トックリランとは?
トックリランとはメキシコの植物で、キジカクシ科トックリラン属にあたります。和名で、徳利(とっくり)のような形をしていることから名づけられました。また、葉っぱがとても長く垂れることからポニーテールとも呼ばれています。今回はそんなトックリランの種類や育て方、増やし方などをまとめましたので、是非参考に育ててみて下さい。
トックリランの特徴
株の根本に水分を溜め込む
大きな特徴と言えるのが、株の根本の膨らみですよね。この膨らみは何だろう?と気になる方も多いと思いますが、実はこの膨らみには水分が蓄えられているのです。暑くて乾燥した地域の植物なので、水分をしっかり溜め込む構造に進化していったのですね。この膨らみの部分が可愛らしく、沢山の方が育てています。
メキシコ原産で寒いのが苦手
トックリランはメキシコの植物。メキシコと言えばとても暑い国ですので、寒さにあまり耐性がありません。ですので、日本の多くの地域では庭植えに適さない植物と言えます。もし庭植えをするのであれば、寒さに耐性のある種類を選ぶか、または暖かい地域で育てましょう。暖かい地域でなら枯れることなく育ってくれます。
4~10月が生育期
成長する時期は4~10月、つまり春から秋にかけて育ちます。日光が大好きな植物ですので、明るい季節に育つのですね。夏の暑い時期にもちゃんと育つのですが、あまりにも強い日差しを浴びると日焼けをしてしまうこともあります。鉢植えで育てると大きさはそれなりで済みますが、庭植えで育てると画像のようなサイズになることもあります。
花言葉は「多くの才能」
花言葉は「多くの才能」です。大きく育つ姿、また葉が沢山ある姿から連想された言葉なのかもしれませんね。どなたかに贈る際は、花言葉も添えて贈ってみてはいかがでしょうか?
トックリランの花
トックリランの花は幻の花?
トックリランは花が滅多に咲かない植物で、なんと数十年に一度しか花をつけません。画像では珍しくも花をつけていますね。花をつけるまでは最低でも樹齢10年は必要で、そこから先、いつ花がつくかは分かりません。もしも花が咲いたらビッグニュースですので、是非写真を撮っておきましょう。いくつも育てているなら別ですが、一つしか育てていないのであればもう見ることが無いかもしれません。
小さな花がまとまって咲く
花は画像のように、いくつもの小さな花が集まっています。花の見た目も可愛らしく、とても特徴的ですね。とても珍しいものですので、写真は意外と貴重です。咲いた際は是非撮影をし、思い出にしましょう。
トックリランのその他の種類
トックリランの種類①ノリナ・グアテマレンシス
種類はいくつもありますが、代表的な種類を紹介させて頂きます。まず紹介するのはノリナ・グアテマレンシスです。ノリナ・グアテマレンシスは沢山流通していますので、手に入れやすい種類ですね。また、ノリナ・グアテマレンシスは大きな鉢に植えれば大きく育つ品種ですので、大きなものを見たい方におすすめです。
トックリランの種類②ノリナ・レクルバータ
こちらの画像に映っているのが、和名でトックリランと呼ばれている「ノリナ・レクルバータ」です。まさにトックリのような形をしていますよね。株本の膨らみがとても可愛らしく、沢山の方に育てられている種類です。気になった方は是非育ててみましょう!
トックリランの種類③ノリナ・ストリクタ
こちらの画像はノリナ・ストリクタという種類です。流通量が少ないのであまり見かける機会は多くないかもしれませんね。ノリナ・ストリクタはあまり葉が長くありませんので、上に真っ直ぐと葉を伸ばすのが特徴的。結構レアな品種として大切にされています。
トックリランの育て方①生育環境
日当たりの良い場所で育てる
育てる際は日当たりを大切にしましょう。日差しが大好きですので、しっかり成長させる際には日光を浴びさせる必要があります。しかし、夏の強い日差しを浴びると葉焼けを起こしてしまうことがありますので、そんな時は遮光をしましょう。完全に日陰にすると成長が悪くなりますので、30~50%程度遮光するのがおすすめです。
室内でも育てることが出来る
日差しが大好きなのですが、耐陰性もありますので室内で育てることも可能です。ただし、日差しが無いと成長はやはり悪くなってしまいますので、出来るだけ鉢回しをして満遍なく光が当たるようにしてあげましょう。また、エアコンの風があたると葉が痛みますので、エアコンの風を受ける場所は避けましょう。
冬は室内に移動
暑い地域の植物ですので、冬の寒さからは守ってあげる必要があります。気温が10度を下回り出すと成長が悪くなってきますので、室内に入れてあげたいですね。ただし、庭植えの場合はそんな訳にもいかないので、庭植えをする際は暖かい地域で行って下さい。
トックリランの育て方②土作り
水はけの良い土で育てる
水はけの良い土を好む植物ですので、土作りにも気をつけましょう。土作りのおすすめ配合は「赤玉土を半分、川砂を3割、腐葉土を2割」です。この配合であれば水はけの良い土となりますので、是非作ってみて下さい。
簡単に済ませたい方は市販の土で
育てたいけど土作りは避けたい方におすすめなのが、画像のような観葉植物の土です。安価で販売されていますので、自作の土にこだわりが無ければ是非使いましょう。少し水はけをアップさせる為にパーライトを含めるとより良くなります。庭植えをする際は植え付け場所に腐葉土を混ぜて馴染ませるだけです。
トックリランの育て方③植え付け
5~9月に植え付けする
植え付け適期は5~9月の春から秋時期がおすすめです。この時期に苗を買ってきたら、まずはポットから出して、付いている土を軽く落としましょう。その後、先に用意しておいた土に植え付けるだけですので、あまり難しくはありません。植え付けた後は水を軽くあげて、根をくっつけてあげましょう。
庭植えをする場合
庭に植え付けをする際に大事なのは、とにかく場所選びです。日光が当たらない場所に植えると育ちが悪くなってしまいますので、日差しが当たる場所に植えてあげましょう。また、防寒対策をしなければいけないこともあると思いますので、シート類をかけてあげられるような広い場所に植えることをおすすめします。
トックリランの育て方④水やり
乾燥気味に管理しつつたっぷりと
育てる上で一番気をつけなければいけないのが水やりです。乾燥した状態を好みますので、水をやりすぎると成長するどころか枯れるのです。ですので、乾燥気味に管理しましょう。目安としては、土の表面がしっかりと乾燥してから水やりをします。湿っている状態であれば水をあげないようにしましょう。
冬の水やり
冬は水分があまり無くならない時期ですので、水やり頻度も落としましょう。目安としては土の表面が乾いてから3日ほど待って水やりをするのが良いですね。それくらい、水が多い状態を好みませんので注意しましょう。この水やりさえ上手くいけばそうそう枯れることはありません。
葉水で湿度を保つ
室内で育てていると、土には水分があるけど空気は乾燥していて葉が悪くなりそうな時もあるかと思います。そんな時は葉水をしてあげましょう。葉水とはスプレー、霧吹きなどで葉に水を与えることを指します。葉水を育てることで害虫対策も出来ますので、定期的にやってあげたいですね。
トックリランの育て方⑤肥料
少量の肥料を与えるとよく育つ
あまり肥料が無くても成長してくれる植物です。しかし、大きくしっかりと育てたい場合は肥料を与えましょう。しかし、あまり多くの肥料を与えると成長が逆に悪くなってしまいますので、少量の肥料を与えるのが大切なポイントです。
液体肥料か緩効性肥料を与える
肥料は液体肥料でも緩効性肥料でも構いません。液体肥料は成長期である春から秋にかけて、月に二回ほど少量与えます。緩効性肥料であれば、春に一回使えば後は何もしなくて大丈夫です。手間暇を考えると、緩効性肥料の方が楽かと思いますのでおすすめです。
トックリランの育て方⑥剪定・切り戻し
剪定・切り戻し①思い切って切り戻しする
大きく育っていくことが多い植物ですので、適切に剪定・切り戻しが必要です。剪定・切り戻しのタイミングは4~6月。この時期に葉っぱが伸びすぎていたら丁度いい長さまで剪定してあげましょう。また、木の部分が大きくなりすぎたら、思い切ってのこぎりで切り戻しをしてしまいます。葉っぱが一枚も無くなり不安になるかと思いますが、しばらくするとまた生えてきます。
剪定・切り戻し②下葉の除去
剪定・切り戻しと同時に大切なのが、下葉の処理です。古い葉はどんどん枯れていきますので、見た目を維持する為にも枯れた下葉は取り除いて下さい。剪定・切り戻しは、慣れていないと勇気を要する作業です。枯れるのではないかと心配になる方も多いかと思いますが、思い切って剪定・切り戻しをしてみて下さい。
トックリランの育て方⑦植え替え
根っこが見えたら植え替え時期
剪定・切り戻しに続き、植え替えも大切な作業です。トックリランは大きくなっていきますので、植え替えが必要な植物。植え替えをするかどうかは根の状態で判断しましょう。鉢から根が出ているような、それは根がいっぱいの証拠。そこまで来たら植え替えをしてあげましょう。大きなものであれば植え替え作業も大変ですので、二人がかりでやることをおすすめします。
寒い時期の植え替えはNG
植え替えをする時期は5~7月がおすすめです。冬に植え替えをしてしまうと枯れる原因にもなりますので避けて下さい。植え替えは植え付けと同じく、鉢から抜いたあとに土を軽く落としてから新しい鉢に植え替えてあげるだけです。大体二年から三年に一度、植え替えをすることになるでしょう。
トックリランの育て方⑧増やし方
増やし方①挿し木
増やし方は二種類あり、一つ目が挿し木です。挿し木の増やし方は簡単で、親株からカットした茎を、赤玉土の挿し床に挿し木します。挿し木すると二か月程度で新たな根が出てきますので、根が出たことを確認したら植え替えをしてあげましょう。ただし、挿し木は成功しないことがあり、また、特徴である下の膨らみがあまり大きくならないことがあります。増やし方は種まきの方がおすすめですね。
増やし方②種まき
挿し木よりも種まきでの増やし方がおすすめ。しかし、増やし方を覚えても、花が中々咲いてくれませんので、種を手に入れるのも容易ではありません。もし手に入ったら種まきでの増やし方にチャレンジしてみましょう!種まきの時期は5~9月。ポットに赤玉土を植えて、軽く土をかぶせます。後は乾燥しない程度の水やりをしていれば一ヶ月ほどで発芽してきます。
トックリランの育て方⑨枯れる原因
枯れる原因①ハダニ
枯れる原因はいくつかあり、そのうちの一つが、害虫であるハダニの影響です。ハダニに吸汁されると弱ってしまいます。葉水をするとハダニ予防にもなりますので、是非定期的に葉水を行って下さい。
枯れる原因②炭そ病と根腐病
枯れる原因には病気もあります。主に炭そ病と根腐病にかかるのですが、炭そ病は防除をしてあげることで防げます。また、根腐病は水はけの悪い土で育てた場合になりやすいので、水はけには十分注意して下さい。
枯れる原因③植え替えていない
大きく育つ植物ですので、植え替えを怠るとあっという間に鉢の中が根でびっしりになります。そのまま放っておくとやはり成長を妨げる原因となりますので、植え替えもちゃんとしてあげたいですね。この三点を防いて水やりを間違わなければすくすくと成長してくれるはずです。
トックリランに関してのTwitter
猫が剪定?
親分が頼んでもいないのにトックリランの剪定をしてくれて困る https://t.co/aTGUPJ9qXX pic.twitter.com/7y2qRVnyFI
— ひぐち にちほ (@higu_nichi) February 2, 2017
こちらのツイートでは、猫が勝手に剪定をしてしまう様子が書かれています。猫にとってはトックリランの葉はとても気になるもののようで、結構被害が多いみたいですね。猫を飼われている家庭で育てる際は注意しましょう。
切り戻した後の様子
ポニーテール(トックリラン)の芽が出てきた
— ゆき (@yuki_c15) July 23, 2017
切り戻ししてから いやはや2ヶ月
ホッとした(^o^) pic.twitter.com/h3XpptDBRf
こちらのツイートでは、切り戻した後の様子が書かれています。切り戻しをした後はとても不安になりますよね。しかし、こちらの方は切り戻ししてから二か月で新しい芽が出てきています。切り戻した後はじっくり待ってあげましょう。
10年以上のお付き合いが出来るトックリラン
植物はまり出した頃からずっと一緒のトックリラン。久しぶりの植え替え。10年近くの付き合い pic.twitter.com/Ab11RAFa0A
— こもらべ (@eryos_m) May 3, 2018
こちらのツイートでは、とても長く大切に育てている様子が書かれています。とても長い間楽しめる植物ですので、一度育て始めると長いお付き合いになりますね。長く育てていれば花を見る機会もあるかもしれません。ずっと大切に育てていける植物を探している方にとてもおすすめです。室内でも庭植えでも、良いシンボルツリーになってくれますよ。
まとめ~トックリランの育て方~
今回の「トックリランの種類と育て方!特徴や成長に合わせた枯らさない育て方とは?」はいかがでしたでしょうか? 育て方から挿し木などでの増やし方までまとめさせて頂きましたが、今すぐ育ててみたくなった方も多いのではないでしょうか。育て方は水分管理さえ出来ればそう難しくはありませんので是非チャレンジしてみて下さい。また、増やし方は挿し木よりも種まきがおすすめではありますが、種も中々貴重ですので、手に入った際は是非チャレンジしてみて下さい!
トックリランが気になる方はこちらもチェック!
今回はトックリランについてまとめさせて頂きましたが、当サイト「暮らし~の」では他にも様々なガーデニングに関する記事があります。下記に一部を用意させて頂きましたので、気になる方は是非見てみて下さい。

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