楕円チェーンリングの効果と使い方とは？メリット・デメリット含めて解説！

楕円チェーンリングとは？

楕円チェーンリングって何だろうと思う方も多いのではないでしょうか？楕円チェーンリングは画像のように楕円形をしています。普通のチェーンリングは真円なので、見た目がかなり特徴的ですよね。ローターというメーカーから出た「Q-RING」が普及したことをきっかけに日本でもどんどん流行ってきていますので、今回は楕円チェーンリングについてご紹介します。

楕円チェーンリングの特徴

力が入るところで重い歯数になる

気になる効果ですが、力が入る場所で重い歯数になり、力が入りにくい場所で軽い歯数になるのが特徴です。つまり、より効果的にペダルを踏めるようになっているということなのですね。一番力をかけやすいのが4時の位置になる訳ですが、そこで歯数が重くなり、パワーを効果的に使えるようになります。デッドスポットを早く通過出来るから効率的というのはなんとなくイメージ出来ますよね。

ロードバイク初心者でも違和感なく漕げる

見た目も仕組みも特徴的な楕円チェーンリングですが、ロードバイク初心者の方は不安に思うかもしれません。ですが、意外とロードバイク初心者でも違和感なく踏めるという声が多いのです。有名なローターの説明書には10時間くらいの練習が必要と書かれているのですが、意外と普通に乗れてしまった、違和感が無いと感じる方も多いので、気になる方は思い切ってチャレンジしてみて下さい。

楕円チェーンリングのメリット

効率が良いので乳酸がたまりにくい

ロードバイクにつける大きなメリットは、やはり効率化されることです。パワーをかけるべき時にかけ、パワーがかけにくい場所では軽くなるため、疲れの原因である乳酸がたまりにくくなります。ただし、効果的に使えるシーンというのもあり、平地やダウンヒルでより活躍します。人により様々な感想がありますので、これは是非試してみて頂きたいところですね。

かっこいいのもメリット

取りつける方は、もちろん効率を求めてつけるでしょう。しかし、それ以外にもかっこいいからという理由もあるはずです。クランクとチェーンリング部分はとても目立つ部分ですので、楕円形をしているだけで周りからはすぐ分かります。かっこいいロードバイクに乗りたい！クランクとチェーンリング周りはかっこよくないと！という方にも是非おすすめしたいですね。

楕円チェーンリングのデメリット

スプリンターには向かない

大きなデメリットはスプリンターに向かないことでしょう。スプリンターはスピードを出す必要がありますので、歯数が少ない部分があるというのはデメリットとなってしまうのです。スプリンターは重たい歯数をひたすら回す必要がありますので、確かにデメリットとなってしまいますよね。

ペダリングのコツを掴まなくてはいけない

ロードバイク初心者でも意外と違和感なく乗れることが多いと先述しましたが、慣れないなと感じる瞬間はあるはずです。楕円形をしており、歯数が変わりますので、最高効率点となる部分でしっかり踏み込む感覚を掴む必要があります。また、楕円チェーンリングはアウターとインナーに分けて各メーカーが出しており、その商品によって感覚も変わってきますので、購入してしばらくは色々と試してみる必要がありますね。

セッティングなどがシビアになる

普通のものと比べて、セッティングやメンテナンスがシビアになります。ただの丸では無いので、微妙な調整が必要になるのですね。そういったデメリットはありますが、疲れにくくなるのは大きなメリット。走行スタイルにもよってきますので、自分の求めている効果と一致するかで検討してみて下さい。まだ周囲にはあまりいないかもしれませんが、どんどん流行っていくはずです。

ギアを変える時にデメリットが

楕円チェーンリングの大きなデメリットとして、ギアを変える変速が上手くいかない場合があります。これは調整次第でなんとかなるのですが、パーツの相性が悪いとかなり困ってしまうことがあります。フロントディレーラー調整パーツなどが販売されていますので、プロに相談しながら調整しましょう。

楕円チェーンリングは一般の人も使えるのか？

楕円チェーンリングを使ったことがある方は少ない

通勤・通学に使用している程度の、スポーツ目的ではないロードバイク乗りの方も沢山いますよね。そんな方々としては、そこまで高い機能は求めていないので、楕円チェーンリングに強い興味がある方は少ない様子です。事実、ほとんどの方は導入しておらず、イメージ的にプロが使うものだと思われています。確かに、かなり熱中している方じゃないと導入検討はしませんよね。

一般の人でも慣れれば使える

そんな楕円チェーンリングですが、実は一般のロードバイク愛好者でも普通に使えるものですし、通勤・通学も楽になるはずなのです。やはり効率が上がりますので、疲れにくくなります。見た目的にペダリングが難しそうに見えますが、先述したように意外と乗れてしまうものですので、一般の方も是非使ってみて下さい。慣れてきた方はアウターとインナーを別メーカーにしたりしてこだわっていますね。

楕円チェーンリングについては意見が分かれている

ポジティブな意見とネガティブな意見

今回は楕円チェーンリングの良さについて紹介する内容となっていますが、実際はポジティブな意見とネガティブな意見に分かれています。効率化を目指して開発され、世界のトップ選手にも使われるようになりましたが、デメリットもあるためにまだまだ普及が進んでいませんね。また、一度試してみたものの合わなかったという方も多く、この先も意見が分かれたままとなりそうな様子です。

結局フィットするかどうか

まだ試したことが無い方は、使ってみた方の意見を聞きたいですよね。しかし、人によって様々な感想があるもので、中々悩ましいところです。最終的に自分に合うかどうかになってきますので、是非一度試してみましょう。最近では安価なものも出てきていますので、どんどん手を出しやすくなっています。普及量が上がればもっと価格が下がっていくかもしれませんね。

楕円チェーンリングの取り付け

プロに任せるのがおすすめ

楕円チェーンリングの取り付けですが、ここはプロにお任せすることをおすすめします。楕円チェーンリングはアウターとインナーに分かれて販売されていることも多く、アウターとインナーを別々のメーカーにすることも可能。どういう組み合わせにするかで乗り心地も変わってきますので、そういった相談も合わせてプロにお願いすることをおすすめします。

フロントディレーラーの調整が難しい

かなり詳しく知っており慣れている方であれば自分で取り付けされるのも良いかと思いますが、多くの方が困るのが細かな調整です。ギアが楕円形をしていますので、クランクを回せばチェーンが上下に動きますよね。そうすると、ディレーラーが通常の位置にあっては他と干渉してしまったりします。そういった調整もプロなら簡単に行えますので、お任せするようにしましょう。

楕円チェーンリング「ローターQ-RINGS」

楕円チェーンリングの火付け役「ローター」

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おすすめしたいのが、ローターの「Q-RINGS」です。楕円を普及させたきっかけの商品であり、世界的に知られていますね。人気も高いので、中古のものでもそれなりの価格で取引されています。楕円チェーンリングを知っている方ならば絶対に知っているものですので、ローターのQ-RINGSをつけておけば、話しも広がりますね。

クランクとの位置の調整

各メーカーで色々な特徴がありますが、ローターにはOCPが搭載されています。これは、簡単に言ってしまえば、クランクを取り付ける為のボルト穴がいくつもあり、バイクのポジションに合わせて最大歯数を変えることが出来るというもの。4時の位置の時にグッと踏み込めるようクランク取り付け位置を調整し、より効率的にペダリングしましょう。

ローターのGXLシリーズも

ROTOR QXL 楕円チェーンリング

出典:Amazon

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ローターと言えばQ-RINGSなのですが、その上をいくGXLシリーズも人気です。Q-RINGSと比べて更に楕円率が上がっており、楕円チェーンリングを使ったことが無い初心者には不向きかもしれません。より高いパワーを必要としますので、慣れていない方は選ばない方が無難でしょう。ただし、慣れている方であればQ-RINGSよりも効率的に踏み込めるようになります。レース指向の方におすすめですね。

楕円チェーンリング「RIDEA」

RIDEAも人気！

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ローターと並んで人気なのがRIDEAです。こちらの特徴は、歪んだ円だということ。ローターよりもより力を伝えやすい設計となっています。ローターと比べると楽ではないかもしれませんが、RIDEAの方が急加速に向いています。RIDEAの方が感覚に合うという方も多いので、合わせて試してみて頂きたいですね。ただし、やはりスプリンターには向いていません。

RIDEAのインナーへの工夫

RIDEAの面白いところは、インナーを登りで使うことを考慮し、最高効率点がずらしてあることです。ですので、登りの場所でもしっかりと踏むことが出来るのですね。逆に、平地でインナーに変えると違和感があります。しっかり使い分けることでRIDEAの良さを最大限に発揮させましょう！

楕円チェーンリングに関してのTwitter

楕円チェーンリングにするかどうか

こちらのツイートでは楕円チェーンリングに変えるか悩んでいる様子が書かれています。SNSなどを見ていると、楕円チェーンリングに変えてみたいけどどうしようと悩んでいる方がもの凄く多いのが分かります。効果はあると言われているけど、使いにくかったという口コミもありますので悩ましい部分ですよね。お知り合いに持っている方がいれば、是非一度試させてもらうと良いでしょう。

真円に戻す方も

こちらのツイートでは楕円チェーンリングから戻した様子が書かれています。楕円チェーンリングは効率的で、世界トップ選手達にも使われていますが、やはり合わない人は合いません。ツイートの方はアウター1.6％、インナー2.4％とほぼ真円だったそうですが、チェーンがかかりにくかったのがデメリットと感じたようですね。

absolute blackも人気

こちらのツイートではabsolute blackの楕円チェーンリングについて紹介しています。absolute blackは先述したローターやRIDEAと比べるとと価格が安く、手の出しやすいもの。ギア変速に不安があったようですが、調整することで上手くいったようですね。合う方にはとても合いますので、是非試してみて下さい。

楕円チェーンリングとビッグプーリー

こちらのツイートでは楕円チェーンリングとビッグプーリーの組み合わせについて書かれています。最近ではビッグプーリーが流行っていますよね。しかし、合わせて使おうとすると、ツイートに書いてありますようにギアを変えるのが大変になってしまうのです。初心者にはあまりおすすめ出来ない組み合わせと言えますね。

3900円の楕円チェーンリングも

こちらのツイートではDOVALというメーカーの安価な楕円チェーンリングがおすすめされています。アマゾンで安く販売されているDOVALは、人によって感想が違うものの、こちらの方にはフィットしたようですね。重いギアを踏んでいるのにスイスイ回るとのことですので、かなり効果を感じられているようです。とりあえず試してみたいという方におすすめですね。

まとめ～楕円チェーンリングの効果～

今回の「楕円チェーンリングの効果と使い方とは？メリット・デメリット含めて解説！」はいかがでしたでしょうか？ 楕円チェーンリングの概要からメリット・デメリット、クランク取り付け位置の調整やギアの問題などについても触れてきましたが、かなり悩ましく思う方も多いのではないでしょうか。合う合わないがありますので、情報だけでは判断しきれない部分もあるかと思います。安価な製品もありますので、まずは試してみて、少しずつグレードアップさせるのも良いかもしれませんね！

楕円チェーンリングが気になる方はこちらもチェック！

今回は楕円チェーンリングについてまとめさせて頂きましたが、当サイト「暮らし～の」では他にも様々なサイクリングに関する記事があります。下記に一部を用意させて頂きましたので、気になる方は是非見てみて下さい。

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