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車のエアコンが効かない原因とボタンの使い分け方を解説!燃費に影響する?

車のエアコンが効かない原因をご存知でしょうか?暑い季節、寒い季節にエアコンが効かなくなるととても困りますよね。多くの方が車のエアコンが効かないことに困っていますが、それにはちゃんと原因があります。その原因やボタンの使い分け方、燃費への影響についても解説します!
2020年8月27日
T・S
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車のエアコンが効かない原因とは?

車の中はいつでも空調が整っていて快適なはずなのに、中には効かなくなってしまった車もありますよね。年数が経ってしまったから仕方がないと諦めている方も多いのですが、ちゃんと原因を特定して直すことでまた効くようになることも多いので、まずは探ってみましょう!

車のエアコンの仕組み

暖房と冷房で仕組みが違う!

まずは、そもそもどんな仕組みになっているかについて解説します。まず、暖房と冷房では仕組みが全く違っており、暖房は車の熱を利用し、冷房はコンプレッサーで圧縮した冷媒を使って熱を奪い、温度を調整しています。つまり、暖房が効かない、冷房が効かないという場合で考えるべきことが変わってくるということを覚えておきましょう。

車のエアコンボタンの意味

コンプレッサーを動かすボタン

次に、各ボタンの意味についてです。車には様々なボタンがついていますが、車に乗りたての方が不思議に思っているのが「A/C」のボタンかもしれません。A/Cはコンプレッサーを動かす為のボタンで、主に冷房する際に使います。暖房の際にもA/Cをつけることが出来ますが、実はそこが注意点ですので後述して説明します。

車のエアコンと家のエアコンでは仕組みが違う

少し補足になりますが、実は車と家のエアコンでは仕組みが違います。家のエアコンは空気自体を暖めているのですが、実は車のものは空気を暖めている訳ではないのです。基本的に車のものは冷房と除湿をするもので、車内を温めるのはエンジンの熱などを利用しています。ですので、家と車のものを混同して考えないようにしましょう。

内気循環と外気導入ボタンについて

A/Cボタンの中に、車の中で循環している様子が書かれているものと、外気が入ってくる様子が書かれているものがありますよね。これは「内気循環」と「外気導入」と呼ばれています。それぞれに特性があり、内気循環は外の空気を入れない為、空調が効きやすくなったり、ホコリが入ってきにくくなります。それに対して、外気導入は換気をすることが出来、車内のにおいをとりやすく、窓も曇りにくくなります。花粉症の方は内気循環の方が良いかもしれませんね。

車のエアコンが効かない原因①冷却水の減少

動かない様子の時にチェックする箇所はいくつかありますが、暖房が上手く動かないようであれば、冷却水が原因かもしれません。何かしらの理由で冷却水が漏れてしまうと暖房の効きが悪い状態になってしまいます。冷却水が漏れてしまうと暖房が動かないだけではなく、オーバーヒートにも繋がりますので、放っておくととても危険です。

車のエアコンが効かない原因②サーモスタットが故障

もう一つ、暖房が動かない様子の際に疑うべきなのがサーモスタットです。ここが故障をしてしまうと冷却水が通常より多く流れてしまって効きにくくなったり、逆に熱くなりすぎたりします。冷却水漏れ以上にサーモスタットのトラブルは多いので、かなり疑うべきところと言えますね。サーモスタットの交換は案外安価で出来ますので安心です。

車のエアコンが効かない原因③エアコンガス

冷房が上手く動かない場合、ガス不足となっている可能性があります。不足してしまったのは漏れか、もしくは年数が経っているからかもしれません。ガスはそもそも少しずつですが減るものですので、長くガスを補充していない場合も疑うべき箇所と言えますね。ガスが減っているだけであれば補充することで解決出来ます。費用もあまりかかりませんので、車屋さんにお願いしましょう!


車のエアコンが効かない原因④コンプレッサーの故障

冷房が上手く動かない場合はコンプレッサーが理由である場合もあります。多くの場合はガスがない為にコンプレッサーが動かないという形なのですが、ガスは十分あるのに動かないとなると問題です。その場合は修理をしてもらうか交換をしてもらう必要がありますので車屋さんにお願いしましょう。ただし、それなりな金額がかかる場合が多いので注意です。

車のエアコンが故障しているか自分で調べる方法

最大まで冷やしてみる

もしかして壊れているのかも?と思ったら、自分で色々と点検をしてみましょう。一番簡単なチェック方法が、車内を思いっきり冷やすことです。A/Cスイッチに切り替え、温度を最低温度に設定し、外気導入に切り替え、風量を最大にしてしばらく運転をしましょう。車内がしっかりと冷えれば問題ありませんし、寒いと感じるほど冷えないのであればガス不足や違う部分の故障が疑わしくなります。

エンジンをかける時の音で判断

エンジンをかける時の音で判断をする方法もあります。エアコンベルトというものが車にはあるのですが、このエアコンベルトが劣化していたり調整が上手くいってないかをチェックする方法です。やり方は簡単で、車の電源が入った状態でA/Cスイッチを入れ、その状態からエンジンをかけます。この時にキュキュという音がしたらベルト交換を検討しましょう。

車のエアコンが効かない原因を自分で調べる方法

コンプレッサーの故障か調べる

コンプレッサーはエンジンルームにあり、大体、直径で20㎝ほどの筒のようなものです。ガスが出入りする為の管が二本繋がっていますので、見渡すと分かるかと思います。エアコンをオフにした状態でエンジンをかけ、エアコンをオンにすると、真ん中のプーリーがカチという音とともに回りはじめます。ここでちゃんと回らないようであれば、何かしらの異常があると疑うことになりますね。

サイトグラスを確認

最近の車にはサイトグラスがついていないこともありますので、もしついているようであれば確認してみましょう。サイトグラスとはガスの流れを見ることが出来る窓です。このサイトグラスに液体が流れているようであればガス量は大丈夫ということになります。逆に、泡のようなものばかり見えるようであればガスが足りていないということです。

二つの方法で分からなかったらプロに相談

異常が無いかをチェックする二つの方法をご紹介しましたが、どの原因だったとしても最終的には車屋さんにお願いすることがほとんどかと思います。ただし、車屋さんも万能ではありませんので、本当は故障をしているのに、チェックをしても特に故障していないと回答することもあります。自分でチェックしてみて、その上で車屋さんにお願いすればスムーズに話しが進みます。

車のエアコンボタンを押すと燃費が悪くなる?

冬に押すと燃費が悪くなる!

次に燃費について解説します。少し先述しましたが「A/C」ボタンは冷房や除湿の為にありますので、冬に押す必要はありません。それどころか、冬に押すことで燃費悪化に繋がってしまうこともありますので、冬には押さないようにしましょう。ただし、窓の曇りをとる目的で使用する場合には有効ですので、それも覚えておきましょう。

なぜ冬はA/Cボタンがいらないのか?

多くの方が勘違いをしてA/Cを冬場にも押していますが、車のそもそもの仕組みとして押す必要がありません。車を暖めるのはエンジンで熱くなった冷却水ですので、コンプレッサーを動かす必要が無いのです。なんとなくA/Cボタンを押した方が暖かくなるような気がしてしまいますが、実はあまり意味がありませんのでやめておきましょう。

燃費改善の為にオートスイッチ対策を


最近の車であればオートスイッチがついていることも多いですよね。このオートスイッチを押しておくと切り替えをしなくてもA/Cが入ってしまいます。ですが、冬場はA/C機能は必要ありませんので、オートスイッチを押したあとにA/Cスイッチを切って切り替えておくことで燃費向上に繋がります。とても細かいことではありますが、長い目で見ればお得かもしれません。

燃費への影響は少ない?

燃費節約の為に切り替えておくことを勧めましたが、最近のエアコンは優れており、燃費を悪くしにくくなっています。夏場の冷房にはそれなりに力を使ってしまいますが、冬場に切り替えた程度ならあまり影響は無いと言われていますね。比較的新しい車に乗っている方は、あまり気にしすぎず、切り替えなくても大丈夫そうです。

車のエアコンボタンを押すべきとき

曇りをとりたい時

冬場にエアコンモードに切り替えるべき時は、少し先述しましたが、車内の窓の曇りをとりたい時に押します。そもそも車内が曇る原因は外と中の気温差が激しいことで、窓で冷えた空気中の水分が結露することにより起こります。エアコンをつけると車内が除湿される効果がありますので、結露を防いでくれるという訳ですね。車内が結露し始めたら、すかさずボタンを押しましょう!

乾燥に注意

エアコンをつける際は乾燥に注意しましょう。車内で強くエアコンをつけるとかなり乾燥してしまいます。通常であれば問題ないのですが、例えば目の調子が悪かったり、喉や肌を痛めている場合にはダメージになってしまうこともあります。同乗者の状態に気をつかって使うようにしたいですね。切り替える前に一言かけてあげると良いでしょう。

車のエアコンが故障すると不具合がある?

実は従来の車は故障しても問題なく走ることが出来ました。しかし、最近の車は仕組みが違っており、バッテリー上がりやハンドルの効きなどに影響することがあります。とても危険ですし、他の部分の故障の原因にも繋がることがありますので、早めに点検をし、修理をするようにしましょう。他に影響が出るのは稀なことではありますが、可能性はあります。

車のエアコンがどうしても直らないなら修理へ

プロならすぐに原因が特定出来る

特定出来たけど、どうしたらいいのか分からないという方は、迷わず車屋さんにいきましょう。実はエアコンが効かなくなったという相談はかなり多いので、車屋さんも慣れています。本格的に暑くなったり寒くなってくると沢山の方が押し寄せますので、時期が来る前に行くのがおすすめです。ついでにクリーニングをしてもらえばかなり快適になりますよ。

故障していた場合の費用の相場は?

気になるのは修理の費用ですよね。少し先述してきましたが、コンプレッサー以外の場合は大体1万円か、それ以下の場合がほとんどですので、あまり費用はかかりません。ただし、コンプレッサーが動かない場合はそれなりな費用がかかってしまい、自動車の大きさにもよりますが、大体5万円~10万円ほどかかってしまいます。費用はかかるものの、直さなければ仕方がないので、もしもの費用は持っておきたいですね。

車のエアコンが効かないことに関してのTwitter

ガスを入れても効かないならコンプレッサーかも

こちらのツイートでは、ガスを補充しても直らない様子が書かれています。エアコンが動かない原因はガス不足であることが確かに多いのですが、このツイートの方のように直らない場合はコンプレッサーが疑わしくなります。こちらの方はコンプレッサー修理にどれくらいの費用がかかるのか把握されているようですね。結構な金額がかかってしまいますので、エアコンを使い始める時期が来る前に余裕を作っておくことをおすすめします。

社用車はすぐに修理を


こちらのツイートでは、エアコンの効かない社用車に苦しんでいる様子が書かれています。この方に限らず、多くの方がエアコンの効かない社用車に苦しんでおり、ちょっとした問題になっている様子。そのまま放置しておけばいずれもっと大きな問題に発展する可能性もあります。企業側は是非、社用車の整備をしっかりして欲しいところですね。

フィルターもちゃんとチェック

こちらのツイートでは、フィルターを掃除することでエアコンが効くようになったことが書かれています。エアコンが上手く動かない場合、色々とチェックすべきところがありますが、まずはフィルターをチェックしてみるといいかもしれません。フィルターを交換しないと、効きが悪くなるだけではなく、臭いの原因にもなってしまいます。是非定期的に点検してみて下さい。

定期的に点検をしてもらおう

こちらのツイートでは、定期点検の案内が書かれています。やはり夏場のトラブルとしてエアコンは相当多い様子ですので、混む前に点検をしておきたいところですね。ツイートに書かれているように、給油ついでに点検をしてくれるところも多いので、是非そういったところを利用しましょう。点検をしっかり行えば怖いことはありません。

症状はそれぞれ

こちらのツイートでは、修理をした際の原因について書かれています。2台の修理作業をしたそうですが、サーモスタットが原因だったようですね。サーモスタットの交換は先述したように安価で出来ますので安心です。コンプレッサーの修理となると大きな金額がかかってしまいますが、壊れていれば修理・交換するしかありませんので余裕を持っておきましょう。

冷房の豆知識

こちらのツイートでは、エアコンの豆知識が書かれています。ツイートにあるように、5分くらいであればまだ冷気が残っていますので送風に切り替えるのは良い作戦です。5分程度切り替えたところであまり変わらないと思われるかもしれませんが、5分というと結構な距離ですのでバカになりません。また、送風で湿気がとれることもメリットですので、是非やってみましょう。

まとめ~車のエアコンが効かない原因~

今回の「車のエアコンが効かない原因とボタンの使い分け方を解説!燃費に影響する?」はいかがでしたでしょうか? 原因やA/Cのボタンの意味、切り替え方やチェック方法などまで様々なことに関して解説させて頂きましたが、大体のところを把握出来ましたでしょうか?車に詳しくないと分からない話しは出来るだけ避けてお話しさせて頂きましたが、不慣れだと中々理解しにくい部分もあるかと思います。いずれにしても車屋さんにお世話になるのが一番の解決策ですので、原因をチェックしたら車屋さんに相談しに行きましょう!

カーエアコンについて気になった方はこちらもチェック!

今回はエアコンが効かない原因について解説させて頂きましたが、当サイト「暮らし~の」では他にも様々なツーリングに関する記事があります。下記に一部を用意させて頂きましたので、気になる方は是非見てみて下さい。