ワンタッチネット 玉網 1.65m T-122
KANETSUNE キッチンハサミ
三崎港ってどんな所?
神奈川県三浦市の最南端に位置する「漁港」で、日本屈指のマグロ水揚げ高を誇ります。遠洋漁業の大型船や、海洋探査船、水産系学校の研修船から小型の沿岸漁業船、釣り船、プレジャーボートまでありとあらゆる船舶の行き来する大型の漁港です。
当然水深があり、足場も良いことから神奈川県でも有数の釣りポイントになっています。
三崎港へのアクセス
マイカーで
後々釣りポイント紹介でも触れますが、三崎漁港は駐車場が結構ありますからマイカーでの釣行がおすすめです。都心部からの釣行であればまずは「横浜横須賀道路」で「衣笠」下車。「三浦縦貫道」に入り直し(直進)て終点「林」から134号を「三崎方面」に南下。「引橋」で県道26号線を直進すれば自然に漁港に到着します。
公共交通機関で
都内からですと品川から「京浜急行線」が出ていますので、終点「三崎口」まで一本です。三崎口からは「三崎港行き」「通り矢行き」「城ケ島行き」「浜諸磯行き」の4系統路線バスが「2番乗り場」から出ています。
すべて「三崎港バス停」まで運行しています。間違えて「三崎東岡行き」に乗ってしまうと1駅手前が終点ですので気を付けましょう。
お得情報「マグロ切符」
都内から三崎漁港への釣行を公共交通機関で行くならば、「みさきまぐろきっぷ」という超お得な切符があります。
この切符は「京急電車往復券+京急バス乗り放題券」と「まぐろまんぷく券」、「三浦・三崎おもひで券」の3枚一綴りで、釣行で使えば仮にボウズをやらかしたとしても釣果が気にならなくなる程コスパの良いチケットです。家族釣行にもってこいですよ。
三崎港釣りポイント情報1「花暮岸壁」
古式ゆかしい花暮岸壁
花暮岸壁の花暮は「はなぐれ」と「ぐ」が濁ります。元々源頼朝がこの近辺に桜を植え、船からその桜を眺めていたという花の名所でした。花暮岸壁は、「日が暮れるまで花を眺めていても飽きない」というところからその名称になったと言われています。
三崎港のセンター!
三浦三崎港
— nigoro- (@nigoro_____) May 5, 2018
魚より釣り人のほうがおおいんじゃないか? pic.twitter.com/Xrn6SzZFSb
三崎漁港の一か所目は人気№1の「花暮岸壁」からです。こちらは広くて足場が良い上に潮通しも良く、おまけに駐車場に困らないという至れり尽くせりの釣り場です。
冬場のエギング、秋のアジング、遠投でのマコガレイや青物など釣果の報告も多岐に渡っています。トイレも近くにありますが、漁業者のものです。汚さないように使用しましょう。
堤防釣りがもっと気になる方はこちらもチェック!
「暮らし~の」のサイト中に「初心者の堤防釣り用入門ガイド」がありましたので、くわしく調べたい方は下記のリンクも覗いてみて下さいね。
堤防釣りの初心者入門ガイド!揃える道具~釣り方のポイントまでご紹介
海釣りの入門に絶好のポイント、堤防での釣りを初心者の方に向けて徹底解説!堤防釣りに必要な道具一式から堤防での魚の釣り方まで一挙に説明します。...
三崎港釣りポイント情報2「製氷所前」
三浦漁業協同組合製氷工場周辺を通称で「製氷所前」と呼びます。先に紹介した「花暮岸壁」の城ケ島大橋側の対岸になります。すぐ隣なので釣れる魚種などはほぼ同じですが、夜のアジングはこちらの方が好釣果が報告されているようです。
駐車場は花暮岸壁と同じように横付けできますが、こちらには公衆トイレはありません。気を付けて下さいね。
三崎港釣りポイント情報3「北条湾」
北条家由来
前述の「花暮岸壁」の由来が「源頼朝」ならば、こちらはその源頼朝の挙兵を助けた「北条家」の名前が付いた湾です。こちらもまた古式ゆかしいネーミングですね。三崎周辺は源平合戦の舞台となった場所も数多くあり、釣行時に別の楽しみ方も見付けられそうですね。
淡水が流れ込むポイント
花暮岸壁と製氷所前の間が内湾になっており、ここを「北条湾」と呼びます。三崎漁港の中では最も奥までえぐれた場所で、小さいながら河川の流れ込みもあり釣果は期待できますし、夜にシーバスがボイルすることもあります。
ただ水質があまり良くないので人気の無いポイントです。明るいうちのシロギス・カレイ、暗くなってからのメバルに実績があります。
三崎港釣りポイント情報4「超低温冷蔵庫前」
こちらはマグロの低温冷蔵庫前ということもあってふだんは漁業者などのトラックがたくさん停まっていますから、なるべく裏から入りましょう。裏から入ると白灯台へ続く堤防がありますが現在進入することはできません。
場所的には花暮岸壁の東が製氷所前、西が超低温冷蔵庫前になります。釣り場自体は広いですし、駐車場にも困りませんが、漁業者の作業の邪魔はしないようにしましょう。
三崎港で釣れる魚種1「サバ・イワシ」
釣果重視のサビキ釣り
三崎港でのファミリーフィッシングのメイン魚種がサバ・イワシです。特にポイントとなるのは「ポイント4」の「超低温冷蔵庫前」です。釣り方は「サビキ釣り」で、4mほどのロッドでコマセカゴでアミコマセを撒きながら複数針で釣り上げます。
時期は5月頃から秋まで続きますが、夏場に入ると大型のものも廻ってきますので楽しみですね。
三崎港で釣れる魚種2「メバル・カサゴ」
流行りのメバリングで
三崎港の岸壁からはおおむねどこからも「メバル」が狙えます。岸壁のエグレ部分に居付いているメバルは日中ですとウキ釣りで、夜は「ランガンメバリング」であちらこちら探ってみましょう。おすすめは「ポイント3」の北条湾ですが、漁港であることを忘れずに、係留ロープなどには充分に注意をしましょう。
外道にシーバスも
三崎港や近くの城ケ島まわりでは、メバルの外道にシーバスが掛かることがよくあります。メバルの仕掛けであればPEラインの0.3号くらいでしょうか、メバル釣りでもタモは用意しておいた方がいいかも知れません。あわてる前に準備はしっかりしておきましょう。
ワンタッチネット
ワンタッチネット 玉網 1.65m T-122
アルミ素材の軽量タイプ。 ■サイズ/寸法 ・使用時 165cm 収納時42cm 重さ約400g ・網深さ 約38cm
ランガンメバルに丁度良いランディングネットを見付けましたので紹介しておきますね。
三崎港で釣れる魚種3「イカ」
四季を通じてエギング
三崎港では秋から始まり春まで続くアオリイカ相手のエギングから冬のスミイカのエギングまで、約半年間はエギンガーで賑わいます。釣り人の数が多いからか「爆釣」の釣果報告はほとんどありませんが、ポツポツとは釣れています。スミイカの季節にはエギにシンカーを付けてのエギングで底引きするのが有効です。
夏はマルイカ
まだ釣れそうですが、天候悪化してきてるので帰ります。
— シュショー (@eigahondaisuki) July 15, 2015
三崎港のマルイカ釣り暑いです! pic.twitter.com/v2h1AAVmeV
春のアオリイカが終了しても諦めてはいけません。三崎港のエギングは夏場も続きます。「ポイント2」で紹介した「製氷所前」がエギングポイントになりますが、純粋に釣果を追い求めるのであれば「スッテ」仕掛けをおすすめします。狙い目は常夜灯の下です。辺りが明るくなる前に釣っちゃいましょう。
うれしい外道
三崎港でエギングをしていると時々嬉しい外道が掛かります。それが「マダコ」です。タコ専門の「タコ師」のおじさんもたくさんいますが、専門の道具でなくとも魚影が濃いのでけっこうエギを抱いてきます。イカよりも「根掛かり感」が強いので、「タコも釣れるかも」といつも身構えていて下さい。ラインのテンションを抜くとバレちゃいますよ。
エギングがもっと気になる方はこちらもチェック!
「暮らし~の」のサイト中に「初心者のエギング」についての記事がありましたので、くわしく調べたい方は下記のリンクも覗いてみて下さいね。
エギングを始める初心者に、おすすめしたい道具とタックルをご紹介!
秋から始まり春まで続くエギングの季節は釣り人にとって幸せな季節です。この楽しい釣りをぜひ沢山の人に知って頂きたいと思います。初心者にとっては...
三崎港で釣れる魚種4「アジ」
ゲーム性の高いアジングで
三崎港にはほぼ周年アジが回ってきます。秋口あたりからは脂が乗って味も良くなります。昼間のサビキでも釣れますが、おすすめは夜のアジングです。アジングを押す理由は二つ。
まず一つ目の理由は昼間のサビキではイワシなどの攻撃が予想されること。もう一つの理由は単純にアジングが楽しいことです。せっかくの釣りですから「釣れた」より「釣った」感が欲しいですよね。
三崎港で釣れる魚種5「青物」
三崎港全体がイワシや小サバの回遊ルートになっています。つまり「青物」が入ってくる確率の高い港であります。入ってくる青物はイナダやワラサが多いのですが、何年か前には「キハダ(青物ではないですが)」が入ってきたこともあります。
残念なことにキハダが寄っている時は青物は全般的に釣れません。青物は情報勝負です。近くの釣り具屋さんなどで情報を得ましょう。
三崎港には危険な生き物も
毒魚情報
きのう釣りしたときに釣れた魚。
— shooo (@familia_bee_) December 25, 2016
これなんて魚か分かるひといますか?
カサゴっぽいけど顔の形がオコゼみたいな、、
三崎港で釣れました。 pic.twitter.com/VQ03leHKHT
三崎港で釣りをしていると赤くてトゲトゲした魚が釣れることがあります。たいがいが「ハオコゼ」で毒針がありますので触らないようにしましょう。画像のものは「オニカサゴ」の幼生だと思いますが、これにも毒針がありますので気を付けましょう。
他にもいろいろ
画像のアイゴやゴンズイなど直接手で触れると危ない魚が三崎港にはたくさんいます。アイゴやゴンズイなどは食べるととってもおいしいので、「ヒレを全て切って」持ち帰りましょう。アイゴは昆布締めのお刺身、ゴンズイは味噌汁がおすすめです。
硬いもの対応のハサミが便利
KANETSUNE キッチンハサミ
ぎんなん、カニの殻割りもできます。
魚のヒレは案外硬く、普通のハサミでは歯が立たない事があります。釣行用には強力な「キッチンバサミ」をおすすめします。硬いヒレだけでなく青物の血抜きなどにも活躍しますよ。
三崎港釣り禁止エリア情報
漁業従事者ファースト
元々釣り公園などとして整備されたわけではない三崎「漁港」は、漁業従事者が「そこはダメ」と言ったらすべて釣り禁止になります。実は現在公に禁止されていない釣り場は今回紹介した場所のみなんです。
禁止がうたわれている釣り場の中には「白灯堤防」のように青物の良釣り場なども含まれています。「漁港は漁業者ファースト」を忘れないで下さい。
禁止場所情報
公に釣り禁止、進入禁止がうたわれている場所。 旧魚市場前 白灯台堤防周辺 通り矢堤防 となっていますが、現在禁止されていない場所も「黙認」されているだけなのは覚えておきましょう。
三崎港での釣りはマナーを守って
目についたゴミは拾う
三崎港に行ったはいいがゴミだらけ。
— maasan (@SIEGe9) January 4, 2018
自分のゴミくらい自分で持って帰れっつーの。
釣りのマナーが少しでも拡散したらいいのになー pic.twitter.com/s5mf4yypkG
釣り人のマナーの悪さが日本中で言われています。それは「釣り禁止区域」の数に現れます。目立つのは飲み物や食べ物の缶やパックなどのポイ捨て。次が場所の横暴な占拠。特に三崎港では岸壁を駐車場として使用することを大目に見ています。
釣り座に駐車場から車を横付けができる恵まれた釣り場です。トラックや船からの荷揚げ作業の邪魔にならないよう気を付けましょう。
水面下もゴミだらけ
釣り社員研修が終わった後、日釣振の釣り場清掃ボランティアに社員総出で参加しましま!
— つり人社 (@Tsuribitosha) November 10, 2014
場所は神奈川県の三崎港通り矢岸壁!
海底のゴミの多さにただただ驚きました!!http://t.co/nQbErM26NP pic.twitter.com/xpMzJRAa68
目に見えるゴミも多いですが、目に見えない海中のゴミはもっと深刻です。古タイヤや自転車、アウトドアテーブルやイスなど大物が大量に沈んでいます。
アジングやジギングの根掛かりの原因にもなりますし、なによりも船のスクリューに絡んだら大変です。時にはボランティアの気持ちなども必要かもしれないですね。
三崎港に釣りに行こう!
関東圏で釣果を求めて釣行するならば神奈川県の三浦市周辺は本当に良釣り場の多い地区です。特に今回ご紹介させて頂いた三崎港は駐車場にもトイレにも困らず釣る魚種も多い絶好の釣り場です。
駐車場で仮眠を取りながら日中はサビキ、夜はアジングなど同一魚種を徹底的に狙う釣り師もいます。楽しみ方の色々できる三崎港へ行ってみませんか。