます。
フィギュアミュージアムの魅力 その5
こだわり感じるフィギュアたち
次に紹介するのはこの館内のもの一つ一つのポーズや動き、ブラシ一つまでかなり細かく作られていることです。このフィギュアミュージアムでは数々のねんどろいどやフィギュア、あと大人から見てみると「なつかしい」「これ持ってたな」などの感想が寄せられるほどのキャラクターや動物、乗り物などが多数展示されています。それら一つ一つにきちんとしたこだわりがあり、担当者曰く、「当初は別の構図で展示していた」「これからも新しいものやキャラクターの持ち味を活かしたポーズにしていきたい」など担当者自身からフィギュアそのものへの愛を感じるようなコメントをいただきました。
また、先ほども話した通り戦車などの塗装にも力を入れており、普通の人が塗装する戦車とプロが塗装する戦車の違いなんかも紹介されていました。その他にも塗装までかなりクオリティの高い戦車などが多数展示されているのでキャラクターだけでなく、見たり聞いたりするだけそのフィギュアやカテゴリに詳しくなったように感じられ、フィギュアに対しての関心や普段知らないジャンルに対してもたのしむことが。
他にも下の画像のような大人から子供まで人気のキャラクターやなかなか見ることが出来ない変わった展示物まで見ることが出来ますので、二階にある有料フロアまで来るとより1階でも凄かったものがよりクオリティが高く演出感のあるものが加わり、それらがたくさん展示されているので大人から子供まで誰でも楽しめる施設になっています。
フィギュアミュージアムの魅力 その6
魅力あふれる動物のフィギュアたち
次に紹介するのは、館内にある動物フィギュアたちです。陸海空の小さな動物から大きな動物まで、たくさんのサイズのどうぶつがおかれているこのフロアですが、きちんとその動物のカテゴリごとに別れています。また、迫力のある動物や、普段意識したことがない動物まで幅広く置いてあるので、改めて動物を観察し、勉強させるということを目的にして、子供に見せてあげると喜んでもらえるかもしれません。
フィギュアミュージアムの魅力 その7
恐竜展示
次に紹介するのは館内にある恐竜の展示です。子供も大人も好きな人にはたまらない「恐竜」。こちらでは恐竜のフィギュアが飾られており、恐竜の骨格のフィギュアから大迫力の恐竜のジオラマまでのすべてが詰まっています。特に特大の恐竜のフィギュアは見栄えもよく、迫力満点の仕上がりになっています。また、地層や背景にもこだわりが強くまさにフロア一帯が一つの作品のような仕上がりになっています。
また、この恐竜は「クラウドファンティング」と呼ばれるサイトにて寄付された出資者の資金を元に作られました。その出資者の名簿が今もパネルとして展示されております。
フィギュアミュージアムの魅力 その8
フィギュア撮影ルーム
次に紹介するのは館内にある撮影ルームです。こちらに展示されているものは実際に撮影し、ツイッターなどのSNSもOKとなっています。「ウルトラマン」をはじめ、数々のキャラクターのシーンの再現が出来るので子供から大人まで楽しめるのはもちろんのこと、そんなキャラクターを背景に家族との写真撮影としても楽しめるフロアになっております。
フィギュアミュージアムの魅力 その9
ねんどろいど面相チャレンジ
続いて紹介するのは館内でねんどろいどを作ることが出来る「ねんどろいど面相チャレンジ」です。なんとこちらではねんどろいどの顔を自分で作成することが出来ます!他にも作成体験はありますが、やはりフィギュアミュージアムならではといったらこれでしょう!主に子供向けの体験コーナーですが、意外なことに大人の方にも「ねんどろいどの顔を作る際のバランスが難しかった。」「初めてやってみたけど楽しかった。」などと好評なようです。意外と絵を描いてる方もバランスをとるのが難しいなど、極めるにはかなりの技術が要求されることが伝わるようなコメントが多かったです。
フィギュアミュージアムの魅力 その10
残された学校の風景
次から紹介するのはフィギュアからは離れてしまいますが、フィギュアミュージアムの館内には当時の倉吉の学校の風景がほとんどそのままの状態で再現されていることです。最初の方にも紹介したとおり、このフィギュアミュージアムは元々倉吉にあった一つの小学校でした。その当時の風景そのものが当時の状態で残されてます。世代によってはすごく懐かしんだり、実際に目の当たりにして改めて実感したりと様々な感情が芽生えてくることでしょう。そして、現代の子供たちからすれば当時の歴史や資料が残されているので「学び」としても最適なスポットになっております。
またこちらにある黒板も当時のままでありながらきちんと黒板に書くことかできます。もう文字が消せないほど跡が残ってしまった黒板なのですが、それもまた時代を感じさせるものになるでしょう。実際に黒板に落書きしていく大人の方も多いようで、子供時代を思い出させるような、そんなスポットになっております。
フィギュアミュージアムの魅力 その11
屋上
こちらのフィギュアミュージアムですがなんと屋上に上ることも出来ます。屋上からは円形校舎ならではで、360度から倉吉全体を見渡すことが出来ます。どこから見てもきれいな景色ですし、倉吉という街の魅力をぎっしりとかみしめることが出来ますよ。
また、屋上に来てみれば改めてわかることなのですが、古いガラスに今では見られない構造、さらには鳥取中部地震があってもびくともしなかったという経緯からみても、偶然が重なったとはいえ、こうして残していく、伝えていける物があるってのがすごいことだと実感させられます。
歴史とねんどろいどの街「倉吉」
今回は新しくできた施設として「円形劇場くらよしフィギュアミュージアム」を紹介いたしました。円形校舎としての古く長い歴史と新しいトレンドとしてキャラクターのフィギュアやねんどろいどとの融合。それがこの円形劇場くらよしフィギュアミュージアムになります。数々の困難を乗り越え、そして今もなお顕在している「円形校舎」、そして今これから倉吉が進もうとしている未来のテーマである「ねんどろいどの街」、この二つが今の倉吉の象徴の一つになり、それが「地域創生」としての一つの答えになるかもしれません。そしてこれから実現するのではと今後の期待が高まる街、それが「倉吉」です。そんな歴史とフィギュアの魅力がたっぷり詰まった今話題の円形劇場くらよしフィギュアミュージアム、あなたも一度訪れてみては。