インナーダウンは、新たなメンズスタイルを確立する
ダウンとはすなわち、羽毛のことを指します。羽毛を中綿の代わりに使用したいわゆる「ダウンジャケット」は、メンズやレディースに関わらず多くの人が着用しているのはご存知の通りです。昨今は、アウターではなくインナーとして使用できるダウンジャケット、いわゆる「インナーダウン」の人気が高まっているのです。
インナーダウンは、ダウンの特性を生かした名アイテム
インナーダウンがどうしてここまで人気が出てきたのかと言うと、ダウンの持つ特性を上手く利用したアイテムであるからだと言えます。ダウンは軽く、そして保温性に優れています。これまではダウンジャケットを半そでや長袖のシャツの上から羽織ったり、あるいはジャケットの上からコート代わりに着込むということが当然でした。しかし、コレを逆転させることで、保温力が一層高まると言うわけです。そういった意味で、インナーダウンはダウンの特性を生かしたアイテムだと言えます。
いつまで使える？
インナーダウンには、主にジャケットタイプとベストタイプの二種類があります。ジャケットタイプは秋口から春先までが限界でしょう。ベストタイプは、ダウンベストと同じように半袖のボタンダウンシャツや半袖Ｔシャツの上から羽織ることで夏も使用可能です。つまり、極論してしまえばインターダウンは季節を問わず使用可能なアイテムだと言えます。
インナーダウンは一過性の流行ではない
インナーダウンは、いまや定番アイテムの一つとなっています。先述のようにダウンという素材そのものが利便性が高く、季節を問わず利用することの出来るアイテムだからです。さらに、近年では夏のクーラー病に悩まされる人も多く、インナーダウンを日常的に使用しているという人も増えています。
インナーダウンは定番のアイテムである
インナーダウンは登場して日が浅いアイテムですが、今ではダウンジャケットよりも使用しているという方も多いです。ダウンジャケットの場合使用用途が「アウター」1択ですが、インナーダウンは名前の通りインナーという使い方以外にもアウターとして使用する事が出来るのでコーデの幅が極めて広いのです。では、次におすすめのコーデについてお話していきます。
インナーダウンおすすめのメンズコーデ１
スーツなど、ジャケットと共に着こなす
長袖や半そでのシャツにネクタイを締め、その上からインナーダウンジャケットやベストを着て、フォーマルスーツなどのジャケットを羽織るというコーデはスーツで行動するビジネスマンの間ではもう定番ともいえます。こうするとコートが無くてもかなり暖かく、分厚い冬用のスーツの上から何かを羽織るため着込みすぎがちになる冬にはかなりありがたいです。
注意点：ジッパータイプは、ダメ
インナーダウンは、中にはジッパータイプのものもあります。このジッパータイプをスーツの下に着てしまうととたんに野暮ったくなり、キレイな見た目が台無しになってしまいます。ですので、ジャケットスタイルにインナーダウンを合わせる着こなしの場合には、必ずボタンで留めるタイプのインナーダウンを選びましょう。
インナーダウンのおすすめメンズコーデ２
ノーカラージャケットとして使用する着こなし
ノーカラージャケットも、最近のトレンドです。インナーダウンは、通常のダウンジャケットと比較するとカラーがありません。インナーとして使用する事を想定したアイテムなので、襟があっては邪魔なのです。ですのでコレをアウターとして使用すると、ノーカラージャケットとしても使用できます。画像のようにパーカーはもちろん、長袖のシャツと合わせるとカーディガンのように使用できます。半袖のシャツならベストのタイプが良いでしょう。通常のノーカラージャケットと比較するとはるかに軽いので、着こなしやすいです。
冬にはキビシイ
インナーダウンは、通常のダウンジャケットと比較するとかなり薄手です。ですのでこのスタイルは真冬には不向きだと言えます。涼しくなってきた秋か、あるいは春先がオススメですね。ダウンは確かに保温力に優れた素材ではありますが、それにも限度があります。それを見誤ると、風邪を引くことになるので注意しましょう。
インナーダウンのおすすめメンズブランド１
フィデリティ
フィデリティは、メンズブランドの中では特にコートなどで有名です。ｐコートやダッフルコートなどが定番ですね。そんなフィデリティが作るインナーダウンは他社と比較すると、縫製面などで安心感があります。ダウンは、インナーやアウターなどに限らず縫製の隙間からダウンが出てきてしまうことが多々あります。しかしフィデリティのものは、コレまでのノウハウを生かした完璧な縫製でそのようなトラブルを解消してくれているのです。
セット買いでおトクになるかも
インナーダウンを販売している有名ブランドの殆どは、アウトドア系です。フィデリティのように、チェスターコートなどフォーマルでも使用できるようなアイテムを販売しているブランドがインナーダウンを販売しているということは稀です。ですので、購入の際に同ブランドとあわせて購入すると値切りやすくなったりします。業界では「セット売り」と呼ばれ、特に高価なコートなどとあわせて購入を考えている旨を伝えると半値になることすらあります。
インナーダウンのおすすめメンズブランド２
モンベル
モンベルは、アウトドアブランドの中では定番とも言える位置にあります。それで居て値段は1万円前後と、名のあるブランドと比較するとかなり安い部類です。それで居てかなり丈夫という点もあります。仕事用のスーツなど以外にも、デニムシャツのような厚手の長袖シャツの下に着るとアウトドア感を演出するコーデも可能で、モンベルのインナーダウンにはもってこいなスタイルです。
アウトドアブランドが狙い目
モンベルのようなアウトドアブランドなら、良質なインナーダウンが安い価格で手に入ります。「見た目がかっこいいものが良い」という場合には、アウトドアブランドのダウンは光沢のない物が多いので不向きかもしれませんが「少し肌寒いときに羽織りたい」程度のものでしたら価格的にもちょうど良いです。特にモンベルは、専門のショップ以外にも街の服屋さんで取り扱っている場合もあるので手に入りやすいです。
インナーダウンのおすすめメンズブランド３
ロッキーマウンテン
１９６０年にアメリカで誕生したブランド、ロッキーマウンテンもアウトドアブランドとしては非常に有名です。肩にレザーヨークを施したマウンテンパーカーやベストは、アメカジ好きであれば一度は目にした事があります。そんなブランドのインナーダウンは、他社と比較すると３万円前後とかなり高額です。しかし、その値段に見合った上質な質感は、どのようなスタイルでも合わせられます。画像のベストタイプであれば、半袖のシャツと合わせると夏にも使用できます。
インナーダウンベストの着こなし
ダウンベストと言えば初夏や秋口に「半袖だけは肌寒いが、かといって長袖を着るには暑すぎる」というときに便利なアイテムです。しかし、ダウンベストを着ていると一度は「救命胴衣みたいだな」といわれてしまうものです。ですが、インナーダウンベストならば問題ありません。そこまでモコモコしているわけではなく、さらにデザインもジレのような形のものも多いので、より「ベスト感」を演出したアイテムだからです。インナーダウンベストは、これまでダウンベストに手を出せなかったという人にはたいへんおすすめできるアイテムです。
インナーダウンのまとめ
今回は、インナーダウンについてご紹介しました。登場して間もない頃はそこそこ値段の張るアイテムでしたが、今では1万円前後のものから数万円以上するものまで様々あり、その用途の幅も広がっています。私服として休日を楽しむためのアイテムとしてはもちろん、オフィスの効き過ぎたクーラーから身を守るためのアイテムとしても非常に有効です。利便性が非常に高く、そして我々の健康を守るためのアイテムとしても非常に有効なインナーダウン、ぜひ一度お手にとって見てください。
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