100平米のマンションて広さはどのくらい?
賃貸のマンションや一戸建て住宅などの情報を見ていると、100平米など広さ表記があります。この平米ってどのくらいの広さかというのがいまいちピンとこない人も多いのではないでしょうか。100平米は広い住宅だというのはわかりますが、実際に何坪で畳何帖の広さがあるのか、その間取りはどのようなものがあるのか、何人用住宅になるのかなど100平米のマンションについてご紹介します。
100平米の平米ってなに?
そもそも100平米といわれてもまったくピンとこない、という人もいるのではないでしょうか。100平米とは何と読むのか、どのくらいの広さになるのか、100平米についてまずご説明していきましょう。
平方メートル
100平米の「平米」という表記も、何て読むの?という人もいるでしょう。言葉は知っていても感じで書かれるとちょっとわからないかも知れません。これは「へいべい」と読み、意味は平方メートルとなります。最近では建築などでしか見かけないですが、メートルという単位を漢字の米と表記したことに由来します。100平米=100平方メートルということです。
100平米の広さとは
100平方メートルというと10m×10mで囲まれた広さです。大人が1つの辺に5~6人が並んで寝そべることができるくらいの広さです。かなり広さがあるというのは想像つくのではないでしょうか。
100平米のマンションの広さ:間取り
10メートル四方の広さがあれば、部屋としてもかなり広いものだということがわかります。具体的に100平米のマンションにはどのような間取りになっていることが多いのでしょうか。それぞれの間取りにしたときの部屋やリビングの広さなどもご紹介します。
間取り3LDK
100平米のマンションであると、その間取りには3LDKくらいに仕切られていることが多いです。3LDKは3つの部屋とリビングダイニングキッチンがある間取りになります。リビングに20帖とったとしてもそれぞれの3つの部屋は6帖以上の広さを確保できます。リビングをもう少し小さくすれば8帖程度の部屋に分けることも可能でしょう。
間取り2LDK
もっと部屋数が少なくひとつの部屋の広さがある間取りだと2LDKというマンション物件も見つけることができるでしょう。100平米の広さで部屋数が2つとなるとかなりひとつひとつの部屋は広くとるか、リビングを広くとることができます。目安として8.5帖(畳)の洋室と6帖(畳)の和室、リビング・ダイニング・キッチンとして24帖(畳)ある物件が100平米程度となります。
間取り4~5LDK
100平米の物件なら、リビング・ダイニング・キッチンの広さをもう少し狭くすれば4LDKや5LDKという間取りを探すことも可能です。これだけ部屋の数があると4人家族でも住める間取りですね。さすがにこのくらい部屋数を多く間仕切りすると4.5帖など部屋が狭くなり、リビングも多少大家族では狭く感じることもあるでしょう。分譲であれば小さな部屋の壁は取り払ってしまいリビングや他の部屋を広くし、将来的に家具などで間仕切り、部屋数を増やすという使い方も可能でしょう。
100平米のマンションの広さ換算:帖・畳・坪
ここまで部屋などの広さは帖(畳)でご説明してきましたが、平米と坪、帖(畳)換算がわからないのでピンとこないという人もいるのではないでしょうか。100平米を一旦、坪や帖(畳)換算してから部屋に使われているスペースを引いたほうが部屋の広さがわかりやすくなるでしょう。
100平米の帖(畳)数
ポータルサイトなどに表記されているもので坪数を帖(畳)に換算すると、60坪(198.34平方メートル)で約120帖(畳)、75坪(247.93平方メートル)で約150帖(畳)程度です。100平米(平方メートル)を帖(畳)換算すると30.25坪となり約64帖(畳)の広さということになります。
100平米は何坪か
100平方メートルと表記されている間取りを坪換算するには、「平米数×0.3025」で計算します。100平方メートルなら100×0.3025で、30.25坪の広さということになります。
100平米のマンションの広さ:畳サイズ
帖(畳)という表現も、畳のサイズが違えば思っていたより広い(狭い)ということも。畳のサイズは帖(畳)表現では大事なポイントです。ここでは、マンションやアパートなど賃貸物件で使われる代表的な畳のサイズ2つをご紹介します。平米表記されている見取り図からその畳がどんなサイズの畳なのかを計算して、具体的な広さの目安とすることもできるでしょう。
畳の種類:江戸間
ここまで何帖(畳)という部屋の広さでも換算表記をしましたが、この畳のサイズというのは地方やマンションなどの集合住宅サイズ、古い日本家屋のサイズなど様々です。代表的なものはありますが、地方によっても大きさがまちまちであることも。一般的な畳のサイズとして江戸間があり、その大きさ・広さは2尺9寸×5尺8寸(880mm×1760mm、1.5488平方メートル)となります。
畳の種類:団地サイズ
江戸間より少し狭いサイズの畳で団地サイズというものもあります。マンション・アパートなどはこの団地サイズであることが多いようです。その広さ・大きさは2尺8寸×5尺6寸(850mm×1700mm、1.445平方メートル)となります。
100平米のマンションの広さ:住居スペース
マンション全体の床面積が100平米あったとしても、その全てが部屋に使えるわけではありません。キッチンであったりバス・トイレ、廊下などはどのくらいの面積を占めているのでしょうか。一般的なバス・トイレなどの共有部分の広さを知ることで、100平米のマンションではどのくらい部屋として利用できるのかを予想できます。
トイレや廊下など目安
100平米のマンションといってもその広さすべてが部屋であるわけではありません。100平方メートルのうち、バスやトイレ、廊下やキッチンや洗面台などの共有スペースなどに使われるのは13平米くらいと目安をたてておきましょう。
居住スペースの帖数目安
100平米から共有で使うバス・トイレなどを引いた87平米が居住スペースの目安となります。しかし、ここにさらに収納が含まれているので、実際ベッドや机など家具を置けるスペースは更に狭くなるでしょう。これはあくまでも目安です。実際はもっと玄関が広いマンションがあったり、収納がたくさんある間取りであったりと変わってきますのであくまでもだいたいこのくらいという目安にとどめておいてください。
100平米のマンションの広さ:何人暮らし用?
100平米のマンションは部屋数にしたら2つか3つ、多い場合は4部屋となる場合もあります。一人暮らしではそんなに部屋があってもそうそう使い切れるものではありません。100平米のマンションに何人で住むかという目安は部屋数によります。例として、一つの部屋を夫婦で、子供部屋とお年寄りが同居しているご家族でも100平米のマンションならそれぞれゆったりと自室を持って生活することができそうです。
100平米のマンションの広さ:新築の割合
100坪のマンションというとかなり広い方に入りますが、これが戸建ての新築物件であるとどうなのでしょうか。1年で建てられた新築物件の床面積から、どのくらいの広さの住宅が人気なのか見ていきましょう。家族数人で住む場合、マンションが良いのか戸建てが良いのかという参考にもなるのではないでしょうか。
平成23年の新築物件の割合は
戸建ての新築物件の場合、家族で住む人の購入が多くなりマンションよりも広い物件が人気です。平成23年度の新築一戸建て物件の総数の中で100平米~149平米の広さの家を建てた人は38%程度の割合になります。100平米は、家族がおり一戸建て物件を建てる場合には人気の広さということができるでしょう。もちろん、一戸建ての場合100平米は床面積になりますので2階建て物件も多く、マンションよりも1フロアの広さは狭く感じることでしょう。
100平米のマンションの広さ:賃貸か分譲か
戸建てだと庭や防犯に心配があるという人もいるでしょう。マンション派だとしても、そのマンションを賃貸するか分譲を買うかという選択肢があります。100平米という広いマンションならなおさら悩むことになるのではないでしょうか。考え方の一例をご紹介します。
ずっと住むのか一時的に利用するのか
100平米のマンションは4~5人の家族で住むのに適した広さの物件であるというお話をしました。賃貸か分譲かを迷ったときに頭にあるのは「終の棲家にするか」「この先の転居を考えているか」ということの2択ともいえるでしょう。
マンションなら分譲か
今は子供もおり家族の人数が多くてもいずれは夫婦二人になるということも頭に入れておきましょう。そのとき、このマンションが売れるのか?と考えたとき古いマンションならリフォームをしても売れるまで大変なことも・・・。住み替えを考えているのであればマンションは分譲よりも賃貸にしておき将来は気軽に転居できるものを選んだ方がよいということもあります。
住居に余裕があれば貸すことも
しかし、将来子供が別に家を建てて同居するなど住居に余裕が出たばあい、分譲マンションを貸し出して不動産収入で老後の生活費の一部を・・・ということも考えられます。駅チカであったり、日当たりが良かったりと便の良い物件であれば中古マンションだとしても賃貸で借り手には困らないということも考えられます。マンションは賃貸か分譲かというのは、将来の住処をどうするのかということを十分考慮して決めた方が良さそうですね。
まとめ
100平米のマンションの広さ、平方メートルの広さを帖(畳)や坪に換算してご紹介してきました。いかがでしたでしょうか。平米ときいてもピンと来なかった人でも帖(畳)や坪換算だとイメージがつきやすかったと思います。一人で住むのには少し大きすぎるマンションですが、家族の人数が多い人でもゆったりと住めるサイズの間取りがとれる広さということもわかりました。4人暮らしのご家族ならば100平米を目安にして戸建てや賃貸の物件探しをしてみるのもよいでしょう。
部屋の広さが気になる人はこちらをチェック!
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