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九州の登山スポット9選!初心者でも楽しめる山やコース情報をご紹介!

九州地方のハイキング、トレッキングコースのおすすめコースを紹介します。登山が初めての者から、2泊3日の本格的な縦走登山コースまで難易度別に選定しました。九州に有る日本百名山6山のうちの4山もあります。日本有数の火山地域の南国九州の山にでかけませんか。
2020年8月27日
htam
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九州地方の山にでかけませんか

桜島の写真です。九州にはこのように沢山の活動中の火山があります。

九州の山は火山が多い

ここでは、九州地方のおすすめハイキング、トレッキングルートを紹介します。九州には現在盛んに火山活動している山を始め、火口を眺めることができる絶景の登山路がたくさんあります。最初は、九州地方の山について、ちょっと確認していきましょう。なぜ、九州地方は火山が多いのでしょうか。それは九州地方はフィリピン海プレートの角度が他の地域に比べて大きいからといわれています。

比較的新しい九州の火山噴火

たくさんある九州地方の火山ですが、比較的新しい時代(世紀後)に噴火をした山は、鶴見岳・867年、九重山・1996年、阿蘇山・2015年、雲仙岳・1995年、霧島山・2011年、桜島・2015年、開聞岳・885年、薩摩硫黄島2013年、口永良部島2015年、中之島1914年、諏訪之瀬島・2015年となっています。この後紹介する山も火山がたくさんあります。火山の雄大な景色を眺めてみましょう

九州の日本百名山

深田久弥が記した「日本百名山」、ここ九州地方では、九重山、祖母山、阿蘇山、霧島山、開聞岳、宮之浦岳の6つの山が選定されています。宮之浦岳を除く5つの山は、比較的新しい火山で、開聞岳以外の4つの山は現在常時観測中の火山です。九州の登山は火山噴火を巡る登山になります。

九州の阿蘇山、霧島山は噴火により入山規制中

阿蘇山はここ数年火山活動が活発なので、2018年3月に臨時火山情報が発表され火口1キロ圏内の立ち入りが規制されました。2018年4月には火口周辺の自主規制が解除され火口見学が再開されました。しかし、ロープウェイは依然として閉鎖されています。今回の登山スポットからは除いています。また、霧島山も硫黄山の活動が活発なことから入山規制がなされていますので除いています。この2つの山は九州のトレッキングでは欠かせない山ですが、残念ですが選定から外しました。

九州の人気登山スポット難易度別9選

ここでは、口コミや評判が高い人気の登山コースについて、次の視点で選定し紹介することとしました。まずは、難易度が比較的低く初心者におすすめなハイキングコース、次に、難易度は高めだが初心者でも経験者と一緒ならば安全なおすすめトレッキングコース、そして、最後は経験者におすすめな日本百名山のトレッキングコースです。難易度別にそれぞれ3つの登山コースを選定してみました。

九州の初心者におすすめ登山コース3選

まずは初心者におすすめな日帰りで十分行ける人気のハイキングコースを3つ紹介します。立石山は短時間で山頂まで達できる山、危険な場所がなく、山頂からの景色が良いという理由で選定しました。大平山は登山口が公園内にあり、駐車場が広く、短時間で山頂に行けること、そして山頂に人気の「天空の花園」がということで選定しました。由布岳は、山頂の火口を巡るお鉢周りが有名ですが、ここでは初心者にも安全な中央登山口コースで東峰に登るコースを選定しました。西峰やお鉢周りは初心者には危険ですから注意してください。

①:手軽で景色が良い立石山


福岡県の立石山です。この山は、玄界灘に面した糸島半島の北西端にあります。標高209mの低山で難易度は低いが本格的な岩山で人気があります。芥屋海水浴場登山口から山頂へは約40分のハイキングコースです。 山頂直下まで車でアクセスするハイキングコースなら、山頂まで15分で行けます。晴れた日に山頂下の展望台から眺める景色は絶景です。なお、低山ですが、途中には岩場もあるのでしっかりとした靴は必須です。

登山口までのアクセス

マイカーでのアクセスは前原ICから約30分です。芥屋バス停近くの「第1駐車場」、ビーチ横の「第2駐車場」が利用できます。公衆トイレが整備されています。海水浴場のため、オープン中は有料です。公共交通機関でのアクセスはJR筑肥線「筑前前原(ちくぜんまえばる)駅」で下車し昭和バス芥屋線で芥屋バス停まで約30分です。

②:天空の花園大平山

同じく福岡県の大平山です。甘木公園を出発し、大平山山頂、安見ヶ城山山頂まで行き、甘木公園へ戻る人気のハイキングコースを紹介します。往復歩行時間約2時間30分です。大平山の山頂からは360度の展望が開けています。北の方から砥上岳、三郡山が西には背振山地が存在感を示している。南には眼下に市街地が見渡せる。東には大日ヶ岳と釈迦岳がそびえる。ここまできたら少し足を伸ばせば安見ヶ城山山頂の城跡まで足を伸ばしたい。振り返れば、今登った大平さんの勇姿がみられます。道標もあり、道迷いはありません。体力度、危険度も低く、初心者にはおすすめのコースです。
 

登山口へのアクセス

電車・バスでのアクセスは、甘木鉄道甘木駅から甘木観光バス甘木市街地循環線右回りで約10分「朝倉市役所」で下車し朝倉市役所バス停から徒歩で5分です。マイカーの方は公園の駐車場がありますから、無料で駐車できます。

③:初心者でも登れる由布岳(中央登山口コース)

3つ目は大分県の大変人気な山、標高1583mの由布岳の中央登山口ハイキングコースです。これまでの2つの山に比べれば体力的な難易度は高くなりますが、初心者でもゆっくり登れば、由布岳の東峰への登頂は可能です。往復歩行時間約3時間のコース。標高780m由布登山口からスタートします。このコースはよく整備され、道標がありますから道迷いは少ないでしょう。でも、登山届はちゃんと提出して登ってくださいね。スリリングなお鉢巡りがある上級者けコースは、経験者以外はチャレンジしないように。 

登山口へのアクセス

電車バスでのアクセスは、JR日豊本線別府駅から亀の井バスで由布岳登山口バス停まで約40分です。マイカーは大分自動車道別府ICから約12kmで約20分で由布登山口駐車場へ着きます。ここには有料の駐車場があります。

九州の山を実感するおすすめ登山コース3選

ここでは、山登りの経験がありさらに体力や技術を磨きたい方におすすめな人気の日帰りハイキングコースを3つ紹介します。1つ目は、九州地方の中で登山者や参拝者が大変多い人気の宝満山への三郡山からの縦走ルートです。2つ目は、高千穂山です。巨大な噴火口の縁を歩く絶景の人気ハイキングコースです。3つ目は日本百名山の山、薩摩富士で名高い開聞岳です。気楽に登れると思うと痛い目を見るハイキングコースになります。
 

①:縦走がおすすめ宝満山

福岡県にある宝満山です。ここでは、三郡山から宝満山までの縦走コースを紹介します。このコースは九州自然歩道の一部になっています。山頂から少し下りた所に三郡名所の「天の泉」、また、三郡山や古処山、英彦山等が一望できる「展望岩」、「長崎鼻」、「八葉の峰展望台」があります。一本松公園から様々なコースを選択できますが、つき谷Bコースで三郡山、宝満山を縦走し、河原谷コースを下る日帰りルートを選択すると約4時間30分のコースで、途中の冬の名所河原谷の大つらら(通称:難所ヶ滝)付近は足場が悪いので注意が必要です。

登山口へのアクセス


電車バスでのアクセスはJR香椎線宇美駅から西鉄バス障子岳行で約17分 終点「障子岳」下車 徒歩約30分です。マイカーでのアクセスは、九州自動車道 太宰府ICから約10km九州自動車道 須恵スマートICから約6kmです。公園内に無料駐車場があります。

②:お鉢巡りが有名高千穂峰

宮崎県にある標高1574mの高千穂峰です。高千穂河原から山頂を目指し、吸い込まれるような深い噴火口の縁を歩き、下山する初心者にもおすすめする往復歩行時間約2時間30分の人気の日帰りトレッキングコースです。途中、かなりの階段、砂の登山道そして岩の登山道を登ります。お鉢の縁は壮大な眺めを堪能しましょう。特に初心者は心が折れないよう注意しましょう。ここからは、約30分で高千穂峰頂上です。坂本龍馬が、抜いていたという天の逆鉾があります。振り返るとお鉢の全貌が見えます。

登山口へのアクセス

電車バスでのアクセスは、霧島神宮駅バス停から霧島いわさきホテル行き路線バスに乗車し、終点の霧島いわさきホテルで下車します。ここで、霧島連山周遊バスに乗車し、高千穂河原で下車します。霧島神宮駅からバスで約40分です。マイカーの場合は、宮崎道高原ICで下りて高千穂河原ビジターセンターに向かいます。有料駐車場があります。

③:円錐形の美しい薩摩富士開聞岳

鹿児島県の日本百名山標高924mの開聞岳です。往復歩行時間4時間の日帰りコースです。ほぼ海岸線から登りますから、標高は低くても標高差は800mを越えます。写真のように半島南端にそびえる三角錐の美しい山で、「薩摩富士」と呼ばれています。裾野は長く、春は菜の花が咲き乱れ、秋はハゼが見事に紅葉します。登山道入口近くには天ノ岩屋があります。山頂からの展望は雄大です。

登山口へのアクセス

電車・バスでのアクセスは、JR指宿枕崎線開聞駅下車、徒歩20分です。また、JR指宿枕崎線山川駅で下車し、バスで開聞駅行きで約30分登山口で下車し、徒歩15分です。マイカーでのアクセスは、鹿児島市より車で約1時間30分です。駐車場は無料ですが、車中泊は有料です。
 

九州の日本百名山おすすめ登山コース3選

ここでは、上級者向け、難易度が高く、人気のある九州の日本百名山の3つのコースを紹介します。1つ目は九重山で連なる連連峰をトレッキングするコースです。日帰り可能なコースもありますが、ここでは徒歩でしか行けない秘湯を尋ねる1泊2日のコースです。2つ目は難易度の高い1泊2日のトレッキングコースです。縄文杉で有名な宮之浦岳です。3つ目は祖母山です。日帰りは可能ですが、体力的な難易度の高さが求められるトレッキングコースです。

①:九州の日本百名山九重山

大分県の標高1787mの山、九重山です。往復の歩行時間は約7時間15分のロングルートです。写真は御池に映る逆さ九重山です。 名前の通り十数個の火山が連なっている山です。様々なコースをトレッキングすることができます。初心者用の日帰りハイキングクコースもあります。ここでは、難易度の高い牧ノ峠から久住山の山頂を通り法華院温泉に浸かり1泊し、雨ヶ池越から長者原の登山口を目指すコースを紹介します。途中、国際条約ラムサール条約の登録湿地「坊ガツル」や、一面に咲いたミヤマキリシマのピンクの絨毯、久住山頂からの360°のパノラマをご堪能ください。

登山口へのアクセス

アクセスは登山口と下山口が異なることからバスを利用するのがおすすめです。高速湯布院インター出口にある道の駅ゆふいんバス停から亀の井バスで牧の戸峠行き路線バスに乗車し、くじゅう登山口(長者原)または牧の戸峠で降車します。マイカーでのアクセスは大分道九重ICから四季彩ロード、やまなみハイウェイを経由し、牧ノ戸峠方面へ約40分です。行き帰りどちらかは、バスで移動となります。


②:九州の日本百名山宮之浦岳

鹿児島県の日本百名山標高1936mの宮之浦岳です。屋久島は1500m以上の高峰や、1000mを超える山が約40座以上ある洋上のアルプスです。そのほぼ中央部にあるのが宮之浦岳で九州の最高峰です。おすすめのコースは往復歩行距離14.5km1泊2日のロングトレッキングコースです。標高1300mの淀川登山口から最高峰の宮之浦岳を通り新高塚小屋で1泊し、2日目の下りは縄文杉経由で荒川登山口標高600mまで下りるコースです。樹齢1000年を超す屋久杉を始め見所満載、歩くたびに圧倒される風景に魅了されます。飲み水も湧き水がたくさんあり水の豊かさを感じます。ここも、山頂へのピストンで日帰り可能なコースも選択できます。

登山口へのアクセス

バスによるアクセスの場合、宮之浦港から種子島屋久島交通のバスを利用して「合庁前」で「紀元杉」行きのバスに乗り継ぎます。紀元杉バス停でおりて、淀川登山口まで約40分歩きます。荒川登山口からは、種子島屋久島交通のバスで屋久杉自然館バス停で、宮之浦港行きのバスに乗り換えます。

③:九州の日本百名山祖母山

大分県の日本百名山標高1756mの祖母山です。ここで紹介するのは、九折登山口、三ツ尾、傾山、つづら越小屋(泊)、笠松山、本谷山、尾平越、古祖母山、障子岳、天狗岩、祖母山、祖母山九合目小屋(泊)、大障子岩、九折登山口と周回する非常に難易度が高い40kmの九州屈指の縦走コースです。登山愛好家の間で大変人気があるコースです。道中2泊を要するトレッキングコースです。途中には垂直に切り立った岩壁をロープ伝いに歩くコースもあります。本縦走路は、様々な登山口からアプローチができるため、難易度を変えて日帰りや1泊2日のコースを楽しむことも可能です。

登山口へのアクセス

登山口に向かうバスはありません。マイカーかタクシーでのアクセスとなります。九州自動車道熊本ICから約90kmで九折登山口駐車場へ行けます。約30台分の駐車スペースがあります。タクシーの場合はJR豊肥本線緒方駅から利用するのが便利です。

まとめ

九州地方の人気のあるおすすめ9山を紹介しました。それぞれの登山経験や体力に合わせて選択してください。初心者でも、経験と一緒であれば可能な日帰りコースもあります。また、日帰り可能なコースでテント泊を楽しむのもいいでしょう。火山王国九州の圧巻の火山風景を満喫してみませんか。

日本百名山が気になる人はこちらをチェック